リサイクルと環境問題

プラスチックのリサイクルマーク

ペットボトルについているリサイクルマークをよく見かけますが、
このマークが何番まであり、それぞれ何を意味しているのかを知りたいと思って
調べてみました。番号は、リサイクル資源としての有用性の順につけてある様です。

マーク プラスチック名 化学構造式
ポリエチレンテレフタレート
(ポリテレフタル酸エチレン)
高密度ポリエチレン
(硬質、結晶性線状高分子、低圧合成)
ポリ塩化ビニル
低密度ポリエチレン
(軟質、無定形分子、高圧合成)
ポリプロピレン
ポリスチレン
その他
(OTHER)

参考文献

日刊工業新聞社 「環境にやさしい包装」 三津義兼・原早苗著
ISBN4-526-03604-8 C3050 P2500E

ゴミ焼却とダイオキシン

ここからは、私見を述べさせてもらいます。

今や、ゴミ焼却は、諸悪の根源の様に言われています。
しかしながら、すべてのゴミ焼却が悪いとは思えませんし、焼却は家庭や学校で行なえる
ゴミを減らすための最も有効な手段です。
そこで、燃やしていいゴミとそうでないゴミをきちんと分別してはどうかというのが私の意見です。
問題となっているダイオキシンは、正式には、2,3,7,8−テトラクロロジベンゾ−p−ジオキシン
(2,3,7,8−TCDD)といい、化学構造式は以下のようなものです。
  
これを見て素人考えで思うことは、ベンゼン環を持つ有機化合物と塩素や塩化水素を遊離する物質とを
同時に燃やすことによって生成しいるのではないかということです。
少なくとも、紙とポリエチレンにいては、焼却しても問題ないものだと思います。
焼却炉の温度をダイオキシンが分解するだけの高温にすることは、家庭や学校では無理です。
専門の施設でも炉の隅々までその温度に上げるのは困難であり、ゴミ以外の燃料も
必要とするのではないでしょうか。
どういう組み合わせでダイオキシンがどれくらい生成されるのかをもっと調べる必要はないでしょうか。
ゴミ焼却について、問題になるのはダイオキシンだけではありません。
むしろ、直接苦情が出やすいのは、刺激臭や悪臭の原因となる物質です。
これらを総合的に捉えて、ゴミ焼却を積極的に考えるべきだと思います。

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