紙バンドによる小物入れ

はじめに

その昔、荷造りには紙バンドが多く使われていたが、現在ではプラスチック製のものに代わった。
当時母がその廃物利用として紙バンドを編んで買い物カゴを作り使っていたが、なかなか実用的だと思った。
東急ハンズで紙バンドを売っているのを見つけて、つい懐かしくなって当時作っていたものを
再現出来ないとか思い立った。
そして、おぼろげな母の記憶が甦り、作り方を教わることが出来た。
紙バンドを使ったバスケットの製作記事はWebで見かけるが、このように編んだものは見ないので
作り方を紹介する。

完成図

  →拡大写真

 この写真は何も処理していないが、
 ニスを塗って仕上げると、丈夫になり手垢などで汚れることを防ぐことができる。

基本となる編み目

 購入した紙バンドは、13本の幅だった、6本または3本に裂いて使用する。
 基本の編み方は以下の通り。ソテツの葉で作った手裏剣を思い出す(ちょっと違うが)
 写真の下側は、裏。

 

全体の構成と角と縁の処理

 おおまかに言って、下図のように構成することを想定し、側面の長さを確保して底面を編む。
 必要な長さは、編み上がった寸法の約3倍で余裕を持たせること。

 

 角は、三角形にする。

 

 縁は、余った部分を折り返して巻き込む。

 

 長さが足りなくなった場合は、編み目に差し込んで2重にして継ぐ。

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