
失われたモウセンゴケ自生地

小学生の頃、津島町御内にモウセンゴケの自生地があった。
記憶では、県道4号線(宿毛津島線) の道路脇で、高知方面に向かう時左側(東側)赤土の斜面だった。
馬の淵から、川沿いに峠道を進み、開けた御槙の集落に出る直前に急カーブがありその手前だったと記憶している。
現在の「池の駄馬」バス停までにあるはず。何度かその辺りを通ったが、見つからなかった。
御槙の集落周辺は道が新しく、バイパス工事が行われたようなので、県道4号線の旧道の分岐があって、
今は新道だから見つけられないのではないかと思い、分岐も調べたがそれらしい分岐点はなかった。
ふと、国土地理院のサイトで過去地図が調べられることがわかり見てみたら
1986年の地図には、記憶と一致する道路が存在し、
1996年の地図では、今の道路になっていることから、この間に工事があったことがわかる。

GoogleMapのストリートビユーでは、ここで旧道と交差している 。
記憶からしてここに間違いない。
モウセンゴケの自生地は、道路工事で失われたのだ。
旧道は、まだアスファルトが残っていて、苔が生えていることから見ても水分が多い場所だったことがわかる。

2023年8月撮影
新道の少し下で平行している旧道。橋とガードレールが見える。

2023年8月撮影
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