ソフトウエア・デジタル無線


概要

電波の受信状況を計る、安い万能受信機を探していたら、
最近は無線もデジタル化していて、2000円以下でUSBの受信機とフリーソフトで
ワイドバンドレシーバーが構築出来るとのこと。

受信機は、海外用デジタルテレビチューナーとして売られているものを購入。
USBチューナー: R820T2
A/Dコンバータ: RTL2832U
24MHz - 1.7GHz
アンテナ端子: MCXメス



Mac Book Air で Gqrx というソフトを使用。
Windowsでは、AirSpyを使っているのを見かける。

電波受信器なので、受信周波数を指定して同調させる。
デジタルなので同調した信号をA/D変換している。サンプリング周波数は2MHzくらい。
電波を基本的な変調方式(AM、FMなど)を指定して復調出来る。
ワイドバンドとはいっても、アンテナは、帯域に合ったものが必要。

Gqrx

・同調した周波数前後をFFTで視覚的に確認出来る。
・周波数をブックマーク出来る
・復調した音声信号は、そのまま再生可能で、WAVとして録音も出来る。

AMラジオ (540kHz〜1600kHz)

24MHzより低いので受信出来ない。

FMラジオ


2017年頃首都圏で広告されていた「ワイドFM (AMラジオをFMラジオとして放送)」も受信できた。

地上デジタルテレビ放送

デジタルでバンド幅が広いのでチャンネル境界を見てみた。
アンテナは、テレビアンテナを使用。



航空機のADS-B (1090MHz)

それっぽいスペクトルが見られる。


GPS-L1(1575.42 MHz)

別途GPSアンテナとアンテナ電源の供給が必要。
受信してもC/Aコードでスペクトル拡散されているので、ノイズの様に見える筈。
ラジオの様に同調周波数にピークが出る訳ではない。


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