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ねずみくす

GENRE アクションアドベンチャー/キャラクター
PUB./DEV. マイクロソフト/メディアビジョン
RELEASE DATE 2002/2/22
OUTLINE ドタバタねずみアドベンチューです。本作は、Xboxならではのグラフィック技術「ファーシェーダー」を駆使したネズミたちの毛のふわふわ感と、コミカルで人間的な動作や微妙な表情の変化によるキャラクターの可愛らしさをその魅力としています。また、Xboxのローンチタイトルの中では数少ないファミリー層やライトユーザーをターゲットにしたゲームでもあります。物語は、大きな川に囲まれた小さな家の屋根裏に住むアポロたち家ネズミのパーティーのごちそうがなくなっているところから始まります。アポロたち4匹は、その犯人がヨソモノネズミだと推察し、彼らを探し出してこらしめるための冒険へと繰り出します。プレイヤーは、アポロたちを操作して、ヨソモノネズミを探し出す間違い探し的な要素と、彼らを追い払うバトル的な要素を楽しむことができます。
GAME MODE NEW GAME ゲームを最初から始めます。本作は全部で5つのステージで構成されており、それぞれのステージをクリアすることで次のステージに進むことができます。各ステージは、ヨソモノネズミを探す「サーチ」とヨソモノネズミを追い払う「バトル」で構成されており、すべてのヨソモノネズミを探し出して、彼らとのバトルにも勝利するとクリアになります。「サーチ」では、3Dフィールド内を決められたルートで移動して(移動モード)、いろいろな場所に隠れているヨソモノネズミを探し出します(探索モード)。移動モードは、アポロたちを真横から見た2D的な進み方をし、分岐点では2ヵ所から4ヵ所の進行ルートから任意の進行方向を選びます。ただし、進行ルートが十字路であっても、実際はUターンして来た道を逆サイドから見る場合もあります。逆サイドにもヨソモノネズミがいることが珍しくはないため、すべてのルートを隈なく探す必要があります。探索モードは、見つけたヨソモノネズミをカーソルでチェックすればOKです。フィールド内には、動かすことができるものやバトル時の回復アイテムも隠されています。ヨソモノネズミには4種類の部隊があり、部隊内のすべてのヨソモノネズミを探し出すと、フィールド内のバトル地点でいつでも「バトル」を行うことができます。バトルはリアルタイムの白兵戦で、直接操作できるのはアポロだけですが、他のネズミにはバトルを止めて指示を出すことができます。基本的な戦法は、アポロに敵が複数集まっているところで必殺技(HPを消費します)を出させて、アポロのHPが減ってきたところで回復アイテムを拾わせることを繰り返すというものです。最後のバトル以外は、この戦法でアポロの仲間(ゲームが進むに連れて増えていきます)が倒されることはありません。なお、本作では、バトル中に消費したHPはバトル後に全快しますが、倒された仲間は復活しません。
各ステージは、以下のようになっています。カッコ内は、ヨソモノネズミの数、制限時間、ヨソモノネズミを発見するとプラスされる時間です。
アポロの家(30匹、20分、30秒): アポロが居候している一戸立て住宅で、気のいい人間の一家3人が暮らしています。最初のステージだけに、屋根裏、キッズルーム、廊下、ダイニングキッチン、ベッドルーム、ガレージ、とマップも狭く構造も単純です。
ラット団の路地裏(30匹、20分、30秒): アポロが住んでいる住宅街の裏にある路地で、アポロのライバルのアイスが仕切っている地域です。路地裏東側、路地裏中央部、屋根の上、路地裏西側、袋小路、カフェテリア、で構成されています。広くて構造も複雑なステージです。
中央公園(40匹、30分、45秒): 町外れにある小さな公園で、中央に噴水があります。噴水広場、アスレチック広場、ブランコ広場、子供広場、シーソー広場、すべり台広場、砂遊び広場、で構成されています。噴水広場からすべての場所に行くことができ、隣り合った場所が繋がっていることもあり、構造は単純です。
ドシルのワイン蔵(40匹、30分、60秒): ワインの樽が入れられている地下貯蔵庫で、長老ネズミのドシルが暮らしています。ワイン蔵入り口、ワイン蔵北エリア、ワイン蔵東エリア、ワイン蔵西エリア、ワイン蔵中央東側、ワイン蔵中央西側、ワイン蔵南エリア、ワイン蔵最深部、で構成されています。地上と天井梁の二層構造になっており、それぞれの場所の行き来やヨソモノネズミの探し方を考えながら行う必要があります。最初は、地上だけに絞って探す方がいいでしょう。
街外れの連絡橋(0匹、15分、0秒): 島と陸地を繋ぐ連絡橋で、連絡橋西側、橋塔内部、連絡橋東側、で構成されています。このステージは、「サーチ」がなく、ボスとの4回の「バトル」だけで構成されています。ボスとのバトルといってもそんなに難しくはありませんが、4回目のバトルで、すべてのネズミを失わないように戦うのは、かなり難しいと思います。
LOAD GAME ステージクリア後にセーブしたデータをロードすることができます。全部で8つまでデータを保存できるので、ステージクリアごとに別の場所にセーブするといいでしょう。
CONTINUE ステージの途中でゲームを中断した時のデータからゲームを再開することができます。本作では、ステージの途中ではセーブできないため、ゲームを中断するには、ゲーム中にポーズをかけて、「ここでゲームを中断する」を選ぶしかありません。
OPTION ゲームの各種設定を変更することができます。変更できる項目は3つだけと、最小限です。
GRAPHICS ローンチに間に合わせるため、とにかくXboxならではのグラフィック技術「ファーシェーダー」を駆使したネズミたちの毛のふわふわ感にだけはこだわったといった感じのグラフィックです。確かにネズミたちからはぬいぐるみのように可愛い毛のふわふわ感を感じ取ることができますが、それを楽しめるのは随所に挿入されるムービーや探索モードぐらいで、通常の移動モードではほとんど分かりません。移動モードでは、ネズミたちから離れた視点で横から眺めているだけですから。ネズミたちの毛のふわふわ感には「おーっ」と思わされもしますし、ローンチタイトルとしてハード性能の高さを示すには役立っていることでしょう。しかし、それ以外のグラフィックは、オブジェクトこそリアルに描かれているものの、水の表現、光と陰の表現などは、Xboxの水準からすれば特筆すべきものはありません。 6
SOUND ドルビーデジタルです。移動モードはネズミたちから離れた視点で横から眺めるだけの2D視点、探索モードは静止した状態のアポロを後ろから眺める3D視点、バトルは手前上方からの見下ろし視点、ということで、サラウンド効果はほとんど必要ありません。ただ、「ONLY ON XBOX」なら、ドルビーデジタルの標準装備は当然のこととは言えます。音楽はシーンごとに用意されていますが、効果音は必要最小限といった感じです。気になったのは、アポロたちのセリフです。ムービーでは声が当てられているのですが、ボイスマスクをかけたかのような高くくぐもった声で、聞きづらいし、心地良くもありません。ネズミだからって、こんな声にする必要もなかったと思います。テーマソングは、今時のテレビアニメ風で期待感を抱かせるデキの良さです。 6
CONTROL サーチでは、左スティックか方向パッドでアポロ(探索モード時の照準カーソル)の移動、Aボタンをそれと同時に押してダッシュ、Xボタンで移動モードと探索モードの切り替え、Yボタンでマップの表示、と極めてシンプルです。垂直の壁や柱を上がるのも、ダッシュで簡単に行えます。バトルでは、左スティックか方向パッドでアポロの移動、Aボタンの単発押しで通常攻撃、ため押しでぐるぐるパンチ、Bボタンで必殺技、Lトリガーで防御、Rトリガーでターゲットロック、とこちらもシンプルです。ただ、3Dフィールド内を決められたルートでアポロたちを真横から見た2D的な進み方で移動する、というのはちょっとプレイしづらい時があります。分岐点で2ヵ所から4ヵ所の進行ルートから任意の進行方向を選ぶ際に進行ルートが十字路であっても実際はUターンして来た道を戻るような形になる時があったり、探索モードでヨソモノネズミにカーソルを合わせる場所を微調整しなければならなかったりするからです。ローンチタイトルとしてファミリー層やライトユーザーをターゲットにしたかったから易しい(と考えた)操作方法にしたのか、隠れているヨソモノネズミを探すというシステム的にこうしなければならなかったのか、それは分かりません。しかし、Xboxの3Dゲームらしく、移動は自由にして常に探索モード同様の視点にしてほしかったところです。そうすれば、ネズミたちの毛のふわふわ感も、もっと味わうことができました。 6
GAMEPLAY 上で述べているように、本作の最大の特徴は、Xboxならではのグラフィック技術「ファーシェーダー」を駆使したネズミたちの毛のふわふわ感と、コミカルで人間的な動作や微妙な表情の変化によるキャラクターの可愛らしさにあります。それゆえ、Xboxのローンチタイトルの中では数少ないファミリー層やライトユーザーをターゲットにしたゲームと言えるわけです。操作方法がシンプルなところも、こうしたユーザーに合わせたと考えられます。やることも、ヨソモノネズミを探す「サーチ」とヨソモノネズミを追い払う「バトル」で構成されており、すべてのヨソモノネズミを探し出して、彼らとのバトルにも勝利するとクリアと簡単です。「サーチ」はけっこう楽しいですし、「バトル」も単純ながら悪くはありません。ただ、3Dフィールド内を決められたルートでアポロたちを真横から見た2D的な進み方で移動するのは、分岐点での進行先や探索モードでの微調整の問題を内包しています。どうして、移動は自由にして常に探索モード同様の視点にしなかったのか、疑問が残るところです。ローンチに間に合わせるということを考えなければ、もうちょっと完成度が高くなったのではないかと思われるだけに惜しまれます。 6
LONGEVITY 私の総クリア時間は、3時間26分52秒でした。もちろん、これは名目上のもので時間切れでゲームオーバーになったものは含まれていませんから、実質的には5時間以上はかかっています。また、全ステージ評価は順にB、B、A、B、Bで、総合評価はBでした。この評価は、クリア時間の短さ、それぞれのバトルの評価、拾ったアイテムの数、一緒にいる仲間の数、で決まります。この評価ですべてAを取ろうと思えば、もっと時間をかける必要があるでしょう。 6
OVERALL 本作は、Xbox中でも屈指のワーストゲームという評価が定着しています。私はそうした評価を知った上でプレイしたのですが、思ったほどには悪くないという印象でした。確かに、3Dフィールド内を決められたルートでアポロたちを真横から見た2D的な進み方で移動する、というのはちょっとプレイしづらい時があり感心できませんでした。やはり、Xboxの3Dゲームらしく、移動は自由にして常に探索モード同様の視点にしてほしかったところです。それでも、「サーチ」はけっこう楽しいですし、「バトル」も単純ながら悪くはありません。特に「サーチ」は、間違い探しのようで楽しんでプレイできました。ローンチタイトルとして本体と同時に6800円出して買ったとしたら大いに不満の残るデキでしょうが、1480円程度で買えたらそれなりに楽しめるタイトルだと思います。 6

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