猫弐號ノラジオフライヤーワゴン






ラジオフライヤーのワゴンは米国で昔から利用されている荷物運びや
乳母車代わりの手引き台車です

もちろんこのまま使えますが、ご覧の通りタイヤがカミソリ(極薄)です
舗装路や硬い地面ならは良いのですが、柔らかい地面ではタイヤが埋まり
引きづらいのです

毎年、潮干狩りに行きます
砂浜は足を取られますし、荷物運びで何度も往復するのは結構な重労働です
そこで、「タイヤを太くして砂浜でも引けるラジオフライヤー製作」
に着手しました

いわゆるラジオフライヤーカスタムと云う物です

一般的には、市販のカスタムフレームにレーシングカートのタイヤを
装着するのですが、一体型フレームはパンよりも大きくアパート、マンション
...日本の一般家庭には不向きです
(広々としたお家や屋根付き駐車場以外では置く場所が有りません)

そこで、分割フレームを自作し短時間でコンパクトに成る物を考えました
ベースは現在販売終了の#9と云うコンパクトなタイプです




いきなり完成ですが....
出来上がるまでに数ヶ月の月日が経過しています(2004年1月に完成)
ホイールのベアリングは6300ZZに変更する事でシャフトに10mmの ボルトを利用出来るようにしました
(家には旋盤が有りませんので、市販規格品を使えることが 製作コストダウンに繋がります)
曲げ板などは知り合いの精密板金屋さんに御願いしました
(材料は端材で...暇な時にでも...と云うことで無料でやって戴けました)





組み立てるとこんな感じです
タイヤは前後共レーシングカートのフロントタイヤです
海で利用するのでフレームはSUS304を使用していまして、ハンドルは
ノーマルに簡易脱着用のエクステンションを入れています





ミニチュアモデルの#5を乗せて撮りました
(背景は座布団2枚を並べています)
フロントタイヤはエア漏れの関係でレインからスリックに換えました


バラすとこんな感じになります





パンの上に何とか収まります




號弐機

(2008年2月完成)






積載能力に限界を感じて大きめのラジオフライヤーで2号機を作ってみました
ベースは#1800と云う元々エアタイヤ装着のラジオフライヤーです

そのまま使うのも手なのですが、車高が高い=持ち運びに苦労する
車輪が取れないと家で片づける時に大変...

と云うことで前回の#9とほぼ同様に分割フレームを作りました
今回はリアタイヤをカート用のリアタイヤ(180mm)を使い少し迫力を
出そうと計画...フロント用のマグネシュウムハブを利用しベアリングを
6300ZZに変更しています
ホイールは中古ですが、家に残っていた赤系の2液ウレタン塗料を吹いてみました
遠目から見ると綺麗ですが...結構汚いです(作業が荒いので...(ノ_・。))

隣に子供用自転車(MTBタイプ20インチ)を置いていますので
比較して貰うと大きさが解るでしょうか...


#9と#1800を並べてみます(左側が#9 右側が#1800 です)





パンが大きいので積載量は満足です

ナックル部は同じく水道管継ぎ手を使いましたが、ベアリングを打ち込む様に
機械屋さんの旋盤で削っていただきました
(SUS304の切削はバイト(刃)が飛ぶ(欠ける)ので非常に嫌がられます)
今回のナックル部はしっかりと出来ました





バラしてみるとこんな感じです




組立に必要な工具は画像上にあるドライバーと
ラチェット+17mmディープソケットのみです


取り敢えず今後の製作予定は有りません






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