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ポータブル・アイランド 手のひらのリゾート
| GENRE | アドベンチャー/ミュージック | |
| PUB./DEV. | バンダイナムコゲームス/バンダイナムコゲームス | |
| RELEASE DATE | 2006/7/20 | |
| OUTLINE | タイトル通り、PSPの中に自然豊かな架空の南国のプライベートアイランドを再現した、置いておくだけで南国気分が味わえて、さわって遊べばもっとリゾート気分を満喫できる、大人のための"のんびり癒しツール"です。プレイヤーは、プライベートアイランドを訪れ、島中を散策して、居心地のいい場所を探したり、動植物を発見したり、ログハウスを建てたり、することができます。また、スタンドに置いて南の島の景色と音を楽しめる時計に使ったり、ウクレレ代わりに演奏することも可能です。 | |
| GAME MODE | はじめから 最初に、自らの分身となるキャラクターを男性か女性から選び、次に時間帯設定と島の時間を選び、最後に「はい」を選ぶと、いよいよ島へと出発します。 つづきから セーブしたところから再開します。 人を変えてつづける キャラクターと時間設定を変えて続きからはじめます。 スタッフクレジット スタッフクレジットを見ることができます。 PLAY/プレイモード: 島を探索するメインのモードです。コテージを拠点に、気の向くまま自由に島の中を歩き回ることができます。コテージでは、届け物を確認する、朝食(昼食、夕食)セットを食べる、ベランダに出る、飾りつけ、眠る、砂浜に出る、の各項目を選ぶことができます。届け物は、島を探索するのに便利なものなどが届けられます。食事は、南国ならではのメニューなどが出されますが、摂らなくても悪い影響はありません。ベランダは、海に潜ったり、釣りを楽しんだり、サマーベッドに横になったり、できます。飾りつけは、島で手に入れた装飾品を、壁と床に2つずつ、棚に4つずつ、飾ることができます。眠るは、好きな時間に好きなだけ眠ることができますが、眠らなくても悪い影響はありません。砂浜は、コテージの外に出られます。 島の中では、歩いたり、走ったり、座ったり、周りを見回したり、水中に潜ったり、写真を撮ったり、釣りをしたり、果物やキノコを採集したり、生えている草花を調べたり、迷子にならないように立て札を立てたり、することができます。食べ物は、食べるだけでなく、餌にしてまくこともでき、近づくとすぐに逃げてしまう動物の餌付けなどに役立ちます。「焚き火キット」を手に入れると焚き火ができ、食べ物を焼いて食べることもできます。プレイモードメニューでは、以下の確認が行えます。 持ち物: コテージに届いた道具や島で見つけた食べ物、釣った魚など、持っている物を確認できます。持ち物のカテゴリーには、アウトドアグッズ、アクションツール、着替え、くだものとキノコ、さかな、ドリンク、装飾品、があります。持ち物によっては、その場で食べたり使ったりすることができます。 島の地図: 地図上で現在地を確認したり、登録されている場所に移動したりできます。場所の登録方法には、特定の場所で自動的に登録される「自動登録」と、好きな場所を登録できる「お気に入り」があり、お気に入りは最大16ヵ所を保存しておくことができます。ちなみに、私がお気に入りに登録したのは、海鳴りの森、砂丘の岩迷路、モモンガの森、虹の滝、よじ登りの森、泉の森、川の滑り台、谷底の川、コウモリの洞窟、荒磯、ウミガメの入り江、大鍾乳洞、マングローブの林、草原、で、名前は自動的に付けられます。 色々図鑑: 出遭った動物や植物を登録しておくと、名前や発見した日など、さまざまな情報を見ることができます。 アルバム: フォト機能で撮影した写真を見ることができ、写真の削除も可能です。 ガイドブック: 島の生活で分からないことを、ガイドブックで調べることができます。コテージのポストに手紙が届けられると、内容が追加されます。 操作説明: プレイ中の基本的な操作方法が確認できます。 基本設定: 時間表記やオートセーブなど、さまざまが設定ができます。時間表記は12h/24h、時計文字デザインは5種類、オートセーブ機能はON/OFF、操作ガイド表示はON/OFF、コンパスはON/OFF、視点タイプは視点の動きをタイプA(キャラクターの後ろに自動的に移動する)/タイプB(自動的に移動しない)、から、それぞれ選ぶことができます。 セーブ: 滞在記録をセーブします。オートセーブ機能がONになっている時でも、プレイを終える時はここでセーブしておきます。 MUSIC/楽器モード ウクレレ、スチールドラム、パーカッションを演奏することができます。ワイヤレスLANを使ってほかのPSPに楽器データを送って一緒に演奏することも可能です。 演奏する曲: 安里屋ユンタ、ロンドンデリーの歌、きよしこの夜、アニーローリー、ALOHA OE、浜辺の歌、蛍の光、Free演奏。 アップストローク(ウクレレのみ): ストローク、ミュート。 パーカッションセット(パーカッションのみ): 基本ドラムセット、パーカッションセット、パーティーセット、ラテンドラムセット、スローバラードセット、リズミックバリエーション。 伴奏: メロディーのみ、演奏パート以外、すべて、なし。 メトロノーム: ON、OFF。 RADIO/ラジオモード 南国の言葉で語られるDJのトークや天気予報などが聴けるだけでなく、MP3の音楽ファイルからメモリースティックデュオに読み込んだ曲を流すこともできます。ラジオのデザインは、4種類から選べます。 ALARM/アラームモード アラームを設定することができます。おめざめ設定、おひるね設定、おやすみ設定、おやすみ&おめざめ設定、が行えます。いずれも、その時間まで環境音を流しておくことができます。アラーム音は4種類(目覚ましベル、デジタルアラーム、スチールドラム、ウクレレ)、環境音は9種類(森、小川、カモメ、ウクレレ、虫の声、川(おやすみ用)、水底、浜辺、風)から選べます。 STAND/スタンドモード 「発売記念特典 簡易組み立てスタンド」などに立てかけ、背景に流れる島のさまざまな映像(ビュー)を楽しみながら、時計として使うことができます。表示するビューは、アルバム、オーシャン、フォレスト、アクア、アニマル、インドアの中から表示させるかどうか選ぶことができ、切替時間と表示する順番も決められます。時間表示は、時計表示のサイズとなし、日付と曜日のありなし、ビューの時間帯を変えることができます。 |
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| GRAPHICS | 南国のリゾート気分をほうふつさせるかのような心地良いジャケット写真に誘われて本作を買うと、やや物足りなさを感じるかもしれません。リアルな3Dポリゴンで描写されてはいるのですが、画面が鮮明ではなく、ジャギーが目につきますし、ジャングルも多いとはいうものの画面が暗く、草や木や動物などのひとつひとつのオブジェクトもくっきりと描かれてはいないからです。 また、キャラクターの動きももっさりとしており、走ってもスローモーションのような走りをしますし、方向転換はロボットのように摺り足で行い、画面もすぐにはその方を向いてくれません。しかも、エリアが変わるとロード画面となり、シームレスに移動することもできません。加えて、画面上に常にマップが表示されるようにはなっていないため、自分が今どこにいるのか分からずに、いちいちメニュー画面を開いて地図を見なければならないということに陥ります。 このように、グラフィックに南国のリゾート気分に浸れる美しさがなく、キャラクターの移動にもストレスを伴うため、グラフィック面からしてゲームのコンセプトを損なうような残念なデキになってしまっています。 |
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| SOUND | サウンドは、グラフィックに比べると高く評価できます。島内の場所によって、聞こえてくる音は異なり、海なら波音が、ジャングルなら鳥のさえずりや虫の羽音が、まさにシャワーのように降り注いでくるのです。しかも、場所によっては、それらが混ざり合った音になります。このあたりは、高音質での録音が可能なUMDならではでしょう。本作は、見た目はややプアではありますが、この高音質のサウンドがそれを救っています。もちろん、ウクレレ、スチールドラム、パーカッションでも、それなりの音が出ます。 | 9 |
| CONTROL | 本作の基本的な操作は、以下の通りです。方向キーが前後に進む/向きを変える、アナログパッドが回りを見回す、Lボタンが視点を変える、Rボタンが前に進む/フォト撮影、○ボタンが決定、×ボタンがキャンセル、□ボタンがフォト機能、△ボタンがモード別メニュー表示。立て札を立てる時は、文字を入力することもできます。これらの操作は、ややこしくはないのですが、前述しているように動きがもっさりとしているため、少しイライラとさせられるのではないかと思います。画面内にポリゴンを詰め込みすぎたのが原因かもしれませんが、それでも決して美しい画面とは言えないため、微妙なところです。 ウクレレは、PSPを胸の前に正面向きに上から覗き込むように持ちます。○、×、□、△ボタンを押してコードを選んだままで、アナログパッドを上下に弾いて弦を鳴らします。 スチールドラムは、方向キーの上下左右と、○、×、□、△ボタンを押して演奏します。Lボタンを押すと1オクターブ上の音になり、Rボタンを押すと半音高い音になります。 パーカッションは、方向キーの上下左右と、○、×、□、△、L、Rボタンを押すと、それぞれに割り当てられた音が出ます。 |
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| GAMEPLAY | 本作は、PSPの中に自然豊かな架空の南国のプライベートアイランドを再現した、置いておくだけで南国気分が味わえて、さわって遊べばもっとリゾート気分を満喫できる、大人のための"のんびり癒しツール"ですが、企画倒れかなと思わずにいられないところが、そこかしこに見受けられます。 グラフィックの項でもふれたように、グラフィックに南国のリゾート気分に浸れる美しさがなく、キャラクターの移動にもストレスを伴うため、グラフィック面からしてゲームのコンセプトを損なうような残念なデキになってしまっています。ただ、任天堂系のソフトでしばしば見られるようなデフォルメされたキャラクターを採用しなかった点や、背景や動植物などすべてのグラフィックがリアル系なのは評価できます。 最も失望させられたのは、"のんびり癒しツール"を通り越し、単に退屈なソフトになってしまったという点です。プレイステーションの初期に、アートディンクから、「アクアノートの休日」という海底を潜水艇に乗って気ままに散策するというリラクゼーションゲームが発売されました。このゲームは、最初こそ見慣れぬ魚を発見するのが楽しいのですが、それにもやがて飽きてきます。そこから先の発展がないからです。海底に遺跡や沈没船を発見したら、その中に入れて、そこからまた新たな冒険が始まるといった要素があれば楽しかったのでしょうが、このゲームでは見つけたらそれで終わりだったのです。本作も、「アクアノートの休日」と同じで、島の中を探索し、見知らぬ場所を探し、さまざまな動植物を発見する、単にそれだけのゲームで終わってしまっています。 もちろん、本作の設定として、プライベートアイランドにツアーで訪れ、リゾートライフを自由気ままに過ごすというものがある以上、危険や冒険がなくて当たり前なのですが、それだとあまりにも単調すぎて、すぐに飽きてしまうのです。しかも、グラフィックや操作性の悪さがそれに輪をかけるわけです。これでは、プレイを続けようという気も起きません。この手のソフトでは、やはり、洞窟で海賊が隠した宝箱を発見したり、それ目当てのトレジャーハンターに命を狙われたり、ジャングルの奥に迷い込んで猛獣に襲われそうになったり、滝で泳ぐ謎の美女が現れたり、といったイベントがあれば面白かったことでしょう。 また、ウクレレ、スチールドラム、パーカッションが弾けるというのは興味深いのですが、それらをおまけとして付けている以上はボリュームもなく長続きはしませんし、それだったら楽器演奏ゲームとして単独で発売するべきでした。タイミング良くボタンを押すという音ゲーが氾濫している中にあっては、新鮮さを持って受け入れられもしたことでしょう。また、PSPをアラームや時計として使う人も、かなりの少数派ではないかと思います。私も、これらの要素に興味はそそられたのですが、いざ手にしてみると体験版のレベル以上には使わずじまいでした。 結局のところ、本作の"のんびり癒しツール"という企画自体に無理があったのは自明の理であり、それぞれを独立したゲームとして出すべきでした。本作のパッケージや本作が持つイメージにそそられて本作を手にする人はそれなりにはいるはずなので、売ってしまえば終わり的な観点で見れば成功作と言えなくもないですが、それでは悲しすぎるでしょう。 |
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| LONGEVITY | 本作のメインとなる「PLAY/プレイモード」は、飽きなければ、それなりの時間、楽しむことができますが、ほとんどの人は途中で飽きてしまうのではないかと思います。「MUSIC/楽器モード」も、ボリューム自体がないため、何時間もやれるというものではありません。そのため、たいていの人は、数時間プレイしておわりということになる可能性があります。ここでは、我慢してもう少し続けてみるということで、「7」にしておきます。 | 7 |
OVERALL |
本作は、PSPの中に自然豊かな架空の南国のプライベートアイランドを再現した、置いておくだけで南国気分が味わえて、さわって遊べばもっとリゾート気分を満喫できる、大人のための"のんびり癒しツール"ですが、企画倒れかなと思わずにいられないところが、そこかしこに見受けられます。島の中を探索し、見知らぬ場所を探し、さまざまな動植物を発見する、単にそれだけのゲームで終わってしまっているばかりでなく、グラフィックや操作性も芳しいものではありません。結局のところ、本作の"のんびり癒しツール"という企画自体に無理があったのは自明の理であり、それぞれを独立したゲームとして出すべきでした。ワゴンセールで、コレクターズアイテム的に興味本位で買うなら、それなりの価値はあるかもしれません。 | 5 |
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