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Voodoo Vince
| GENRE | アクション | |
| PUB./DEV. | マイクロソフト/BEEP INDUSTRIES | |
| RELEASE DATE | 2004/7/22(アメリカ2003/9/23) | |
| OUTLINE | Voodoo人形のVinceを操る3人称視点のアクションゲームで、独特の世界観、軽快なアクション、意外性に富んだステージ、などが魅力となっています。ニューオーリンズのフレンチクォーターと呼ばれる地区に、マダム・シャーメインのVoodooショップがあります。みんなが寝静まったある夜、シャーメインと彼女の持つZombie Dustを狙って、Kosmo一味が店に押し入りました。そして、あっという間に彼女たちを連れ去ります。そのまま放っておくと、Zombie Dustの力が目を覚まし、現実を捻じ曲げてしまいます。そんな中、Voodoo人形のVinceは、Zombie Dustから魂を与えられ、彼女たちの救出のために立ち上がります。本作は、BEEP INDUSTRIESの第1作となります。 | |
| GAME MODE | Start new game 新たにゲームを始めます。Voodoo人形のVinceを操って、全部で6つあるチャプターを順にクリアしていきます。ゲームの傾向としては、敵を倒したり足場をジャンプしたりしていくアクション要素と謎やパズルを解くアドベンチャー要素が相半ばする感じですが、後のチャプターになるほど、アクション要素が強まっていきます。VinceはVoodoo人形のため、敵からの直接攻撃には弱いものの、自分自身を傷つけることで間接的に相手にダメージを与えるという攻撃方法を持っています。もちろん、直接攻撃も可能で、スピンアタックとパンチを繰り出すことができます。2段ジャンプも多用します。Vinceが敵を倒すと敵の体が弾けて、ピーズやZombie
Dustのかけらになります。ビーズを集めることでVoodooパワーが増大し、それが満タンになると画面の右上にガイコツアイコンが表示され、Voodooパワーを繰り出せるようになります。Voodooパワーを使えば、近くの敵を一掃することができます。また、各ステージにあるVoodooパワーアイコンを入手すると、Voodooパワーのアクションが増えます。もっとも、Vinceが繰り出すVoodooパワーの種類は選ぶことができず、ランダムで発動されます。つまり、Voodooパワーの効果に違いはなく、敵に与えるダメージにも変わりがないということです。また、シャーメインのスペルブックから盗まれたページをステージごとに規定枚数集めてパワーガイコツを入手すると、Voodooパワーを貯めておける容量が1つ増えます。なお、本作はステージ内でセーブを行うことはできず、ステージごとのオートセーブになります。ステージ内にあるトロリーカーを使えば、既にクリアしているステージに戻ることができ、復活しているハートを取ることができます。ハートの数が少ない時に重宝します。 6つのチャプターは、以下の通りです。 1. The Quarter: ニューオーリンズのフレンチクォーターを彷彿とさせる街並みで、繊細で手の込んだ建物やゴシック調の調度品など、歴史を感じさせます。また、道路は随所に裂け目ができており、パイプもあちこちに見られます。クリア時間は、3時間ほどです。 Back Street: チュートリアルです。ここで、基本的な操作が学べます。 The Docks: シンバルでピギー・バンクを起こして、おびき寄せて、道を開けさせます。 Main Street: 自分の体に火を点けて、次々とガスパイプを点火し、2体のガスポンプを爆発させます。 The Square: 中央の時計台に行けるようにしたら、路地でマスクを拾い、Costume Ball、pawnshop、Jazz Clubの順に進みます。 Bone Dinosaur: 骸骨の攻撃を避けながら、足場から落ちないようにして進み、帽子を取り、レバー3本を引きます。下に戻って脱出地点に入ります。 2. Roachfort: 石造りのテラス、トンネル、橋などで作られる地下世界で、爆弾攻撃を仕掛けてくる動物や昆虫などがうごめいています。孤独な科学者の教授が作った研究所もあります。クリア時間は、4時間以上です。 The Central Arena: 教授がバルーンを作るため、たくさんの服とプロペラとガスを集めるのに協力します。 The Upper City: 崖際の小道を、上へ上へと進んでいきます。 The Basket Case: ロープにぶら下げられたランドリーバスケットに乗り、服を100枚集めます。ロープは、2本から3本、4本と増え、障害物にぶつからないように注意しながら移動します。 Main Tunnel: 4つあるレバーを順に動かしていきます。時には、敵を利用することも必要です。 Propeller Room: 序盤戦の難関です。池の中を横に移動するいかだや樽の上を跳んでいきます。これらは端まで行くと沈んでしまうため、素早く移動する必要があります。中央右側のキャットウォークに飛び移り、そこから反対側のキャットウォークに飛び移ります。その先は、キャットウォークを上へ上へと進み、更にパイプ上を移動しながらスイッチを入れていきます。最後に最初の池のスイッチを入れます。少し練習したら、「The Quarter」の「Main Street」に何度も戻って、ハートを10個以上にしておくのが無難です。 Rocket Lab: 崖沿いの道をエレベーターを上り下りしながら、ガスタンクを運びます。ガスタンクは、衝撃を与えたり、炎にさらしたりしないようにします。エレベーターは15回上り下りし、炎は8回避けます。 Throttle Up: 飛行機に乗って、洞窟の中を障害物を避けながら進みます。 The Central Arena: 体の両端に頭を持つ巨大ワニとのボス戦です。ここでは、Vinceが得意とする、自分自身を傷つけることで間接的に相手にダメージを与えるという攻撃方法を用います。 3. Crypt City: 夜の墓場で、おどろおどろしい雰囲気が漂っています。荒くれもぐら、インプ、ゾンビなどが徘徊しており、より一層まがまがしさを増しています。また、裂け目も多く、慎重な行動が要求されます。クリア時間は、4時間弱です。 Gatekeeper Jam: ゲートを開けるため、ゲートがやる通りに演奏します(134642134)。墓場まで行き、すべての荒くれもぐらを倒します。 Sarcophagus Hustle: 突き当りまで行ってバネを取ったら、大砲のところまで戻ります。大砲は、ノーダメージで何度でも発射し直すことができます。 Zombie Guidance Counsellor: ライトを持ち、周囲5ヵ所ある像のいずれかのところに置きます。その像と同じゾンビが像のところに来るまで、インプからライトを守ります。インプより先にゾンビ3体を導いたら勝ちです。 Downtown Crypt City: ネットを取り、それに火を灯し、女神像のランプを点灯します。3ヵ所ある屋根の上のトーチの向きを、制限時間内に時計台に合わせます。もっとも、いったん合わせると向きはそのままになるため、1回の制限時間で1つのトーチを合わせればOKです。 Rat Race Rodeo: ボス戦です。加減速できるネズミにまたがって、巨大な像の周りを回ります。ネズミがいななくと衝撃波が来るため、ジャンプして避けます。その後に崩れてくる像のかけらの下敷きに3回なったらクリアです。ただし、下敷きになるごとに、床の一部が崩れて足場が狭くなります。 4. Brusque Manor: 吹き抜けのホールがある3階建てのクラシックなマンションが主要な舞台となります。マンションには、幽霊やインプなどがいます。マンションの屋上からは、別世界が広がります。クリア時間は、4時間以上です。 The Porch Pooch: レコードを取り、蓄音機にかけ、音楽が鳴っている間にドアから家に入ります。 The Tumbler Room: 床にある3つのボタンは、Iが1階、IIが2階、IIIが3階を表し、1回押すごとに3分の1ずつ床が回転します。最初にベルを使ってButler(執事)を呼び出します。 The Busy Butler: Butlerの直後を進みます。青い道の切れているところはジャンプします。小部屋のDollyに会って頼みを聞きます。 The Tumbler Room: 床にあるボタンを押して、次のエリアに進みます。ハートも取れます。 Unwanted Guests: ろうそくでVinceの体に火を点け、樽爆弾を爆発させていきます。それが終わったら、奥の部屋で、回転するイス、テーブル、回転するイスと素早くジャンプして、反対側のドアまでたどり着きます。その先の水が溜まっている部屋を反対側まで行きます。 The Trophy Room: 部屋の周囲の棚や本の上を通って爆弾を取り、卵のそばに置いて、Vinceを弓から発射して卵を破壊します。これを3回繰り返します。 The Tumbler Room: The Busy Butlerに行き、Dollyに会い、再びButlerの直後を進みます。その後、The Tumbler Roomに戻り、3階から屋上に進み、再びButlerの直後を進みます。 Glowberry Tangle: ゴールドリングでジャンプ(綱渡り)しながら、枝の上を進みます。連続のジャンプは、A→L押しっぱなし→X、というタイミングでやればOKです。 Dolly Playtime: 鉄道模型のような箱庭で、Dollyとのボス戦です。レバーがあり、レバーを引くと2台の列車が発車します。Vinceを、2台の列車が衝突するまでに、その衝突地点に向かわせます。レバーと衝突地点は3組あり、対角線上に位置します。 5. The Bayou: 沼地に点在する小島やそこに建つ小屋、小島を繋ぐ欄干、木、吊り橋、樽などで構成される夕暮れの湿地帯です。地上だけでなく、船や時には潜水艦で移動することもあります。クリア時間は、4時間以上です。 Crawdad Jimmy's: 途切れ途切れの欄干を通ってJimmyの元に向かいます。Jimmyは、オニオンとソーセージとエビを求めているため、ファンボートに乗ってそれを集めます。 Jean Lafitte's Ship: ファンボートで船に向かい、最上甲板でレバーを引き、その真下あたりから船室に入ります。 Below Decks: 船室を下へ進み、3匹のオニオンを罠へと追いやって捕獲します。 Crawdad Jimmy's: ファンボートに乗ってEarth, Water and Woodに向かいます。 Earth, Water and Wood: 沼にある島や木や吊り橋などを伝って1周し、エレベーターを作動させ、水門も開きます。再びファンボートに乗り、時間制限の門を開けながら、矢印に従って進み、ソーセージ工場に向かいます。 The Sausage Works: ソーセージ工場のベルトコンベア−などを、すべて正しい方向に作動させます。動き回っている怪物5匹すべてを捕まえてベルトコンベア−に乗せます。これを2回やったら、1番近いベルトコンベア−の向きを変えます。 Crawdad Jimmy's: ファンボートに乗ってThe Bog Wallowに向かいます。 The Bog Wallow: 地上と潜水艦を移動しながら、道を作って進みます。1番上でケージを落としたら、潜水艦に乗り込み、ケージの中にエビを導きます。 Crawdad Jimmy's: 食材集めも終わり、Jimmyがファンボートレースを持ちかけてくるので、ファンボートに乗ってJimmy's Fanboat Raceに向かいます。 Jimmy's Fanboat Race: Jimmyが操るファンボートと3周のレースを行います。コースには、ブーストポイント3ヵ所と流木や門などの障害物があります。リードをしても必ず抜かされるので、Jimmyのボートが見える範囲でレースして、3周目の最後のブーストポイントで勝負をかけます。 Hurricane Hannah: 崖下の広場で、Hurricane Hannahとのボス戦です。Hannahに向けられた巨大扇風機が3つあるので、それらのレバーを引きます。3つ引き終わると、Hannahの直前の巨大扇風機のレバーを制限時間内に引きます。それを3回繰り返します。回を追うごとに攻撃が激しくなり、制限時間も短くなります。Hannahを倒した後にゲームオーバーになっても、その事実は残ります。 6. The Carnival: 小規模なものから大規模なものまで、さまざまなアトラクションを楽しむことができる遊園地です。ただ、小さな陸地が点在しており、移動は楽ではありません。クリア時間は、10時間以上です。 The Midway: 足場を飛び移り、コインを5枚集めてthe fortune-tellerに入れていきます。コインを取ることそのものよりも、飛び移りがやっかいです。Wheel of Fortuneで、ハートをたくさん集めておきましょう。50ibsの重りは、後で役に立ちます。 Finger's Land O'Rides: 遊園地内を移動して、アトラクションの入口を探します。 House of Awfully Scary Things: ジェットコースター型のシューティングゲームです。ライドを攻撃してくる敵を迎撃します。銃がオーバーヒートすると撃てなくなるので、できるだけ少ない発砲数で敵を倒します。 House of Mirrors: ミラーハウスです。床がところどころ欠落しているので、移動する床などを伝って中心部に移動します。後半は固定床を進みます。中心部では、evil Vinceとの戦いになりますが、直接攻撃を3回すれば倒せます。 Finger's Land O'Rides: トロリーの停留所を起点に、以下の順で移動します。ティーカップ→イス→ネコ→観覧車→回転キャビン→バイキング→スペースシャトル→ドリンクテーブル→バイク。ここは超難関で、少し慣れてもハート20個ぐらいはあった方がいいかもしれません。 Bumper Car Bump Off: バンパーカーに乗って、三方にあるボタンをひとつずつ踏んでいきます。ボタンを踏むとバリアーが上がるため、制限時間内にそれにバンパーカーをぶつけてVinceを的に体当たりさせます。Kosmobotの外周の線路やゴールドリングをジャンプしながら進みます。再び、kosmobotの外周を横スクロール視点で進み、通常視点の足場からゴールドリングのジャンプへと移ります。更に、kosmobotの外周の足場を渡り、ゴールドリングのジャンプで飛行機へと向かいます。飛行機に乗ったら、kosmobotの口が開いた時に現れる的を3回撃ちます。ここも超難関で、次のステージのことも考えると、ハート50個ぐらいはあった方がいいでしょう。Finger's Land O'Ridesのトロリーの停留所とは簡単に行き来できるので、ハートを取りに戻っておきます。 Inside the Kosmobot: Kosmobotの中を、さまざまに移動するギアとゴールドリングを利用して上へ上へと上っていきます。その途中で、ハンマー、猿、スライサーを順に作動させます。のんびりしていると下から渦がせり上がって飲みこまれてしまうため、迅速に行動する必要があります。最後に、脳を攻撃したら、エンディングになります。 Load saved game セーブデータをロードします。「Chapter book」で、既にクリアしたチャプターを選択して、再びプレイすることもできます。既にセーブデータが存在する場合には、自動的に「Continue」が表示されます。なお、本作はオートセーブ制を採用しているため、ゲームオーバーになるとハート3つの状態で、そのステージの最初から再スタートさせられます。そのため、ハートを大量にストックした場合、ゲームオーバーになる直前にポーズをかけて、電源をオフにすべきです。そうすれば、再びハートを大量にストックした状態からゲームを再開できます。 Extras 「Credits」と「Demos」(「Grabbed by Ghoulies」、「Xbox Music Mixer」、「True Fantasy Live Online」、「Amped 2」、「Links 2004」、「Top Spin」、「NBA Inside Drive 2004」、「NHL Rivals 2004」)が見られます。本作のアメリカでの発売は2003年9月23日ですから、デモが古いのは致し方ないところでしょう。 |
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| GRAPHICS | ファンタジックで美しく、独特の世界観を感じさせてくれるグラフィックです。グラフィックのタッチとしては、「プリンクス・ザ・タイムスイーパー」を想像すればそう遠くはないでしょう。ニューオーリンズのフレンチクォーターを彷彿とさせる街並みは繊細で手の込んだ建物やゴシック調の調度品などが丁寧に描かれていますし、4つ目のチャプターのマンションにも同様の趣が感じられます。石造りのテラス、トンネル、橋などで作られる地下世界や夜の墓場なども、おどろおどろしい雰囲気がよく現されています。沼地に点在する小島やそこに建つ小屋、小島を繋ぐ欄干、木、吊り橋、樽などで構成される夕暮れの湿地帯、小規模なものから大規模なものまで、さまざまなアトラクションを楽しむことができる遊園地なども、普通の世界とは少しずれており、その違和感をそこはかとなく感じさせています。つまり、全編にわたって、本作ならではの独特の世界観が表現されているというわけです。Xboxならではのグラフィックパワーを堪能することもできます。光源がある場所での光源処理はしっかりと施されており、Vinceに向かって2ヵ所から光が当たっている場合には、影が2つでき、それがVinceの動きに連れて位置や長さを変化させていくのです。水の表現の美しさも、Xboxらしさを感じさせてくれます。また、本作では、ジャンプする局面が多用されるため、着地点をしっかりと把握しておく必要性があるのですが、ここではVinceの影よりも着地点が重要視されています。野球ゲームで打球の落下地点が点で現されるのと同じ要領で、本作ではVinceの着地点が点で表現されます。これにより、ジャンプの着地に失敗するということが少なくなるわけです。ムービーは、ステージの変わり目などに挿入されますが、コミカルなやり取りを楽しむことができます。 | 8 |
| SOUND | ドルビーデジタルです。本作は、ニューオーリンズのフレンチクォーターを彷彿とさせる街並みが起点となるわけですが、それに伴ってサウンドもニューオーリンズ風になっています。アメリカはルイジアナ州に位置するニューオーリンズは、ディキシーランドジャズの発祥地として知られ、ルイ・アームストロングを生み出したところとしても有名です。そんな背景を持つ本作だけに、全編にわたって上質なジャズ風の音楽が流れます。これが本作の独特の世界観を作り出している一因とも言えるでしょう。ちなみに、本作でステージ間の移動手段として使われるトロリーですが、これは今もニューオーリンズの街中を走り抜ける市電と、どことなく似ているような気がします。さて、本作はアクションゲームだけに、効果音はそれなりに派手に作られているのですが、これとてジャズ風のBGMとよくマッチしているように感じられます。登場人物も状況に応じてしゃべるため、たんたんとゲームを進めるといったところもありません。総じて、本作からは、ジャズ風の音楽が、サウンド全体をうまくまとめ上げているといった印象を感じ取れます。 | 9 |
| CONTROL | アクションゲームは操作性が命とも言えますが、本作の操作性はこの手のアクションゲームの中でもよくできていると言えるでしょう。Vinceの操作は、左スティックが移動、右スティックがカメラ移動、Aボタンがジャンプ、Aボタン2回押しがダブルジャンプ、Bボタンがスピンアタック、Xボタンがパンチ(アクション)、左トリガーがホバリング、Yボタンがアイテムの取捨、黒ボタンがVince視点(一人称視点)、左右トリガー同時押しがVoodooパワー発動、などとなっています。これらのボタンを組み合わせて用いることもあります。中でもよく使うのが、ジャンプ、スピンアタック、ホバーの組み合わせで、A→A→B→左トリガーと押すことで、長い距離を安全にジャンプすることができます。前述しているA→L押しっぱなし→Xは、ゴールドリングを連続してジャンプする時に用います。これらの操作ができないとゲームをクリアすることができませんが、操作性は良好で、操作自体に戸惑うということはあまりないでしょう。また、本作には、数多くの乗り物が登場しますが、これらの操作も、左スティックが移動、右トリガーがアクセル、などとある程度は統一されている上、操作性も素直なので、違和感なく操作に専念することができます。本作で誉められるべき点は、前述しているジャンプの際に着地点が表示されることと、カメラワークに大きな問題点を抱えていないことです。本作では、キャラクターがオブジェクトの影になることで極端に操作性が悪くなるということがあまりありませんし、キャラクターの移動中にカメラアングルが変わってしまうということもありません。微妙な操作が要求されるアクションゲームだけに、当然のこととは言え評価したい点です。 | 9 |
| GAMEPLAY | 本作は、一般的なアクションゲームに、Voodooという要素を入れ、ニューオーリンズ風味でまとめあげた点に特徴があります。独特の世界観を持ちながらも、どこか上品な香りが漂ってくる理由も、そのあたりにあるのでしょう。ニューオーリンズのフレンチクォーターを彷彿とさせる街並みを舞台に、Voodooというどこかおどろおどろしさを感じさせる物語の始まり、本作ならではの個性ある敵を倒していくアクション要素と謎やパズルを解くアドベンチャー要素が相半ばする序盤の展開など、ゲームを始めたプレイヤーを惹きつけるには十分なものがあります。また、そうしたプレイヤーの期待に応えるように、物語は、石造りのテラス、トンネル、橋などで作られる地下世界、おどろおどろしい雰囲気の夜の墓場、吹き抜けのホールがある3階建てのクラシックなマンション、沼地に点在する小島やそこに建つ小屋、小島を繋ぐ欄干、木、吊り橋、樽などで構成される夕暮れの湿地帯、と続いていきます。そして、そこに棲息する生き物、Vinceが成すべきことなども、不可思議な世界をより強調するものになっています。ただ、惜しむらくは、それが最後まで続かないことです。6つ目のチャプターとなるThe
Carnivalは、前半の小規模なものから大規模なものまで楽しめるさまざまなアトラクションこそ本作の世界観に沿ったものとなっていますが、後半はKosmobotという巨大ロボットがその舞台となります。また、謎やパズルを解くアドベンチャー要素はほとんど消え去り、足場をジャンプしていくという昔ながらの硬派なアクション要素だけになってしまってもいます。しかも、本作の肝であるVoodooパワーも、活用の場が少なくなってきます。最後まで本作のテイストを貫いていれば、より雰囲気まで楽しめるゲームになったのではないかと思うと少し残念な部分ではあります。 また、本作では、ステージごとのオートセーブ制や、ステージ内の節目ごとのリトライ、トロリーに乗って既にクリアしたステージに戻れることによるアイテムやハート集め、などのシステムを採用していますが、オートセーブ制やリトライなどは、もう少し親切でも良かったように思います。前述しているように、ステージによってはかなりの時間を食うため、寝る前のちょっとした時間で気軽にプレイできませんし、失敗するたびに大幅に戻ってやり直しさせられたりもします。本作は後半の難易度がかなり高いため、これによってゲームを続ける気力を失うプレイヤーが出てくるおそれもあるのです。世界観が魅力のアクションゲームだけに、このあたりに対する配慮はほしかったところです。BEEP INDUSTRIESの第1作となるだけに、気合を入れて作ったのでしょうか。 |
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| LONGEVITY | 本作は、アクションゲームだけに、パターンを覚えてしまえば各ステージはそれほど長くはないのですが、そのパターンを覚えるには何度もゲームオーバーになる必要があります。もちろん、ハートがある限りステージ内の節目ごとにリトライすることはできますが、それでもゲームをクリアするまでには何百回もゲームオーバーになることでしょう。各チャプターごとに目安となる時間を書いておきましたが、それを合計すると約30時間ということになります。この手のアクションゲームを得意としている人ならそれよりも少ない時間でクリアできることでしょうし、この手のアクションゲームを苦手としている人ならもっと時間がかかったり、クリアが不可能だったりすることもあるかもしれません。 | 8 |
| OVERALL | 前述しているように、本作は、Voodoo人形のVinceを操る3人称視点のアクションゲームで、独特の世界観、軽快なアクション、意外性に富んだステージ、などが魅力となっています。本作をプレイすれば、多くの人がそれらを楽しむことができると思いますが、後半の難易度の高さはかなりのもので、クリアをめざそうと思うなら、この手のアクションゲームを得意とする人か、かなりの忍耐度を持ち合わせている人でないとつらいと思います。世界観的には多くのXboxユーザーに薦められますが、難易度を考えると硬派なアクションゲーマーにこそプレイしてほしいゲームだと言うことができるでしょう。英語は、易しい部類に入ると言えますし、例え意味が分からなくてもクリアには差し支えありません。 | 8 |
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