漢方薬の威力

最初の漢方薬

自分が意識して使った最初の漢方薬は、葛根湯だった。
かぜのひき始めに飲むと、体を温めてくれるという評判で
自分も試してみたが、確かに体温が上がる。
漢方薬は、食前、食間に飲むというけれど、食後に飲んで全く
効かないかというとそうでもないようだ。
しかし、最大限の効果を引き出すには、空腹時が良いだろう。
本来、漢方薬は、お湯でぐつぐつと煎じて抽出する必要があるが、
最近は、エキスを顆粒や錠剤にしたものがあり、飲みやすい。

これも漢方薬

小林製薬のナイシトールについて効果があるのか気になり購入。
買ってみると、これも防風通聖散という漢方薬であることが分かった。
飲んでみると、腸を強制的に動かされる感じがする。
これにより、ちょっと酸欠を起すのか、大きな息をしたくなる。
しかし、運動した時の様な直接的な息苦しさや心拍数の増加はないので、
不思議な感覚だった。
自分の感想では、腸の運動を促進して便秘を治す薬という印象。
腸の運動を促進して、内臓脂肪を消費させる訳だ。
腸が有酸素運動するには、それなりの呼吸が必要な筈で、
呼吸法をマスターして挑みたいという感じの漢方薬だった。

治打撲一方

NHKの番組に出ていて、打撲や捻挫に効き、打ち身等で出来た痣も取ってくれ、
古傷が痛むような場合にも効果があるようなことを言っていた。
日本で生み出された漢方薬らしい。
怪我で腰を傷めた父にいいだろうと思って探したが、ネットでの情報では、
医師の出す処方箋がないと買えないものしか見つからなかった。
ツムラの89番が治打撲一方で、台湾からの逆個人輸入で入手可能らしいが、
法律的にどうなのか怪しいので、これは断念。
漢方を扱う薬局を当ってみたら、小太郎漢方製薬から、エキス抽出した
錠剤のシリーズが出ていて、その中に治打撲一方も含まれていた。
チーボックという名前の薬だ。
比較的強い薬で、体質により下痢等の副作用を起すことがあるという。
父に飲んでもらった感想を聞くと、防風通聖散(ナイシトール)と同じで
大きな息をしたくなるそうだ。
直接的ではないが、何となく痛みを取ってくれるようだと言う。
漢方薬は、主に体質改善とか、代謝等を活性化して生命力を持ち上げる
という意味合いが強いので、飲んですぐには効かないと言われるが、
私が関わった漢方薬は、比較的すぐに何かしらの効果が確認出来ている。

漢方薬の概念

漢方薬は、冷えと痛みに威力を発揮するものが多いようだ。
不老不死ではないが、老化(腎虚)に関してもかなり意識して研究されていると思う。
ただ、漢方薬の「気」の概念は、何となく分かるが、西洋医学的に見て
どういう作用なのか、私はまだ理解出来ていない。
自分の経験から、むくみなど体内の水を排出出来ないで滞ることを
水毒という辺りは、とても共感出来る。

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