某方の素敵似蔵本通販依頼したときに添えたもの。
久しぶりにコピック。
以前描いて載せた似蔵との違いに自分で驚いた。
何と言うか、表情がやたら柔らかくなってる。もう人斬りの顔じゃないよ・・・・恋する乙女の顔だよ?!
好きキャラが乙女化していくのは腐女子の宿命なのかもしれないけど、似蔵はオッサンだから良い。
いい年したのオッサンがポエミーな独白を大真面目にかまし、年下の情緒不安定を絵に描いたような我侭気ままなオチビの下で、身も心も捧げきり、絞り尽くして果てることのみを切望している。
炎に飛び込む蛾のように愚かで憐れで卑小な姿。
なれど、胸が締め付けられるほどに純で一途な心根。
高杉を『強烈な光』と認識し、高杉のみを指標として命を燃やすことを選んだ彼。
後天的な全盲である彼にとって、『光』とは信仰にも似た絶対的価値であったに違いない。
『全身が目玉』『不自由はない』と豪語したところで、彼が終わらない闇の監獄で過ごさねばならないという事実は1ミリたりとも揺るがないのだから。
報われること(礼の一言、親しげな笑顔、少しの信頼と情)を一切求めることなく、ただただ己の信じる者のために一振りの剣となり続けた。