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MANHUNT

GENRE アクション/サードパーソン
PUB./DEV. ROCKSTAR GAMES/ROCKSTAR NORTH
RELEASE DATE 2004/04/20
OUTLINE 「grand theft auto」シリーズでお馴染みのROCKSTAR GAMESの3人称視点のアクションゲームです。本作の主人公であるジェームス・アール・キャッシュは、何らかの理由で殺されるところでしたが、目が覚めた時には鍵のかかった暗い部屋に閉じ込められていることに気づきます。すると、部屋の片隅のスピーカーから、元ハリウッドの映画プロデューサーのスタークウェザーの声が流れてきます。「君には私の声だけが聞こえる。君がここから出るためには、私の言う通りにするしかない。このゲームは、夜明けまでに終わることを約束しよう」。スターウェザーは、ギャングたちを雇ってキャッシュの行く手をさえぎり、キャッシュがさまざまな武器や殺し方で立ちふさがるギャングたちを撃退する様子をビデオに収め、スナッフムービーとして販売することを目論んでいます。キャッシュの自由は、このばかげたゲームに付き合うことのみで得られるのです。
GAME MODE PLAY キャッシュとなって、スタークウェザーの指示に従いながらゲームを進めていきます。ゲームは、シーン(ミッション)に分けられ、シーンをクリアすることで次のシーンに進めるようになります。最初のシーンでは、キャッシュは武器を持たない状態でスタートしますが、道に落ちている武器を拾ったり、キャッシュを狙う敵を殺して武器を奪ったりすることで使えるようになります。武器には、ワイヤー、ガラスのかけら、ビニール袋、金属バット、木製バット、警棒、ナイフ、小鎌、斧、なた、ハンマー、チェーンソー、ピストル、ショットガン、ライフル、マシンガン、スナイパーライフルなどがあり、同系の武器は複数持つことができません。弾薬は、拾ったり、殺した敵から奪ったりすることができます。キャッシュには、ライフとスタミナのゲージがあります。ライフは、敵の攻撃を受けることで減少しますが、マップ内に落ちている鎮痛剤を使うことで回復できます。スタミナは、走ると減少して、速く走れなくなりますが、歩くと徐々に回復します。敵は、キャッシュの姿を見つけたり、物音を聞きつけたりすると、キャッシュのいる方に近づいてきます。その際に、暗がりに隠れることで敵から見つかりにくくなります。敵の背後を取り、左トリガーを引いてマーカーの色が白に変わると、敵に見つからずに殺すことができます。こうなった場合にはビデオ撮影が始まり、画面は録画中の画面に切り替わります。このような敵の殺し方をすることで、シーンのクリア後に表示されるレイティングが高くなっていきます。レイティングはまた、クリア時間によっても上下します。レイティングは、星の数で表され、5つが最高になります。このようにしてゲームを進め、スタークウェザーに迫っていくというわけです。
全20シーンは、以下の通りです。
SCENE 1. BORN AGAIN: キャッシュは、アメリカの見捨てられた都市・カーサーシティに放り出されます。通りは、ザ・ホッズというギャングがパトロールしています。このシーンは、チュートリアル的なもので、操作方法を学びながら進んでいきます。キャッシュが使える武器は、ビニール袋とガラス片だけで、ステルスしながらギャングたちを倒していきます。最初だけに簡単なシーンで、30分ぐらいです。
SCENE 2. DOORWAY INTO HELL: 路地と廃屋を出入りし、ザ・ホッズと戦いながら、スタート地点付近の南京錠をこじ開けるバールを探します。当初行ける地点の最奥にいる敵を倒すと、バールを手に入れることができます。南京錠をこじ開け、ビルの地下に進むと、バール男との戦闘になります。ここで、AボタンとXボタン同時押しの攻撃を学びます。キャッシュが使える武器に、ブラックジャック、バット、バールが加わります。このシーンは、30分ぐらいです。
SCENE 3. ROAD TO RUIN: 路地と廃屋の地上と地下の貯蔵室などを行き来し、ザ・ホッズを殺しながら、彼らがパトロールする地点から抜け出します。キャッシュが最後の南京錠をこじ開けると、スタークウェザーの精鋭チームが現れ、彼を捕えてバンに放り込みます。このシーンは、30分ぐらいです。
SCENE 4. WHITE TRASH: 自動車解体工場の入口付近から、武器を持たない状態でスタートします。ここからは、スキンズとの戦いになります。ガードをスタート地点におびき寄せてから、奥でワイヤーを取り、それでガードを殺します。先に進むと、途中でネイルガンを取れるため、確実に取っておきます。奥のゲートは電気式になっているので、最深部のガンマンを殺してスイッチを操作します。このシーンは、1時間ぐらいです。
SCENE 5. FUELLED BY HATE: 自動車解体工場の続きです。3人を倒すと奥のゲートが開くので、ビデオを見ている男の近くのスイッチのヒューズを壊し、男を倒して奥に進みます。クレーンを動かすために燃料が必要なので、1番奥まで取りに行きます。燃料をぶら下げて戻る際には走ったり攻撃したりはできませんが、自由に置くことができます。クレーンに燃料を入れたら乗り込んで、クレーンの磁石に冷蔵庫を付けたり放したりしてスキンズを倒していきます。一掃したら、ビデオ男のいたところの近くから地下を通って反対側に行き、ベルトコンベアー下のスキンズを一掃します。ゲートが開くので、クレーンに乗り込んで道を塞ぐ冷蔵庫をどけます。クレーンに乗り続けて押し寄せるスキンズを倒し続けることもできますが、すぐに階段を駆け上がって出口を目指した方が無難です。スタークウェザーの精鋭チームが現れ、キャッシュをバンに放り込みます。このシーンは、1時間ぐらいです。
SCENE 6. GROUNDS FOR ASSAULT: 動物園の入口付近から、武器を持たない状態でスタートします。ここからは、ウォードッグスとの戦いになります。廊下右手のドアを入ったところにあるワイヤーを取り、その先のドアのところにいる男を殺してなたを取ります。ウォードッグスを殺しながら通路を進み、グリズリーの展示場の奥でバールを取ってゲートの鍵をこじ開けます。レストランの鍵をこじ開けて通り抜け、奥のゲートの鍵をこじ開けます。バールを何度も使うわけです。このシーンは、1時間ぐらいです。
SCENE 7. STRAPPED FOR CASH: 動物園の続きです。休憩所や動物舎を、ウォードッグスを殺しながら進みます。キャッシュの家族(?)4人が別々に捕われており、彼らの近くでキャッシュの姿をウォードッグスに見つけられると彼らが殺されてしまうので、それよりも先に彼らの近くにいるウォードッグスをスナイパーライフルで気絶させなければなりません。スナイパーライフルに殺人能力はないようで、確実に殺すためには近くで再び攻撃する必要があります。最後は、サメの顔が入口になっている施設のショップでスイッチを操作して奥のドアを開けます。スタークウェザーの精鋭チームが現れ、キャッシュをバンに放り込みます。ちなみに、家族をすべて助けられなくても、スコアに影響するだけのようです。このシーンは、1時間ぐらいです。
SCENE 8. VIEW OF INNOCENCE: ショッピングモールの入口付近から、武器を持たない状態でスタートします。しかし、今回はすぐに銃を拾うことができ、遮蔽物に隠れながら銃撃戦を繰り広げることになります。遮蔽物にYボタンでへばりつき、左トリガーを引いて、銃を撃てばOKです。エスカレーターで3階まで進み、バーのカウンターの中のビデオテープを取ります。更に先に進んでドアの鍵を撃ち壊すと、ショットガンを取ることができます。2階まで戻り、ビデオカメラを取ります。プールバーに行くとテレビがありますが、電気が来ていないので、地下に降りて電源を入れ、テレビのところまで戻ります。このシーンは、45分ぐらいです。
SCENE 9. DRUNK DRIVING: 囚われの身となっていた酔っ払いのトランプを助け出し、スタークウェザーにゲートを開けてもらうために行動を共にします。トランプには戦闘力がなく、ハンターに見つかると殺されるのを待つだけになってしまいます。トランプに向かってYボタンを押すと、その場で待つように指示することができるため、危険な場所ではトランプを待たせるようにします。基本的には、ゲートを開けてもらったら、その付近でトランプを待たせるようにし、次のゲートまでのハンターを一掃したら、トランプを次のゲートまで連れて行くという繰り返しになります。4回繰り返すことでフェンスで仕切られた市街地から墓場に抜け、5回目で墓場を通り抜けます。このシーンは、1時間ぐらいです。
SCENE 10. GRAVEYARD SHIFT: 地下からスタートし、地上の敵を倒したら、ゲートを開けて工場内に入ります。工場の地下でリフトの電源を入れ、リフトに乗って3階まで進みます。キャットウォークの敵を倒し、2階に飛び降りてから、別のリフトで再び3階に進みます。換気口から飛び降り、応接室の敵を倒し、奥に進んでスイッチを押し、階段を降りて外に出ます。スタークウェザーの精鋭チームが現れ、キャッシュをバンに放り込みます。このシーンは、1時間ぐらいです。
SCENE 11. MOUSE OF MADNESS: 囚われの男に少しだけ電気ショックを施し、ハンターをおびき寄せて殺し、スタークウェザーにゲートを開けてもらいます。中庭を通り抜けて、タワーの敷地内に入り、ハンターをすべて殺してからスーツケースをぶら下げてタワーの入口まで行き、スーツケースをそこに置いたら、少し離れて銃撃して入口のドアを爆破します。爆破前後にハンターが現れるので注意します。タワーの最上階まで上がって1階のゲートのスイッチを入れて開け、1階まで戻ってゲートの先に進みます。診療所の中に進んで屋上まで上がり、ガードの死体をかついでガードルームに入ります。このシーンは、1時間30分ぐらいです。
SCENE 12. DOING TIME: 迷路のように入り組んだ廃牢で、ハンマーを使ってハンターたちを殺していきます。スタークウェザーは、キャッシュにより過激な殺害方法を要求してきます。Violent executionとGruesome executionです。前者はアイコンが黄、後者はアイコンが赤になるまでAボタンかXボタンを押し続けていればOKです。これらの方法でハンターを1人ずつ殺さない限り、ハンターが無限に現れるので注意が必要です。次に、ハンターからバットを奪い、同じことを繰り返します。すると、ゲートが開くので、牢の上階のハンターとの銃撃戦を制してから、シャワー室に入ります。このシーンは、1時間30分ぐらいです。
SCENE 13. KILL THE RABBIT: 廃牢から脱出するため、着ぐるみの白ウサギを追いかけます。当初は、牢屋エリアに閉じ込められて数人のハンターを倒し、廊下などでも交戦という連続になります。食堂を抜けると、刑務所の庭の塔の最上階に上がって着ぐるみの白ウサギを倒します。下に降りていくとスタークウェザーの精鋭チームが攻撃してくるので、塔の最上階まで戻って階段の上から階段を上がってくる敵を順番に撃っていけば楽です。全員倒したら、ゲートから外に出ます。このシーンは、1時間ぐらいです。
SCENE 14. DIVIDED THEY FALL: 何も持たない状態でアパートの外からスタートしますが、すぐにワイヤーを取ることができます。アパートの外のラミレスの手下のハンターを殺したら、アパートの中に入り、ラミレスを殺すために5階まで上がっていきます。5階に着くとラミレスが応援を呼びに行くので、2分30秒以内にそれを阻止しなければなりませんが、実際は3人程度のハンターが現れるだけなので、アパートの5階に留まってハンターをおびき寄せればOKです。アパートの外に出て、ラミレスを殺し、ゲートから外に出ます。このシーンは、1時間ぐらいです。
SCENE 15. PRESS COVERAGE: キャッシュを救出したジャーナリストを守りながら、彼女のアパートに向かい、関係書類を確保します。彼女には、待つか着いてくるかの指示が出せますが、彼女と一定以上の距離が開くと20秒以内に彼女のところに戻らなければなりません。アパートの外では警官が10人近く巡回していますが、最初の2人から銃を奪えたら、道路に出てすぐの左手の暗がりに警官をおびき寄せて殺します。アパートに入ったら、彼女を待たせておいて、2階の警官を一掃してから、呼び寄せます。彼女と別れて道路に戻り、カジノで警官を一掃してから地下鉄の駅に行きます。地下鉄の駅に入る前に、向かい側のスナイパーを殺しておきます。このシーンは、1時間30分ぐらいです。
SCENE 16. WRONG SIDE OF THE TRUCKS: 地下鉄のホームで警官を殺し、更に線路の最奥まで進んで突入部隊を殺します。コントロールルームで地下鉄の電気を入れてから地下鉄に乗り込み、到着駅で地上への脱出を試みます。階段上で待ち構えている警官に注意します。このシーンは、45分ぐらいです。
SCENE 17. TRAINED TO KILL: 雨降る操車場を1番奥のエリアまで抜けていきます。操車場はかなり広い3つのエリアに分かれており、2つ目のエリアから3つ目のエリアまでは電車の屋根を飛び越えて入ります。ただし、3つ目のエリアにはいきなり飛び降りずに、警官を屋根の下におびき寄せて、屋根の上からまとめて殺した方が得策です。3つ目のエリアの先にあるゲートの鍵を銃などで壊して開けます。このシーンは、45分ぐらいです。
SCENE 18. BORDER PATROL: マンションの駐車場から武器のない状態でスタートするので、ワイヤーでハンターを殺して銃を調達します。マンションの庭は広く迷路のようになっている部分もあるため、巡回しているハンターをおびき寄せては殺します。マンションの地下貯蔵庫の入口はマンションの向かって右側奥にあるので、その方面の敵を殺しながら進むこともできます。このシーンは、1時間15分ぐらいです。
SCENE 19. KEY PERSONNEL: 監視カメラを壊しながら、マンションの西ウイングにある地下に行きます。サーベラスチームのリーダーからスタークウェザーのエレベーターのキーを奪い、エレベーターを作動させます。地下までの道のりは長く精鋭部隊も多いですが、戦いの中で銃弾は十分に補充できます。最寄りの階段から2階に上がり、セキュリティルームに入ってエレベーターの鍵を取り、エレベーターに乗り込みます。このシーンは、1時間15分ぐらいです。
SCENE 20. DELIVERANCE: エレベーターは止められ、武器を失った状態で、荒れ果てたマンションの上層階からスタートします。ここには着ぐるみのブタがチェーンソーを持って待ち構えており、廊下などに落ちている木製のスパイクやガラス片を拾って対抗します。レベル3の攻撃を3回行うと、着ぐるみのブタは屋根裏部屋に逃げるので、追いかけていきます。屋根裏部屋の反対の階段を降りたところにある階段を上がると着ぐるみのブタがいるので、床の金網のところにおびき寄せます。着ぐるみのブタを、2度、その上に乗せると金網が外れ、着ぐるみのブタを殺すことができます。ドアをチェーンソーで壊そうとするとスタークウェザーがボディガード5人を送り込んでキャッシュを殺そうとするので、荒れ果てたマンションの上層階まで戻って、ひとりずつ殺します。全員殺したら、ライフを全回復し、チェーンソーで先ほどのドアを壊します。スタークウェザーとの一騎打ちになりますが、銃を撃ってくるのは最初だけです。スタークウェザーを殺すと、エンディングになります。このシーンは、1時間15分ぐらいです。
SELECT SCENE 既にクリアしているシーンを選んでプレイすることができます。
LOAD GAME セーブデータをロードします。セーブデータは8つまで作ることができます。ゲーム中のセーブはチェックポイント制で、ゲームオーバーになった際に限り、そこからやり直すことができます。いったん電源を切ったり、メニュー画面に戻ったりすると、シーンの最初から始めなければなりません。
SETTING ゲームの各種設定を変更できます。難易度は、FETISH(ノーマル)、HARDCORE(ハード)から選ぶことが可能です。
BONUS FEATURES 各シーンのクリア時のレイティングが3以上だと、設定資料を見たり、ボーナスミニゲームをプレイしたりすることができます。ボーナスミニゲームは、「HARD AS NAILS」(できるだけたくさん殺す)、「BRAWL GAME」(どれだけ長く生きていられるか)、「MONKEY SEE MONKEY DIE」(サルの着ぐるみをすべて殺す)、「TIME 2 DIE」(10分以内に11人の敵を殺す)の4種類です。
GRAPHICS グラフィック全般に関しては、同じROCKSTAR GAMESの「MAX PAYNE」シリーズと似たような雰囲気を持っています。オブジェクト、キャラクター、背景なども、発売日も近い「MAX PAYNE 2 THE FALL OF MAX PAYNE」と同質以上の水準にあります。違っているのは、本作が一夜で物語が完結してしまうマンハントというダークな舞台設定であること、ステルスアクションであること、元ハリウッドの映画プロデューサーのスタークウェザーがキャッシュが行く手に立ちふさがる敵を殺していく様子をビデオに撮影している、ということです。そのためか、画面は全般にざらついたような効果を出しており、それがダークな舞台設定をより一層引き立てています。また、ステルスアクションであるため、光源処理はしっかりと施されており、明るいところと暗いところの違いが微妙に表現されています。注目すべきはビデオ撮影シーンで、キャッシュがステルスキルに成功すると、キャッシュが敵を殺すシーンがさまざまなアングルで映し出されます。「REC」の文字とカメラのノイズも入れられ、過激なシーンの生々しさがより強調されています。本作がミッションやチャプターと呼ばずにシーンと呼んでいるのも、このスナッフムービーを意識してのものです。ところで、これだけさまざまなアングルで録画するためのカメラはどこに設置してあるのでしょうか。 9
SOUND ドルビーデジタルです。本作がステルスアクションということで、音にはそれなりのこだわりを持たせています。もっとも、「Tom Clancy's SPLINTER CELL」シリーズほど緻密なものではありませんが、走ったり、壁などを叩いたりすると、敵に音が聞こえ、敵がその音がした方にやってくるといったものです。プレイヤーは、この音を利用して、ゲームを有利に進めていくわけです。キャラクターボイスは、よくできています。スタークウェザーの猟奇的なボイスアクティングは印象的ですし、敵が近寄ってきた時の罵声や嬌声などもゲームを味わい深いものにしています。環境音、銃撃音に関しても、水準レベルはクリアしているといったところでしょう。 8
CONTROL 操作性はまずまずといったところで、Xboxの3人称視点のアクションゲームとしては水準レベルのデキにあります。基本的な操作は、左スティックが移動、右トリガーが走り、右スティックがカメラ、Aボタンが攻撃やタップ、Xボタンが強攻撃やタップ、武器のリロード、Yボタンが各種アクション、Bボタンが武器の交換、左トリガーがターゲット、右スティックの左右でターゲットの変更、白ボタンが左移動、黒ボタンが右移動、右スティックの押し込みが後方確認、ターゲット中のフリールック、左トリガーと右トリガーの同時引きが180度ターン、方向パッドの左右が覗き込み、が主なものです。これらの操作を使いこなせなくても、Yボタンの壁や障害物への張りつきと、Aボタンのタップ、左トリガーのターゲットが使えれば、クリアするのは難しいことではありません。 8
GAMEPLAY 本作は、「MANHUNT」という衝撃的なタイトルと猟奇的なパッケージからスプラッタゲームととらえられがちですが、実際のところはよくできたステルスアクションゲームといった趣です。実際、金持ちや貴族が一般市民を捕まえてきて豪邸の庭に放して狩りを楽しむといった類のものではなく、何らかの理由で殺されるところだった主人公が生きるためにやむなく行く手をさえぎる敵を殺していくという設定になっているからです。しかも、豪快に銃をぶっ放して殺していくのではなく、自分をハントしようとするハンターを暗がりに隠れて待ち伏せて背後から襲うという地味な殺し方が大勢を占めており、立場は強者ではなく弱者に置かれているのです。
ただ、元ハリウッドの映画プロデューサーのスタークウェザーがキャッシュが行く手に立ちふさがる敵を殺していく様子をビデオに撮影している、ということが、ゲームを異質なものにしてはいます。これにより、さまざまな武器が登場しますし、殺し方もスタークウェザーが気に入るように過激なものも含まれています。ここまでやらなくてもというものもあるにはありますが、この武器や殺し方の多彩さがゲームにスパイスを与えているのは確かなところです。時には銃撃戦があったり、誰かと一緒に行動してその誰かが殺されないようにするといったシーンもあり、ゲームの単調さを回避することで新たな楽しみを持って続けられるように作られてもいます。
ゲームを続ける楽しみという点では、シーンによっては持っている武器がすべてリセットされ、武器がない状態から始めなければならないことがあるというのも大きな要素のひとつになっています。これにより、豊富な武器を背景に押し切るのではなく、工夫してゲームを進めなければならないという戦略的な楽しさが生まれるからです。もちろん、ステルスキルがこのゲームの最大の戦略的な楽しさで、暗がりに潜んで物音で敵をおびき寄せたり、わざと敵に自分の姿を見せてから暗がりまで走り込み、暗がりにいる自分を発見できない敵を背後から攻撃するといったしてやったり感を堪能することができます。本作が「MANHUNT」というゲームタイトルから想像されるゲームとはゲーム性が大いに異なるものであり、それが本作を奥深いゲームにしているのは間違いのないところでしょう。
なお、本作のマニュアルは、ROCKSTAR GAMESが「grand theft auto」シリーズなどで得意としているタイプのもので、一般的な取扱説明書とはかなり内容を異にするものに仕上がっています。その表紙には、「VALIANT VIDEO ENTERPRISES WINTER / SPRING CATALOG & PREVIEW GUIDE」と記されており、これがスタークウェザーのビデオ会社のスナッフムービーなどのカタログであるということが分かります。中を開いてもスタークウェザーのビデオやアイテム、キャストの紹介がなされています。ライオネル・スタークウェザー監督作品「BORN AGAIN」(VHS or DVD)ORDER NOW $25、スタークウェザー最新作「VIEW OF INNOCENCE」(VHS or DVD)ORDER NOW $25、オフィシャルハンターウエポン「ワイヤー」$75、「SAP-12」$1800、などといった具合です。このあたり、ROCKSTAR GAMESのスタッフが楽しみながら作っている様子が目に浮かんでくるようで、プレイする側もROCKSTAR WORLDにどっぷりと浸かって堪能したいものです。
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LONGEVITY 本作を単にクリアするだけなら、20時間強で終えることができるでしょう。しかし、すべてのシーンで3以上のレイティングを獲得してボーナスフィーチャーをアンロックしようと考えれば、30時間以上はかかることと思います。そして、ボーナスミニゲームも楽しめば、それ以上の時間、プレイすることができます。ここでは、とりあえずクリアできればOKということで、「8」にしておきます。 8
OVERALL ここまで述べてきたように、本作は「MANHUNT」という衝撃的なタイトルと猟奇的なパッケージから受けるようなスプラッタゲームではなく、実際のところはよくできたステルスアクションゲームになっています。暗がりに潜んで物音で敵をおびき寄せたり、わざと敵に自分の姿を見せてから暗がりまで走り込み、暗がりにいる自分を発見できない敵を背後から攻撃するといったしてやったり感を堪能したり、豊富な武器を背景に押し切るのではなく、工夫してゲームを進めなければならないという戦略的な楽しさを味わうことにこそ、本作の楽しさがあります。もちろん、元ハリウッドの映画プロデューサーのスタークウェザーがキャッシュが行く手に立ちふさがる敵を殺していく様子をビデオに撮影しているという異質なシチュエーションや、武器や殺し方の多彩さがゲームにスパイスを与えているのは確かです。それでも、これらの要素が組み合わさることで面白いゲームに仕上がっているので、色眼鏡で見ないで本作を楽しんでもらいたいと思います。 9

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