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Dead to Rights

GENRE アクション/シューティング/サードパーソン
PUB./DEV. NAMCO/NAMCO HOMETEK
RELEASE DATE 2002/8/19(アメリカ)
OUTLINE 多彩なアクションが魅力のアクションアドベンチャーです。格闘と射撃のスペシャリストである警察官・ジャック・スレイトは、犯罪組織によって殺人の濡れ衣を着せられます。彼は、死刑執行の直前に刑務所を脱獄、疑いを晴らすために犯罪組織のアジトへと単身乗り込み、拳銃やライフルなどの銃撃戦、パンチやキックなどの肉弾戦、相手に忍び寄り組み伏せる格闘戦など多彩なアクションで敵に挑みます。ナムコの米国法人・ナムコホームテック第1弾の本作には、ハリウッドのシナリオライターを起用した本格的なストーリーと、香港発のノワールムービーを思わせるような演出が施された全15の多彩なチャプターが用意されています。
GAME MODE NEW GAME 新たにゲームを始めます。元警察官のジャック・スレイトとして、全部で15あるチャプターを順にクリアしていきます。銃撃戦や肉弾戦、格闘戦で敵を倒しながら進んでいきますが、新たな道を切り開くためには敵を倒してキーやカードを手に入れなければならないことが多くなっています。銃(弾薬)やアーマーやヘルスは、置いてあるものや倒した敵が落としたものを拾って使うことができます。ただし、アーマーとヘルスは、予備を持ち歩くことはできません。セーブデータは10ヵ所まで作ることができ、セーブ自体はいつでも行えますが、セーブポイントはセーブした地点ではなく、数ヵ所ある区切りごとになります。
全15のチャプターは、以下の通りです。
Chapter 1 Last Call: 建設現場におけるチュートリアルです。ここで、さまざまなアクションを習得できますが、アクション数が多くて、1度ですべてマスターするのは難しいと思います。
Chapter 2 The Den of Iniquity: クラブ内のミニゲームから始まります。ジャックの友人のダンサーを右下から流れてくるA、Bなどの記号に合わせてボタンを押して踊らせるものです。最初だけあって簡単です。その後、ダンスホール、廊下、道路での激戦となります。実質的には最初のミッションですが、難易度は高めに感じました。
Chapter 3 Iron Point: 刑務所から脱獄するのに必要な酸をワークショップにいる男から入手するため、交換用のタバコ25箱を所内で集めます。最初に、バーベル挙げとパンチングボールを行います。バーベル挙げはゲージが2本あり、Aボタンを適度な早さで連打することで左のゲージの中央をキープし、右のゲージがフルになったところでBボタンを押します。それを3度繰り返すとバーベルが上まで上がります。3つの重さに挑戦します。パンチングボールは、AボタンとBボタンを交互に押し、パンチングボールを連打します。制限時間内に150回以上叩けたら成功です。こちらは簡単です。次に、BからDまでのエリアを回り、囚人たちと素手で戦い、彼らのタバコを奪います。ここでも、腕相撲のミニゲームがあり、要領はバーベル挙げと同じです。最後に、タトゥーからマップを奪ったら、刑務所内から脱出できます。更に、下水道、地下道での銃撃戦をくぐり抜けたら、本当の意味での脱獄となります。3時間ぐらいはかかるチャプターです。
Chapter 4 Black Orchid: 通りでの銃撃戦の後、カジノ内での銃撃戦になります。カジノの裏口から外に出た通りで、スナイパー3人などを相手にする銃撃戦になります。最初のスナイパーをあっさりと倒せなかったら、やり直した方がいいでしょう。ブラックオーキッド内は、中盤までが素手、イヴと出会ってからが銃撃戦です。イヴを倒されないように戦いますが、イヴも十分な戦力になります。建物から出たら、海沿いの通りでイヴを守りながらの銃撃戦です。ここでもイヴは強く、ある程度はまかせておいて大丈夫です。通りの端まで行き、チョウを倒したらクリアです。やはり、難易度が高く、3時間はかかるでしょう。
Chapter 5 A Late Goodbye: 始終、墓場内での銃撃戦となり、門を開けるためにレバーを作動させながら進みます。地上の墓場から、回廊、地下、広場(、地下、広場)、地上と進み、最後は正方形の墓場での中ボス戦となります。広場から地上に抜けるトンネルに入った際、再び地下に戻るとアーマーとヘルスが復活しているので、ぜひ利用したいところです。ここも難易度は高く、3時間はかかります。
Chapter 6 Mayhem Incorporated: このチャプターは、いわゆる"レール・シューター"です。すべて、自動的に動くヘリコプターに乗って、銃撃します。最初は、スタジアムのロビーの外から、イヴに襲いかかる敵を駆逐します。その後、爆弾を解体します。これは「ウッチャンナンチャンの電流イライラ棒」の要領です。棒状になった爆弾本体を右スティックで回転させ、ピンを左スティックで壁にぶつからないように移動させます。イヴと爆弾解体のセットを4回繰り返しますが、徐々に難しくなります。それが終わったら、テラスの敵を攻撃し、駐車場の敵を殲滅します。最後に、逃走しながら攻撃してくる敵車3台を破壊したらクリアです。それほど難しくはなくて爽快感があるチャプターで、1時間ほどで終わります。
Chapter 7 No Vacancy: ホテル内での戦いになります。レストランからスタートし、敵と戦いつつ、犬のシャドウを使って爆弾を探し出し、解体します。ロビー、劇場と同じことを、合計4回繰り返します。3階では、温度計が画面に登場し、温度計が満ちたらゲームオーバーになります。敵と戦いつつ、消化器で鎮火してフロア−の温度を下げます。4階でも同様のことを行いますが、ここではスプリンクラーも作動させます。5階では、敵と戦いつつ、グロリアを探し出します。彼女を見つけたら、彼女をかばいつつ敵を倒し、屋上をめざします。屋上では、火炎放射器で攻撃してくるボスとの戦いになります。実は、ボスの周りを円を描くように回りながら攻撃すると簡単です。難易度は高く、3時間以上かかるでしょう。
Chapter 8 A Boatload of Trouble: 港の倉庫街で、主に銃撃戦を行います。ドックからスタートし、倉庫、港、倉庫、港、倉庫、ドックと進み、チャプター最初のボスとなる対ヘリコプター戦を迎えます。ヘリコプターがリロードしている間に、ロケットランチャーなどで攻撃します。冷凍倉庫を何個か通過した後、チャプター2番目のボス戦となります。ここでは、スローモーションダイビングを駆使して戦います。その後、水の入った桶に吊るされ、それをしのぐミニゲームを行います。A、Bを素早く連打し、徐々に長くなる3回(10秒、15秒、20秒)をクリアすればOKです。その後も、延々と続く、倉庫や港での銃撃戦、格闘戦をしのぎきればクリアです。5時間近くかかります。
Chapter 9 A Billion in Bullion: プラント内で銃撃戦を行います。プラントの入口部分で戦った後、ドアのロックを解除すると、プラントのキャットウォークに出ます。これ以後は、3つのプラント内を階段で上下に移動しつつの戦いになります。3つ目にボス戦があり、スローモーションダイビングを駆使して戦います。ボス戦を終えると、地下トンネル内での戦いとなります。ここでは、岩棚をうまく利用して、ボンベで敵を一掃します。3時間ぐらいかかるチャプターです。
Chapter 10 Full Circle: チュートリアルの建設現場からという予想外のスタートになります。最初は素手ですが、すぐに銃を奪い、銃撃戦になります。行きつ戻りつしながら進めていくと、次のセクションに入ります。こちらも建設現場ですが、初めて見る景色です。ここも、行きつ戻りつ戦うのが正解です。スナイパーが2ヵ所数人現れますが、やはり、少し戻った場所からスナイパーライフルで狙撃したりします。少し進むとヘリコプターが現れますが、これも少し戻ったヘリコプターから攻撃されない安全な場所で、敵からAKMを補充しつつ戦えば簡単に撃墜できます。出口付近に陣取る敵も、かなり戻って倒せばOKです。2時間以上はかかります。
Chapter 11 Post Riot Syndrome: 再び、チャプター3の刑務所に舞い戻ってきます。もっとも、今回は刑務所は荒れ放題で囚人はおらず、ジャックも銃を持っての"凱旋"です。セル・ブロックB、セル・ブロックA、セル・ブロックC、メイン・ハブと回ってすべての敵を掃討し、ロビーに入るためのヒューズを集めます。ロビーでは、ディグスとの素手での格闘になります。4分の1ほどのダメージを与えると、ディグスは部屋にガスを撒き散らし、自らはガスマスクを装着します。このガスマスクを装着していないと、ガスにより酸欠となり、ライフが減少します。もっとも、ガスマスクは倒された方が床に落とすため、すぐに拾って装着すればOKです。いったん装着したら、ダイブの連続で逃げ回り、取られたら取り返してそれを繰り返します。難易度はそこそこで、3時間弱かかります。
Chapter 12 The Stash: 警察の倉庫で、GACのメンバーがヘネシーに連絡するのを阻止します。それが済んだら、倉庫内のGACのメンバーを一掃します。この際、もう1度、ヘネシーへの連絡を阻止します。その後、警察署内の廊下などで敵と戦いつつ、ミーティングルームで素早くキーを取り、地下へと進みます。最深部で目的を達成したら、警察署内から脱出します。比較的易しく、2時間ほどで終わります。
Chapter 13 Greed: ちょっとした基地のようなところからスタートします。その最も奥にゲート解除のボックスがあり、アサシンの声に反応します。そのため、アサシンを捕まえて、そこに連れていきます。ゲートのロックを解除したら、ゲートへと走ります。敵は次々と現れるため、近くの敵だけ撃破します。ゲートの先は崖の小道で、敵を倒しながら進みます。途中、右の枝道に進み、見張り所の敵をスナイパーライフルで一掃します。船着場でエレベーターのキーを取ってエレベーターを作動させ、地下へと進みます。地下は、部屋とそれを繋ぐ通路で構成されており、敵を倒しつつ、キーを取って新たな道を切り開きます。フューズでエレベーターを作動させ、ヘリポートへと進みます。ヘリポートでは、ピナクルとのボス戦になります。ピナクルに4回連続してパンチを出させると前かがみになるため、後から飛びつきA、Bボタンを連打します。すると、酸欠になってライフが減少します。彼に4回連続してパンチを出させるには、Yボタンを連打してダイブを繰り返せばOKです。自らは、彼に捕まるだけならA、Bボタンを連打すればダメージを受けないため、パンチを食らわないためにも、Yボタンの連打は有効です。9回ぐらい同じことを繰り返せばOKです。その後、飛行機の格納庫に入って、5ヵ所に爆弾を仕掛けます。爆弾を仕掛ける前に、敵を一掃します。その後、爆弾を仕掛ける場所をチェックします。1ヵ所でも爆弾を仕掛けたら敵が次々と現れるため、周回ルートで爆弾を仕掛けながら、近くの敵だけ攻撃します。爆弾を仕掛け終わったら、ツインズとのボス戦になります。1分30秒という制限時間があるため、速攻勝負に出ます。このボス戦は楽で、これでチャプター終了です。ボリュームのあるチャプターで、4時間ぐらいはかかります。
Chapter 14 Heavy Cargo: 飛行機の貨物室からスタートし、敵と戦いながら、1階デッキ、2階デッキ、3階デッキ、と進んでいきます。そして、最後は貨物室でのファフックとのボス戦になりますが、彼との戦いは2段階あります。1段階目は、クルマの後方で待機し、彼が離れていく際に後から撃ちます。2段階目は、飛行機前側に居座って攻撃します。彼はライフが半分まで減ると、アルコールボトルで何度でも回復します。そこで、彼が回復を始めたら、アルコールボトルを狙い撃ちします。アルコールボトルをなくせば、楽に倒せます。それが終わると、2個の爆弾の解体に移ります。1個目は、爆弾がランダムで暗くなって見えなくなりますが、それほど難しくはないでしょう。2個解体し終えると、チャプター終了です。3時間ほどかかります。
Chapter 15 Story of the Century: シティホールのエレベーター前からスタートです。最初のGACメンバーを犬のシャドウで倒したら、アーマーを取ってすぐに奥のドアに飛び込みます。ドアの先はホールで、ヘリコプターから次々と現れるGACメンバーとの銃撃戦になります。真正面のロケットランチャー兵は必ず始末し、その付近の2階の突き出たところからロケットランチャーでヘリコプターを撃墜します。7回程度撃てばOKです。それが終わると、ヘネシーとのボス戦になります。ヘネシーはエレクトリック・シールドを持っているため、噴水を背にして彼を正面に見ながら休みなく左右に移動します。そうすれば、彼は感電してライフを減少させ、この戦いから逃走します。そこで、彼を追ってドアに入り、廊下のGACを片付けると、ヘネシーとの最終決戦を迎えます。ここは素手の格闘で、彼のライフを半分まで減らすと、彼は溶鉱炉の扉を開きます。そこで、Bボタンで彼を掴んで溶鉱炉の中に投げ込みます。これを3〜4度繰り返すと、99%エンディングとなります。ヘリコプターを安全に撃墜する場所を探し出すことがやっかいで、これさえ分かれば2時間もかかりません。
LOAD GAME セーブゲームから再開します。セーブデータは10個まで作れるため、必ず複数のセーブデータを作っておきましょう。私は、LIFE的に苦しいため、ひとつ前のセーブデータまで戻ってやり直したことがあります。
OPTIONS ゲームの各種設定を変更できます。BRIGHTNESSも調節できるので、少し明るめにしておくといいでしょう。
GRAPHICS 本作は、プレイステーション2、ゲームキューブでも発売されるマルチタイトルですが、Xbox版が最初にリリースされており、Xboxを基準にグラフィックが描かれているような印象を受けました。建設現場、クラブ、刑務所、墓場、ホテル、港の倉庫街、プラント、警察署、飛行機、シティホールなどが戦いの場となりますが、いずれも美しいグラフィックで彩られています。特に、ゲーム序盤のチャイナタウンやクラブなどのグラフィックは、ダークで退廃的な印象すら受け、独特の味わいが感じられました。キャラクターの造形や動きも、良くできており、ゲーム的なおもちゃっぽい不自然さはありません。ただ、キャラクターの影が映る方向は少し気になりました。キャラクターの影の動きは、常にひとつの光源に対してだけ影響しており、廊下などに付けられている明るい電灯などに反応することがなかったからです。これは、光源処理をしっかりと施していないということでしょう。本作の3ヵ月後に発売された「Tom Clancy's SPLINTER CELL」が光源処理に対して強いこだわりを見せているだけに、影の方向が一定なのには少し違和感を感じさせられたものです。ただ、影自体はしっかりと描かれており、気にしなければ気にはならないレベルだと思います。随所に挿入されるムービーは、十分に美しいですし、ゲーム本編にスンナリと移行することもあって好感が持てます。 8
SOUND ドルビーデジタルです。アクションゲームで、銃撃戦や肉弾戦、格闘戦がメインと聞けば、ド派手なサウンドが鳴り響きそうな印象があります。しかし、本作は、サウンド面では、おとなしめの作りとなっています。やはり、ハリウッドのシナリオライターを起用した本格的なストーリーの下、香港発のノワールムービーを思わせるような演出を施し、大人でも十分に楽しめるように仕上げた、ということと関係しているのでしょう。銃撃音や肉弾戦、格闘戦で攻撃が当たったり外れたりした際の効果音はありますが、決して過剰な演出が施されているわけではありません。チャプターの変わり目などに挿入されるムービーのボイスアクティングも十分なレベルにあり、全般に派手ではないものの、上質なサウンドの中でじっくりとプレイすることができます。 8
CONTROL 操作性は、Xboxのこの手の3Dゲームではおなじみのものとなっています。左スティックで移動、右スティックで視点移動、左トリガーでしゃがみ、Yボタンでダイブ(押し続けてスローモーションダイブ)、右トリガーで敵キャラクターのオートターゲット(押し続けて最寄りのターゲット、押し直すごとにターゲットの変更)、方向パッドで武器の変更、Aボタンで武器の使用、黒ボタンでターゲットのマニュアル視点、Bボタンで各種アクション、が主な操作になります。また、素手の格闘中はAボタンがパンチ、Xボタンがキック、Yボタンがダイブ、右トリガーがブロック、となります。これらの操作は、ほとんどストレスなく行うことができますが、オートターゲットが最初から最寄りの敵に行ってくれれば、なお良かったでしょう。これらの操作の中でも重要度が高いのが、スローモーションダイブです。これとオートターゲットによる銃撃をセットにすることで、少ないダメージで多くの敵(またはボスキャラ)を倒すことができます。スローモーションダイブは、このゲージが残っている限り使用することができ、何度か連続して繰り出すことも可能です。もうひとつ重要なのが、犬のシャドウの使用です。シャドウは、シャドウのゲージが満タンの時に使用することができ、近くの見えている敵を倒した上に、その敵が持つ武器を手元まで運んでくれます。シャドウのゲージは、スローモーションダイブのゲージと同様に時間とともに回復しますが、いったん使うとほとんどなくなるため、満タンまで回復するのに少し時間がかかります。それでもシャドウはとても重宝するため、シャドウにお世話になる局面は多いことでしょう。また、敵の背後からBボタンで敵をつかんで、その敵を盾として使ったり、チャプター13のような使い方をすることもあります。これらを使う機会はそれほどありませんが、重宝する局面もあります。本作の操作は、特に「MAX PAYNE」を研究した結果によるものなのでしょう。ミニゲームは、単なるボタンの連打に止まらずにタイミングが必要とされるものもありますが、最終的には連打が必要なものも多く、ちょっと指が疲れます。とてつもなく難しいというものはなく、ゲームに変化を持たせるという意味では、悪くはないでしょう。 8
GAMEPLAY 前述しているように、本作は「MAX PAYNE」の影響を色濃く受けたタイトルのように思われます。元警察官の復讐劇といったシチュエーションや、グラフィックやサウンド面でダークで退廃的な雰囲気を漂わせ、本格的なストーリーの下、香港発のノワールムービーを思わせるような演出を施し、大人でも十分に楽しめるように仕上げる、といったあたりは、「MAX PAYNE」に相通ずるものがあります。その上で、「MAX PAYNE」以上のボリュームを持ち、犬のシャドウを使うという新要素も加えています。「MAX PAYNE」みたいなゲームと語られることの多い本作は、ゲーム内容やシステム面でも、まさに「MAX PAYNE」のそれです。スローモーションダイブや犬のシャドウは、使い慣れると使い勝手も良好で、シャドウがいたり、さまざまなミニゲームがあったりする分、「MAX PAYNE」の二番煎じから脱却しようという意欲も感じ取れます。ただ、本作は、ゲームの雰囲気づくりの点で失敗しているように思います。「MAX PAYNE」の趣あるパッケージに比べると、本作のパッケージからは安っぽいアクションゲームのような香りしか漂ってこないからです。パッケージはゲームの顔なのですから、パッケージでも、本格的なストーリーの下、香港発のノワールムービーを思わせるような演出を施し、大人でも十分に楽しめるように仕上げた、ということをうかがわせるべきだったのではないでしょうか。このあたりは、ゲームの雰囲気づくりがうまいROCKSTAR GAMESとの違いを感じさせられます。もっとも、ナムコの米国法人・ナムコホームテック第1弾として、「MAX PAYNE」みたいなゲームを作ってオリジナリティも出すことをめざしていたとすれば、及第点はあげられるといったところでしょう。確かに、建設現場、クラブ、刑務所、墓場、ホテル、港の倉庫街、プラント、警察署、飛行機、シティホールなどの戦いの場は、変化があって楽しむことができましたから。 8
LONGEVITY 本作は、セーブデータは10ヵ所まで作ることができ、セーブ自体はいつでも行えますが、セーブポイントはセーブした地点ではなく、数ヵ所ある区切りごとになります。この区切りの長さというのがまちまちで、けっこう戻されることもあります。そのため、一チャプターをプレイするのに、けっこうな時間がかかります。ゲームクリアまでには、早くても30時間、人によっては50時間近くかかるかもしれません。せっかくセーブデータは10ヵ所まで作ることができ、セーブ自体はいつでも行えるのですから、セーブした地点でセーブできるようにしてほしかったものです。それでも、プレイ時間が物足りなくなるようなことはないはずですから。「Dead to Rights 2」では、ぜひ配慮して頂きたいところです。 9
OVERALL 前述しているように、本作は、「MAX PAYNE」の影響を色濃く受けたゲームです。ゲーム内容やシステム面でも、まさに「MAX PAYNE」のそれです。本作には、「MAX PAYNE」のようなカリスマ性はありませんが、「MAX PAYNE」以上のボリュームを持ち、犬のシャドウを使うという新要素も加えています。本作のパッケージからは安っぽいアクションゲームのような香りしか漂ってはきませんが、その内容となると確実にパッケージの雰囲気以上に楽しめるものがあります。「MAX PAYNE」が楽しめた人なら、間違いなく本作も楽しめることでしょう。 9

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