しゅーまさんから借りた『オフ・シーズン』のキャラ。
昔から気に入った小説の登場人物を想像するの好き。人様の夢小説のヒロインとかも、脳内で描いてる。

ケッチャム先生のお話面白い。文章上手い(プロの方に対して失礼だが)
重厚だけど読むの嫌になるほど長くはない。読みやすいけど薄くない。後にキッチリ残る。
そして猟奇シーンの心身ともにグロイことグロイこと。私はむしろ精神的にグロイというか残酷だと思った。
このマージーにしても、内気で怖がりな女性だったのが、異常事態のなかでどんどん逞しくなっていく(もともと秘めていた強さが表に出て行く)のだが、その過程で精神的に弱い女性を心の中で蔑んだり『勝手に一人で死ね』と見捨てる心を持ったりもする。
リアルだ。すごくリアルだ。
強い人間というのは、えてして弱い人間に対してど厳しくなる。女性同士だとそれはさらに顕著になる。私も女だからよくわかる。
もっとも、彼女は後にそんな自分を卑劣だと恥じているから救いはある。
彼女は非常に興味深いキャラだ。
冷静に生き延びる手段を考えながら、異常な空間で異様な興奮に捕らわれ、恐ろしく攻撃的になったり、興奮が醒めた途端恐怖に震えたり、恐怖しながらも再び生きるための強かな計算のもとに動いたり。
作中で恋人を撃ち殺した時、彼女は確実に一皮向けたな、と私は直感した。
短くアッサリとした描写で行われた一瞬の射殺。人は状況次第で1秒で変われる。変わってしまう。変わらざるを得ない。

ちなみに裸なのは、オパーイ描きたかったから。