「ねぇ、えっちしたあとに
ごろごろしてるのって、僕、好きだな〜」
「俺はねぇ・・えっちしてるときも、好き〜」
「もーー!トムはいっつもそぅなんだからー」

僕と、僕の親友で恋人のトム・パリスは、
今日も肌触りの良いシーツにくるまって
世界中の恋人達がそうするように、わけもなくクスクスと笑う。

「ハリー。ハリー・・僕のハリー・・」
用もないのに、名前を呼んで
僕をやさしく抱きよせるトムのその胸に
僕のほうから、くちづけても、かまわないよね?

そうするだけで、僕はもう
とろけてしまいそうに幸せな気分・・・。

「ハリー・・・俺さぁ・・・」
「ん?なあに?トム・・?」

トムは僕の手を取って、自分の股間に誘導する。
「もおーーーーートムぅぅぅぅぅぅ!!!!!」

「クルー同士は助け合えって、いつも艦長が言ってるだろー。
こんなになっちゃったよー。ハリー、助けてよー。」
「・・・ト・・・トムの・・・ばかあっ!!」

顔を真っ赤にして、ベッドから降りようとした僕を
「あははは・・・ごめんごめん」とトムが、
今度は声を上げて笑いながら抱きしめる。

せっかくの、ほんわりしたムードが台無し・・・

・・・ううん、そうじゃない・・・・・
僕といると、トムが僕を欲しがるんなら
僕はそれがとってもうれしいんだよ・・・

そして僕達はまた、クスクスと笑う。
じゃれあいながら、抱きしめあって、クスクスと笑う。

終わりの来ない幸せに酔いながら。

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あらまぁ幸せそうで、よかったわね。
byキャスリン♪

(脱力)

(おしまい)