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ROCKSTAR GAMES PRESENTS TABLE TENNIS

GENRE スポーツ/卓球
PUB./DEV. マイクロソフト/ROCKSTAR GAMES/ROCKSTAR SAN DIEGO
RELEASE DATE 2006/10/12(アメリカ2006/5/22)
OUTLINE 「grand theft auto」シリーズなどで有名なROCKSTAR GAMESが制作するリアルな卓球ゲームです。虚飾を一切排した本格派で、19のステージでプロ卓球選手さながらの緊迫感あふれる試合を体験することができます。
GAME MODE トーナメント 本作のメインとなるモードで、レベルの異なるトーナメントに出場しながら、プレイヤー自身のスキルを上げたり、新しいキャラクターやアイテムをアンロックしていきます。最初に、キャラクターを選びます。本作には、以下の11人が登場しますが、男女別の内訳は男7人女4人で、すべて国籍が異なります。また、本作では、男女混合マッチとなります。初めから選べるのは、HALEY、JESPER、LIU PING、LUC、の4人だけです。キャラクターの紹介のうち、以下のところは、私が書き加えています。スピン、サーブ、パワー、精度は、実際には数値ではなくバーグラフで表されますが、そのバーの長さを実測し、100をMAXとして5単位で表しました。また、キャラクター紹介文のうち、1センテンス目はゲーム内における紹介、2センテンス目は私が戦った印象、となります。
HALEY(アメリカ、21歳、身長165cm、体重56kg、スピン70、サーブ60、パワー40、精度80、平均63)フォアハンドのトップスピンが強烈なオールラウンドプレイヤーです。正確さがとりえの無難にまとまったプレイヤーです。 
JESPER(スウェーデン、34歳、身長188cm、体重109kg、スピン30、サーブ20、パワー100、精度50、平均50)リーチが長く、フォアハンドの強烈なトップスピンが特徴です。パワーは強烈ですが、パワーだけでミスが多いため、それほど脅威ではありません。
LIU PING(中国、32歳、身長175cm、体重70kg、スピン75、サーブ60、パワー75、精度85、平均74)フォアハンドのトップスピンが強烈な攻撃的プレイヤーです。パラメータは過剰評価と言える、やや攻撃的なオールラウンドプレイヤーです。
LUC(フランス、27歳、身長180cm、体重79kg、スピン80、サーブ60、パワー50、精度50、平均60)バックハンドのバックスピンが得意な防御型プレイヤーです。穴が少ないプレイヤーで、デフォルトで選べるプレイヤーの中では使いやすくなっています。
JUERGEN(ドイツ、29歳、身長178cm、体重79kg、スピン80、サーブ70、パワー40、精度80、平均68)フットワークが速く、フォアハンドのサイドスピンが得意です。パワーがなく、テクニックだけで勝負してくるプレイヤーです。
KUMI(日本、23歳、身長157cm、体重47kg、スピン100、サーブ90、パワー40、精度30、平均65)フットワークが速く、フォアハンドのサイドスピンが得意です。防御型のプレイヤーで、攻撃力はないものの、どんな球でも打ち返してくるため、壁を相手に試合しているようなところがあります。
SOLAYMAN(エジプト、35歳、身長190cm、体重97kg、スピン45、サーブ70、パワー75、精度25、平均54)バックハンドのトップスピンが得意なバランス型プレイヤーです。パワーはあるものの、スマッシュのミスが多いプレイヤーです。
CARMEN(ブラジル、25歳、身長168cm、体重59kg、スピン40、サーブ60、パワー60、精度100、平均60)バックハンドのトップスピンが強烈なオールラウンドプレイヤーです。技巧派のプレイヤーで、切れの鋭いレフトスピンとライトスピンを持っているため、チェンジ・オブ・ペースに注意が必要です。
CASSIDY(アイルランド、25歳、身長170cm、体重63kg、スピン70、サーブ45、パワー60、精度80、平均64)フォアハンドのバックスピンが得意で、鉄壁の防御が特徴です。守備は固めですが、浮き球を返してくることがあり、スマッシュを決めやすいキャラクターです。
JUNG SOO(韓国、23歳、身長183cm、体重86kg、スピン55、サーブ55、パワー70、精度40、平均55)バックハンドのトップスピンが強烈な攻撃型プレイヤーです。パワーよりもむしろ、緩急の差をつけたトリッキーさが持ち味のプレイヤーです。
MARK(イングランド、22歳、身長185cm、体重100kg、スピン50、サーブ45、パワー85、精度85、平均66)フォアハンドのトップスピンが特徴な攻撃型プレイヤーです。精度を兼ね備えたパワーは11人中トップで、攻撃型のキャラクターをプレイしたい人には最適です。
次に、サーキットを選びます。サーキットには、アマチュアサーキット・イージー(地区予選4試合)、ルーキーサーキット・ミディアム(地区予選3試合、全国大会3試合)、プロサーキット・ハード(地区予選3試合、全国大会3試合、世界大会3試合)、オールスターサーキット・エキスパート(?)があり、オールスターサーキットを除いた3つのサーキットから、出場したいサーキットを選びます。オールスターサーキットは、プロサーキットで優勝すればアンロックすることができます。本作は、オートセーブ制になっており、試合ごとにセーブされるため、途中でやめても、やめた試合から再びプレイすることができます。また、試合に負けても、何度でもリトライすることかできます。
エキシビション 1試合だけを自由に戦えるモードです。プレイヤーと会場は、アンロックしている中から自由に選ぶことができ、2人対戦も行うことができます。
トレーニングモード ゲーム操作とプレイテクニックを習得するためのモードです。サーブメーター、サーブの狙い方、リターン、チャージ、スピン、ショットの狙い方、ソフトショット、スマッシュ、フォーカスショット、カウンタースピン、があります。
Xbox Live オンライン対戦ができるモードです。「エキシビション」は、1対1で試合を行うモードです。「タイムトーナメント」は、4人から8人で行うもので、トーナメントに参加しているすべてのプレイヤーとタイムマッチで総当たり戦を行います。ゲームは5点先取です。「テーブルテニスネットワーク」は、他のプレイヤーが対戦する様子を観戦できるモードです。「ランキング」は、統計とランキングが見られるモードです。
オプション ゲームの各種設定の変更、ゲームの保存と読み込み、設定の保存と読み込みが行えます。「ゲームオプション」では、以下の各項目を設定できます。1試合のゲーム数(1、3、5)、振動(ON、OFF)、オートフルフォーカス(ON、OFF)、明るさ(10段階)、1ゲームのポイント数(7、11、21)、ヒント(ON、OFF)、シングルプレイヤーカメラ(近接、後方)、マルチプレイヤーカメラ(後方、近接)、イベントカメラ(ON、OFF)、サーブ時のポイント数(2、5)。ちなみに、本作は、オートセーブです。
その他 キャラクタービューアー、統計、アンロック済みのアイテム、実績、クレジット、が閲覧できます。
ACHIEVEMENT 卒業生(5): 「トレーニングモード」のすべてのトレーニングで最高点を獲得します。
アマチュア制覇(5): 「トーナメント」のアマチュアサーキットをデフォルト設定で優勝します。
ルーキー制覇(10): 「トーナメント」のルーキーサーキットをデフォルト設定で優勝します。
プロ制覇(20): 「トーナメント」のプロサーキットをデフォルト設定で優勝します。
オールスター制覇(30): 「トーナメント」のオールスターサーキットをデフォルト設定で優勝します。
天才プレイヤー(80): 「トーナメント」のオールスターサーキットを全キャラクターで優勝します。設定は問いません。
Juergen(5)
: COM相手に20勝してJuergenをアンロックします。設定は問いません。
Kumi(10): COM相手に25勝してKumiをアンロックします。設定は問いません。
Solayman(15): COM相手に30勝してSolaymanをアンロックします。設定は問いません。
Carmen(15): COM相手に35勝してCarmenをアンロックします。設定は問いません。
Cassidy(20): COM相手に40勝してCassidyをアンロックします。設定は問いません。
Jung Soo(20): COM相手に45勝してJung Sooをアンロックします。設定は問いません。
Mark(20)
: COM相手に50勝してMarkをアンロックします。設定は問いません。
オーナー(30): ゲーム中の全キャラクターをアンロックします。
名プレイヤー(20): 全キャラクターでいずれかのトーナメントで優勝します。設定は問いません。
ツーリスト(20): ゲーム中の全会場をアンロックします。設定は問いません。
ファッションリーダー(25): ゲーム中の全ウェアをアンロックします。設定は問いません。
コレクター(45): 「ツーリスト」と「ファッションリーダー」の実績を解除します。
ベテラン(60): オフラインで10時間以上プレイします。
観戦者(5): 「Xbox Live」の「テーブルテニスネットワーク」により、オンライン対戦を観戦します。
ノービスプレイヤー(5): 「Xbox Live」の任意のゲームモードで、最初のオンライン対戦を最後までプレイします。
初勝利(10): 「Xbox Live」の任意のゲームモードで、オンライン初勝利を達成します。設定は問いません。
3連勝(35): 「Xbox Live」の「エキシビション」のランクマッチで3連勝を達成します。設定は問いません。
4連勝(50): 「Xbox Live」の「エキシビション」のランクマッチで4連勝を達成します。設定は問いません。
5連勝(85): 「Xbox Live」の「エキシビション」のランクマッチで5連勝を達成します。設定は問いません。
トッププレイヤー(95): 「Xbox Live」の「エキシビション」のランクマッチで完封勝利を5回以上達成します。連勝でなくてもOKで、設定も問いません。
ネットベテラン(60)
: オンライン対戦で10時間以上プレイします。
殿堂入り(100): 「Xbox Live」の「トーナメント」のランクマッチで通算50勝を達成します。
伝説のプレイヤー(100): 「Xbox Live」のランクマッチでTrueSkillの最高レーティングである50を獲得します。
OVERALL(1000): 「卒業生」から「ベテラン」までがオフラインの実績で455G、「観戦者」から「伝説のプレイヤー」までがオンラインの実績で545G、と、オフラインとオンラインがほぼ拮抗したゲーマースコア構成になっています。
オフラインの実績では、「プロ制覇」、「オールスター制覇」、「天才プレイヤー」の3つ以外は、時間さえかければ、ほとんどの人が解除できるので、325Gは獲得できます。各キャラクターのアンロックは、ゲーム内では難しそうな条件が並んでいますが、上記のように勝利数でアンロックすれば簡単です。「ツーリスト」も、ソフトショットを決めて試合に勝つようにすれば楽です。「ファッションリーダー」は、各キャラクターごとに5枚のウェアがあり、2枚はデフォルトで選べるため、残りの3枚をアンロックすることになります。この条件はキャラクターごとに異なりますが、各キャラクターとも複数の条件から選べるようになっているため、自分にとって最も簡単な条件を選ぶようにします。ちなみに、Carmenのビハインドから逆転勝ちは、11ポイント制を選ぶ必要があります。難しい条件があった場合には、全キャラクター共通でCOM相手に22勝という条件があるため、ひたすらプレイすればOKです。ただし、1回につき1枚しかアンロックされないため、最高で24勝する必要があります。「ベテラン」は、これらを狙ってプレイしていれば、自然にアンロックされます。なお、本作のプレイ時間とは、ラリーをしている時間を意味しており、サーブ態勢の時間すら含まれないため、注意が必要です。
オンラインの実績では、最初の3つは誰でも解除できますが、最後の3つは解除は困難です。それ以外の実績は、状況によりけりといったところのため、最低で20G、状況によっては285G、獲得できます。つまり、本作では、時間さえかければ、オフラインとオンラインを合わせて、最低でも345G、状況によっては610G、獲得することができます。そこから先は、かなりの精進が必要になるのではないかと思います。
GRAPHICS 閉ざされた室内空間に、卓球台1台とキャラクター2人。全部で19の会場があっても閉ざされた室内空間ということに変わりはなく、卓球台が国際競技規格サイズならキャラクターも普通の人間とあって、見た目上の劇的な変化には乏しい極めてオーソドックスなグラフィックになっています。広大な大自然や変化に富んだ街並み、数え切れないほどの大群衆などは、本作では見られないというわけです。それだけに、会場のディテールやちょっとした遊び心、キャラクターのモデリングやアニメーションが問われるわけですが、そのあたりは、さすがにあのROCKSTAR GAMESが卓球ゲームにまじめに取り組んだというだけあって、ぬかりのないものになっています。
まず、キャラクターですが、11人それぞれのモデリングはとてもよくできています。体型や身体の各パーツはもちろんのこと、ちょっとした表情の動きなども細かに表されており、各キャラクターの喜怒哀楽を感じ取ることができます。アニメーションも、モーションキャプチャーにより、卓球らしい動きが再現されています。試合が長引くに連れて、シャツの背中に汗をかき始めるといった表現も、リアリティがあります。ただ、各キャラクターの勝った時の過剰なまでの喜び方や相手選手に対する挑発的なポーズは、リアルな卓球ゲームと言うよりも「OUTLAW」シリーズ? と思わせるところがあり、なくても良かったかなという気はします。
次に、会場ですが、デフォルトでは、以下の8会場でプレイすることができます。MIDNIGHT SUN SPORTS CLUB、STUTTGART HALL、SHINJUKU ATHLETIC FACILITY、LIBERTY NORTHSIDE PREP、NAT'L TABLE TENNIS AUDITORIUM、SAINT NAZAIRE COLISEUM、ODYSSEY PALACE、SAO PAULO SPORTS CLUB。これらは、オーソドックスな公式会場で、卓球台の色や床の色と材質こそ違えど、大きな違いは見られません。しかし、床の質感や映り込みの違いは見られますし、観客席では多くの観客が声援を送っており、目に付きにくい細かなところまでしっかりと描かれているのを感じ取ることができます。
アンロックできる会場は、以下の11会場(ホームとするキャラクター)となります。THE LODGE(JESPER)、THE FACTORY(JUERGEN)、THE TRAINING CENTER(KUMI)、THE WAREHOUSE(HALEY)、THE PONG HALL(LUI PING)、THE CELLAR(LUC)、THE GYM(SOLAYMAN)、THE PRACTICE ROOM(CARMEN)、THE ROOF(MARK)、THE REC CENTER(CASSIDY)、THE HEALTH CLUB(JUNG SOO)。これらは、公式の会場ではないだけに、いずれもが特徴的なたたずまいを持っています。床や壁の質感に独特なものがあるばかりでなく、家具や調度品までも丁寧に描かれていますし、床や壁や窓もほどよく汚れています。窓の外に目を凝らすと、人が行き交ったり、鳥が飛んでいたりもします。こうしたところもしっかりと眺めておくことで、公式会場にはない日常感を感じとることができることでしょう。これこそ、リアルな卓球ゲームではなく、「OUTLAW TABLE TENNIS」といったところでしょうか。
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SOUND ドルビーデジタルです。公式会場では試合中も観客の声援が送られ、マッチポイントを迎えると、応援団からは選手の名前が連呼されます。それに対して、アンロック会場では、観客はおらず、ボールが飛び交う「カッコン、カッコン」という乾いた音が響き渡り、時折、選手が歓声を上げるだけです。それでも、このラケットスポーツ特有の乾いた音は魅力的で、ムードを盛り上げるのに一役も二役も買っています。BGMもあるにはあるのですが、この音こそが、サウンド面での本作最大のウリであるのは確かでしょう。また、選手は、それぞれ勝った際などに言葉を発し、選手の特徴がよく現れてはいるのですが、もう少しアスリートらしい言葉にしておいた方が良かったのではないでしょうか。日本人のKUMIは、「ざまあみろ」とか「負けるのは分かってたんだよ」などと、姉御肌の汚い言葉を吐きます。「grand theft auto」シリーズには日本のヤクザ(PSP版「grand theft auto Liberty City Stories」のトシコなど)も登場しますが、その流れで選ばれたものなのでしょうか。やはり、「OUTLAW TABLE TENNIS」です。 7
CONTROL 本作の操作には、基本的なものから、やや高度な操作を要求されるものまで、複数の操作があります。アマチュアサーキットさえ勝てればいいとか、初心者同士で楽しくプレイできればいいという場合には、基本的な操作さえできればOKです。しかし、ルーキーサーキット以上を制したいとか、熟練者とも対等に渡り合いたいという場合には、それ相応の時間と努力が必要になります。
基本的な操作は、左スティックでプレイヤーを動かし、以下のいずれかの操作を行うことでボールが打ち返せるようになります。
トップスピンは、Aボタンを押すか右スティックを相手側に倒すことで繰り出せます。
バックスピンは、Yボタンを押すか右スティックを手前側に倒すことで繰り出せます。
レフトスピン
は、Xボタンを押すか右スティックを左側に倒すことで繰り出せます。
ライトスピンは、Bボタンを押すか右スティックを右側に倒すことで繰り出せます。
もっとも、これらの操作だけでは、単に相手側のテーブルにボールを返すだけにすぎません。勝つためには、これらにさまざまな操作を加える必要があるのです。
チャージは、ボールに強力なスピンとパワーを加えるもので、各ボタンを長く押すことで繰り出すことができます。本作では、先行入力ができるため、ショットを打ったら、いったんボタンから指を離し、すぐにボタンを押し続けることで、より強いチャージを繰り出すことができます。
スマッシュは、相手から浮き球が帰ってきた時に、高速ショットを繰り出すことができるもので、高くバウンドしたボールの正面に移動して、任意のスピンボタンを押せばOKです。
カウンタースピンは、スピンショットを最も確実に打ち返す方法で、リターン時に相手のボールと同じスピンをかけることで繰り出せます。スピンがかけられたボールには、そのスピンに対応したボタンと同じ色がボールの周囲に見えます。トップスピンなら緑、バックスピンなら黄、レフトスピンなら青、ライトスピンなら赤、といった具合です。それを素早く見極めることで、カウンタースピンが繰り出せるというわけです。
ソフトショットは、ボールのスピードを殺してリターンの球足を短くするもので、左ボタンを押したままスピンボタンを押せばOKです。ボールを相手のテーブルで2バウンドさせたり、相手の判断ミスを誘発することができます。
フォーカスショットは、難しいショットに反撃したり、決定打を打ったりすることができるもので、右ボタンを押したままスピンボタンを押せばOKです。ただし、フォーカスメーターの残量がない場合には、フォーカスショットを繰り出すことはできません。デフォルト設定では、フォーカスメーターが一杯になると自動的にフルフォーカスモードになってメーターが点滅してしまいます。これを避けるためには、この設定をオフにしておく必要があり、そうすると左右のトリガーを押すことで、任意にフォーカスショットが繰り出せるようになります。ちなみに、フォーカスメーターには、3つのレベルがあります。
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GAMEPLAY 本作の操作は簡単、という声が聞かれますが、あまり鵜呑みにしない方がいいのではないかと思います。私は、本作の操作は、簡単というよりもむしろ、難しい部類に入るのではないかと考えているからです。本作の操作は、いずれかのボタンを押してさえいれば、ラリーを続けられるようになっています。なにしろ、プレイヤーキャラクターは、素直に返ってくる球なら、ほぼすべて打ち返してくれますし、必ずと言っていいほど相手のテーブル上にボールを返せるようにも作られているからです。そのため、温泉卓球のような「できるだけ長くラリーを続けて楽しむことが大切」的な観点に立てば、確かに簡単と言えるのかもしれません。ところが、この手法が通用するのは、難易度イージー、アマチュアサーキット、初心者同士の試合、これだけです。これらは、ゲームのほんの導入部にしかすぎません。
本当のゲームのスタートは、ルーキーサーキットや各種実績の解除、中級者以上との試合からになります。そこでも、単にいずれかのボタンを押しているようでは勝負にはなりません。自らが左右に移動したり、敵の動きを読んでボールを左右に散らしたり、チャージやスピンなどが不可欠になってくるのです。しかしながら、これらの操作をうまく決めるのは、決して簡単なことではありません。本作では、この手の他のゲームでも見られることですが、プレイヤーの移動とボールの方向は、ともに左スティックで行わなければなりません。しかも、これらの動作は連続して行う必要があります。つまり、ボールを左に打とうと左スティックを左に倒したはいいが、プレイヤーもそのまま左に移動してしまい、テーブルの中央からははるかに左に移動してしまうという事態が往々にして起こるのです。ですから、この2つの動作は、別のボタンで行うようにしておくべきでした。チャージやスピンのためのボタンを押すタイミングも、簡単とは言えません。プロサーキットまで来ると、これらをある程度使いこなせるようであっても、優勝するのはかなり難しくなっています。レースゲームのように上級者と呼べる人が数多くいるジャンルならいざしらず、卓球ゲームのようにタイトル数も数えるばかりのジャンルならば、誰もが少し頑張れば実績を解除しつつオールスターサーキットまで進めるようにしておくべきだったのではないでしょうか。
ちみなに、卓球ゲームとしては、プレイステーション2で、「いくぜ!温泉卓球!!」(コナミ/彩京、2000年12月21日)、「福原愛の卓球一直線」(サクセス/クロスノーツ、2004年6月24日)などがリリースされています。前者は、当初は彩京ブランドで発売されていましたが、後にコナミから再販されています。クロスノーツは彩京を吸収合併しているので、実質的には両者は同じ開発元だということになります。「いくぜ!温泉卓球!!」にも福原愛は登場しますが、あの福原愛をもってしても卓球ゲームが人気ソフトとはなり得ないということでしょうか。
さて、本作のリアルさについても、ふれておきましょう。本作は、虚飾を拝したリアル系の卓球ゲームであり、試合会場も人もリアルなら、ボールの動きですらリアルです。セルロイドで作られた直系40mmのボールは、卓球台やラケットに当たった時の摩擦係数による回転の変化、その回転によって変化する空気の影響までをもシミュレートしています。ボールがネットに当たって押し戻された時のあの嫌な音や落ち方も、シミュレートの賜物だと言えるでしょう。ちなみに、COM側の返球だけがネットに当たって落ちることが多いのは、いかさま麻雀のようで、ちょっと解せません。オープニングで、ボールが跳ねるシーンが映し出されますが、あれも、作り手が、本作がしっかりと卓球をシミュレートしたものであるいうことを宣言しているのではないでしょうか。
本作がリアル系の卓球ゲームという意味では、何度も前述しているように、本作が「OUTLAW TABLE TENNIS」的な要素を含んでいるのは、少し残念な気もします。アンロックできる11の会場の存在はバラエティがあっていいのですが、キャラクターの不穏当な言動はプレイしていて気分のいいものではありません。特に、日本人キャラクターであるKUMIの言葉の汚さには辟易させられます。本作がリアル系の卓球ゲームをめざしたというのなら、国際卓球連盟のプロツアーとその選手を実名で登場させた方が良かったように思います。上位の大半がアジア勢で占められ、女子は特にその傾向が強いにせよ、そこまで踏み込んでほしかったものです。そうすれば、アマチュア、ルーキー、プロ、オールスター、といったあからさまな難易度格差を設定する必要もなかったことでしょう。次回作が出るなら、これは、ぜひともお願いしたいところです。幸いにも、2008年には卓球王国の中国で北京オリンピックが開催されることですから。
本作で残念な点は他にもあります。それは、ラリー中に少なくはない頻度でスローモーションが入ることです。もちろん、エースが決まった時やミスをした時などのように、それでポイントが入ってラリーが途切れるといった状態であればいいのですが、ラリーがまだ継続しているにも関わらずスローモーションになってしまうのです。そのため、プレイのリズムが崩されて操作も断ち切られ、相手のショットを返し損ねるという事態すら招くことがあります。これは、神経を集中してプレイしているリアル系のスポーツゲームにあってはならないことです。フォーカスショット状態になっている時に画面の雰囲気と打撃音が変わる程度のことなら構わないのですが、この演出は操作に直接影響を及ぼすため、入れるべきではなかったのではないでしょうか。本作がリアルな卓球ゲームを狙っているのなら、ゲームの本編に関してはとことんリアルにして過剰な演出などは排しておくべきだったと思います。演出やお遊びなどを入れたいのであれば、それとは別の部分で行えばいいことです。それこそ、熊や宇宙人などが隠しキャラクターとして出てきたり、ビッグヘッドになったり、ラケット代わりにフライパンやゲームソフトのパッケージなどが使えたり、といったことがあっても、あくまでもお遊びであるなら、それはそれで楽しめますから。
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LONGEVITY 本作のゲーム内のプレイ時間は、前述しているように、ラリーをしている時間だけで計算されます。サーブ態勢に入っている時間すら計算されないのですから、キャラクターを選んでいる時間など論外です。そのため、実際のプレイ時間となると、ゲーム内のプレイ時間の1.5倍から人によっては2倍ぐらいはかかっているのではないでしょうか。もっとも、本作の操作が難しいのも前述している通りで、多くの人がプロサーキットで優勝することができないのではないかと思います。そうなると、本作でやることと言ったら実績解除ということになりますが、これも作業という側面はぬぐえません。プロサーキットで優勝できて実績の解除にも取り組むという人なら30時間近くはプレイできるのではないかと思いますが、そのいずれもやらないという人であれば10時間もプレイせずに終わってしまうのではないでしょうか。ここでは、実績解除は少しぐらいやってみるということにして、「7」にしておきます。 7
OVERALL 本作が、Xbox 360初の卓球ゲームであり、しかも、あのROCKSTAR GAMESが本気でリアル系の卓球ゲームに取り組んだという点は評価できます。しかしながら、操作が難しい点や「OUTLAW TABLE TENNIS」的な要素が含まれている点は、あまり評価することができません。本作は、本作のセールスポイントを評価して積極的に立ち向かおうという気持ちがある人か、温泉卓球的にプレイできればそれで十分という人には勧められます。しかし、「操作が簡単」という言葉を信じて手軽にプレイできそうだから買おうと思っている人には、あまり勧められません。本作は、買い手のスタンスによって、評価が大きく分かれるゲームだということです。 7

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