| JIM'S ATTIC | 360 TOPICS | 360 REVIEW | XBOX REVIEW | 360 REGION | XBOX REGION | OVERSEAS |
| VIDEO GAME | GAME CUBE | ATTIC | HORSE RACING | MOTOR SPORT | LINK | OTHERS |
SYBERIA
| GENRE | アドベンチャー/サードパーソン | |
| PUB./DEV. | XS GAMES/MICROIDS | |
| RELEASE DATE | 2003/7/23(アメリカ) | |
| OUTLINE | 3Dアドベンチャーゲームです。若く野心的な女性弁護士のケイト・ウォーカーは、アルプスにある古いオートマトン(ロボット)工場の買収契約を成立させるため、ニューヨークからフランスのバラディレーンにやって来ました。そして、すぐにニューヨークへと戻る予定でした。ところが、この工場の持ち主であるアンナ・ボラルバーグは前日に死亡し、その弟のハンスも実は生存していることが判明します。そのためケイトは、西ヨーロッパから東ヨーロッパまで、列車の操縦士でオートマトンのオスカーとともに、この工場の相続人となったハンスを探し求める旅を始めることになります。2002年にPC版が発売された本作は、IGNの「Best of 2002: Adventure」、GAMESPOTの「2002 GAMESPOT Best Adventure Game of PC」、「2002 GAMESPOT Best Graphics(Artistic) on PC」などに輝いています。 | |
| GAME MODE | NEW GAME 新たにゲームを始めます。本作は、ケイトを操作して謎を解きながら話を進めていく、3人称視点の3Dアドベンチャーゲームです。アクション要素は一切なく、人に話を聞くこと、アイテムをとること、仕掛けを作動させることによって、ゲームは進行していきます。ゲーム中には6種類のアイコンがあり、動作可能、動作不可、進入可能、会話、ズームイン、何かを掴む、が一目見て分かるようになっています。その近くに行けばアイコンが現れるため、たいていの場合にはできることが分かります。ただ、けっこう遠くからアイコンが現れることも珍しくはないため、隣り合った場所にアイコンが現れるような場合には、片方のアイコンを見落とす場合があります。また、アドベンチャーゲームらしくフラグ立てが必要で、フラグが立っていないとゲームが一切進みません。スイッチを早く入れてしまったために、ゲームが進まない場合もありますが、その場合もスイッチを元に戻せばOKです。なお、本作には、最後までゲームオーバーはありません。失敗しても、前述したようにやり直せばいいだけです。本作は、大きく分けて、以下の6章に分けられています。 1.VALADILENE: ケイトがバラディレーンに着いて、ホテルや教会、墓地、秘密の洞窟などバラディレーン内を探索し、まだ取り付けられていないオスカーの脚を作って、バラディレーン駅を出発します。 2.BARROCKSTADT: オスカーの操縦するゼンマイ仕掛けの列車は、バロクシュタット駅に停車します。ここは、バロクシュタット大学の構内となっており、カッコーの卵を探したり、マンモスの人形を手にポンス教授と話したりすることで、船乗りに渡す列車を曳航するための手数料$100を稼いで、バロクシュタット駅を出発します。 3.KOMKOLZGLAD: コムコルツグラッドは、山間にある工業都市のなごりです。最初に巨大な人型建造物を動かすのですが、これは2回前進できるので注意が必要です。ケイトの外出中、オスカーの手がセルゲイ・ボロディンに盗まれ、歌手のヘレナ・ロマノスキーをここへ連れてこないと彼の手を返してくれません。そのため、隣接する宇宙基地から飛行船に乗って、ヘレナのいるアラルバッドへと向かいます。 4. ARALBAD: アラルバッドは有名な保養地で、ヘレナはホテル・クロンスキーに滞在しています。ヘレナを連れていくためには、彼女お気に入りのカクテル「ブルーへレナ」を作る必要があるのですが、これが本作最大の難関と言えるかもしれません。ヘレナ側のカウンター下に扉があるということに気がつかないと、話が進まないでしょう。 5. RETURN TO KOMKOLZGLAD: ヘレナとケイトはセルゲイの策略にはまってしまいますが、この章は短く、謎解きも簡単です。物語を楽しみましょう。 6. RETURN TO ARALBAD: ケイトは、再びヘレナとともにアラルバッドへと戻ってきます。この章は更に短く、謎解きもほとんどありません。物語は、「SYBERIA 2」へと・・・。 LOAD GAME セーブゲームから再開します。本作では、ゲーム中、いつでもどこにでもセーブすることができます。前述しているように、ゲームオーバーになることはありませんが、多くのセーブデータが残せますので、章単位でセーブしておけば便利でしょう。 CUTSCENE 既にプレイを終了しているところまでのカットシーンを見ることができます。最終的には、16個まで見られるようになります。 OPTIONS ゲームの各種設定を変更することができます。英語字幕ありにすることができますので、必ずONにしておきましょう。 BONUS SKETCHES(ゲームの設定資料集を20枚見られます)、FROM 2D TO 3D(2Dの設定資料が3Dになっていく様子を21組見られます)、MAKING OF(本作の作者でありアートディレクターのベノイト・ソカルが、MICROIDSが居を構えるカナダのモントリオールからメイキングを約10分も語ります)、TRAILER(本作のトレイラーが見られます)、BENOIT SOKAL'S BIOGRAPHY(ベノイト・ソカルのバイオグラフィーが7枚の写真に綴られます。作中にアマゾンが出てくるのもこれで納得です)、MENU(メニューに戻ります)。 |
|
| GRAPHICS | 2Dの背景の中を3Dのキャラクターが移動するというのは、「バイオハザード」シリーズなどと同様です。本作の幻想的で圧倒的でどこか郷愁を誘うグラフィックは、はっと息を呑むほどの美しさを持ってプレイするものを迎え入れてくれます。単に視覚的に美しいというだけではなく、心に訴えかけてくる美しさを持っているのが本作の特徴と言えるでしょう。16個にも及ぶカットシーンも、本作の美しさをより一層引き立てています。これらのカットシーンも、ただ美しいだけではなく、どこか郷愁を誘うようなグラフィックなのです。本作がGAMESPOTの「2002 GAMESPOT Best Graphics(Artistic) on PC」を受賞していることからも、本作のグラフィックがいかに芸術的に高く評価されているかが分かろうというものです。フルポリゴンでこれが実現できたら、もっと素晴らしいことなのですが・・・。 | 9 |
| SOUND | ドルビーデジタルです。グラフィック同様、どこか郷愁を誘う物悲しいBGMが流れているのですが、これもまたゲーム全体の雰囲気を形作る大きな要素となっています。本作を進めていく上で会話はとても重要なものとなりますが、ケイト、オスカー、ヘレナ、など、登場人物のセリフはフルボイスとなっています。英語自体は比較的易しく、英語字幕もありますから、高校生程度の英語力があれば、そんなには苦労しないと思います。静かなゲームだけに効果音は控えめですが、要所要所を締めるものとなっています。 | 9 |
| CONTROL | 2Dの背景の中を3Dのキャラクターが移動するということで、固定視点になっています。そして、完全なラジコン操作ではなく、:ケイトの向きに関係なく画面に向かって手前なら手前、奥なら奥に左スティック(方向パッド)を倒すという操作が必要になります。そのため、画面が切り替わる直前に左スティックを逆方向に倒さなければ再び元の画面に戻ってしまうことがありました。また、画面を切り替える際、単に画面の端とか奥に行けばいいのではなく、決まった地点に行かなければ画面が切り替わらないということも珍しくはありません。こうした点から、キャラクターの操作に関しては、少しストレスがかかります。ちなみに、Xボタン同時押しで走ることができます。それ以外では、Aボタンでほとんどのアクションを起こすことができ、Yボタンでアイテムなどの画面を開くことができます。また、選択したアイテムによっては、LトリガーとRトリガーでズームインとズームアウト、白ボタンと黒ボタンでページの切り替えができます。これらの操作に関しては、特に問題はありません。 | 7 |
| GAMEPLAY | 本作の特徴は、はっと息を呑むほどの美しさを持った幻想的で圧倒的でどこか郷愁を誘うグラフィックと、オートマトンのオスカーと一緒にハンスを探す列車の旅に出るというアンリアルな物語の設定にあります。また、野心的な女性弁護士のケイトがごくごく自然に一瞬にして現実と背中合わせながらも荒唐無稽で幻想的な世界の旅人となる面白さや、オスカーのオートマトンならではの四角四面な応対とそれに反する人間的な一面の組み合わせの妙と、両者のかみ合っているのかかみ合っていないのかよく分からないやりとりも、物語をより奥深いものにしています。更に、ヘレナ、セルゲイ、ハンスをはじめとしたこの世界の住人たちも、どこかずれているのに、それがこの世界にマッチしているというあたりにも、本作ならではの味があります。加えて、ケイトが携帯電話を持っており、それを使うことができるというのも、本作のポイントのひとつだと言えるでしょう。ケイトが幻想的な世界の旅人となっていながらも、携帯電話ひとつで現実世界とつながっているわけですから。実のところ、この携帯電話から得られる情報は多く、時にはケイト自らが電話しなければ話が進まない場合もあります。本作は、これらの要素が絶妙にかみ合わさって、プレイするものを惹きつけてやまない不思議な魅力を持ったタイトルとなっているのです。 | 10 |
| LONGEVITY | 本作にアクション要素は一切なく、純粋な謎解きだけで話が進んでいきます。その謎解きにしても、時間制限は全くありません。失敗してゲームオーバーになることもないわけで、好きなだけ謎解きを楽しむことができます。謎解き自体は「ミスト」あたりに比べるとはるかに易しいのですが、それでも何度かは詰まることでしょう。上で書いているようなところは要注意です。プレイ時間は、適度に悩んで20時間強といったところでしょうか。 | 8 |
| OVERALL | 本作は、実は北米Xbox版から遅れること約2ヵ月で、日本語PC版も発売されています。しかし、日本ではそれほど評判になっていないのは、みなさんもご存知のことでしょう。日本語PC版は8980円というけっこうなお値段が付けられていますが、北米Xbox版はわずか$19.99で買えてしまいます。これほどの傑作アドベンチャーゲームがこの値段で手に入るのですから、北米Xboxユーザーはぜひプレイしてみてください。本作を買って後悔することは、まずないに違いありませんから。なお、「SYBERIA 2」は、2004年第2四半期に発売されるそうです。こちらも、早くプレイしたいものです。 | 9 |
Copyright (C) 2003 JIM KANOH All Rights Reserved.