ンドゥール 救世を求める盲人 


曹牙がただでさえ手が回ってないサイトに無謀にも新コンテンツ作るきっかけになった男。

オフィシャル

ポジション
純粋なる(そして誰よりも熱心であろう)DIO信者。
彼のためだけに生きて死ぬくらいの心意気。ただしヴァニラとはかなり雰囲気が違うのは性格の違いもあるが、何の見返りも求めずただDIO様のためにと望みそこにエクスタシーを感じるヴァニラと異なり、救いという抽象的なものを求めているからかもしれない。

スタンド
ゲブ神
エジプト9栄神の一人。水を操るスタンド使い。シンプルだが相当強い。

職業
人殺しに慣れているようなのでおそらく殺し屋。

年齢
年齢不詳。若いようにも結構いってるようにも見える。

ファイトスタイル&特技
遠距離攻撃型スタンドを用い、離れたところに腰掛て、地面に立てた杖を耳に当て敵の動きを察知してかなり正確に攻撃。
盲目だが、異常なまでに発達した聴覚と触角でそれを補う。ただし歩行には杖が必要。肉弾戦は無理なようで、本体が見つかるとかなり致命的。

外貌・身体的特徴
身長
:かなりの長身。承太郎よりは低い。
体重:運動して鍛えるタイプにも見えないがかなりガッチリとした筋肉質。肥満とは程遠いがそれなりに重そう。
眼色:両目ともに全盲であり、漫画では完全な白目。アニメでは薄灰色に黒目部分が濁っている。
    某南斗の勘違いどMと異なり心眼は開いていないようだ。
髪色:黒。
髪質:硬毛。激しく立った前髪と、大工さんっぽい角刈りが新鮮。
肌色:褐色。どうやら生粋のエジプト人らしい
顔立:漫画ではかなり男らしい眉と厳つい鼻の持ち主。そのくせ受けくさい。アニメの彼は美人度アップ。受けくささもアップ。
服装:ねじり鉢巻っぽいオフホワイトのバンダナ
    白青の細いボーダー柄のベスト
    モスグリーンのインナー(タンクトップ?)
    チャコールグレーのゆったり目のパンツ
    パンツよりやや濃い色のマント(暑さも寒さもそこそこ凌げる砂漠の必需品?)
    安全靴っぽい編み上げブーツ(サンダルじゃないのが意外)
    柄の部分に宝石を細工を施した杖(これまた意外。個人的に彼は質実剛健というか、贅沢に興味がなさそうだから)  
 
性格
沈着冷静。
飄々として感情を制御する術を心得た大人。
誇り高く筋を通すことを重んじる。DIOへの忠誠=仲間や主君の情報をゲロしない 自分を負かした相手への敬意=自分のスタンドについてだけ語る など、自分なりの筋を通して最後はきっちり自害。潔い。
それでいて実はかなりめのことにコンプレックスを持っている。

活躍
砂漠にて花京院を失明させアブドゥルに負傷させ、あの承太郎を苦戦させた。

最期
ブン投げられて飛んできたイギーの対処をしている間に承太郎に背後を取られ、スター・プラチナの強烈な一撃を喰らって吹っ飛ぶ。アニメでは吐血して相当苦しそうだったことから、胸骨まとめて数本いったとと思われる。
DIOについて語ることを拒み、自身のスタンドに頭を貫かせ自害。
誌の間際に承太郎に語った言葉が印象的。承太郎も彼の持つ決して相容れること敵わぬが、ある種崇高な精神と誇り高さに敬意を表し、砂漠に杖を墓標とする墓を作ってやった。
リタイヤするだけで明確に死んだキャラの少ない三部悪役の中できっちり死んだキャラ。

妄想設定

ここからは激しく曹牙妄想ワールドです
 独断・偏見・捏造
全開です。
 承太郎戦でンドゥが死ななかった設定とか作ってます。


家族
現在独り身一人暮らし、改める気ゼロ。結婚願望もゼロ。というか、人並みの暮らしをする自分など夢想だにしていない。
DIOに拾われてからは、彼の命令でDIOの館で暮らすも、個性的過ぎる住人に内心かなり戸惑っている。

人生経歴
0歳:とある片田舎の小さな村で、極普通の両親の間に長男として生まれる。
   貧しい国の貧しい地域の貧しい村でも格別貧しい家。それがンドゥの生家。
   良心は貧しさから抜け出すために、村にひっそりと、だが連綿と伝わる儀式の供物に息子を差し出すことを長に申し出る。
   その儀式とは、一人子が4歳になった日に毒を飲ませ、苦しみの内に祟り神に捧げるというものだった。

4歳失明
   約束の日、ンドゥールは母親によって薬を飲まされ、儀式のための建物の地下に一人繋がれた。
   高熱を出し三日三晩苦しみ抜いて召されるはずだった幼子は、どうしたわけかその視力だけを神に捧げて生き延びた。
   『なり損なった生贄』『村の恥』『罰当たり』。光を失い怯える幼子に、周囲は労わりの言葉ではなく罵倒を投げつけた。
   むろん治療など一切なされず、彼は4歳にして忌子として半幽閉される。熱で駄目になって見処置のまま放置された視神経の
   ために時折酷い痛みに襲われるようになる。
   
   
   飢饉
   彼が失明してすぐに村は凶作で深刻な飢饉に陥る。迷信深い村人たちは、彼をいよいよ「不吉の兆し」と見なし完全に差別。

   隔離
   村人の目や、彼らによるリンチを恐れた父と、「疫病神」を産んだと彼を疎むようになった母により完全幽閉状態に。
   幼い彼は当初不安と恐怖から泣いてばかりいたが、子供特有の旺盛な順応力を見せる。
   しかし両親は決して彼を家から出そうとはしない。彼が外出できるのは、祖母が両親の目を盗んで夜中の散歩に連れ出してくれ
   る時だけ。

5歳ゲブ神発現
   一人ぼっちで閉じ込められて暮らす彼は、ある日自分の身体から不思議な水が出ることに気づいた。
   それからというもの、彼はその不思議な水を操ることで暇を潰して過ごすようになる。
   大好きな祖母にそれを見せたところ、「絶対に他の人間の見ているときにその力を使ってはならない」と釘を指される。
   「異分子は排除される」という言葉の意味はよく分からなかったが、祖母の言葉に素直に従い、皆が寝静まった夜中にだけ遊ぶ。

6歳祖母死去
   暗闇の中、完全なる孤独を知る。
   自分には価値がない、誰も認めてくれないという終生消えない思いを自覚したのもこの頃。

7歳スタンド能力露見
   ある夏の日、あまりの蒸し暑さにゲブ神で涼をとっているのを母親に見られる。
   母親は息子を「化け物」と罵り、精神を病んでいった。彼に対する隔離はますます厳しくなり、時として暴力をも振るわれるように
   なる。ヒステリックな母親と、全てに疲弊した父親は頻繁に諍うようになる。
   
   両親殺害
   夜半自分のことで互いを口汚く罵る両親の声で目覚め、気がついたらゲブ神で彼らを殺していた。
   コレが彼の人殺しデビュー

7〜12歳村で一人暮らし
   幼くして両親を失くした彼を放置することもできず、気味悪がりながらも村人が少しづつ生活を援助。
   皮肉なコトに、疫病神を怒らせては災いが起きるという迷信が彼の生活を支えていた。
   もともとの勘の良さ、他人に甘えない(甘えられない)下地、2年間磨き続けたスタンド能力のおかげで、杖を片手にそこそこ
   自立した暮らしを営む。
   蔑まれ疎まれること以上に哀れまれることに屈辱を感じる性格はこの頃から。

12歳:家出
    施しを受ける暮らしに嫌気がさし、両親を殺したのと同じ蒸し暑い夜そっと村を後にする。
    疫病神が自発的にいなくなったことを喜ぶ者はいても探す者はいなかった。以来、彼は故郷には帰っていない。帰る気もない。

    犯罪デビュー
    空腹を感じ、スタンドを使って食糧をかっぱらう。
    あちこち放浪しながら、必要に応じて盗みを働く暮らしが続く。
    孤独で不安定な日々ながら、哀れみと嫌悪と恐怖の入り混じった腐臭を放つ視線に晒される村での暮らしよりマシだと思う。

13歳:殺人デビュー
    盲目の彼に絡んできたチンピラ三人を瞬殺。
    恐怖も罪悪感も何も感じない自分を知る。そして母が村人が自分を「化け物」と呼んだことの正しさを理解した瞬間。
    以来殺しを生業として漂うように生きる。

24歳:目の治療に失敗
     纏まった金を持って大きな病院できちんとした治療を受ければ目が治るかもしれないと考え、迷った末手術を受ける。
     盲目であることにさほどコンプレックスはなかったが、もしコレで治ればスタンドを封印しカタギの暮らしでもするかと心のどこ
     かで思っていた。殺しに躊躇いはないが、別に殺人悦楽症でもないからそういう意味で足洗うのは難しくない。
     が、手術は失敗。ほんの一週間ほどは瞼の裏で光が映ろうことを感じることができたものの、「見る」ことは叶わなかった。
     そしてそのかすかな光すらも日が経つごとに失う。
     さほど期待していなかったものの、赤の他人に身体を弄くられた上に人生二度目の(今度はしっかり記憶に残る)擬似失明。
     いい感じにやさぐれる。どう足掻いても自分にまっとうな人生などありえないと悟った。

     DIOとの出会い
     鈍痛の残る目と倦怠感の残る体を杖に預けるようにして一夜の宿を求め裏通りを歩いていた時、異様な空気を纏う男と出会う
     「おまえの力が俺は欲しい。俺にはおまえが必要だ」
     その声に、言葉に「運命」を感じDIOに忠誠を誓う

     DIO屋敷に居候
     有無を言わせぬ迫力でDIOの家で暮らすことに。
     個性的過ぎる住人たちに翻弄される受難の日々が始まる。
     アイスに一方的にライバル視され靴の中に腐ったバターを入れられたり、ダービー兄弟に何故か好かれ、超・我侭なテレの
     リャン面嫉妬に巻き込まれ、ホル・ホースに馴れなれしくされ、ラバダンに玩具にされる日々。DIOはソレ見て嗤うだけ。

25歳:承太郎にシバキ倒される※ンドゥ死ななかった設定
     死を賭して承太郎と戦い敗北。
     命乞いする気も仲間や主の情報を語る気もサラサラなく、自害しようとするも承太郎に止められる。
     承太郎にDIOとはまた違った意味で惹かれるものを感じる。

26歳:ホル・ホースとコンビ(強引に)結成     
     DIOの死後抜け殻のようになっていた彼のもとにある用件でホル・ホース現れる。
     「おまえ、俺と来い」の一言で、強引にコンビを組まされ当たり前のように同棲する羽目に。しかもそこには既に先住民が
     いたりした。
     どうせ相変わらずの殺し屋稼業かと思いきや、ホル・ホースの新指針で人探しやらブツの奪還やらの何でも屋。
     ダービー兄弟やラバダンが遊びに来たりとなかなか愉快な日々を過ごしているようだ。

年齢
承太郎戦時25歳

特技
盗聴:異常なまでに発達した聴覚で様々な話し声を聞き分ける。
    ラバダンの喘ぎ声やらヴァニラのヤバイ独り言やら人形と語るテレの声など、聞きたくないものまで容赦なく拾う。諸刃の剣。
家事:幼少期から半一人暮らしだったため、一通りのことを盲目でありながらソツなくこなす。
水芸:殺しの仕事がない時の副収入。

外貌
身長:185cm(ホルよりデカイ。DIOより小さい。ココ重要)
 
体重:80kg(かなり筋肉質)
   
眼色:もともとはターコイズブルーだったが、わずらってからは薄いグレーに濁る

髪色:真っ黒

髪質
:剛毛というか硬毛。前髪で豆腐貫通できる

肌色:元はオレンジがかった褐色。しょっちゅう表フラフラして日焼けしてるためコーヒー色に日焼け
    
肌質:サラサラした質感の乾き肌。あまり傷はないが、マジシャンズレッドによる火傷はケロイド状に残った

体臭:薄い。ダニエルによると「砂漠の砂の匂い」

体毛:実は濃い。腕げ脛毛は普通より薄いくらいだが、脇とギャランドゥは濃い。硬い。縮れの少ない直毛タイプ
 
乳首:未開発。色素沈着少ない

マラ:標準サイズ。使用頻度は少ない(流石に童貞ではない)

尻:今のところ未経験。ま、じきにね

服装:オフィシャル服の他にも着替えが何組かあるが、基本的に服飾に拘る性質ではない。
    清潔なものを無難に着ていればよしというたいぷ。間違ってもヴァニラやテレンスのような奇抜なものは着ない。
    ゆったりとしたシンプルな着衣を好む傾向がある。パジャマは下はスゥエットの上は裸。

性格
冷静沈着
多少のことでは動じない。感情の起伏そのものが小さいこともあるが、人に弱味を見せることを厭う故でもある。

軽い人見知り
初対面の相手を警戒する向きが強い。大勢の人間と賑やかに騒ぐことが出来ない。

強がり
とにかく人に弱味を見せたくない。心身にダメージを受けても、極力顔に出すことなくその場を切り抜け、一人傷を癒す。

コンプレックス
盲目であることなどくにならないと豪語しながら、実はかなりコンプレックス。見えないこと自体よりも、そのことでメチャクチャになった
家庭、一人ぼっちになった身の上、カタギで生きられなくなった自分、そういうことへのコンプレックス。

強い依存心
一人きりで生き抜いてきた彼にとって、DIOの存在は価値観を根底から覆すほどの衝撃。
反動で強烈な依存心が芽生える。ただし彼の「依存」は「甘え」という形ではなく「忠誠」という形をとる。
DIOに信頼されること=己の価値と位置づけ、己の存在理由をここにのみ見出す。
自己評価(能力に対するものではなく、存在そのものに対しての)が極端に低いため、ヴァニラのように積極的に「DIO様ぁぁぁ〜〜」にはならない。実は密かに羨ましかったりするのは秘密。

名シーン
承太郎に背後取られてからぶん殴られるまでの一連のシーン
原作もだが、アニメ版でのここの描写最高。撒き戻して10回以上見た。
何ともいえない張り詰めた緊迫感。
ゆっくりと倒れてゆく杖。一瞬で決まった勝負。
多分彼はことここに至ってしまっては、己が承太郎に勝てないことを悟っていたと思う。
それでも逃げなかった。もちろん命乞いもしなかった。さらには戦いを放棄することすらしなかった。
最後の最後まで諦めず戦い抜き、万に一つの勝機にすがった。それは全てDIOへの忠誠故。たとえ承太郎を殺せなくとも、自分が殺されようとも、手傷の一つでも負わせて遣れば、それだけDIOに有利になる。そんな悲壮な覚悟を感じる。

マジシャンズ・レッドで火傷
あんな高熱でけっこうな範囲を焼かれたら相当痛い。自分、子供の頃線香花火を誤って足の上に落としたことがあるが、ものごっつアツ痛かった。でも彼は至って冷静。傷から相手を特定。達成感で笑う。プロだね。

死の間際に承太郎と交わした会話
恐らくはかれの本音を全て吐き出しきった言葉の数々。
「死の恐怖なんかなかった」と彼は言う。実際そうなのだろう。何故ならば、彼は己に「生きている価値」を見つけられなかったから。
生きる価値がない者ならば死んでも構わない。妙にピュアなところのある彼ならば本心からそう思っていても納得がいく。
彼が怖かったのは死ぬことよりむしろ、意味もなくわけもわからず無価値なまま生きていることだったのではないだろうか?
目が見えないことも苦にはならなかった(文庫版では削られてる)と、出会ったばかりの承太郎に敢えて言うあたりに、むしろコンプレックスを感じるのは穿ちすぎだろうか?

またアニメ版ではこの二人、なんんだかとっても通じ合っている。
彼は承太郎に「初めて顔を見てみたいと思った男だ」と言う。自分を倒した男の顔が見てみたいという以上のものを感じた。
DIOとはまったく異質でありながら、彼に匹敵する「運命」の強さを持つ男に興味を持ったのだろう。
また承太郎は彼の墓の前で言う「誇り高い男だった。もっと早く出会えていれば仲間になれたかもししれない」と。
寡黙で感傷的な台詞はあまり吐かない承太郎にココまで言わせた男ンドゥール。承太郎は表現しないだけで決して感受性が鈍いわけじゃない。むしろ鋭いと思う。そんな彼だから、ンドゥールの根底にある孤独や哀しさが見えて、どうにかしてやりたかったと思ったのではないだろうか。またンドゥールは敵ではあっても卑怯な真似や醜悪な命乞いをしなかった部分で評価されたはずだ。

人間関係

対DIO
絶対服従。忠義一徹。むしろ己の存在理由。
「この俺の価値をこの世で初めて認めてくれた」って、どんだけ寂しい人生送ってきたのさ?と思った。
DIOに出会い、服従できる対象を持つことの安らぎに、ようやく安堵できたのでは?
DIOもンドゥに多少の興味がある。これだけの力がありながら、自己評価が極端に低い男。それでいて誇りは捨てず、舐めた態度とるヤツはスタンドでブチ殺して平然としている。生への執着はないのに、己を守るために躊躇わずに人を殺す。
いろいろな意味で矛盾しているくせに、妙に落ち着いて飄々とした男に興味を持ったから。

対ダービー兄
何故か妙に自分に構ってくる奇妙な男。
礼儀正しく紳士的でありながら慇懃無礼。盲目である自分に対し、さり気無く気を遣って来る態度が最初は鼻についたが、そこに同情や哀れみがなく、無論蔑んでもいないことを感じると強く拒めなくなった。
彼の見せる「優しさ」や「気遣い」は、「哀れな盲人」へのものではなく、対等の友人に見せるそれだと直感した。その「友人」たる自分がたまたま盲目だっただけ。そう思わせる何かがダニエルにはある。

対テレンス
やたらとハイテンションな執事。館の住人を常に叱り付け嫌味タップリに説教している。が、何故か自分には当たりがソフトで不思議に思っていると「あなたは常識を弁えた大人の男性のようですね」と感極まった声で言われる。ちょっと退いたが、苦労してるのだなぁと同情もした。
が、数日後にはテレンス自身が相当アレであることを知り引き攣る。
やたら懐かれただけでも辟易するのに、極度のブラコンであるテレンスに「随分兄と親しいようですね?」と氷点下の声音で囁かれ背筋に冷たいものを感じる。
テレンス的には兄もンドゥも大好きだから、自分が彼らの真ん中に座ってチヤホヤされるのは歓迎。が、自分が蚊帳の外でンドゥと兄が仲良くするのはもってのほか。可愛さ余って嫉妬5千倍。

対ホル・ホース
「なぁ、おまえマジに全然目ぇ見えねぇの?」会って間もなくそんなデリカシーのない台詞を吐いてきたホルに対する初印象ははっきり言って最悪。そこに憐れみがないのは認めるが、だからといっていい年の大人が他人の肉体的欠陥にそうもストレートに好奇心をぶつけるのは如何せん不躾だろうと、当然の感想を抱いた。
が、ホルはそんなンドゥの気持ちなどおかまいなしで構い倒してくる。めっちゃウザイ。なのに気がつけばいつもホルのペースに載せられてあちこち連れ回されていたりする。ンドゥ自身は意地でも認めないが、彼の行動範囲が広がり人との接触が増えたのは確実にホルのおかげだったりする。少しだけ、本当に少しだけだが「普通に人生を楽しむこと」を知った。それを教えたのがよりにもよって職業・殺し屋の女ったらしだったというのは何とも皮肉。

対ラバ&ダン
仲良し二人組みのイタズラっ子にとって、盲目のスタンド使いは興味の対象。しょっちゅう他愛もないいたずらを仕掛けられ、その反応を賭けの対象にされる。同情や無視よりはマシだろうと流しているが、酔っているときやトリップしているときのイタズラには洒落にならないものがある。ラバダンは兄に地獄の鬼のような目で睨まれ、皇帝向けられ、テレに手作りドール片手に正座で3時間説教されて、最後はDIOさまに踏まれればいい。

対:マライア
極普通の男に対するように明るく接してくる、どこにでもいるような小娘に戸惑う。
どうしてこんな娘が人を殺すのか?何が不満でこんなことをしているのか?と、結構本気で悩む。

対:ミドラー
姐さんと舎弟状態に気づいたときにはなっていた。何故か逆らえない。いろいろと優しくされて面映いのだが、どうしたわけかその手を払いのけることが出来ない。ホルとは別の意味でマイ・ペースで押しが強く、盲目であることを露骨に気遣われたりもするのだが、不快感を感じない自分が不思議。

対:デーボ
時々冷蔵庫から発見されてテレンスに説教されてる大男。たまたま触れた身体が傷だらけで驚く。この男も何かと辛い過去を背負っているのだろう・・・親に虐待でもされたのだろうか?それとも酷い事故にでもあって身体に多くの傷を残して社会から爪弾きされたのか?などと考える(そんな失礼なコトはむろん聞いたりしない)
無口な大男の奇行を生暖かい目で見えないけど見守る。時々脈絡なく抱きしめられるのも彼なりのスキンシップなのだろうと普通に受け入れる。

対:ヴァニラ
一方的にライバル視され困惑。DIO様を巡る寵愛仇と見做されても、DIOを至高の存在、魂の救世主と認識しているンドゥにとって、DIOを誰か一人が占有するなど考えられない。たまたまヴァニラの逞しい生足に触ってしまい(杖探し中とかにね)、その服装のセンスにビビる。



最後に!曹牙的萌えポイント!!

盲目。
これに尽きる。人でなし上等で宣言する。彼は盲目でコンプレックス強くて可哀想だからこそ萌えキャラなのだ!
杖を探して地面を手探る彼。可愛いじゃないですか。意地悪して杖隠して途方に暮れた顔見たいと思わんかね諸君?!
承太郎にぶん殴られて胸骨イカれて血反吐はいて痙攣する彼、セクシーだとは思わんかね!!!???