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あつまれ! ピニャータ

GENRE 育成シミュレーション/キャラクター
PUB./DEV. マイクロソフト/RARE
RELEASE DATE 2007/1/11
OUTLINE 自分好みの庭を造りながら、いろいろな動物=ピニャータたちを育てていく育成シミュレーションゲームです。ピニャータは、メキシコの伝統的な子供のパーティなどで使われる動物の形をしたくす玉人形です。新聞紙などで作った割れやすい人形に色紙でカラフルな飾り付けをし、その中にキャンディーなどのお菓子を入れます。これを、すいか割りのように棒で叩いて割り、みんなでお菓子を分け合います。本作には、このピニャータが60種類以上も存在するため、どんな庭を作り、どんなピニャータを集めるかはプレイヤー次第だというわけです。
GAME MODE ガーデンで遊ぶ プレイヤーは、ピニャータアイランドに着いたら、シクシクと泣いているリーフォスという女の子に出会います。彼女は、ジャーディニエロというガーデナーが作った最高のガーデンでありながら、今は放置されて荒れ放題になっているガーデンの整備を、プレイヤーに託します。彼女の話を聞き終わったら、彼女に手渡されたシャベルを手に、ガーデンを整地することから庭造りが始まります。ガーデンがきれいに整地されたら、最初のピニャータであるワールムが訪れます。更に、リーフォスから渡された草のタネをまくことで、ガーデンが緑で満たされます。このようにして、庭を整備しながら、新たなピニャータを集めるのが、本作の主たる目的になります。プレイ中、リーフォスからはプレイを進めるためのアドバイスを「お知らせ」という形で受けることができ、その「お知らせ」やガーデンの出来事などは彼女からもらえる「ジャーナル」に記録されていきます。
セーブは、進行過程で自動的に行われるほか、任意で行うこともできます。プレイ再開時に「あたらしいガーデン」を選ぶと、これまでのデータを引き継いで新しいガーデンも造ることができます。
ピニャータとの関わり方は、以下の4段階で発展していきます。登場させる、訪問させる、住人にさせる、仲良しにさせる。それぞれの段階で、ピニャータごとに異なる条件があるため、ピニャータとより良好な関係を築きたいなら、その条件を満たしていく必要があります。ピニャータとその条件に関しては、ガーデンにいるピニャータにカーソルを合わせることで知ることができます。ピニャータがガーデンの住人になると、ピニャータの色が白黒からカラフルできれいな色になります。住人になったピニャータは、名前を付けることもできれば、オリジナルラベルをラベルデザイナーで変更することもできます。ラベルには、3つのパーツ(ふちどり、背景、アイコン)があり、それぞれ2種類の色を組み合わせることが可能です。
同じ種類のピニャータが2匹以上になったら、そのピニャータ専用の家を建てるなどの条件を満たして2匹ともと仲良くなりピニャータの上にハートマークが付いたら、ピニャータ同士も仲良くさせて子孫を作らせることができます。子孫を作るためには、Aボタンを押してピニャータ同士を接近させるとともに、「なかよしミニゲーム(簡単な迷路ゲーム)」をクリアします。成功したらピニャータたちがなかよしダンスを踊り、ストーコスがエッグマウンテンから飛んできてピニャータの家にタマゴを届けてくれます。このようにして、ピニャータたちの新しい家族が誕生するというわけです。
ピニャータの中には、珍しくて価値が高いものもいます。このようなピニャータは、普通にガーデン造りをするだけではなかなか出遭うことができず、ちょっとした工夫を施す必要があります。例えば、すべてのピニャータにはライフスイーツが詰まっていますが、大けがをしたり思い病気にかかったりすると、ライフスイーツがなくなってガーデンの外に帰っていってしまいますが、逆にピニャータの価値を高めるスイーツもあるのです。ハッピースイーツは、ピニャータをハッピーにさせ、ハッピーメーターをオレンジ色にさせます。ジョイスイーツは、ピニャータが大喜びして、年もとらなくなります。なかよしスイーツは、1度、なかよしダンスを踊ったピニャータが食べると、すぐに仲良くさせることができます。ただし、サワースイーツは、毒が入っており、食べさせないようにしなければなりません。
ピニャータばかりでなく、ガーデンにあるすべてのものには価値が与えられています。珍しいピニャータばかりでなく、普通のピニャータでもアクセサリーを付ければ価値をアップさせることができます。ガーデニングの腕が上がれば、ランクもアップします。ピニャータとより良好な関係を築いたり、ピニャータ同士を仲良くさせたり、植物を大きく成長させたり、することでも、経験値が上がっていきます。時間と工夫と努力を惜しまなければ、すべての種類のピニャータを集めることも可能です。
ガーデンでは、さまざまなトラブルが発生することもあります。仲の悪いピニャータ同士がけんかを始めたり、暴れん坊の野生のピニャータがガーデンを荒らしたり、雑草が生えてきたり、ラフィアンというぺスター教授があやつる悪者が現れたり。プレイヤーは、こうしたトラブルをできるだけ早く解決しなければなりません。
このようにして、いいガーデンを造り続けていれば、ピニャータセントラルからリクエストが来て、今までに身につけたことをテストするチャレンジに挑戦することができます。このテストをクリアすれば、自分が育てたピニャータが世界中のパーティに送られて、ピニャータの価値と自らの経験値を上げることができます。
いいガーデンを造り上げるためのお店やヘルパーも存在します。ビレッジは買い物のパラダイスで、ガーデンでガラクタを片付けたり、作物を作って売ったりして手に入れたチョココインで、さまざまなアイテムを買ったり、サービスを利用したりすることができます。ヘルパーは、ガーデニングの手伝いをしてくれる人のことで、ビレッジの宿屋で雇うことができます。お店もヘルパーも、プレイを進めるに連れて、その数が増えていきます。
本作の大半の操作は、Xボタンからメニュー画面を呼び出して行うことができます。行えるのは、以下の各操作です。
ショベル: ピニャータや植物や建物を(軽く)叩く、地面を掘る、穴を埋める、池を作る、池を埋める、などの操作を行うことができます。
ラベルデザイナー: オリジナルラベルをラベルデザイナーで変更します。ラベルには、3つのパーツ(ふちどり、背景、アイコン)があり、それぞれ2種類の色を組み合わせることが可能です。
地面用のふくろ: 草とのっぽ草を地面にまくことができます。
ビレッジ: さまざまなお店があり、取り引きを行うことができます。お店は、以下の通りです。
雑貨屋コストロット: ロティーのお店で、アイテムの売買が行えます。取り扱い品目は、ひりょう、ジョウロ、ふくろ、しき石、タネ、スイーツ、フルーツ、野菜、作物、フェンス、ガーデンアイテム、などです。
アーファーの宿屋: アーファーから、ヘルパーを雇うことができます。
ペーパーペッツ: ミス・ペチュラのお店で、ピニャータ、アクセサリー、プレゼント、などを買うことができます。
アイヴァーのレアもの屋: アイヴァーに1000以上のお金を払うと開店する、レアものを取り扱うお店です。
グレッチェンフェッチムズ: グレッチェンから、ハンターサービスを受けることができます。既に庭にいたことがある野生のピニャータを捕まえてきてくれます。高速(早く捕まえてきてくれますが、ピニャータの基本価値の倍額です)、ひょうじゅん(少し時間がかかりますが、ピニャータの基本価値と同額です)、ひきとる(グレッチェンに依頼して捕まえてもらったピニャータを引き取れます。解放することも可能で、料金はかかりません)の3通りのことが行えます。
バートの改造屋: バートが、アイテムを改造してくれます。銅(成功率25%)、銀(同50%)、金(同100%)の3段階あります。
ウィリー建設: ウィリー・ビルダーが、ピニャータの家とスペシャルな建物を建造してくれます。
パチンゴ医院: ドクターパチンゴが、けがや病気のピニャータを治療してくれます。
ジャーナル: 各種データを見ることができます。見られるデータは、以下の通りです。
百科事典: ピニャータ、キャラクター、植物、ガーデンにあるもの、道具、その他のアイテム、のデータが見られます。
ガーデンエリア: ガーデンの地面の情報とスペースの情報が見られます。
プレイヤーログ: プレイヤーのガーデンでの出来事が日記形式で見られます。
住人のピニャータ: その時点で住人になっているピニャータすべてのデータが見られます。
プレイヤーのアワード: プレイヤーの状態、植物のアワード、ランキング(各種データのオンラインランキング)、ピニャータのアワード、ストーリーブック(ジャーディニエロの日記)、道具のアワード、が見られます。
リーフォスのきろく: リーフォスの発言が見られます。
リーフォスのうわさ話: リーフォスの攻略のためになるうわさ話が見られます。
説明: ゲームのやり方の説明が見られます。
ゆうびん局: シァニー・フランカーの郵便局で、いろいろなものを木箱に入れて、送ったり、受け取ったり、することができます。ピニャータ、植物、タネ、アクセサリーなどのフレンドとの交換が、Xbox LIVEを通じて行えます。
ジョウロ: 植物に水をまくことができます。水分量の調節が可能です。
トーテムサワー: サワー系のピニャータのガーデンへの侵入を防ぐトーテムサワーのオン、オフが行えます。
主な登場人物とヘルパーは、以下の通りです。
ジャーディニエロ: あらゆる種類の植物を育て、あらゆる種類のピニャータを育てた、最高のガーデナーです
リーフォス: ジャーディニエロの長女で、素晴らしいガーデナーになれるように助けてくれる女の子です。知識が豊富で、いろいろな質問に答えてくれます。
ストーコス: ジャーディニエロの次女で、ピニャータたちが仲良くなって生まれた子孫を、エッグマウンテンから飛んできて、ピニャータたちの家の卵という形で運んでくれます。
シードス: ジャーディニエロの次男で、タネが大好きで、話しかけるとタダでタネをくれます。
ダスタードス: ジャーディニエロの長男で、スタードスという名前でしたが、ジャングルに消えた後、ダスタードスとして蘇ります。ピニャータが病気になるとやってきて、助けるふりをしながら、ピニャータを壊してしまいます。
ぺスター教授: ガーデンに訪れてはピニャータを割っていく、悪巧みの好きな教授で、ラフィアンの親分です。ジャーディニエロに雇われていたレスターです。
ラフィアン: 自分がほしいものは持っていき、自分が持っていけないものは壊してしまう悪者です。
スプリンクリング: ガーデンにある植物やタネに水やりをしてくれます。
ギャザリング: ガーデンにある作物を収穫し、それを売ってチョココインに変えてくれます。
ウィードリング: ガーデンに生えた雑草を刈ってくれます。
ウォッチリング: ガーデンを荒らす悪いピニャータを追い払ってくれます。
ナイトウォッチリング: 夜、ガーデンを荒らす悪いピニャータを追い払ってくれます。
ディガリング: ガーデンの地下を掘って、宝物が埋まっていないかどうか調べてくれます。
ACHIEVEMENT ラベルデザイナー(20): カスタムラベルを作ります。
ピニャータの名づけ親(20): ピニャータに名前を付けます。
コレクター(20): 5種類のピニャータを住人にします。
グリーンフィンガー(20): 5種類の植物を完全に成長させます。
ハイレベル(20): レベル10に到達します。
スプリンクリング(20): スプリンクリングを雇います。
ヘルパーのなづけ親(20): ヘルパーに名前を付けます。
ガーデンオーナー(20): ガーデンサイズがひと回り大きくなります。
ギャザリング(20): ギャザリングを雇います。
トーテムサワー(20): トーテムサワーが2個あります。
スーパーシャベル(20): シャベルの先のアップグレードをすべて獲得します。
ウィードリング(20): ウィードリングを雇います。
ウォッチリング(20): ウォッチリングを雇います。
ロングプレイ(20): ゲームを実際の時間で10時間プレイします。
ガーデンの価値(20): ガーデンに25000チョココインの価値があります。
チャレンジャー(20): ファクトリーリクエストに5回応えます。
しゅうかく(20): バズルガム、ムージパン、または、グーバーから、作物を収穫します。
ピニャータの価値(20): 5000チョココインの価値があるピニャータがいます。
お金持ち(20): 25000チョココインを持っています。
ピニャータの価値マスター(20): 10000チョココインの価値があるピニャータがいます。
シャーバットのダンス(20): シャーバットでダスタードスをひるませます。
ガーデンオーナーマスター(20): ガーデンサイズが最大になります。
クラックルズのとくいわざ(20): クラックルズにタマゴをかえしてもらいます。
ふとっぱら(20): アイヴァーに1000以上のお金を払ってトレーダーに変化させます。
バイオテクノロジスト(20): 5個の植物を最大に成長させます。
チャレンジャーマスター(20): ファクトリーリクエストに20回応えます。
ディガリング(20): ディガリングを雇います。
シャベルの強さ(20): シャベルのハンドルのアップグレードをすべて獲得します。
なかよしエキスパート(20): 5種類のピニャータのなかよしマスターになります。
マスターブリーダー(20): 20種類のピニャータのなかよしマスターになります。
コレクターマスター(20): 50種類のピニャータを住人にします。
ガーデンの価値マスター(20): ガーデンに100000チョココインの価値があります。
グリーンフィンガーマスター(20): 25個の植物を完全に成長させます。
ハイレベルマスター(20): レベル50に到達します。
チョココインマスター(20): 100000チョココインを持っています。
Taffly Fertilizer(20): Player has made fertilizer with the Taffly.
Variants(20): 5種類のとつぜんへんいピニャータを作ります。
Master Sour Tower(20): トーテムサワーが6個あります。
Watering Can Do(20): ジョウロのアップグレードをすべて獲得します。
Evolver(20): 2種類のピニャータを進化させます。
Crowla Delay(20): クローラでダスタードスをひるませます。
Variants Master(20): 20種類のとつぜんへんいピニャータを作ります。
Pigxie Prize(20): Cross Romancing a Swanana and a Rashberry.
Macaracoon Gift(20): Player has been brought a Romance Sweet by a Macaracoon.
Longevity Master(20): ゲームを実際の時間で50時間プレイします。
Master Evolver(20)
: 8種類のピニャータを進化させます。
Cocoadile Tears(20): Player has attained full bonus growth for a plant using the Cocoadile tears.
Master Horticulturist(20): 25個の植物を最大に成長させます。
Mallowolf Howl(20)
: Player has used the Mallowolf to scare off Ruffians.
Chewnicorn Healing(20): Player has healed a Pinata with the Chewnicorn's power.
OVERALL(1000): プレイ時間に応じて自動的に解除される実績というのは少数にすぎず、ほとんどの実績は狙って解除する必要があります。それも、比較的単純なものから、事前に知っていないと難しいものまで、各種織り交ぜられています。前者には、植物を育てたり、ピニャータ同士を仲良くさせたり、ヘルパーを雇ったり、ピニャータとヘルパーに名前を付けたり、道具を強化したり、お金を貯めたり、といったものがあります。後者には、誰かに何かをする、誰かに何かをさせる、といったものがあります。ある程度、実績を考慮したプレイをしていれば、その時点のレベルの20倍前後のゲーマースコアは獲得できるのではないかと思います。つまり、レベルが、10なら実績は200、20なら実績は400、30なら実績は600、40なら実績は800、50なら実績は1000、といった具合です。これを目標に実績を解除していくといいでしょう。
※現在、私は、ピニャータにハートマークが付かないというバグを抱え込んでおり、順調にゲームを進めることができません。そのため、実績解除も滞っており、一部の実績の日本語による正確な解説を行うことができません。ご了承ください。
GRAPHICS 本作は、この手の育成シミュレーションゲームらしく、完全な箱庭ゲームになっています。しかも、自分が育成する庭は、正方形のかなり狭い土地で、2段階広がって最大サイズになっても、一辺の長さは100mもありません。この手の育成シミュレーションゲームというと、街や遊園地や動物園などを育成していくゲームが知られていますが、その多くは俯瞰視点を採用しています。しかし、本作では、エリアが狭いことも手伝って、完全な3Dフィールドを同じ高さの視点から眺めるようになっています。その距離自体は3段階に切り替えることができるものの、1番引いた視点でも庭内すべてを見渡すことはできません。それを行うためには、真上から庭を見る必要があるのです。ただ、こうした視点を採用することで、これまでのこの手の育成シミュレーションゲームにあった神の見えざる手的な感覚がなくなり、より当事者意識が生まれているのは、可愛い動物のキャラクターがウリとなっている本作としては正しいことだと言えるでしょう。
さて、そうした本作では、遠景はほとんど描写されておらず、自らが作る庭と、その周囲しか見ることができません。そのため、グラフィック面のハイライトは、庭とその中に存在するものということになります。この庭は、最初は荒れ放題になっており、そこを耕し、草を生やし、池を作り、植物を植え、ピニャータを住人にし、ピニャータの家を建て、庭のアイテムを置く、といった手順で庭を作り上げていきます。これらのデザインは、ファンタジックなほのぼのとした造形と、原色を基本にしたカラフルな色使いがなされています。本作のグラフィックは、この庭がすべてと言っても過言ではないほどですし、住人となるピニャータが増えてくると、それぞれのピニャータをいち早く識別する上でも、この原色を基本にしたカラフルな色使いは役に立ちます。
ピニャータのデザインは、ファンタジックさを通り越してアクの強さを感じる人もいるかもしれませんが、モデルになった動物の特徴がよく現されているばかりでなく、動いた際の愛らしさは想像以上です。これは、同じレアが開発した「カメオ: エレメンツ オブ パワー」のエレメンタルモンスターでも同様のことが言えます。もっとも、「カメオ」はあくまでもモンスターであり、本作は動物の人形なので、本作の方が見た目からして可愛く感じるのは当然のことだと言えるでしょう。本作でも、「カメオ」同様にすべての動物に登場シーンがあるのですが、やはり、ほとんどの動物の特徴がよく現されているとともに、とても可愛くもあります。キャラクターは、ことごとく不思議なかぶりものをしており、一種異様ですらあるのですが、よく見なければ気にならないレベルではありますし、レアらしくあるとも言えます。
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SOUND ドルビーデジタルです。本作は、リーフォスの膨大なセリフをはじめ、それぞれのキャラクターや動物の鳴き声などは、すべてフルボイスになっています。そのボイス量は、この手の育成シミュレーションゲームとしてはかなり多いものと言えますが、例によってマイクロソフトの丁寧なローカライズにより、分かりやすい日本語に訳されています。マイクロソフトでは、本作を子供向けとしてもローカライズしていますが、子供が十分に理解できるようにローカライズされているのはもちろんのこと、大人がプレイしても幼稚に感じることはありません。ゲームのカラーに適した、親しみやすいローカライズだと言うことができるでしょう。ボイスアクティングも、まずまずです。
また、本作は、5.1chにも対応していますが、これは、本作をプレイする上でも役に立ちます。なぜなら、本作は、この手の育成シミュレーションでありながらも完全な3Dフィールドを同じ高さの視点から見ることができ、しかも、1番引いた視点でも庭内すべてを見渡すことができないからです。本作では、ピニャータや植物に何らかの変化が生じたり、ピニャータ同士がけんかを始めたり、ピニャータがダスタードスやぺスター教授やラフィアンに襲われたり、などといった、さまざまな出来事が起こります。そうした際に、5.1chに対応していることで、それがどこで起こっているかの方向と距離面での把握を素早く行えるという利点があるのです。音楽面でも、普段はほのぼのとした音楽が流れていますが、状況の変化に合わせて音楽が変わるため、それをいち早く知ることができます。
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CONTROL 本作の操作には、アドバンスとシンプルの2種類があります。アドバンスと言っても、日常的にゲームをプレイする人にとってはスタンダードと言えるオーソドックスな操作体系になっています。むしろ、シンプルが小さな子供やゲームに慣れていない人でも簡単に操作できるような、簡略化されたビギナーと呼べる操作体系になっていると言えるでしょう。呼び名をアドバンス、シンプルと分けるよりも、スタンダード、ビギナーと分けた方が分かりやすかったような気がします。
さて、アドバンスの操作は、以下の通りです。左スティックがカーソルの移動、クリックして移動速度の変更、右スティックがカメラの移動、クリックして上空からの視点、左トリガーがズームアウト、右トリガーがズームイン、Aボタンが決定と選択、Bボタンがキャンセル、Xボタンがメニュー、Yボタンが情報を見る、バックボタンがガーデンに戻る、方向パッドが、上でシャベル、左でジョウロ、右で草、下でお知らせの表示、が主なものです。
シンプルの操作は、以下の通りです。左スティックが、上下でカーソルの前後移動、左右でカメラの回転、Aボタンが決定と選択、Bボタンがキャンセル、Xボタンがメニュー、Yボタンが情報を見る、が主なものです。A、B、X、Yの各ボタンの機能はアドバンスとシンプルで共通ですが、できることは画面の右上に表示されるため、戸惑うこともないでしょう。コントローラーの設定の変更は、スタートボタンを押すことで行えます。
本作の操作は、それほど難しいものもなく、操作性もまずは良好なため、よくできていると言えるでしょう。ただ、既に1匹のピニャータにカーソルを合わせた状態で別のピニャータを瞬時に見つけるということができないのが不便ですし、トラブルやイベントが頻発するので忙しく感じることもあります。また、Xボタンでメニュー画面を出した際にゲームにポーズがかからないことと、プレイ再開時に「あたらしいガーデン」にカーソルが行った状態なのは、あまり褒められたことではありません。
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GAMEPLAY 本作は、ほのぼのとした動物の絵柄や、マイクロソフトによる子供をも対象にしたプロモーション展開から、「どうぶつの森」のようなスローライフが送れるなごみ系の動物育成シミュレーションゲームとして捉えられがちですが、それは当たっているとも間違っているとも言えるゲームに仕上がっています。なぜなら、本作をなごみ系の動物育成シミュレーションゲームとして考えると、あまりにもトラブルやイベントが次から次へと起こってくるため、決してスローライフが送れないからです。
ゲーム開始当初は、ピニャータたちがやってくるムービーや新たな登場人物のムービーの息をもつかせぬ連続に見入ることができます。しかしながら、時間が経ってくると、ピニャータが別のピニャータに狙われるは、ピニャータ同士がけんかを始めるは、ピニャータがけがや病気になるは、良からぬキャラクターが登場するは、といったトラブルが起こり始めます。しかも、そのトラブルに対処しながらも、足繁くビレッジに通って必要なものを購入し、庭に植物を植えて育て、ピニャータを住人にさせるための条件をクリアし、ピニャータの家を建て、ピニャータ同士を仲良くさせ、庭全体のレイアウトに気を配り、といった膨大な作業が次から次へと押し寄せてくるのです。ゲームはリアルタイムで進行していくため、手を緩めている暇などなく、スローライフなど決して送れないというわけです。
ゲームの進行に連れてヘルパーが何種類も雇えるようにはなりますが、あまり当てになるわけでもありません。特に問題なのが、ヘルパーがプレイヤーに代わってピニャータ同士を仲良くさせてはくれないことです。そのため、プレイヤーは、ピニャータ同士を仲良くさせるたびごとに、その条件を満たすために奔走しなければならないのです。これが、本作を忙しいゲームにさせている一要因でもあります。ある程度、庭の体裁を整えたら、後の作業はヘルパーに任せて、のんびりと庭を眺めながら、必要性を感じたことをちょこちょことやるといったゲームにした方が良かったような気はします。
また、なごみ系の動物育成シミュレーションとは言えない点としては、あまりにもピニャータが壊れてしまうことが多い点です。本作では、ピニャータとは動物の形をしたくす玉人形である、という定義づけをしているため、ピニャータが死んだとは表現しませんし、ピニャータが壊れてもピニャータが割れて中からキャンディーが出てくるだけです。しかし、ピニャータがけがや病気になったりはしますし、ピニャータが愛らしく庭内を駆け回ったり、飛び回ったりするしぐさを見れば、自然と感情移入もしてきます。そんなピニャータが、他のピニャータに食べられたり、ダスタードスやぺスター教授やラフィアンに襲われて壊されたり、するのです。
しかも、プレイヤーが、ピニャータを住人にしたり、ピニャータと仲良くしたり、する際には、ピニャータによっては、自分の庭にいるピニャータを食べさせたりもしなければなりません。私は、これが嫌で、こういったことは一切していないのですが、私同様にこういったことを嫌う人も少なからずいるのではないでしょうか。レアらしいと言えばレアらしい設定ではあるのですが、もう少しハートウォーミングな設定、例えば、動物種ごとのミニゲームをして仲良くするなどにすれば、ゲームにも変化があって良かったのではないかと思います。実際、ピニャータ同士を仲良くさせるには迷路のミニゲームが用意されています。
また、ピニャータが、他のピニャータに食べられたり、ダスタードスやぺスター教授やラフィアンに襲われて壊されたり、するといった点に関しても、飢饉や台風や嵐などの自然災害が起こるようにしておけば済んだ問題だと思います。それらの自然災害に備えて庭やピニャータの家などを強化していくといったシミュレーション的な要素を盛り込むこともできるわけですから。
本作には見た目のピニャータたちの愛らしさもあれば、マイクロソフトが本作を子供をも対象にしたプロモーション展開を行ってもいます。それだけに、内容もそのようなものになっていればと残念でなりません。ただ、矢継ぎ早のイベント展開と、高頻度での実績解除があるため、プレイがだれるということはありません。こうした不快さを最大限、自分なりにコントロールし、自分なりの楽しみ方を見出せれば、なんとか妥協できる範囲とも言えます。
加えて、発売直後の時点では、致命的とすら言えるバグが存在するのも残念なところです。現在、報告されているものをざっと挙げてみると、ピニャータが見えなくなる、ランダムフリーズが起こる、ピニャータやキャラクターがスタックして動けなくなる、ピニャータにハートマークが付かない、ピニャータがピニャータセントラルから戻ってこない、などがあります。実は私も、ピニャータにハートマークが付かない、というバグを抱え込んでいます。それでも、思い出したように一時的にハートマークが現れるので、その時に急いでピニャータ同士を仲良くさせるようにしてはいます。本作では、ピニャータのブリーディングが最も大きな収益源となっており、これができないとガーデンやピニャータへの投資が滞り、ガーデンを順調に発展させることができないのです。ゲームにバグは付き物なので仕方ないとは思いますし、これらのバグが誰にでも起こるわけでもないのですが、できるだけ早い段階で修正パッチを配布してほしいものだと思います。
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LONGEVITY 本作の実績の中に、ゲームを実際の時間で50時間プレイします、というのがあるのですが、これは大げさでもなんでもなく、本作の目標のひとつであるレベル50に到達しようと思えば、50時間ぐらいはプレイする必要があります。レベルを50にするためには、植物を完全に成長させ、いろいろな種類のピニャータを住人にし、ピニャータと仲良くする必要があります。それらの多くは自らの手で、ひとつずつコツコツと地道に成し遂げていかなければなりません。そうした作業をしていると、すぐに50時間ぐらいは経ってしまうというわけです。 10
OVERALL 本作は、ほのぼのとした動物の絵柄や、マイクロソフトによる子供をも対象にしたプロモーション展開から想像されるような、スローライフが送れるなごみ系の動物育成シミュレーションゲームとは趣を異にします。ピニャータが別のピニャータに狙われるは、ピニャータ同士がけんかを始めるは、ピニャータがけがや病気になるは、良からぬキャラクターが登場するは、といったトラブルが起こり始めます。しかも、ピニャータを住人にしたり、ピニャータと仲良くしたり、する際には、ピニャータによっては、自分の庭にいるピニャータを食べさせたりもしなければなりません。私のように、そのあたりに強く抵抗を感じる人にとっては、手を出しにくいゲームだと言えます。ただ、矢継ぎ早のイベント展開と、高頻度での実績解除があるため、プレイがだれるということはありません。こうした不快さを最大限、自分なりにコントロールし、自分なりの楽しみ方を見出せれば、なんとか妥協できる範囲とも言えます。それでも、次回作があるなら、もっと爽やかなゲームを期待したいものです。 7

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