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マジック大全

GENRE テーブル/パズル/マジック
PUB./DEV. 任天堂/任天堂
RELEASE DATE 2006/11/16
OUTLINE ニンテンドーDSを通じて、気軽にマジックの世界を体験することができるゲームです。ソフトのほかに専用トランプが付属しており、1人でもマジックが楽しめるばかりでなく、人相手にマジックを演じることもできます。また、「不思議トレーニング」という、マジックに役立つかもしれない不思議な力を養ったり、トランプ占いなどを楽しむモードもあります。
GAME MODE ひとりでマジック 1人でマジックを楽しむモードです。プレイできるマジックは最初は限られていますが、ゲームを進めるに連れて増えていきます。また、トランプマークが付いているマジックは専用トランプが必要で、ボイスマークが付いているマジックは本体のボリュームを大きくしてプレイする必要があります。このモードでプレイできるマジックは、以下の通りです。
消えるトランプ: 12枚のカードが裏向きに置かれていて、タッチペンでよくかきまぜた後、5枚のカードを選び、その中の1枚を心に思うと、選ばれたカードが消えてしまうというマジックです。
指からの振動: トランプを1組用意し、その中から5枚を抜き出し、表向きにしてニンテンドーDSの前に並べます。並べたカードの種類をニンテンドーDSに入力し、そのままの位置で実際のカードもすべて裏向きにし、左端のカードの上にタッチペンを持っていない方の手の人差し指を置きます。指定された回数だけその指を動かし、最後に右に2回移動させると、指がさわっているカードが当てられるというマジックです。
風と共に・・・: 1月から12月までが上画面に表示されており、タッチペンを持っていない方の手の人差し指を好きな月の上に置きます。その月の数だけ上下左右に好きなだけ移動させ、マイクに向かって息を吹きかけると、選ばなかった月が風によって吹き飛ばされます。それを繰り返していると、最後に実際と同じ月が選ばれるというマジックです。
ノックノック: トランプを1組用意し、シャッフルしてから裏向きのまま12枚のカードを抜き出して左手に持ちます。左手から自分の名前かニックネームの文字数と同じだけテーブルの上に重ねて置き、同じ名前を使ってその横に2つ目の山を作ります。左手はカードを持ったままで、右手だけでテーブルの上のカードを取り上げたり、タッチペンを操作したりします。2つの山のうち、好きな方を残し、右手で残った山の一番上のカードを取り上げてよく覚え、残ったカードを左の山に重ねます。「ニ、ン、テ、ン、ド、ウ」と言いながら1文字1枚ずつカードを上から下に回していき、アパートのドアをノックすると、その住民が覚えたカードが何枚目か言い当てるというマジックです。
トゥデイズスペシャル: 16の違う数字から好きな数字を選ぶと、縦と横に並んだ数字が消されます。残った数字から別の数字を選ぶと、同様に縦と横に並んだ数字が消されます。同じことを、もう2回繰り返します。残った4つの数字の合計を足すと、きょうの月日が表示されるというマジックです。
指のヨガ: ヨガ師の指示に従い、上の画面にある5つの指のポーズから好きなものを選びます。上の画面に選んだポーズが現れるまで進め、そのポーズが現れたら実際にポーズを作り、その状態で最後まで進めます。すると、ヨガ師がそのポーズを当てるというマジックです。
ふしぎな宝石: シャッフルボタンを押し、上の画面にある文字を混ぜます。ひとつの数字を決め、その数に合わせてスタートから時計回りに繰り返し進め、いくつかの宝石を選びます。それによって5個の文字が選ばれ、その文字がシャッフルされるとある言葉になり、残った文字もある言葉になるというマジックです。
恐ろしい数字: 生年月日を入力し、それを4ブロックに分け、2つの選択肢の中から恐ろしいと思うものを選ぶと、選んだ方にある数字と生年月日からできた数字が恐ろしい数字になるというマジックです。
魅せるマジック ニンテンドーDSを使って、人相手にマジックを実演するモードです。プレイできるマジックは最初は限られていますが、ゲームを進めるに連れて増えていきます。初めて選ぶマジックの場合には「マジシャンからの手紙」を読むことができ、そのマジックを演じる上での注意書きを読んでからマジックを行います。「マジシャンからの手紙」は、いつでも読み直すことができます。マジックを実演した回数に応じて、「人気のマジシャン」や「ベテランマジシャン」などのマジシャンランクが決まります。このモードでプレイできるマジックは、以下の通りです。
2本のキャンドル: 相手が選んだロウソクが消えるというマジックです。
シャッフルゲーム: 相手が行きたい場所を言い当てることができるマジックです。
ミステリーハンド: 相手が下画面に書いた絵によって、相手がお金か愛か夢か、どれがほしいかを言い当てることができるマジックです。
マジシャンの命令: マジシャンだけが美女を変身させることができるマジックです。
水晶のカード: 相手に好きなカードを取らせ、その血液型と星座を入力すると、相手の選んだカードが当てられるというマジックです。
びっくり天才ドッグ: 天才犬が、相手が選んだ品物を間違えずに取ってくるというマジックです。
ファニーフェイス: 自分がDSの画面に描いた顔が突然しゃべって相手が選んだカードの名前を言い当てるというマジックです。
ラブテスター: 自分に都合の良い結果を出せる相性診断マジックです。
マジックアイ: 相手がDSの横に置いたコインの方向を、DSに描いた目が瞬きして当てるというマジックです。
不思議なタマゴ: DSの中の卵が割れて、中から現れたひよこが、相手が選んだカードを当てるというマジックです。
マジシャンマン: DSの中のウサギが、相手が選んだカードを当てるというマジックです。
ゴーストライター: DSの画面に描いたペンが勝手に動いて、相手が選んだカードを当てるというマジックです。
ブランクカードミステリー: DSの画面に描いた四角が、相手が選んだカードを当てるというマジックです。
ケータイ番号占い: 相手に携帯電話の番号を入力させ、現れた番号に電話をかけさせると、自分の携帯電話にかかるというマジックです。
不思議トレーニング トランプを使ったゲームや時間をカウントするトレーニングなどを行うモードです。プレイできるトレーニングは最初は限られていますが、ゲームを進めるに連れて増えていきます。
子猫の行列: 手札から取ったカードを、4枚ある台座の上にA〜Kの順に重ねていき、すべてのカードをなくすことが目的です。カードは、同じ色の上にだけ重ねられます。置けないカードは、4隅の札置き場の好きなところに重ねて置きます。手札が全部なくなったら、1度だけ札さらいをすることができます。
モンテカルロ: 縦5枚、横5枚、合計25枚のカードが並べられています。縦、横、斜めのいずれかの方向に同じ数字がそろえば、その2枚のカードを取ることができます。すべてのカードを取ることが目的です。
一日一占: Aと絵札にジョーカーを加えた17枚のカードをシャッフルし、縦4枚、横4枚、合計16枚のカードを並べます。余ったカードは決められた位置に移動させ、その場のカードと入れ替わります。ジョーカーが出るまでに出たカードで運勢が分かります。
ブランクカードレッスン: 「ブランクカードミステリー」の練習です。上画面に現れるカードと同じものになるように、下画面で四角を描きます。5回成功させることが目標です。
おためし配信
 「ひとりでマジック」の「消えるトランプ」を他のニンテンドーDSにお試し配信することができます。
マジシャンランク マジシャンランクが見られます。マジシャンランクは、マジックを人に見せた回数に応じて上がっていきます。
その他 以下のことが行えます。
マジシャンからの手紙: マジシャンからの手紙を見ることができます。
カード選択: カードの絵柄を変更できます。
不思議ポイント: 獲得した不思議ポイントを確認できます。
付属トランプの秘密: 付属トランプの秘密を見ることができます。
ランキング: 「不思議トレーニング」のランキングが見られます
マイクテスト
: マイクテストが行えます。
BGM ON/OFF: BGMのON/OFFを変更できます。
GRAPHICS 本作は、自分でマジックを楽しんだり、人にマジックを演じて見せて驚かせたりするという趣旨のタイトルであり、ニンテンドーDSにおける3Dポリゴンの限界まで挑戦するようなタイトルではありません。そのため、自分がプレイしていて快適であり、人が見ていて新鮮な驚きを味わえるだけの画面のきれいさを持ち合わせているかということがポイントになってきます。そうした観点から考えると、合格点をあげられるだけのグラフィックレベルにはあると思います。画面内は分かりやすくレイアウトされ、説明文も読みやすい大きさで表示され、トランプの絵柄もしっかりと認識することができ、マジックの表現度合いにも問題がないからです。
キャラクターが任天堂の国内向けタイトルにしては少しバタ臭い感じがしますが、それほどあくが強いわけでもなく、ライトユーザーでも十分に受け入れることができるでしょう。また、1年後には本作がアメリカでも発売されたことを考えると、どちらにも受け入れやすいキャラクターだったと思います。
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SOUND サウンドは、任天堂製のタイトルらしく、ボイスは擬音的なもので表現され、実質的には効果音とBGMだけで構成されています。このようなタイトルであっても、最低限のボイスが必要であることに変わりはなく、プレイしていて、とても寂しい気分にしてくれます。任天堂のボイスを重要視しないという方針は、いい加減方向転換してほしいものだと思います。 5
CONTROL 本作で必要な操作は最小限に抑えられており、ほとんどタッチペンだけで済んでしまいます。「魅せるマジック」であっても、そこにLRボタンが加わる程度のものであり、操作自体は極めてシンプルになっています。「魅せるマジック」の場合には、操作の簡単さよりもむしろ、いかに相手にボタンを押していることを感じさせないようにさりげなくボタンを押せるかという演技力にかかっています。このあたりは、実際のマジックに通ずるものがあるのかもしれません。 7
GAMEPLAY 本作は、ニンテンドーDSを通じて、気軽にマジックの世界を体験することができるゲームであり、ソフトのほかに専用トランプが付属していて、1人でもマジックが楽しめるばかりでなく、人相手にマジックを演じることもできます。折からのマジックブームに乗って年末商戦に合わせて登場したソフトだと言うわけで、マジックの監修・考案も、この世界では有名なテンヨーが担当しています。つまり、人気のマジックをニンテンドーDSでも楽しめないかという発想のアイデア商品でありながらも、マジックの監修・考案をテンヨーが行うことで本物のマジックが楽しめるものに仕上がっているというわけです。
「ひとりでマジック」というモードで1人でもマジックを楽しめるようにするばかりでなく、「魅せるマジック」で人相手にマジックを演じることができるようにもし、「不思議トレーニング」でマジック以外の面白さも味わえるようという欲張ったつくりにもしており、そのどれかが欠けても、やり込み要素の少ないゲームになったことだと思います。
「ひとりでマジック」は、不思議なマジックだったり、なるほどと思わせるマジックだったりが散りばめられており、マジックによってはニンテンドーDSという手軽な携帯ゲーム機でありながらトランプを使う面倒さはあるものの、それなりに楽しめるマジックが入れられていると思います。
「魅せるマジック」は、ニンテンドーDSを通じて人と遊ぶことがある人にとっては、それなりに重宝するマジックもあることと思いますが、マジックとは言いつつ、LRボタンを用いるマジックが多いのが、少し残念なところです。マジックを見せられる側は新鮮な驚きが得られるかもしれませんが、マジックを演じる側にとってはどれを取ってもLRボタンを使うというマンネリ感を味わわされるのは、それほど感心できるものではありません。いろいろなトリックがあるというひねりがほしかったところですが、ニンテンドーDSを介する以上、これが限界だったのでしょうか。
「不思議トレーニング」は、本質的にはマジックとは言えないかと思いますが、実は最も長く遊べるモードです。トレーニング内容自体が面白いばかりでなく、速さや正確さを競うものがあり、そのタイムによってランキングが決まり、ドラゴン、恐竜、ゾウ、トラ、ヒト、ウサギ、などと格付けがなされるからです。本作のタイトルが「マジック大全」となってはいるももの、実は、遊び手によってはマジックよりもトレーニングの方が長く遊べるかもしれません。
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LONGEVITY 本作には、「ひとりでマジック」、「魅せるマジック」、「不思議トレーニング」の3つのモードがありますが、マジックを見せる相手がいなければ「魅せるマジック」は不要なモードになります。また、「1人でマジック」は、少しプレイすればすぐに飽きることと思います。そのため、「不思議トレーニング」をどれだけ長く楽しめるかによって、本作のライフが決まってくることでしょう。ただ、「魅せるマジック」は、相手が変わるごとに活用の場があるため、いろいろな人に会うという人にとっては重宝するかもしれません。 6

OVERALL

本作は、ニンテンドーDSを通じて、気軽にマジックの世界を体験することができるゲームであり、ソフトのほかに専用トランプが付属していて、1人でもマジックが楽しめるばかりでなく、人相手にマジックを演じることもできます。しかも、マジックの監修・考案も、この世界では有名なテンヨーが担当しており、人気のマジックをニンテンドーDSでも楽しめないかという発想のアイデア商品でありながらも、マジックの監修・考案をテンヨーが行うことで本物のマジックが楽しめるものに仕上がっているというわけです。確かに、ライフの長いゲームではありませんし、マジックもそれほどバラエティに富んでいるわけでもありませんが、それなりに楽しむことができますし、海外ではレビュー平均が7.1と高く、日本ほど酷評を受けてはいません。私も、よくできたゲームだとは思いませんが、980円で買えるなら十分に元は取れるゲームだと考えています。 5

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