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Mr.インクレディブル

GENRE アクション(アドベンチャー)
PUB./DEV. D3パブリッシャー/THQ/HEAVY IRON STUDIOS
RELEASE DATE 2004/12/2
OUTLINE 映画「Mr.インクレディブル」をベースにした3人称視点のアクションアドベンチャーゲームです。主要登場キャラクターはすべて操作可能で、各キャラクターが持っているスーパーパワーも使用することができます。ゲームは、映画+αのストーリーで、全18ステージをプレイすることができます。
GAME MODE 新規ゲーム 新しくゲームを始めます。本作には、全部で18のステージがあり、そのステージを順にクリアしていきます。各ステージは、Mr.インクレディブル一家の4人のうち誰かひとりを操作し、与えられた目的を達成します。目的は大雑把ですが、ほとんど一本道のため、どこで何をやればいいか迷うということはほとんどありません。基本的には、敵を倒し、何かを操作することでゲームを進めることができます。ヘルスがゼロになったり、かなり高いところから落ちたりするとゲームオーバーになりますが、ほとんどのステージにはチェックポイントがあり、そのチェックポイントからやり直すことができます。マップ内には、ヘルスアイコン(体力回復)、インクレディパワーアイコン(インクレディパワーの回復アイテム)、ボーナスアイテム(「オプション」のギャラリーに、ビデオかアートワークを追加できるアイテム)が落ちています。ヘルスアイコンとインクレディパワーアイコンは持ち運ぶことができず、その場で使わなければなりません。また、セーブはいつでもできますが、ロードした場合にはそのステージの最初からプレイすることになります。そのため、いったんステージを始めたら、一気にそのステージをクリアする必要があります。
本作の主要登場キャラクターは、以下の通りです。
Mr.インクレディブル: 以前はメトロヴィルを守り続けた世界一有名なスーパーヒーローでしたが、今は引退して昔を思い続けるサラリーマンのボブ・パールです。今回、特別な極秘任務に復帰することが決まり、日々世界を守るために再び活躍するのが待ち切れません。
インクレディブル夫人: イレイスティガール時代を懐かしく思いながらも、今の素晴らしい家族と暮らすことに十分な幸せを感じている専業主婦です。一度家族に危機が訪れると、その隠していた力を発揮させ、伸縮自在の手足で敵を翻弄します。
ヴァイオレット: スーパーヒーローの両親を誇りに思う、防御シールドと透明化能力を持つインクレディブル家の長女です。ノマニザン島では更に成長し、防御力だけでなく攻撃力も身につけました。
ダッシュ: スーパーパワーを持て余しているインクレディブル家の長男です。どうしてスーパーパワーを隠していなければならないのか、常日頃、不満を抱いています。超高速で走り抜けるスーパーダッシュを使えば、敵の攻撃をすり抜けることができます。
フロゾン: スーパーヒーロー時代のMr.インクレディブルの相棒で、本名はルーシアス・ベストです。空気中の水分から氷を発生し、なんでも凍らせることができます。NPC(操作できないキャラクター)です。
全18ステージは、以下の通りです。
ステージ1. 銀行強盗(Mr.インクレディブル、ボム・ヴォヤージュが銀行のお宝を持って逃げるのを阻止せよ。): Mr.インクレディブルとなり、銀行強盗を倒したり、行く手をさえぎるレーザーのコントロールボックスを破壊したり、パイプをよじ登ったりしながら進んでいきます。屋上でヘリコプターの攻撃を避け、空中から攻撃してくる敵をすべて倒します。このステージは、30分ぐらいです。
ステージ2. 摩天楼ストレッチ(インクレディブル夫人がボム・ヴォヤージュの追跡に加わる。): インクレディブル夫人となり、銀行強盗を倒したり、ランプにつかまってジャンプしたり、クレーンに捕まって上に上がったり、ランプを素早く連続ジャンプしたりしながら進んでいきます。屋上で、警察のヘリコプターにつかまります。このステージは、30分ぐらいです。
ステージ3. バディ・パインとボム・ヴォヤージュ(バディ・パインがMr.インクレディブルを連れ出して、ビルの頂上のボム・ヴォヤージュのところに連れて行く。): 空を飛ぶバディ・パインにMr.インクレディブルがつかまるので、左右に動かして障害物を避けます。屋上に着くと、ヘリコプターとの戦いになります。ヘリコプターの攻撃は3種類で、爆弾、銃弾、ロケット弾、になります。爆弾を拾ってヘリコプターに投げ返してぶつけると、ヘリコプターのヘルスが1ずつ減っていきます。それを6回繰り返せばOKです。銃弾とロケット弾はジャンプするか物陰に隠れるかしてよけます。このステージは、15分ぐらいです。
ステージ4. 大火災(Mr.インクレディブルとフロゾンがビル火災から住人を救い出して元気を取り戻す。): 燃えるビルの中を、崩れ落ちるバルコニーなどを伝って上に上がっていきます。火炎放射器の敵は、ジャンプで後ろに回り込んで倒すか、炎が途切れた瞬間に倒します。終盤、シャンデリア2つの連続飛びがあります。なお、住人はフロゾンが助け出しています。このステージは、30分ぐらいです。
ステージ5. 学校に遅れる!(おませなダッシュはまた朝寝坊した。誰にも見つからないように、学校へ行くバスを追い越さないといけない。): ダッシュを操作し、7時55分に家を出て、8時までに学校に着きます。スーパーダッシュを使いつつ、道行くクルマを避けながら走りますが、スーパーダッシュは連続して使うと摩擦でゲームオーバーになってしまうため、ジャンプ台などを中心に使うようにします。なお、チェックポイントからやり直す場合でも、時間は戻らずに経過した状態になります。また、誰にも見つからないように、は意識する必要はありません。このステージは、5分の設定ですが、やり直しもあるので、10分ぐらいです。
ステージ6. ビーチ着陸(Mr.インクレディブルはミラージュの依頼を受けてノマニザン島へ飛ぶ。): ジャングルの中、回転塔を倒しながら進みます。湖のプレートに飛び乗り、橋を渡り切ります。ワイヤーのところに着いたら、ブレードボットを殴り、爆発する前にワイヤーに電力を供給するデバイスにぶつけます。ワイヤーは、左につかまり、途中の岩で右に飛び移ります。電気レールをジャンプして上がり、クレーンをジャンプし、クレーンを微調整してジャンプし、橋を渡り、木をジャンプし、ワイヤーの電気を切って、木をジャンプして戻り、更にワイヤーを進みます。回転塔を倒し、島に着いたら、フライングボットを殴ってから、対岸の回転塔3台にぶつけ、更にデバイス2台にもぶつけます。それがあった島に渡り、木をジャンプします。このステージは、45分ぐらいです。
ステージ7. ノマニザン島(Mr.インクレディブルはうっそうとしたジャングルで、オムニドロイド08を探し続ける。): ステージ6の続きとなるジャングルです。やることは基本的には同じで、回転塔やブレードボット、フライングボットを倒したり、クレーンを微調整してジャンプしたり、アンテナをジャンプしたりして進みます。終盤、銃座を利用してのシューティングを楽しめます。このステージは、15分ぐらいです。
ステージ8. 火山大爆発(Mr.インクレディブルは活火山の火口でオムニドロイド08に遭遇する。)活火山の火口でのオムニドロイド08とのボス戦です。オムニドロイドは、火口では前方回転攻撃と複数のビーム攻撃をしてくるので、それを避けながら脚を直接なぐったり、溶岩を頭部にぶつけたりしてダメージを与えます。オムニドロイド08は、ある程度ダメージが蓄積すると火口の周辺まで飛び、溶岩を投げてきます。その溶岩を避けてから拾って、オムニドロイド08にぶつけます。オムニドロイド08の頭部のダメージは3段階あり、ダメージが1段階減るごとに火口と周囲を行き来します。オムニドロイド08の頭部のダメージか残り1になると、火口で横回転攻撃をしてきますが、前方回転攻撃同様にこの間はダメージを与えることができません。そのため、この攻撃は避け、これがやんだら脚部や頭部への攻撃を加えます。オムニドロイド08の総合ライフがなくなったら終わりです。このステージは、1時間ぐらいです。
ステージ9. ロボットアリーナ(島の基地に捕らえられたMr.インクレディブルは逃げ道を探す。): ロボットアリーナで自動操縦の飛行機に乗り込み、機関銃で塔を3つ破壊します。アリーナに降り立って敵を倒し、アリーナの出口から外周路に向かいます。外周路を塞ぐレーザー3つをタイミングを合わせて通り過ぎてドアを開け、敵を倒してドアを開け、レーザー2つと敵のミックスもクリアします。バーを伝って外周部上階に上がり、再奥から地上に出て、奥の戦車を倒します。戦車の数種類の攻撃はジャンプで避け、戦車の放つ爆弾を拾って戦車にぶつけます。3回程度繰り返せばOKです。このステージは、1時間ぐらいです。
ステージ10. グレイトフォール(Mr.インクレディブルとオムニドロイド09は流れ落ちる滝の上で格闘する。): 滝の上の陸地でのオムニロイド09とのボス戦です。戦闘パターンは、ステージ9のオムニドロイド08とほぼ同じです。異なるのは、オムニドロイド09が周辺に飛んだ時にブーメラン攻撃を仕掛けてくることです。最初はブーメラン1つだけですが、2回目は2つ、3回目は3つ、と増えていきます。ブーメランが来るタイミングに合わせてジャンプするだけで避けられますが、ブーメランだけに切り返しの攻撃にも注意が必要です。また、オムニドロイド08の火口と違って水の中に逃げることができますが、水中ロボットの攻撃を受けるため、素早く地上に戻る必要があります。オムニドロイド08と同様に、オムニドロイド09の総合ライフがなくなったら終わりです。このステージは、1時間ぐらいです。
ステージ11. シンドロームの基地(Mr.インクレディブルはシンドロームの基地に潜入して、かつての味方の居場所を突き止めようとする。): ロボットアリーナと同じ戦車との戦いから始まります。戦車の攻撃法とその対処法、戦車への攻撃法は全く同じです。廊下を通り、アリーナのようなところに抜けます。周囲にコントロールエリアがあり、アリーナの底を回転するレーザー棒を避けながら、コントロールパネルを操作します。廊下を通り、コンピュータールームに抜けます。入口横のバーで回廊に上がり、真ん中の振り子を利用して逆側の回廊に下り、デバイスを回転させます。レーザーの廊下を抜け、高圧電流が流れるジェネレーターの部屋に着きます。ここでは、3つのデバイスを素早く回転させ、インクレディブルジャンプで上に飛び移ります。更に、回転している振り子の先にぶら下がり、隣に飛び移ります。ここから先は、敵は無視して、Bボタンを押すことで、レーザーを切ったり、橋を動かしたりして進みます。その先では、敵を倒してからデバイスを回し、エレベーターに乗り込みます。このステージは、1時間45分ぐらいです。
ステージ12. Mr.インクレディブルを探せ(Mr.インクレディブルを疑ったインクレディブル夫人は家族と島の基地に飛び、シンドロームの隠れ家でこっそり行動する。): 基地の廊下を、端末を操作して、ドアを開けたり、レーザーを停止させたりしながら進みます。中央にアームのある大きな部屋でも、周囲のエリアで順に端末を操作して進みます。高圧電流の流れる大きな部屋でも、周囲のエリアで順に端末を操作して進みます。最後は、中央からレールを通り、廊下に出ます。廊下でも、端末を操作して、ドアを開けたり、レーザーを停止させたりしながら進みます。このステージは、1時間ぐらいです。
ステージ13. 100キロダッシュ(ダッシュは恐ろしいヴェロシボッドを逃れようとジャングルを必死に逃げる。): ダッシュを操作し、6ヵ所のチェックポイントを走り抜けます。チェックポイントは、以下のような構成になっています。ジャングルが35秒以内、ジャングルが16秒以内、湖とジャングルが35秒以内、ジャングルと道路が1分05秒以内、ジャングルが40秒、ジャングルと湖が45秒、ジャングルと洞窟が1分です。水上では摩擦が起きないので、スーパーダッシュを使い続けることができます。また、最後の1分は時間的に余裕があるので、あまり急ぐ必要はありません。このステージ、1時間ぐらいです。
ステージ14. ヴァイオレット危機一髪(ヴァイオレットは透明になってシンドロームの手下の脇を通り過ぎる。): ヴァイオレットを操作し、透明になるスーパーパワーを使って、ジャングルで警備するシンドロームの手下の脇を通り過ぎながら進みます。手下の近くには安全地帯があり、そこで手下の様子をうかがい、できるだけ手下に近づいてから透明になります。なぜなら、透明になれる時間が限られているからです。また、途中で、スーパーパワーを補充するポイントがあるので、それも有効利用します。このステージは、45分ぐらいです。
ステージ15. インクレディボール(ダッシュとヴァイオレットが力を合わせ、ローリングインクレディボールに変身だ。): ヴァイオレットがシールドを張り、それがローリングインクレディボールになります。ダッシュがその中に入って操作します。ローリングインクレディボールは、毬のように弾むので、うまく敵や進行方向に向けて進んでいきます。手当たり次第にデバイスを壊していると、建物や洞窟のシールドが解除されるので、その方向に進んでいきます。それを繰り返しいるうちに、Mr.インクレディブルとインクレディブル夫人に合流できます。このステージは、45分ぐらいです。
ステージ16. 秘密の溶岩研究所(インクレディブル夫人は、シンドロームの基地の奥にある火山ねつ発電機を操作している。): 火山ねつ発電機のあるところを、エレベーターやスポットライトやモノレールを作動させながら移動していきます。モノレールに乗ったら、4ヵ所のレバーを操作し、溶岩の流れを変えます。この際、飛行する敵の攻撃に注意します。溶岩の流れが変わったら、浮き岩に乗って開いたドアに入り、滝になっているところの手前で上に飛び移ります。すぐにもうひとつ先に飛び移ってから下に下ります。キャットウォークを進み、ドアを2つあけます。レーザーの橋はタイミングを合わせて渡り、左右のキャットウォークのコンソールを作動させて、ドアを開けます。次の回転するレーザーは、中心のレーザーが止まった瞬間に飛び移り、それを2回繰り返します。右に行き、回転するレーザーのタイミングに合わせて歩くのを3回繰り返し、コンソールのスイッチを入れます。フックを飛び移り、レーザーのタイミングに合わせて、3ヵ所飛び移ってドアを開けます。溶岩の中を巨大クレーンが回っているところは、コンソールのスイッチを入れて、クレーンのレーザーが切れた側に素早く飛び移ります。それを2回、1周分繰り返せばOKです。このステージは、1時間30分ぐらいです。
ステージ17. ロケット発射場(Mr.インクレディブルは家族とノマニザン島から逃れるためのロケットを準備する。): 最初の広い部屋では、スイッチをすべて入れてから、手前のエレベーターに戻り、リフトを飛び移って奥の足場に着地します。次の広い部屋では、飛行ボットをすべて倒し、戦車を例によって倒し、エレベーターを上がって回転するリフトを逆に4つ休むことなく飛び移り、反対側の足場に着地します。次の部屋では、端末を2回操作して、しばらく敵を倒してからエレベーターで上に上がります。その次の部屋では、敵を一掃してから、2度の戦車戦に挑みます。対処法は、これまでと同じです。その次の部屋では、回転塔をすべて壊してから、銃座を壊して銃座に陣取ります(1人称視点)。敵と飛行する敵を一掃しますが、飛行する敵の攻撃は強力なので先に倒します。また、銃座を離れて良いとのメッセージが出ても、すべての敵を倒すまで銃座からは離れません。銃座から離れると、いつもの戦車戦になります。最後の部屋では、デバイスを4つ回し、端末を3つ操作します。このステージは、2時間ぐらいです。
ステージ18. 世界を救え(Mr.インクレディブルは、巨大なオムニドロイド10が街にもたらす災いを防ぐ。): 街で、オムニドロイド10とのボス戦です。オムニドロイド10の脚を持ち上げます。ヴァイオレットとダッシュがオムニドロイド10の注意をそらしている間に、オムニドロイド10の下部を岩やエンジンを投げて攻撃します。オムニドロイド10の脚を持ち上げます。フロゾンがオムニドロイド10の注意をそらしている間に、オムニドロイド10の下部を岩やエンジンを投げて攻撃します。最後は、インクレディブル夫人が拾ったリモコンを、1人称視点でオムニドロイド10に命中させます。このステージは、1時間ぐらいです。スタッフロール中もMr.インクレディブルを操作できるので、ボーナスアイテムの取り忘れがあれば取っておきます。
ロードゲーム セーブしたデータをロードし、ステージの最初からプレイします。
オプション ゲームの各種設定を変更できます。
ボーナス 映画の予告編とゲームのメイキング映像が見られます。
セーブゲーム ゲームをセーブします。セーブデータをロードすると、ステージの進み具合に関係なく、そのステージの最初からゲームを再開します。
ミッションを選択 クリアしているステージの中から、好きなステージをプレイすることができます。シークレットコードを獲得するためのスコアアタックや取り逃がしたボーナスアイコン探しに役立ちます。
????????? 最初は選ぶことができませんが、ゲームを進めることで選ぶことができるようになります。が、実際にはゲームをクリアしても選ぶことができないようです。「バトルアリーナ」のことだと考えられますが、日本版では選ぶことができないのでしょうか。ちなみに、「バトルアリーナ」とは、Mr.インクレディブルとインクレディブル夫人を使って、アリーナで敵と戦うことができるというものです。それぞれに10ラウンドずつあり、1ラウンドごとにボーナスアイテムを獲得できます。
ギャラリー ボーナスアイテムを獲得することで、ビデオかアートワークを見ることができます。
シークレット 各ステージをハイスコアでクリアすることでチートコートを入手することができ、そのチートコートをここで入力すると、さまざまな効果を得ることができます。チートコードの内容は、GameFAQsなどのチートサイトで見ることができます。
ゲームを終了 ゲームを終了します。
GRAPHICS 映画版「Mr.インクレディブル」の公開に合わせて作られたマルチプラットフォームのカートゥーンタッチのゲームですが、Xboxのこの手のゲームの水準的なグラフィックレベルにはあります。本作を開発するHEAVY IRON STUDIOSは、「SCOOBY-DOO! Night of 100 Frights」、「SpongeBob」シリーズなどのカートゥーンタッチのゲームを開発しており、この手のゲームは作り慣れています。そのためか、自然や人工物などのオブジェクト、キャラクターアニメーションなども特に問題のないレベルに仕上がっており、安心できるグラフィックになっています。ただ、オブジェクトの透過処理を行っていないため、キャラクターがオブジェクトの前に立つと、カメラを回り込ませることができなかったり、キャラクターを真上から見たりさせられます。このあたり、やはり、透過処理を施してほしかったところです。映画版「Mr.インクレディブル」のゲーム版とあって、キャラクターグラフィックやキャラクターアニメーションがどれぐらい映画版に似ているのか気になるところですが、これに関しては十分に合格点を付けられます。映画と同じようなキャラクターの映画と同じような動きに、映画を見たことのある人ならニヤリとさせられることでしょう。 8
SOUND ドルビーデジタルです。本作のキャラクターは映画と同じ声優が演じており、ボイスアクティングは良好です。日本版では、ムービーシーンは原音に字幕、ゲーム中は日本語吹き替えになります。ただ、ゲーム中のボキャブラリーは決して多いとは言えず、キャラクターごとに特徴あるセリフを言うにしても、少し単調に感じる嫌いがあります。また、セリフは、必ずしもゲームの状況に即した緊迫感のあるものではなく、時には脱力感を感じるものすらあるのですが、好むと好まざるとに関わらず平凡な市民がスーパーヒーローを演じているというギャップが「Mr.インクレディブル」の魅力でもあり、このあたりは原作(映画版)を見ているか否かによって判断の分かれてくるところでしょう。音楽や効果音も、映画版のそれと同じで、ゲームの音楽や効果音としても、ゲームの内容に合致したものになっています。 7
CONTROL この手のアクションゲームとして、ほぼ良好と言える操作性を持っています。基本的な操作は、左スティックと方向パッドが移動、右スティックがカメラ、Aボタンがジャンプ、Bボタンが各種アクション、Yボタンがインクレディパワー、白ボタンがカメラを正面に調整、などとなっています。また、Mr.インクレディブルとインクレディブル夫人には、Xボタンがパンチ(インクレディブル夫人はキックも)、右トリガーがかがみ(インクレディブル夫人はストレッチとスイング)、左トリガーがカメラ視点変更(インクレディブル夫人のみ)、といった操作もあります。それぞれの操作がキャラクターの特性に合わせたものとなっており、ステージごとにキャラクターを切り替えて使うこともあって、なじむのに少し時間がかかるのですが、操作自体に戸惑うということはないはずです。むしろ、キャラクターごとの操作の違いを楽しむことができるでしょう。残念なのは、前述したように、オブジェクトに透過処理が施されていないことで、キャラクターにカメラを回り込ませられないことが面倒に感じる場合があります。 8
GAMEPLAY 映画版「Mr.インクレディブル」の公開に間に合わせて作られたゲームということですが、ゲーム単独でも十分に楽しめる内容になっています。映画版を見てから本作をプレイした方がストーリーやバックグラウンドの知識がある分、本作をより楽しめるのは確かなのですが、映画版を見ていないから訳が分からないということはありません。もっとも、本作はアクション中心のゲームであり、ストーリーはあまり語られることがないため、映画版を見てからプレイするに越したことはないでしょう。
本作の肝は、なんと言ってもインクレディパワーにあります。このパワーを駆使してゲームを進めていくことこそが本作の醍醐味になります。しかも、Mr.インクレディブル一家4人のインクレディパワーがそれぞれ異なっており、4人を入れ替えながらプレイしていくため、全18ステージを飽きることなくプレイできるのは大きいことです。Mr.インクレディブルはパワーを活用した豪快なジャンプやリフト、インクレディブル夫人は体の柔軟さを発揮したストレッチやスイングやパンチ、ヴァイオレットは透明化によるかくれんぼ的移動とシールドによるインクレディボール、ダッシュはスピードを利したハイスピート、と硬軟織り交ぜた楽しみ方ができるのです。これにより、次は誰を操作してどんな難題に挑むのか、とワクワクしながら次のステージを迎えることができます。欲を言えば、フロゾンも操作できれば、といったところでしょうか。
各ステージ構成も、なかなか練り込まれたものになっています。前半は映画版にはないステージも登場するのですが、それぞれのステージがキャラクターの能力を活かしたものになっており、楽しみながら攻略していくことができます。敵AIやボスも攻略法が発見しやすいように作られており、映画版のゲーム化としては適切なものだと言えます。また、インクレディポイントアイコンの存在も、ゲームをユーザーフレンドリーなものにしています。これは、ゲーム中の説明を発動させるアイテムで、このアイコンのところに行けば、どうやればいいかを教えてくれるというわけです。例えば、Aボタンを押してドアを開けよう、Bボタンを押してデバイスを回そう、などといった具合です。これにより、マップや具体的な目的がなくとも、次に何をやればいいのか知ることができます。このアイコンは最後まで出てくるという親切なもので、作り手の手厚さが窺い知れます。
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LONGEVITY ステージ数こそ18ありますが、それぞれのステージのボリュームはさほどでもなく、15時間前後でゲームをクリアすることができます。ステージには何ヵ所か難しいと感じるところもあるはずですが、平均的なアクションゲームユーザーなら少し工夫すればクリアできる程度のものです。ステージ途中のチェックポイントでゲームをセーブすることができないのが残念なところですが、やむなく電源を切って後日ステージの最初からやり直したとしても、多くの人がそれほど苦労することなくステージをクリアすることができるはずです。なお、コンテンツダウンロードに対応してはいますが、実際にはダウンロードできるコンテンツがないままに終わりそうです。 7
OVERALL 本作は、映画版を原作とするゲームとして、映画の公開に合わせて製作されましたが、決して間に合わせのゲームに終わってしまってはいません。アクションゲームとして傑出した作品ではないものの、十分に水準レベルのデキにはあります。そのため、ゲーム単体としてもそれなりに楽しむことができますし、映画版を先に見ていれば、より一層楽しむことができるというわけです。ゲームにボリュームがなく、オンライン対戦もできないため、ゲームライフが短いのが残念なところですが、1500円程度で購入できれば、楽しいひと時を過ごすことができるのではないでしょうか。 8

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