表示制御基板コネクタ:
CN1:映像, 同期信号 入力
ピン番号 |
信号名 | 機能・規格・動作 |
1 |
RED | 赤 映像信号, 入力インピーダンス 75オーム, 0.7Vp-p |
2 |
GND | 接地 |
3 |
GREEN | 緑 映像信号, 入力インピーダンス 75オーム, 0.7Vp-p |
4 |
GND | 接地 |
5 |
BLUE | 青 映像信号, 入力インピーダンス 75オーム, 0.7Vp-p |
6 |
GND | 接地 |
7 |
Hsync | 水平同期信号, TTL, 負論理(負パルス) |
8 |
GND | 接地 |
9 |
Vsync | 垂直同期信号, TTL, 負論理(負パルス) |
10 |
GND | 接地 |
CN2:制御信号, 電源 入力
ピン番号 |
信号名 | 機能・規格・動作 |
1 |
GND | 接地 |
2 |
CLK | ドットクロック, TTL, 800 clock 1ライン(1Hsync)毎 |
3 |
GND | 接地 |
4 |
DE |
データイネーブル(表示データ有効・表示位置制御), TTL, 正論理 Hi = RGBデータ有効, Lo = RGBデータ無効, open時 5V MODE = HiでDE有効, MODE = Lo時はDE無効(Hi/Lo いずれでも良い) |
5 |
? |
不明, (15KHz時のフィールド入力か?) * PC-9821Np/Nfではopen, open時 = Lo, Hi にしても変化無しのようだ。 |
6 |
GND | 接地 |
7 |
MODE |
表示タイミングモード選択, TTL Hi = DE モード(DE制御有効) Lo(open) = 固定モード(DE制御無効, 規定の固定タイミング使用) * PC-9821Np/NfのHsync24/31KHzはDEモードで使用されている。 |
8 |
SCAN |
水平走査選択, TTL Hi = ダブルスキャン(Hsync 15KHz用) Lo(open) = シングルスキャン(Hsync 24/31KHz用) * Hsync 15KHz時Loで垂直が半分に潰れたワイド表示を上下に2個表示。 |
9 |
MASK |
上下マスクキング(上下非表示, 垂直表示開始位置制御), TTL Hi = 上下40ラインマスク(Hsync 24KHz用) Lo(open) = マスク無し(Hsync 15/31KHz用) * Hsync 15KHz時Hiで非表示(ホワイトアウト)。 |
10 |
? |
不明 * Hsync 15KHz時Hi/Loいずれでも正常表示。 * Hsync 24/31KHz時Hiで正常表示, Loで非表示(ホワイトアウト)。 |
11 |
GND | 接地 |
12 |
Vcc | 電源, +5V DC |
13 |
GND | 接地 |
CN3:バックライト制御, 電源 入力
ピン番号 |
信号名 | 機能・規格・動作 |
1 |
Vdd | バックライト電源, +12V DC |
2 |
Vdd | バックライト電源, +12V DC |
3 |
GND | 接地 |
4 |
GND | 接地 |
5 |
BRTC |
バックライト制御, TTL Hi(open) = バックライト点灯, Lo = バックライト消灯 |
6 |
GND | 接地 |
7 |
GND | 接地 |
8 |
Vdd | バックライト電源, +12V DC |
9 |
Vdd | バックライト電源, +12V DC |
10 |
GND | 接地 |
11 |
GND | 接地 |
PC WEEK ONLINE JAPAN 94.04.29 p1203
- 以下一部引用 - NL6448AC30-09は,アナログRGBインタフェースのフルカラー表示を実現した対角24センチのTFT液晶ディスプレイ。
入力信号モードの切り替えにより,640×400ピクセル,640×480ピクセルに加え,15.73KHzのNTSCの表示もサポートしている。このため,パソコン用のディスプレイとしてだけでなく,TVチューナを追加することによりテレビの表示も可能としている。 |
CN2は、Hsync/Vsyncの周波数により以下に設定する。
ピン番号 |
信号名 |
15.7KHz/60Hz |
24.8KHz/60Hz |
31.5KHz/60Hz |
31.5KHz/70Hz |
2 |
CLK | 12.588MHz |
21.053MHz |
25.175MHz |
25.175MHz |
8 |
SCAN | Hi |
Lo(open) |
Lo(open) |
Lo(open) |
9 |
MASK | Lo(open) |
Hi |
Lo(open) |
Hi |
10 |
? | Lo(open) or Hi |
Hi |
Hi |
Hi |
また、DE信号不要の固定モードは以下に設定する。結局 4,7 ピンは、open(何もつながない)でOK。
4 |
DE | Hi(open)/Lo いずれでも可 |
7 |
MODE | Lo(open) |
5インチ程度のパチンコ液晶の代わりにNTSCモニターとして使うには・・・・
NTSC(ビデオ)信号 to RGB変換基板があるとするならば、
・電源+5V DC, +12V DC, GNDを接続し供給
・R,G,B の各映像信号を供給
・Csync 複合同期を何らかの回路で Hsync, Vsync に分離、信号極性を負論理にして供給
・Hsync等から何らかの回路(PLL等)で Dot clock を再生し、供給
・NTSC信号が映るように、各種信号を設定
超手抜きコースの具体的接続は
・電源の+5V DCを、CN2-12へ, +12V DCを、CN3-1,2,8,9へ接続
・電源の-側(GND)を CN1-2,4,6,8,10, CN2-1,3,6,11,13, CN3-3,4,6,7,10,11へ接続
(半分くらい間引いて接続しなくてももいいかな・・・)
・映像信号 R:CN1-1,G:CN1-3,B:CN1-5 へ接続
・Csync 複合同期を CN1-7, CN1-9 に接続。論理の極性も気にしない。(これでも映る)
・12.5MHz近辺の水晶と74HCU04でドットクロックを作り、CN2-2ピンへ接続
・CN2-8を、数Kオームの抵抗を入れて電源+5Vへ接続
超手抜きコースの場合の所見(実験済み)
・ファミコンやビデオカメラのカメラ映像など、比較的安定している画像はきれいで結構見れる。
・水平方向は1ドット分のジッタがあり、左右への画像ずれ(ギザギザ)が見える。私的には許せる。
・インターレス信号のTVは等価パルスの影響で、画面が不安定でとても見られる画像ではない。
・等価パルスの無い水平同期をHsyncに入れたら、フリーランでもTVも見られる画像になった。
・よって特定用途以外では、バージョンアップしたくなるでしょう(^^;
写真は左から、スーパーファミコン,拡大ジッターの具合,動きのある絵 です。(クリックで拡大)
写真は左から、きちんとした水平同期信号でのTV画像2枚,CN2-8をLoにした場合 です。(クリックで拡大)
デスクトップPC用 640 X 480 ドット VGA専用モニターとして使うには・・・・
フィーチャーコネクターのあるビデオカードを装備しているならば、
・電源+5V DC, +12V DC, GNDを接続し供給
・R,G,B の各映像信号をモニタ用コネクタ(又はフィーチャーコネクタ)から供給
・Hsync, Vsync をモニタ用コネクタ又はフィーチャーコネクタから供給
・Dot clock をフィーチャーコネクタから供給
・31KHz信号が映るように、各種信号を設定
・必要ならMASK信号制御用スイッチを付ける
その具体的接続は
・電源の+5V DCを、CN2-12へ, +12V DCを、CN3-1,2,8,9へ接続
・電源の-側(GND)を CN1-2,4,6,8,10, CN2-1,3,6,11,13, CN3-3,4,6,7,10,11へ接続
・映像信号 R:CN1-1,G:CN1-3,B:CN1-5 へ接続
・Hsync を CN1-7, Vsync を CN1-9 に接続。
・Dot clock を CN2-2へ接続
・CN2-10を数Kオームの抵抗を入れて、電源+5Vへ接続
・必要ならCN2-9を間に数Kオームの抵抗とスイッチを入れて、電源+5Vへ接続。スイッチは通常切。
所見(未実施。これからやる予定。)
・フィーチャーコネクターの映像信号は75オームをドライブできるのかは不明。
・画面表示位置がずれるかも。調整は困難。ビデオカードのドライバが対応していれば可能ですね。
・起動時のBIOS画面等の日本語フォント未ロードの640 X 400ではMASKスイッチを切り替えないと、
余った下部に上部の数行が再表示される。
・周波数の違いを検知する回路でスイッチを自動切換えすればGood。
・よってビデオカードとの組合せが良ければバッチリでしょう。
・フィーチャーコネクターが無くドットクロックが取れない場合は、PLLでクロック再生して供給。
・フリーランクロックではどんな具合かNp上で水晶発振で実験したら、厳しい画面になった。
写真は左から、水晶発振でのジッターの具合,水晶発振回路,実験の様子 です。(クリックで拡大)