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R : RACING EVOLUTION LIFE IN THE FAST LANE
| GENRE | レース | |
| PUB./DEV. | ナムコ/ナムコ | |
| RELEASE DATE | 2003/11/27 | |
| OUTLINE | ナムコレースゲーム20周年モデルとして、20年間で培ったレースゲームのノウハウを元に実車のレースゲームを最初から考え直して設計・制作されたレースゲームです。車体のディテール、背景のビジュアル、ムービー、挙動シミュレーション、BGM、エンジン音、車種の選択、コースレイアウト、レース内容など、あらゆる部分にこだわりとアイデアを盛り込んで、「何周しても飽きない、走る楽しさを味わえる」レースゲームを目標に作られています。また、本作では、「人」をキーワードに魅力溢れるキャラクターたちを通してドラマチックなレースシーンを体感することで、実車レースゲームが更に面白く感じられるようにしようという試みもなされています。 | |
| GAME MODE | レーシングライフ 14のチャプターで構成されているストーリーモードです。プレイヤーは、速水レナとなり、ライバルたちとレースを行います。彼女は、日本から単身アメリカへ渡り救命士として多忙な日々を過ごしていましたが、ステファンとの運命的な出会いにより「G.V.I.」という組織と密接に関係するガルニエグランプリのドライバーとしてレースの世界に飛び込みます。彼女は、デビューレースの鮮烈な印象から「76番(セブンティ・シックス)」と呼ばれています。また、彼女の前には、チーム・リカルディのエースドライバーであるジーナ・カヴァーリが立ちはだかります。「レーシングライフ」では、マシン、トランスミッション(AT、MT)、難易度(イージー、ノーマル、ハード)、ブレーキアシスト(オン、オフ)、セッティング(前後ショックバンプ、前後ショックリバンプ、前後バネレート、前後スタビライザー、前中後LSD、ファイナルギアレシオ、ABS、TCS、ハンドルレート、前後ブレーキ配分、最大出力・トルク、車重)、フリー走行、レース開始、ROUND1に戻る、を選ぶことができます。レース中には、ピットから自分の走りや前後のクルマとの差に関する情報が無線連絡されてきます。また、「プレッシャーメーター」というものがあり、前のドライバーをどれだけ心理的に追い詰めているかがグラフによって表示されます。前のドライバーに接近して走行を続けると、プレッシャーが溜まっていき、最大まで溜まると点滅して、前のドライバーはコーナーなどでミスをおかすようになります。この「プレッシャーメーター」は、前のドライバーとある程度距離が離れてしまうと、0に戻ってしまいます。「プレッシャーメーター」を活用すれば、レースが有利に進められるというわけです。 全14チャプターは、以下の通りです。 チャプター1 デ・トマソ パンテーラ カップ(ツインリンクもてぎスーパースピードウェイ3周): パンテーラのワンメイクレースだ。有名人たちのお遊びみたいなレースだが、中には本気のヤツもいる。君にはここで1位になってほしい。 チャプター2 テストセッション1(ウォーターブリッジ): G.V.I.の一員となる前に、我々は君をテストするセッションを用意した。2つのラリーコースを合計3分14秒以内のタイムで走ってくれ。 チャプター3 テストセッション2(鈴鹿サーキット・東コース): ここでは、先行する車を後ろから追いかけてもらう。規定の時間以内に追いつくことができるまで、訓練は終わらない。さあ、始めよう。 チャプター4 日本ツーリングカー選手権・クラス3(横浜みなとみらい2周): 遅かったな。お前の初仕事は、この2戦シリーズで総合1位を獲得することだ。G.V.I.とチームの間で契約は済んでいる。お前はただ勝てばいい。 チャプター5 日本ツーリングカー選手権・クラス2(鈴鹿サーキット3周): クラス2に上がったが前回同様お前の仕事はシリーズ総合1位になることだ。マシンにはG.V.I.の手がはいっている。必ず勝てるぞ。 チャプター6 G.V.I.シークレット コンペティション(鈴鹿サーキット3周): 他の連中は普通にレース車両で参加しているようだな。しかし、このマシンは彼らとも互角に戦える。G.V.I.の力がお前にもよくわかるだろう。 チャプター7 インターナショナル ラリー(ウォーターブリッジ): さてと・・・しょうがない、君には4ステージを走るこのラリーで総合優勝して欲しいんだが・・・本当に大丈夫なのか? チャプター8 サーフサイド ドラッグレース(サーフサイド): このイベントでは3戦全て勝ってくれ。ブレーキオフによるスタート、そしてニトロと慣れない操作に戸惑うだろうが、いつものように頼む。 チャプター9 日本ツーリングカー選手権・クラス1(フィリップアイランド3周): どうした、浮かない顔だな? 今度はGTクラス1のシリーズレースに参戦してもらう。今回も、シリーズ総合1位がクライアントの意向だ。 チャプター10 ラリーラ・マンチャ(ウォーターブリッジ): よく来てくれた。2ステージを転戦するラリー、これはG.V.I.の仕事ではないが、レースする以上やはり勝ちにいこうじゃないか。 チャプター11 ラリーアリーナ スペシャルトーナメント(ラリーアリーナSS): このトーナメント戦は3回勝てば優勝だ。あのスペイン人女性ドライバーをはじめ、腕利きが集まるイベントだが、勝ちにいこうぜ。 チャプター12 インターナショナル GTカー チャンピオンシップ(横浜みなとみらい5周): ジーナもピリピリしているようだが、これはお前にとってのチャンスだ。国際的な大舞台でジーナを倒し、シリーズ総合優勝を狙え。 チャプター13 ホリデイクラシックレース(グリーンフィールド3周): 電話でも話したけど、俺にはステファンに話したい計画があるんだ。そのためにも、今日のレースでぜひ君に勝って欲しい。頼むよ。 チャプター14 もてぎスーパースピード(ツインリンクもてぎスーパースピードウェイ10周): G.V.I.はこの10周レースでの勝利を条件にしてきた。タフなレースになるだろうが、頼む。勝ってくれ。 イベントオムニバス さまざまなレースイベントを購入して楽しむモードです。マシンの購入・チューンも、ここで行います。 本作では、以下の車種が登場します。 GTクラス1: FIAT 500 F STEPHAN、BMW M3 GTR、BMW McLaren F1、CHEVROLET CORVETTE C5-R、DODGE VIPER COMPETITION COUPE、Honda TAKATA DOME NSX、NISSAN CALSONIC SKYLINE、SALEEN S7 R、TOYOTA ESSO ULTRAFLO SUPRA、VOLKSWAGEN W12。 GTクラス2: ALFA ROMEO 156 GTA、DE TOMASO PANTERA GT5-S、DODGE CHARGER R/T、Honda S2000、LOTUS SPORT ELISE、MAZDA RX-7 R-SPEC、MITSUBISHI LANCER EVOLUTION VIII RS、NISSAN FAIRLADY Z、PEUGEOT 206、SHELBY GT500、SUBARU IMPREZA WRX STi。 GTクラス3: AUDI TT COUPE 1.8T quattro、Honda INTEGRA TYPE R、MINI COOPER S、TRD VM180。 プロトタイプクラス: Infineon AUDI R8、BENTLEY EXP SPEED 8、童夢 ADVAN KONDO S101。 ラリークラス1: MINI COOPER S RALLY CAR STEPHAN、FORD FOCUS RALLY CAR、MITSUBISHI LANCER EVOLUTION VIII RALLY CAR、PEUGEOT 206 WRC PROTOTYPE(1999)、SUBARU IMPREZA WRX STi RALLY CAR。 ラリークラス2: ALFA ROMEO Giulia GTA Junior RALLY CAR、FIAT 500 F RALLY CAR、Honda INTEGRA TYPE R RALLY CAR、MINI COOPER S RALLY CAR、RENAULT ALPINE A110 RALLY CAR。 ドラッグクラス: DODGE CHARGER R/T DRAG CAR、FORD FOCUS DRAG CAR、MAZDA RX-7 R-SPEC DRAG CAR、NISSAN FAIRLADY Z DRAG CAR、SHELBY GT500 DRAG CAR。 プライベートクラス: ALFA ROMEO Giulia GTA Junior、FIAT 500 F、RENAULT ALPINE A110。 本作では、以下の10サーキットが登場します。 鈴鹿サーキット: 日本を代表する国際的サーキット。フルコースと東コースを使用します。 ツインリンクもてぎスーパースピードウェイ: スーパースピードウェイと呼ばれる1.5マイルオーバルコースを使用します。 フィリップアイランド: メルボルンの南のフイリップアイランドに建設された高速サーキットです。 横浜みなとみらい: 横浜みなとみらいを舞台にした市街地サーキットです。 モナコ: 世界で最も有名な市街地サーキットです。 グリーンフィールド: 複合コーナー中心のクラシカルなレイアウトを持つミニサーキットです。 ラリーアリーナSS: ツイントライアル専用のラリーコースです。 ウォーターブリッジ: ターマックのラリーコースです。 ウインドミル・ヒル: グラベルのラリーコースです。 サーフサイド: 海辺の街を舞台にしたドラッグレース専用の市街地コースです。 「イベントオムニバス」には、以下の7イベントがあります。 シングルレース: 1戦だけを行うレースイベントです。手頃なイベントが多く、入門レースとして最適です。クルマの駆動方式や生産国などの限定レースもあります。 タイムチャレンジ: プレイヤーのみ走行し、スタートからゴールまでの時間を競います。一部の区間を走行するレースや障害物を配置した特殊レイアウトなど、複数のタイプがあります。 ワンメイクレース: 出場できるマシンが1車種に限定されたレースです。クルマの性能差による影響をあまり受けず、純粋にドライビングテクニックが問われます。 ツアーレース: 複数のコースを転戦し、総合ポイントを競うレースイベントです。各レースで安定した速さを発揮することが、勝利への鍵となります。 VSライバル: ライバルレーサーと1対1で対戦します。相手は歴戦のつわものばかりなので、テクニックを磨いて臨んでください。 トーナメント: トーナメント形式のレースイベントです。レースに負けた時点でそのレースイベントは終了します。また、勝利するごとに敵車のスピードが上がります。 エクストラ: 他のレースイベントには当てはまらない、少し変ったレースイベントです。 アーケード 好きなマシンやコースを選び、コンピューターが操作するクルマと1戦だけのレースを行うことができるモードです。 タイムアタック プレイヤーだけでコースを走り、ゴールまでのタイムを計測するモードです。 2Pバトル 2人のプレイヤーが対戦するモードです。ゴールまでのスピードを競うノーマルバトルと、レースで獲得したRP(Reward Point=お金)を競うポイントバトルがあります。 コレクション カーコレクション、リプレイシアター、ムーピーシアターがあります。 セーブ・ロード ゲームデータのセーブとロードが行えます。セーブデータは、3つまで作ることができます。 オプション ゲームの各種設定を変更できます。 パックマンvs. ゲームキューブだけに付属する、2-4人で遊べるおまけのゲームです。ゲームキューブのコントローラポートにゲームボーイアドバンスをつなげて、コントローラーとゲームボーイアドバンスを交換しながら、誰よりも早くクリア得点(7000点、1万点、1万5000点)をめざして競い合うゲームです。モンスターになった人は、周りの状況を見ながらパックマンを捕まえます。すると、画面に指示が現れ、持ち手のコントローラーとゲームボーイアドバンスを交換します。そして、モンスターだった人は、今度はパックマンとなって、モンスターを上手にかわしながらステージ内のエサを食べていきます。エサを食べると得点が入り、すべてのエサを食べるとボーナスがもらえます。このようにして、最初にクリア得点をめざします。 |
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| GRAPHICS | ナムコの心意気が感じられるプレイステーション2、ゲームキューブ、Xboxの3ハードで発売されるマルチタイトルです。しかしながら、グラフィック水準は並みのプレイステーション2レベルに止まり、ジャギーが目立つ粗いグラフィックになっています。クルマをしっかりと描き込めば背景が犠牲になり、背景を奥まできれいに描き込めばクルマが犠牲になるというのがプレイステーション2のレースゲームの傾向で、プレイステーション2のグラフィック水準に合わせて作られたと考えられる本作は、ゲームキューブであってもそうしたグラフィックレベルになってしまっているというわけです。本作は、ゲームキューブでは数少ないリアル系レースゲームだけに、少し残念な気はします。ただ、ムービーに関しては、目の表情な髪の毛の動きなどの人物描写や光源処理などに細やかさが感じられ、ナムコの技術力の高さを垣間見ることができます。それが余計にムービーとゲーム画面の落差を引き立てるものとなっているのも、また事実です。 | 7 |
| SOUND | ドルビープロロジックIIです。エンジン音に関しては、各車種ごとの違いが表現されており、音的にもまずまずといったところです。また、ムービーにおける各キャラクターのセリフは英語になっていますが、ボイスアクティングも特に問題はありません。本作で特に注目したいのがBGMで、テーマソングに至っては歴代のレースゲーム中でも上位にランクされるほどデキの良いものに仕上がっています。「何周しても飽きない、走る楽しさを味わえる」は看板に偽りありといったところですが、このテーマソングに関しては「何度聴いても飽きない、思わず口ずさみたくなる」心地良いものとなっています。本作は、オープニングの流麗なグラフィックと心地良いテーマソングによって、つかみはOKとなるのですが・・・。 | 8 |
| CONTROL | 本作をダメなレースゲームにしている最大の要因となっているのが、この操作性でしょう。本作の基本的な操作は、以下の通りになっています。コントロールスティックがハンドル操作、Rトリガーボタンがアクセル、Lトリガーボタンがブレーキ、Xボタンがサイドブレーキ、Aボタンがシフトアップ、Bボタンがシフトダウン、Yボタンが視点切り替え、Zボタンが押している間だけ後方視点に切り替え、十字ボタンが多機能ディスプレイ切り替え、が主なものです。本作では、同社のアーケード系レースゲーム「リッジレーサー」シリーズとリアル系レースゲーム「MotoGP」シリーズを融合させた上で、同社の4輪レースゲームとしては画期的なシミュレーター系のレースゲームとなっています。しかしながら、このリアルな操作性が誤ったものとなっており、クルマの動きがひょこひょことした実に操作しづらいレースゲームを生み出してしまっています。この手のシミュレーター的なリアルさを狙ったレースゲームが陥りやすい誤りを本作もおかしてしまったというわけです。これは、ステアリングの動きをそのままコントローラーに持ち込んでしまったことによるものです。本来は、スピードが上がるに連れてコントローラーの舵角と実際のタイヤの舵角を変えるべきなのに、これをしていないがために妙にナーバスなステアリングワークになってしまっているというわけです。ただ、本作にはセッティング要素があるため、ハンドルレートを目一杯ダルな方向に振っていけば、このひょこひょことしたクルマの動きをある程度抑えることはできます。デフォルトのセッティングをここにしておけば、本作の印象も、もう少し変わったものになったのではないかと思います。 | 6 |
| GAMEPLAY | 本作があらゆる部分でこだわりとアイデアをもって作られたという要素には、車体のディテール、背景のビジュアル、ムービー、挙動シミュレーション、BGM、エンジン音、車種の選択、コースレイアウト、レース内容などかあります。しかし、そのうちの多くが、意欲が空回りしたものになってしまっています。特に、レースゲームの肝とも言える挙動シミュレーションと車種の選択、レース内容に関しては、こだわりとアイデアの空回りを強く感じざるを得ません。挙動シミュレーションに関しては、前述している通りです。車種の選択に関しては、無闇に幅を広げた上で無理やり同じクラスに収めたといった印象があります。例えば、全日本GT選手権参戦車両を引っ張り出してくるのなら、同じ車種で違うカラーリングを2台3台と出してきた方が良かったのではないでしょうか。レース内容に関しても、統一感が感じられませんし、今更6台でレースさせるというのもオールドファッションというものです。「グランツーリスモ」シリーズが生み出した6台によるレースをスタンダートにする必然性も感じられません。 「人」をキーワードに魅力溢れるキャラクターたちを通してドラマチックなレースシーンを体感させる、という点に関しても、自己陶酔的なところがあります。キャラクターに魅力を感じるかどうかは人それぞれの部分があるにせよ、主人公の速水レナ以外はとても魅力的なキャラクターとは受け取れないでしょうし、あまりにも陳腐なストーリーに至ってはドラマチックなレースシーンとは程遠いものがあります。なぜ、G.V.I.などというわけの分からない組織を引っ張り出してきて、滅茶苦茶なストーリーを作り出したのでしょうか。日本には、井原慶子というゲームのモデルにするにはうってつけの人物もいるわけですから、彼女を起用しても良かったように思います。彼女は、法政大学を卒業後、1999年に26歳でキャンペーンガール(レースクイーン)からレーサーに転向し、フェラーリチャレンジでレースデビュー。2000年にイギリスに渡り、2001年にはフランスF3に参戦してポール・トゥ・ウインを飾るなど4度入賞。2002年には、AF2000にスポット参戦して優勝2回、マカオGPでは女性ドライバー初の3位入賞。2003年はフォーミュラBMWでシリーズ3位と、まさに世界を股にかけてドラマチックなレースシーンを演じています。ヘタなシナリオを作るよりも、彼女をモデルにした方が、よほど面白かったことでしょう。元キャンペーンガールだけに、ビジュアル的にも問題ないわけですから。 さて、本作の注目すべき要素としては、「プレッシャーメーター」の存在を忘れることはできません。「プレッシャーメーター」の内容は前述している通りですが、これがゲーム内であまり機能しているとは言えないものになってしまっています。確かに、「プレッシャーメーター」が最大まで溜まって点滅すると、前のドライバーはほぼ確実にコーナーなどでミスをおかしてくれます。しかし、実際のところは、「プレッシャーメーター」が最大まで溜まるまでに、前のクルマを追い越せてしまうのが常なのです。そこで、「プレッシャーメーター」の効果を楽しまんがために、あえて前のクルマに合わせてゆっくりと走るといったおかしな事態が生じたりもします。このあたりも、本作のゲームバランスがレースゲームとして適したものでないことの現れでしょう。 レース中にピットから行われる無線連絡は、自分の走りや前後のクルマとの差に関して情報をもたらしてくれます。前後のクルマとの差はそれなりに役には立ちます。しかし、自分の走りに関しては、「コーナーで突っ込みすぎた」、「ブレーキの踏み方が良くない」などといったことが伝えられるため、レースゲーム熟練者にとってはうるさいだけでしょう。レースゲーム初心者にとっては、横にレースゲーム熟練者がいればアドバイスしてくれるような内容だけに悪くはないと思われるのですが、いかんせん本作の操作性がレースゲーム初心者向きとは言えないクセを持っているだけに、それが本作における上達に結びつくかどうかという点については疑問を抱かざるを得ません。 |
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| LONGEVITY | 本作のメインとなるモードは「レーシングライフ」ですが、このモードをクリアしたとしても本作の達成率の30%ほどにしかなりません。では、本作で大きなボリュームを占めるモードは何かと言えば、実は「イベントオムニバス」なのです。実際のところ、「レーシングライフ」だけなら十数時間もあればクリアできてしまいます。しかし、「イベントオムニバス」は、ボリュームたっぷりになっており、クリアしようと思えば相当の時間がかかることでしょう。しかしながら、この操作性とあまり新鮮味を感じられないイベントの数々により、「何周しても飽きない、走る楽しさを味わえる」という目標とは裏腹な「苦痛すら感じる単調な作業の繰り返し」が待っています。これに堪えることができる人、もしくは面白いと感じられる人なら、本作を長く楽しむことができます。 | 7 |
| OVERALL | 本作は、車体のディテール、背景のビジュアル、ムービー、挙動シミュレーション、BGM、エンジン音、車種の選択、コースレイアウト、レース内容など、あらゆる部分にこだわりとアイデアを盛り込んで、「何周しても飽きない、走る楽しさを味わえる」レースゲームを目標に作り、「人」をキーワードに魅力溢れるキャラクターたちを通してドラマチックなレースシーンを体感することで、実車レースゲームが更に面白く感じられるようにしようという意図のもとに設計・制作されています。ところが、実際にでき上がってみると、ジャギーが目立つ粗いグラフィック、ひょこひょことした落ちつかない操作性、あまりにも陳腐なストーリー、うまく機能していない「プレッシャーメーター」など、こだわりとアイデアが空回りしたものになっています。本作は、「リッジレーサー」シリーズが3Dポリゴンを使ったレースゲームとしての役目を終えたことによるナムコの後継レースゲームとなるはずでしたが、それは叶いませんでした。もっとも、ナムコの技術力を持ってすれば、理想に近いレースゲームは作れるはずです。次回作では、奇をてらわずに、真っ向勝負のリアル系レースゲームで勝負してほしいものです。 | 6 |
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