Q「自分の無力を認めるのは 屈辱的だ」
ココアをかぶってしまったピカードの前に、Q登場。
この話で、ボーグ初登場なんだね。連邦とボーグの長い歴史の第1ページってトコか。
「人間は、能力以上に進出しすぎている」と言うQ。
エンプラの乗組員にさせろと交渉するも、とーぜんピカードはそれを断る。
このあと、連邦はボーグと「出逢わされる」ことになる。
そしてガイナンの種族がボーグに滅ぼさらたこともわかる。
人間は進化の過程で様々な「驕り」を持ち、(前にも書いたけど)自分達こそ万物の長であり
全ては人間が中心に回っていると思ってしまったところに間違いがあった、と私は思う。
Qの言うとおり、身の回りの小さな事でさえ、自分の無知・無力を認めるのは
屈辱的なことである場合もあると思うけど、ピカードのように
「宇宙は未知の危険がいっぱいだけど、だからこそ心がふるえるのだ」
と、心の底から言うことができたなら・・・
Qがピカードを「臆病者ではない」と認めたように
私も私自信が、自分を臆病者にしないために、自分の無力を認めるヒトになりたいと思ったよ。
ピカード「思っただけでは 夢は叶わんよ」
ジョーディがパクレド人にさらわれちゃう、アレですな。
優秀な技術者、ウチにも欲しいな〜と(^_^;)
ライカーの作戦で、エンプラの面々が行なう取り引きが見所。
ポラスキー以外は誰も知らなかった秘密、
ピカードの心臓が実は人工心臓だったとわかるのもこのエピソード。
シャトルで515宇宙基地へ向うピカードとウェスリー。
6時間ものあいだ、ピカードとふたりきりで何を話せばよいのか困惑するウェス。
ピカードは子供嫌いだと、みんなが知っている。
旅の相手が自分では、不満なのでは・・・と思いなんとかピカードとの会話を試みる。
会話中「子供を持ちたいと思ったことは?」というウェスに対して
ピカードは上記の台詞で答える・・・。
ピカードは冷静で、、できた人物のようだけれど、若い頃にはムチャもしたし
思い上がっていた部分もあった。いやというほど身の程を思い知らされる出来事を経験し
そこから様々な事を学んできたと言う。
あたりまえ、っちゃーあたりまえなんだけど、父親のように年の離れた
尊敬すべきピカードにも、そんな時期があったのだと、ウェスもまた、学んだね。
話すことで、ピカードも学んだ。人と人とのつながりや信頼関係は、
やはり「語り合う」ことで築くものなのかな・・と思ったよ。
ダニル・オデル「人生の楽しみには必ず毒がある。
あとで何かツケがまわってくるもんだよ。」
旧式のSOS信号を受信したエンプラ。
自然回帰主義者の子孫達をエンプラに収容し、調査を続けていると
その先祖と袂をわけた別の人々がいることがわかった。
マリポサという星の人たちは、絶滅を阻止するため
クローンをつくり、コピーを繰り返したため、染色体に傷がつき
もうクローンを作れないから、DNAのサンプルをわけてくれ、と言ってくる。
ライカーは
「私という人間は、他にいない。だからこそ、価値がある」
と、それを断る・・・まあ、アルファ宇宙域だしな・爆・・・。
上記の台詞は、本物のアルコールには人体に有害な物質が含まれている、
それでも欲しいのか、と尋ねるウォーフに対して
自然回帰主義者の代表、オデルが言ったもの。
人生の楽しみには毒・・・か・・・あとで払うツケを考えても
目の前にある楽しみに手を伸ばしたい欲求は捨てきれるもんじゃない。
わかっていても、やめることのできない、何かが、そこにはある。
ツケ=もうクローンがつくれない、とかそーゆう内容と絡んでるんだと思うんだけど
マリポサの人達と共存することで解決ってのは、いい考えだったと私は思ったよ。
どちらさんも、ほどほどにね、そして歩み寄りましょう、というかんじの解決法。
何事も、そうなんじゃないのかな。ほどほどにして、歩み寄る。
そうすれば、たくさんの悲しい出来事は、起こらずに済んだかもしれないもんね。
オデルの娘、ブレアが、マリポサの首相に「足を見せる」ところなど
女性の真の強さが見えて、拍手を送りたくなるラストシーンでしたね(^o^)
ライカー「言うべきでしょうか」
ピカード 「それが親切だろうな」
ライカー 「・・・おめでとうございます」
ラクサナ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
ベタゾイト人中年期の女性特有の、ある時期に入っているというラクサナ。
性衝動がいつもの4倍以上になるという・・・そ、そんな・・・大変だな・・・。
つーか、ヒトもたぶん、男女問わずそーゆう時期ってあるんでしょうね。
ただ年齢とか、立場とか考えて、表に出さない場合が多いってだけで。
パシフィカ星で行なわれる連邦会議に、アンティード星の大使を送ってゆくエンプラ。
そこへラクサナも全権委任大使として乗艦してくる・・・。
この話は「感動」ってゆうか・・・楽しめる、といった内容ですね。
特に大きなトラブルもなく(?)ラクサナに振り回されるピカーさんとライカーの
戸惑い方をラクに楽しんで観ていられる・・・ふふっ。
最後にラクサナがアンティード星の大使が実は暗殺者だと
あっさりバラしてエンプラ&会議場を機器から救う。ここ、スカっとするとこだね!
ケイラー「自分の中にモンスターがいて
いつ飛び出そうか 伺ってるみたい」
ウォーフの元カノ(ってゆうのかな)ケイラー登場のお話。
この女優さん、前にヴァルカン人のお医者さん役で出てたでしょ?
ヴァルカンもカッコよかったけど、クリンゴンもイケてますーーーーきれいっ!
ケイラーはクリンゴンと地球人のハーフ、ディアナはベタゾイドとのハーフってことで
気が合って話をしていたときの台詞。
ディアナは「受け入れなくちゃ。それがアナタなのよ」と・・・。
ケイラーは、自分の中のクリンゴンの血を、マイナスだととらえてるみたい。
誰にでも、自分の好きになれない部分ってあると思うんだけど、それだよね。
好きになれない部分も自分の一部と受け止めることが一番の解決法だと
ほとんどの人がわかっているんだろうけど、それってけっこう難しいよね・・・。
だから隠そうとしたりごまかしたり、見栄を張ったりするのかな。
それと、アレクサンダーはこのとき出来たらしいんだけどさ・・・
いったい・・・いつ・・・( ̄□ ̄;)!!??
ディアナ「人には時々、他人に自分の実力を
判定してもらいたいと思うこともあるのよ」
艦隊初の軍事演習をすることになったエンプラ。
ザクドン人のミスター・コルラミが監督としてやってきた。あの「ふっふ〜〜ん」ってカンジの人ね。
ライカー×コルラミの戦略ゲームの前に、なぜ他人と戦うことで
自分の能力を試すのかわからないデータに対してディアナが言ったのが上記の台詞。
ディアナの言うとおり、だからこそ戦うのか・・・。
しかしウォーフの言うように「失うもののない戦争は意味がない」のか。
ゲームに負けて、自分の欠陥を頑ななまでに調べるデータと自信過剰なコルラミの対比。
ミスをして心がヘコむか、そこから学ぶか、2通りあるというディアナの台詞。
全ての台詞につながりがあって、ものすごく巧妙なエピソードだよねー。
ピカードは、ミス=欠陥ではなく、あたりまえのことなんだとデータを説得する。
ラストシーン、データがコルラミにゲームで勝ったときの
「ぶっつぶしました」が小気味よく、ニンマリ。
ありがと!(^-^)/~ マタネッ