- プロローグ
- ここしばらく旅日記を書かなくなってしまいました。
理由は簡単で、旅に行くペースに日記が追いつかなくなってしまい諦めていました。
でも、今回の旅は久々に書いてみようと思いました。
ロングツーリングも数を重ねて今回で8回目になりました。第1回、第3回は東北でした。そして今回もまた東北です。
なぜまた東北か?と言えば、ちょっとでも涼しいところに行きたい、東北の温泉に入りたい、比較的観光客が少ない、からです。
しかし今までと違うのは、「一人でのロングツーリング」です。
別にそれは望んでいたわけではなく、たまたまいつも一緒に行く皆さんがいろいろ事情があって予定が合わなかったんですね。
まあ理由はどうあれ一人旅なんて今まで一度もやったことが無い私にとってはかなり挑戦なわけです。
初ソロツーリングでの一人キャンプはかなりハードルが高い(寂しい)ので無難にビジネスホテルを利用することにします。
行きたい場所、温泉、食べたいものをピックアップしコースを考えます。(計画を考えてるときが結構楽しいんだよね)
始めはちょっと不安でしたが、いろいろ予定を考えているうちにだんだんワクワクしてきました。
7泊8日のみちのく一人旅、果たしてどんな旅になるでしょうか??
- 8月11日
- 今日から夏休みがスタートです。午前6時、出発。今日は一気に秋田まで行きます。
今年の夏は地球温暖化の影響なのか異常に暑いです。ここ最近は特に連日猛暑の真っ最中です。まだ午前6時台ですがすでに暑いです。
中原街道から首都高に入りいつもとは違う池袋経由で東北道に入ります。
東北道は宇都宮あたりから断続的に渋滞しています。快調に走っているときはまだいいのですが、渋滞で速度が落ちると暑いです。
適当に休憩しながら進みます。午前11時、安達太良SAでまた休憩。安達太良山が良く見えます。

暑いので汗がダラダラ出ます。汗が出るので水分を異常に摂ります。水分を摂ると食欲が無くなります。

走り出すとまた渋滞情報です。「国見〜仙台宮城 60km」。はぁ??60キロ?こんな表示、始めて見ました。
高速道路には、たまに現在の気温も表示されています。気温はさっきからずっと36度をキープしています。なんだそりゃ。
暑い、つらい、暑い、疲れた、暑い・・・。それでも進みます。空いていればもっと早くこの辺は過ぎているはずだったんだけどな〜
いくらなんでも仙台を過ぎれば渋滞は無くなりちょっとは涼しくなるだろう、と期待して走ります。
ようやく仙台を過ぎました。温度の表示盤が見えました。「36度」・・・。うんうん、なんとなくそうかもしれないなと思ってましたよ。
それでもひたすら走ればそのうち岩手県に入ります。北上JCTから秋田自動車道に入っていきます。
秋田道は山の中に入っていく感じでちょっと涼しげです。そして錦秋湖SAでまた休憩します。
午後3時、なんとなくお腹が空いたので何か食べようかな。お、さすが横手が近いので露天で「横手やきそば」を売っています。
何か張り紙が書いてあります。
「保健所の指導で卵は使用しておりません」。むむむ・・、それじゃ〜ダメだよ、それじゃタダの焼きそばだよ。(麺は違うかもしれないが)
とりあえず何か食べよう。食堂でさっぱり冷やし坦々麺を食べました。

そして出発します。秋田県に入りました。秋田市はもうすぐです。しかしこのまま秋田市に向かってしまうのはもったいない。
大曲ICで降りて国道13号で秋田市に向かうことにしました。
特に面白くない道(暑いのであまり周りが見えてないだけかもしれない)を進むと温泉の看板がありました。
「かみおか温泉 嶽の湯」です。割ときれいな施設です。大きめな露天風呂、温泉はちょっとしょっぱいです。
汗を一杯かいていたので気持ち良かったです。
だがしかし、せっかく体をきれいにしても外に出るとまた汗が吹き出てきます。
それから国道13号をひた走り秋田の市街地に入りました。涼しげな旭川沿いを曲がると、本日のお宿「ホテルパールシティ秋田」が見えました。
午後6時、到着。疲れた〜。とにかく疲れました。時間もかかったなあ。
部屋で一休みしてから夕飯を食べに行きます。
今回の旅の目標の1つとして「一人居酒屋」があります。今までやったことありません。
ホテルから程近い繁華街の川反通りあたりをうろつきます。しゃれた居酒屋、郷土料理屋、風俗店などいろいろあります。
帰省期間のせいかお店はどこも混んでいます。一人だったらカウンターがいいんだけど外から見るとどこもカウンターは一杯です。
とりあえず、良さげな店に入ってみました。一人の席は空いていなんですよ〜、と言われちゃいました。
なんかどっと疲れました。もうどこでもいいや。
と、そこにダイニングバーの看板があります。中を覗くとガラガラです。入ってみました。
店の名前は「ダイニングバー コーディアル」です。
カウンターは誰も座っていません。テーブルも他に客が一組しかいないので自分もテーブルにしました。落ち着いた店です。
ビールと冷たいスパゲティとスペアリブを頼みました。ビールうまいなあ〜。ふぅ、やっと一息つけました。

2杯目のビールを飲んでいると料理が出てきました。うん、なかなか美味しいです。
かなりボリュームがありお腹一杯です。お会計のときにシェフが厨房から出てきました。人の良さそうな方でした。
そしてぶらぶらしてコンビニによってから宿に戻りました。
いやぁ今日は暑いのと渋滞で疲れました。おやすみなさい。
本日の走行距離、642km。
- 8月12日
- おはようございます。二日目です。今日は青森を目指します。
安い料金ですが朝食バイキングがサービスで付いていました。がっつり食べて出発準備をします。
ホテル前に出るとバイクの兄ちゃんが準備中でした。彼もソロツーリング中らしいです。
話を聞くと、北海道へ行きたいがフェリーが取れないので今日は大間まで行ってフェリーのキャンセル待ちをするそうな(帰りの予約は取れてるらしい)。
アクティブですねえ。この時期の北海道行きのフェリーは頭に来るほど取れないんですよ、ほんとに。
二ヶ月前の予約日は、ネットは繋がらないし電話もパンクします。前に何回か予約にチャレンジしましたが、ちょっと諦めています。
兄ちゃんは元気に旅立って行きました。
荷物を積んでチェックアウトを済ませ自分も出発します。天気いいです。そして暑いです。
まず国道7号に出て北上します。秋田港あたりから県道56号に入ると日本海に出ます。遠く前方には男鹿半島が島のように見えます。

海沿いの直線道路を気持ちよ〜く走っていると背中が「チクッ」。ん??
背中を触ってみると、また「チクッ!」。ん!なんか背中に入った?!虫か?走りながら左手で背中を叩きます。
たまらず路肩にバイクをとめました。Tシャツをまくると弱ったアブが出てきました。
というか、いつ入ったんだよ。信号で止まったてた時に入ったのかなあ?刺されたっぽいです。くぅ〜〜腹立つ・・・
ちょっと凹みぎみで再スタート。国道101号を少し走って脇本というところから県道59号に入ります。
この道は男鹿半島の南側の海に沿って進みます。最初のうちは波打ち際に近いところを進み、途中からは少し高度を上げ海を見下ろすように走ります。
行き交う車はほとんどありません。真っ青な空と海、雲ひとつありません。
いや〜テンション上がってきました。ちょ〜気持ちいい〜〜〜!!
こんな景色がきれいで走りやすい道はなかなか無いです。
そんな道をしばらく進むと、山を越えて一旦半島の反対側に出ます。県道55号を今度は右に海を見ながら進むと男鹿半島の先端、入道崎に到着です。
白黒のボーダーの灯台が印象的です。お金を払えば灯台に登れますが暑くてそんな気にはなれません。

辺りは草で覆われ海のすぐ近くなのに草原のような感じです。そしてにその草原には石のモニュメントがいくつも点在します。
入道崎はちょうど北緯40度に位置していて、実はこのモニュメントは北緯40度の線を貫いて立っています。
モニュメントは10cmくらいの厚さでバッサリ切り抜かれていて、そのいくつもの石の隙間は一直線に繋がっています。
これは面白いですね。地面に線を引くわけにいきませんが、これだと北緯40度の線を実感できます。

駐車場にはずら〜と食堂と土産屋が並んでいます。うに丼とか安かったのですが、まだお腹がほとんど減ってません。
そして入道崎を後にします。来た道を戻らずにそのまま進むとまもなく八望台につきます。
八望台の展望台からは一ノ目潟、二ノ目潟という火山湖が見えます。見えないけど三ノ目潟まであるようです。
マール(何語?)と呼ばれるその湖は、水蒸気やガス爆発で出来たもので世界的にも珍しいものらしいです。

県道121号からなまはげラインという道路に入ります。二車線の道路ですが山の中を直線的に作られていて高速道路のようです。
それから県道55号に入ると山を登っていきます。少し登ると景色の良い草原になります。
さらに上まで行くと寒風山です。駐車場にとめると展望台は階段の上の方に見えます。
みんなこの長い階段を歩いて登っているので自分も後に続きます。汗をダラダラかきながらようやく到着しました。
見渡すとバイクが普通に停まっているではありませんか。なんだよ、車は置けないけどバイクでなら来れたのか〜、やられた・・・
展望台に上がると、おおお〜〜!360度パノラマのすばらしい景色です。
東側は八郎潟に広がる大潟の広大な耕地が広がります。地平線が見えるのではないかと思うほど広いです。
西側は眼下に草原が広がり遠くには男鹿半島の山と海が見えます。

長い階段を今度は下ります。そして山を下って男鹿半島を後にして今度は大潟に入っていきます。
大潟は、かつて日本で2番目の大きさの湖であったという八郎潟を干拓して作った広大な水田地帯です。
県道42号に入ると大潟の中のひたすら長い直線道路です。
この近くに北緯40度と東経140度の交点があります。下一桁が0の経度と緯度が交差する場所は日本ではここだけです。
そんな珍しい場所はとりあえず行って記念写真を撮るつもりだったのですが、平地に入ったとたん再び猛暑を実感して結局スルーしてしまいました。
こういう適当さが一人旅ならではですね。再び国道7号に戻り、能代あたりから国道101号に入り北上します。
国道101号はJR五能線に沿って走ります。田園地帯をしばらく走るとそのうち海と山が近づいてきます。そして青森県に入りました。
五能線は人気のあるローカル線で、景色のいい場所にくると電車のスピードを落として走るそうです。たまたま見上げると崖の上を電車が本当にゆっくり走っていました。
この辺りは世界遺産に指定された白神山地の西の端です。
白神山地の中に入れる道はほとんど無いのですが、一本だけ横断する県道28号があります。行ってみたかったですが長いダートがあるので諦めました。
しばらく山が迫る海沿いの道が続くと十二湖駅に着きました。お腹が空いたので駅前の店を見てみますが魅力的な店がありませんでした。
国道からちょっとそれて十二湖へ向かいます。
十二湖には小さな池がたくさんあります。十二湖なのに池は30コ以上はあるようです。
この近くの崩山とい山から眺めると12コ見えるころからその名が付いたとも言われているそうです。
その1つ、落口ノ池の前で一服します。この池の脇に沢が流れ込んでいてそこから直接引いた水を飲めます。湧き水ではなくて清水ですがとても冷たくて美味しかったです。
もう少し奥に進むと駐車場があり自動車・バイクは行き止まりです。有料だったのでセコく路駐します。
ここから先は歩いていきます。ガイドについた団体さんを追い抜いていきます。さすがに一人で歩いている人ってほとんどいませんね。
そして一番奥に有名な青池があります。青池はその名前にとおり青い水の池です。何で青いかは分かりませんが不思議な色の池です。

さすがに森に囲まれたこのあたり一帯はちょっと涼しいです。自然が豊富なところですね。
ちょっとしたハイキング気分を味わって駐車場まで戻り十二湖を後にします。
国道101号に戻りさらに北上します。次は不老不死温泉に向かいます。
しかし目印の看板がありません。あれ?行き過ぎたかな?五能線の横磯駅まで来てしまいました。行き過ぎです。でも看板に気が付かなかったなぁ。
少し戻って地図を頼りに狭い道に入っていくとあった、ありました。「不老ふ死温泉」の大きな施設(旅館)が見えました。(不老不死ではなくて不老ふ死でした)
この「不老ふ死温泉」は、日本海に沈む夕日を見ながら波打ち際の露天風呂には入れるということで有名です。
旅館の入口付近まで行くと見えました。波打ち際に塀で囲まれた露天風呂らしきものが見えます。人も一杯います。
ここから歩いて行けますが、ここから入ってはダメと書いてあります。どうやって入るのでしょうか?システムがよく分かりません。
とりあえず旅館内に入ります。受付付近は人が一杯です。
やっと受付の人に聞いたところ、料金を払って腕にテープを巻いてもらうと露天風呂と内風呂に入れるようです。
露天風呂へは靴を脱いで草履を履いていくようです。
ここからは通路を歩いていくわけですが、浴衣の人、半裸の人、普段着の人、水着の人が歩いています。
いったいどこで着替えればいいのでしょうか?よく分からないので服のまま露天風呂に向かいました。

高い囲いがある方(右側)は女性専用、無い方は男性専用、ではなくて混浴です。当然、混浴の方に入ります。
おお、これが噂の露天風呂ですか!!まさに波打ち際の温泉です。日本海の水平線が見えます。波が大きい日は危なそうです。
ロッカーも無いので適当に脱いで温泉に入ります。熱っ!!しかも屋根が無いので直射日光を浴びまくりです。そして満員です。
温泉は茶褐色で鉄っぽい臭いがします。今日は雲ひとつ無いのでこのまま入っていたら海に沈む夕日がばっちり見られそうです。
でも、さすがにそれまでは待てないので残念ですがあがりました。いちお内風呂にも入っておきました。
今日は暑くてあまりありがたく無いけど、もっと寒い時にきたら相当気持ちいいんだろうなあ、と思いました。
休憩室が無いので受付の前は人で一杯です。その奥にレストランがあったので覗いてみるとガラガラです。そりゃそうか、もう15時半です。
ここで遅い昼飯を食べることにしました。名前は忘れましたが海の幸定食みたいなものを食べました。
レストランからは目の前の海が一望できます。先ほどの露天風呂も見えます。味はそこそこでした。お腹を満たして出発します。
再び国道101号を北上します。単調な海沿いの道が続きます。
道は北向きからやがて東向きに変わります。鯵ヶ沢まで来ました。この町には通称「焼きイカ通り」なる通りがあるそうです。
お腹は全然減ってませんでしたが、素通りするわけにはいきません。行ってみました。
噂どおり焼きイカ屋さんがずらりと並んでいます。何故か通りの海側に並んでいます。しかもほとんど焼きイカ専門店です。
どの店の脇にはたくさんイカが干してあります。
どこの店で買うか迷うところですが、どの店も同じ感じであまり悩みようもないのでてきとーな店で買ってみます。
一杯350円か250円だそうで250円の方を買ってみました。焼きイカは横に細かく切ってパックに入れてくれます。マヨネーズを付いてもらいました。

ここで食べるしかなさそうなのですがいい場所がありません。店の裏はすぐ海なので海のほうへ行ってみました。
海は風も無く波もほどんど無く雲も無くそして暑く、さっきも書きましたがこのまま待てはすごい夕日が見られそうです。でもまだ17時なのでまだまだですね。
すごい夕日を想像しながら焼きイカを食べました。う〜ん、なんか硬いなあ・・・。こんなものなのでしょうか?
お腹が空いていたらもっと美味しかったのかも。
強引に頬張り出発します。今日は青森まで行く予定なのでそろそろ急ぐことにします。口の中がイカ味です。
ようやく道は海沿いを離れます。田んぼの中の単調な道を走ると五所川原の街に入りました。久々に街って感じです。
ここからは高速道路のような津軽自動車道(国道101号)に入り一気に進みます。
この道は東北自動車道の浪岡ICに直結しています。すでに今日も暑さで相当疲れ一般道を走る気がしなかったのでそのまま東北道に入ります。
青森中央ICで降りて青森の中心街に向かっていきます。
国道4号と交差点を通り過ぎ少し行くと、本日の宿「青森グリーンパークホテル・アネックス」が見えました。
割ときれいなホテルです。バイクを停めたいとフロントに言うとすばやい対応をしてくれました。
一服してから夕飯を食べに行きます。また今日も一人居酒屋を出来る店を探します。
ホテルからすぐの大通りは青森駅から真っ直ぐ続く商店街です。駅のほうまで歩いていけば何かしらありそうです。
と、思っていたらすぐに良さげな店がありました。「牛せん」という店です。入ってみました。
とりあえず生ビール。うま〜。メニューは、牛鍋、豚カツ、ハンバーグ、コロッケ、フライもの、カレー各種など何でもありです。
悩んだ末、何故かコロッケが食べたくなって豚カツとコロッケの定食を頼みました。客は自分ひとりです。

美味しかったのですが豚カツがちょっと生っぽかったのが気になりました。
結局、誰も入ってこないので終始自分ひとりでちょっと居づらくなってきたので帰りました。今度来るときには他のメニューも食べてみたいです。(いつだよ・・・)
本日はいろいろ内容が濃かったですね。ちなみに朝刺された背中はもっこり盛り上がって痒いです。アブめぇ・・・。ということで寝ます。
本日の走行距離、324km。合計966km。
- 8月13日
- おはようございます。三日目です。
今日は八戸を目指します。例外なく今日も暑いです。サービスの朝食を食べてから出発します。
まず国道102号を少し南下し県道27号で黒石方面に向かいます。青森空港の近くを走り山を抜けると浪岡です。
そこから津軽よされライン(県道13号)を南下し黒石あたりで国道102号に入ります。東北道の黒石ICを素通りし山の中に入っていきます。
しばらく走ると虹の湖というダム湖があります。湖沿いの国道から青荷温泉の表示に導かれ細い山道に入ります。
この山道沿いにはところどころに、この先の宿が掲げたであろう方言バリバリの手書き看板がいくつもあります。
「よぐきたねし」とか「ワギみなってば」とか「落どひぃスピード」など全部違う言葉が書いてあって飽きさせません。方言バリバリですが何と無く通じます。
こんなユーモアがある宿には期待が持てますね。一番高いところまで上るとちょっと開けていて八甲田山が見えるらしいですが今日はちょっと見えません。
そして今度は下ります。しばらくすると道を右に曲がるのですが、見えたのは下りの未舗装の道でした。マジで〜!
オンロードバイクにとってダート道のアップダウンはきついです。ここからどのくらい下ってどのくらい距離があるのでしょうか?
う〜ん、しばらく誰もいない山の中の道端で悩みます。せっかくここまで来て引き返すのはもったいないよな。行ってみるか。
前輪ブレーキで前輪がちょっとでもロックして滑るとすぐ横転(経験あり)してしまう危険があるので、慎重に後輪ブレーキをかけながら少しずつ進みます。
ダートは思ったほど続がず所々ダートが残っている感じでした。何でこんな中途半端になっているのだろう?
山道を下りきったところに「青荷温泉」はありました。深い山に囲まれた一軒宿、そしてランプの宿(電灯が無い)です。
立ち寄りが出来るの時間は10時から3時です。現在時刻は9時40分、早すぎでしたが入れさせてもらいました。
立ち寄りでは露天風呂(混浴)、滝見の湯、健六の湯、内湯の4ヶ所に入れるそうです。早すぎたせいか健六の湯は清掃中でした。
まず、自慢の露天風呂へ行ってみます。館内の廊下を抜けサンダルで再び外に出ます。
敷地内に川が流れていて橋が架かっています。すごいですね、ここの旅館は。緑に囲まれた広い敷地内に施設が点在しています。
橋をわたると露天風呂がありました。誰もいません。貸切状態です。

簡単な脱衣所で服を脱ぎ温泉に浸かります。くはぁ〜気持ちいい〜。
と、ここまでは良かったのです・・・・。
何やら虫がブンブン飛んでいます。アブです。いっぱいいます。
すかさず湯船に顔まで埋めアブ対策です。後から気付きましたが、風呂の周りや脱衣所には無数の蚊取り線香置きがおいてありました。でも燃えて尽きています。
この季節、山の露天風呂にはアブが付き物らしいです。それからはアブとの戦いになりました。
この屋根付きの露天風呂の外には樽の風呂ともうひとつ露天風呂があります。

このまま出るのはもったいないのでとりあえず入っておきます。でも移動は素早く入ったら顔まで沈みます。
う〜〜〜ん、気が休まらない。さっきまで気持ちよかったのに・・・。
何でアブは人に寄ってくるのでしょうか?血を吸うため?じゃあこんな山奥に生きてるアブは普段は何を吸うんだ?
気が休まらないので風呂からあがります。ここでも気を抜けません。着替えるときが危険です。
速攻で着替え、次にすぐ近くの建物の滝見の湯に行ってみました。
こちらは割と新しい建物で、自然の小さな滝を眺めながら入れる露天風呂と内湯があります。やっぱりここも誰もいません。
外の露天風呂は非常に危険ですが、中の内湯は安心、安心。と、思いきや飛んでます、2匹くらい。アブ・・・。元気に。
やっぱり速攻で着替え湯船に入ります。う〜ん、気が休まらない・・・
もう疲れたので出ようとしてたら、一人の兄ちゃんが入ってきたので、アブに気をつけてください、と一言残して去りました。
それから母屋に戻り小さな休憩所で冷たいものを飲んで一服します。ここは蚊取り線香がついていてちょっと安心です。
ふと気が付くと、お尻が痒いです。刺されたようです。く、くやしい・・・。昨日も刺されたし。
手入れが行き届いたかなりいい宿なんですけどね〜。夜なんかはすごい星空が見えるでしょうね。アブは夜はどうなんだう?
売店脇で体を冷まします。ここにもアブが飛んでいます。先ほどの兄ちゃんもやってきました。カップルでした。
ちょっと残念ですが出発しますか。兄ちゃんと玄関先でアブ話とかこれからどこ行くかとか話してから宿を後にしました。
ダート道を登ってさっき悩んでいたところまで一気に戻ります。ダートでも登りは楽なんです。
そこから看板が並ぶ道を戻り虹の湖沿いを走って、右に曲がって今度は国道394号に入り八甲田山を目指します。
どんどん標高を上げていきます。天気はいまいちで八甲田山は雲で見えません。
城ヶ倉大橋に着きました。この橋は上路式アーチ橋としては日本一の長さだそうです。谷からの高さは122mもあるそうです。ひぇ〜〜
歩いて渡ってみます。高所恐怖症なんでかなり足がすくんでいます。橋の上から122m下の谷底を撮ってみました。こわ〜(写真じゃ伝わらないですね)

八甲田山の周りは円を描くようにぐるっと道が一周しています。時計と逆周りに行けばすぐ有名な酸ヶ湯がありますが今回は時計回りに回ってみます。
まず国道103号を北上してから県道40号を東へ向かいます。この辺りは八甲田山の北側で交通量も少なく快適な山道です。
しばらく走って県道242号に入ってちょっと行ったところに一軒宿の八甲田温泉「遊仙」がありました。立寄ってみます。

古そうな建物です。廊下の先に風呂場がありました。内湯と露天風呂があります。
まずは露天風呂へ行ってみました。結構広いです。気持ちいい〜〜
しかし、数は少ないですがここにもアブが飛んでいます。ふんっ、もう面倒くさっ。来るなら来い!(と言いつつ首まで浸かっています)
アブが怖いわけではありませんが、内風呂に行ってみますか。
露天風呂は透明でしたがこちらは茶色っぽく濁っています。違う源泉のようです。
湯船は円形をしていて半分はぬるめ半分は熱めとなっています。でもどっちもかなり熱いです。
あまりに熱いので長く入ってられません。他にお客がいましたが勝手にホースで水を入れちゃいました。普通なら怒られますな。だって熱すぎですよ。
この温泉にはこの他にラムネ風呂というものがあるらしいですが、立ち寄り用では女性用にしかないようです。ちょっと興味あったな。
風呂から上がっても体の温度がなかなか下がりません。しばらく涼んでから出発しました。
県道40号に戻ってさらに東に進むと景色が開けます。田代平湿原です。だた今日は雲が多く景色はいま一つです。
何か食べようと売店を覗きますがそそられなかったので出発します。
さらに東に進むと再び国道394号に入ります。この辺りで八甲田山の東側になります。そして今度は南下します。
八甲田山のちょうど南側まで行ったところに睡蓮沼があります。バイクを置いて見に行きます。
結構歩くのかと思いきや、ほんのちょっと歩いただけで着きました。
睡蓮沼は本当に小さな沼です。湿地帯なので木製の通路とデッキが繋がっています。沼の先には雄大な八甲田山連峰が見渡せます。水面にも映ります。

いい景色ですね〜。そして静かです。雲が無かったらもっとすばらしいでしょうね。
八甲田山の周りを時計回りに9時から6時まできましたが、今度はちょっと5時くらいまで戻って国道103号で南下します。
この辺り一帯はブナの原生林です。道の左右はもちろん道の上も緑で覆われています。まるで緑のトンネルの中を走っているような感じです。
山道から川沿いの道まで来ると焼山と言われるあたりで奥入瀬川の橋を渡ります。この辺には大きな建物がいくつかあります。
また温泉に入るために「奥入瀬渓流グランドホテル」へ行ってみました。無闇に行ってるわけではなくて立ち寄りでも入れるという情報(今年のるるぶ情報)があるからです。
ところがフロントで聞いてみると立寄りはダメだそうです。なんかオーナー会社が変わって入れなくなったらしいです。ケチだな。るるぶもダメだな。
お腹が空いたのでなんか探します。近くの「奥入瀬渓流館」に行ってみます。ここはどうやら渓流のお勉強をするところらしいです。
そのすぐ横の「奥入瀬湧水館」に行ってみます。ここの入口にはソフトクリームの看板が出てるので何か食べられそうです。
一階は何かの工場みたいでした。二階に喫茶コーナーがありました。客はいません。
軽食は無かったので、とりあえず暑いし水出しアイスコーヒーとチーズケーキのセットを頼みました。

このアイスコーヒーは1日50杯限定で奥入瀬源流水を使い12時間かけて抽出したものらしいです。
美味しいです。確かに美味しいのですが、暑くて乾いた体にはなんでも美味しく感じるでしょう。(ケーキも美味しかった)
は〜、でも落ち着いた。でもせっかくなんでこの辺で温泉に入りたいなあ。
テーブルの上にあったこの辺りのガイドマップによると、川の反対側に「奥入瀬渓流温泉ホテル」があるそうで露天風呂の絵が描いてあります。
さっそく行ってみます。橋を渡ってすぐ着きました。ホテルの前の広場の中ほどに足湯があり人が何人か入っています。
でもなんか寂れた感じです。駐車場にはほとんど車が停まっていません。ん??
肝心の温泉には入れるのでしょうか?フロントに聞いてみますか。
あれ??こ、これは??玄関から中を見ると人の気配がありません。やっぱりドアは開きません。閉鎖してる?張り紙も無いです。
つい最近閉鎖されたのでしょうか?自分と同じように、車がやってきては閉鎖していることに気づいている人がいます。
諦めますか。でも足湯だけは残ってるんですね。なんとなく寂しい気分で出発しました。
再び国道103号を南下します。この辺りから奥入瀬川に沿って走ります。
川幅が狭くなって川が道に近づいてくるとそこはもう有名な奥入瀬渓流です。
原生林に囲まれたきれいな渓流が国道沿いに10km以上続きます。すぐにきれいな水辺に行けるこの手軽さがいいですね。
観光名所なのに道には駐車場が無いので、隙あらば路駐している車がたくさんいます。今までそれほど人がいなかったのに、ここだけはたくさんいます。
こんな時バイクのメリットを発揮します。ほとんどどこでも停めることができます。
なんか人が多いところに停めました。人が多いということは見所があるのでしょう。
ここは石ヶ戸という大きな石があるところの無料の休憩所でした。奥入瀬川は少し広くなっていて流れがゆっくりした場所です。

いいところですね〜。まさにヒーリングという言葉がふさわしいところです。
石ヶ戸(いしけど)は分厚い板のような岩が木に食い込んでいます。こんなでかい岩がどうしてここにあるのでしょうか?
バイクに戻りもう少し進んでみました。今度はちょっと川幅が狭まり流れが速いところです。マイナスイオンが飛びまくりです。

再び走ります。しばらく進むと十和田湖に出ました。かなりお腹が空いたので手の口という遊覧船乗り場へ行ってみます。
十和田湖は波ひとつ無く湖面は鏡のようでした。

遊覧船乗り場の近くには何軒かの土産屋兼食堂が並んでいます。その中の一軒でようやく昼食をとります。
時刻はすでに午後3時半です。いろいろ寄ってきたから結構時間がかかったなあ。
十和田湖畔を後にして国道454号に入ります。見返峠を越えると一旦秋田県に入ります。そして迷ヶ平で再び青森県に戻ります。
この道はローカルな国道らしくほとんど対向車はいません。山の中をひたすら走ります。
道の駅「新郷」に寄ってアイスクリームを食べました。道の駅の隣に「間木ノ平グリーンパーク」というキャンプ場があります。
10年以上昔、(確か)ここのキャンプ場でキャンプしました。
何かのきっかけで隣のキャンパーと仲良くなって一緒に酒を飲んで鍋をご馳走してもらいました。
地元の人だったようで、鍋はこの地方の名物のせんべい鍋でした。味は忘れましたが、鍋にせんべいを入れるというとこで驚いた記憶があります。
なんかノスタルジックな気分になりました。そして出発します。
先ほどから所々に気になる看板があります。看板と言うより道路標識です。
1つが「ピラミッド」、もう1つが「キリストの墓」です。青森のこんな山間になぜそんなものがあるのでしょうか?
ピラミッドは上大石神ピラミッドと下大石神ピラミッドがあるようです。何かの遺跡なのでしょうか。
まあ、それらしい形をしていればピラミッドにも見えるかもしれません。でも、キリストの墓っていったい・・・・
すでに時間が遅いのでピラミッドは諦めましたが、キリストの墓には行ってみます。
長閑な田舎道をしばらく走るとキリストの墓の駐車場につきました。案内板が立っています。脱力感を誘う案内板です。歩いていきます(220m)。

坂を登りきったところからさらに古墳のように土が盛られていて階段で登ります。その上にキリストの墓はありました。

キリストの墓には木製の十字架が立っています。お墓の前には花が添えられています。そして、お墓は向かい合わせにもう1つあり、そちらも十字架が立っています。
階段の下に立っていたガイド板に書いてあった解説によると、
ゴルゴダの丘で磔になったのはキリストの弟だそうで、キリスト本人は日本に渡りなんと106歳まで生きたそうです。
で、そのもう1つのお墓はその弟イスキリの墓だそうです。そんな人の存在すら知りませんでした。
そして毎年キリスト祭の慰霊祭ではナニャドヤラの歌と踊りが奉納されるそうです。ナニャドヤラって・・・?(この辺りの盆踊りの事だそうです)
う〜ん、なにやら不思議な所ですね。
段々夕暮れになってきました。そろそろ急ぎましょう。
国道454号で五戸まで行きそこから県道15号に入ります。田んぼの中の直線道路です。そして県道20号に入ります。
この道の途中に熊ノ沢温泉という温泉がありました。もう八戸はすぐそこなので温泉に寄っていくことにしました。午後6時なので一応ホテルに電話しておきます。
出来たばかりのようできれいな施設でした。街に近いせいかちょっと混んでいます。
お湯は茶褐色で植物性の温泉らしいです。なかなか広い露天風呂です。はぁ〜気持ちええの〜。
そして宿へ向かいます。今日のお宿は八戸の「ホテルマリンキャッスル」です。
宿は国道45号からちょっと入ったところにありました。賑やかな本八戸駅の南側ではなくて北側になります。
なので宿の周りはまだそんな遅い時間じゃないのにちょっと寂しげです。近くに飲食店が無さそうなので夕飯はどうしましょうか。
国道に出ればコンビニやファーストフード店があるようなので今日はそれで済ますことにしました。
結局、コンビニで食料を買ってホテルの部屋で寂しく食べました。まあ1日くらいこれも有りでしょう。
本日の走行距離、220km。合計1186km。
8月14日
- 4日目です。旅も半ばになりました。今日は盛岡まで行きます。
まずは市街地から東に進み八戸港に出ます。県道1号に入り海沿いを進むとすぐに種差海岸に着きます。
道沿いにあった葦毛崎展望台に登ってみました。朝の太平洋はまだちょっと靄がかかったような感じです。

まあ、綺麗な海岸ですけどそれほどな場所でしょうか?ちょっと疑問に思いながら出発します。
松林の道をしばらく進むとなんだここは?という所に出ました。ゴルフ場?公園?
そこは一面芝に覆われた広大な土地が海まで広がっています。なんかすごい。これでなぜ種差海岸が観光地なのかがようやく分かりました。
これは天然芝だそうです。誰かが手入れをしているのでしょうね。そうじゃないと芝がボウボウの伸びちゃいますね。
綺麗な海岸を満喫して出発します。海沿いの道をしばらく進むと八戸線の線路を渡り国道45号へ出ます。
そして国道45号をひたすら南下します。岩手県に入りました。
朝は何も食べていないのでお腹空きました。せっかく海沿いなので海鮮系が食べたいですね。
でもまだ9時過ぎ。当然コンビニ以外はまだやっていません。ここは我慢でひたすら単調な道を走ります。主要道なので交通量も多いです。
ようやく久慈の街に着きました。漁港の町なので何かあるかもしれません。駅前まで行ってみました。特に何もありません・・・
諦めて先に進みます。野田という道の駅に寄ってみます。ここには何かありそうです。
道の駅のレストランにはそそられなかったのですが、道の反対側に海鮮系のお店がありました。
まだ暖簾がかかってなかったので聞いてみると11時からだそうです。まだ10時、あと1時間もあります。う〜ん、ちょっと待てませんね。
さらに進むと国道沿いに「うに丼」の旗がなびくお店がありました。暖簾が出ていたので停まってみました。
中を覗くと主人らしき人に「どうぞ〜」と言われました。10時からやってる店がありました。ようやく朝飯にありつけそうです。
お店の名前は「十府ヶ浦食堂」です。店内はテーブルが並ぶ奥に座敷があり座敷からは太平洋が望めます。この辺りは十府ヶ浦と言う海岸みたいです。
こんな時間なのでお客は自分1人だけです。今日も暑いですが窓から入ってくる海風が心地いいです。いや〜いいなあ、この店。
迷うことなくうに丼と刺身4点盛を頼みました。うに丼には味噌汁かミニ海鮮ラーメンが付くそうでラーメンの方を頼みました。
待つ間もなんだかのんびり海を見たりしています。料理がきました。おお、豪華な朝食だ〜。何故かホタテ焼きまで付いています。
う、うまい!刺身がうまい。うに丼うまい。途中で妥協せず我慢してここまで来た甲斐がありました。
たまたま入った店でしたが大満足でした。
そのまま海岸線を走った後、県道273号に入ってみました。
この道は安家川沿いの渓谷を抜ける道で、涼しさを求めて走ります。クネクネ蛇行しながら川と道は続きますがそれほど見所はありませんでした。
そして県道7号にぶつかります。この近くに安家洞という日本一長いと言われる鍾乳洞がありますがスルーします。
なんで日本一をスルーかと言えばこの先に日本三大鍾乳洞の一つである龍泉洞があるからです。お目当てはそっちです。
県道7号を南下します。交通量も少なく山間の走りやすい道です。すっ飛ばします。
しばらく進むと龍泉洞に到着しました。ここは人がいっぱいです。車が渋滞しています。渋滞を久々を見ました。
適当にバイクを停めます。川を渡ると龍泉洞の入口がありました。券売所も並んでるし入口から入っていく人も行列です。中は大丈夫でしょうか?

中の様子がちょっと不安なのですが、せっかくここまで来て入らないわけがありません。
行列の後について鍾乳洞に入っていきます。中は予想通りの大渋滞でした。狭い洞内の通路は行列が続いていてしかも動きません。
通路は先まで見えるのですが行列は進みません。何分同じ場所に止まっているでしょうか?
それでも洞内はかなり涼しいから許せます。15.7度と表示されています。外は30度近いので体感はちょっと寒いぐらいです。
洞内は川が流れていたり地底湖があったり水がとても豊富です。一番深い地底湖(非公開)の深さは120m以上もあるそうです。
水はとても透き通っていて透明度は41.5mあるそうで深い地底湖の底の方まで見えます。これは世界有数の透明度だそうです。
鍾乳石にはいろいろ名前が付いています。亀岩、地蔵岩、ヴィーナス、ペンギン岩など、そう見ると、あ〜なるほどねと思います。
出口に近づくほど渋滞はなくなり最後に階段を登ってトンネルの抜けると出口でした。出口は自動ドアになっていました。
暑い!外はやっぱり暑いです。ちょっと渋滞にうんざりしましたが涼しくてよかったです。
そして先に進みます。国道455号に出て少し東に走り県道40号に入ります。
ひたすら細い山道が続きます。宮古市に入ったあたりで亀ヶ森牧地の標識がありました。この道は地図に載っていません。行ってみます。
一番高いところまで登ったあたりで景色が開けます。亀ヶ森牧地に着いたようです。広大な牧草地が広がります。

お〜気持ちいいぞ〜。全く観光地化されていないので看板もないし売店もありません。人もいません。ただ山の上に牧草地が広がっています。
この道はその牧草地と山を縫うように進みます。たま〜に牛がいます。やっとここが牧場だと分かります。

新里放牧場まで来ると道は二手に分かれていて、牧場内へ続く道路は封鎖されていました。地図では行ける事になっていたのですが・・・
仕方なくもう一方の道で山を下ります。国道340号にやっと出ました。
狭かった国道はやがて走りやすい道になります。そして茂市で主要道である国道106号へ出ました。
この交差点のすぐ近くに蕎麦屋があったので入ってみました。「たからや」です。
お店は結構混んでいました。どうやら機械で十割蕎麦を作っている店らしいです。まあ割と美味しかったです。
ここからは閉伊川沿いの国道106号をひたすら西に向かいます。結構交通量が多いのでスピードは上がりません。
すでにかなり疲れているので単調な走りは眠りを誘います。バイクも例外でなく眠くなります。
車よりもはるかに一瞬の油断が命取りです。気が抜けないので余計に疲れます。
だらだらですが標高は上がっていき、区界峠を境に下りになります。ここまで来れば盛岡はもうすぐです。
そしてようやく盛岡市街に入りました。国道4号を横切って中心街に入っていきます。
盛岡の繁華街にある本日のお宿、「ホテルエース盛岡」に到着しました。フロントで聞くとバイク置き場はホテルの裏側でした。
ぐるっと回って行ってみる(一方通行があって簡単に行けない)と狭い駐輪場でした。多分従業員のものと思われる自転車が乱雑に停まっています。
自分で自転車を整列し直してバイクを置く場所を確保します。
(今度は歩きなので一方通行は無いが)またぐるっと回ってフロントに戻りチェックインします。ちょっと狭い部屋です。
このホテルには連泊する予定です。なのでこのホテルで洗濯をしようと思っていました(もし一晩で乾かなかったとしてもいいから)。
しかしホテルのガイドを見てもランドリーの場所がどこにも書いていません。どうやらホテル内にはランドリーが無いようです。
仕方ないので洗濯物を持ってフロントへ行って聞いてみることにしました。
フロントでは、やはりホテル内にはランドリーは無い、との事で近くのコインランドリーまでの地図をもらいました。
この地図は常に用意されているようで、このようなニーズが多いと予想ができます。
と言うか、こんな大きいホテルなんだからわざわざ地図を作る前にランドリーを作ってほしいものです。ちょっとアンバランスさを感じてしまいました。
洗濯物と地図を持って歩いてコインランドリーに向かいます。
5分ほど歩くと大通りから一本入った路地に「コインランドリーHIDE(ひで)」はありました。昔ながらな感じです。
コインを入れて洗濯開始。目の前の小さな公園のような場所で一服しながら終わるのを待ちます。夕暮れですが外はまだ暑いです。
他にも何人か洗濯待ちの人がいます。段々日が暮れてきました。洗濯が終わって乾燥機に入れます。こっちの方が時間がかかります。
暇だなあ・・・。辺りを歩いてみますが特に何もありません。
ランドリーには入れ替わり立ち代り人がやってきます。繁華街に近いこの辺りは、住んでる人は少ない気がするのですけどね。
感想がやっと終わりました。ホッカホカです。一度ホテルに戻って洗濯物を置いてから夕飯を食べに行きます。
ホテルからちょっと行くと賑やかなアーケードの通りがありました。人も多いし店も多いです。さすがに県庁所在地は栄えています。
結構疲れているので夕飯は軽く済ませたいです。いろいろお店はあったのですが何故かモスバーガーが食べたくなりました。
アーケードを結構歩きましたが結局探せませんでした。仕方ないのでマックで代用しました。(盛岡まで来てマックかよ!という突っ込みな無しです)
ホテルに帰り食べようとして袋から出してる時に、無情にもポテトが全て床に落下しました・・・。それを拾ってゴミ箱に捨てる姿は相当寂しげだったに違いありません。
風呂入って寝るか。
本日の走行距離、267km。合計1453km。
8月15日
-
5日目です。やはり今日も暑いです。
今日は盛岡に連泊なので近場を巡りたいと思います。そして夜には盛岡に住む友人に会う予定です。
まずは市街地を抜け国道46号に出て西に向かいます。次第に道は山の中に入ります。
とは言っても、結構山深い道なのですがいくつものトンネルによってほとんど直線的に進んでいきます。再び秋田県に入りました。
トンネルが終わると下りになり田沢湖町で国道341号に入ります。たつこ像の田沢湖はすぐ近くですが寄りません。
何故かと言えば、これまでの東北旅行で2回も時間切れで行けなかった温泉に行くためです。(確か午後3時までしか入れません)
国道341号から乳頭温泉郷へ続く県道127号に入っていきます。
段々標高は上がっていき田沢湖高原のホテル街を過ぎると山道っぽくなります。その道から看板を左に曲がりさらに奥に進みます。
デコボコの細い道の進むと突き当たりに「鶴の湯」がありました。この温泉は超有名です。テレビにもよく出ます。一度来たかった温泉です。

門を入ると通りの両側に茅葺の黒い壁の建物が並び、まるで集落のような感じです。いかにも湯治場という趣きがあります。
人気通り、まだ10時半だというのに人がいっぱいいます。まあ時期が時期だけに仕方ありません。
混む時期のせいか建物の外に受付が用意されていました。風呂は白湯、黒湯、露天、中の湯があるようです。
有名な露天風呂(混浴)に入ってみます。広い白濁の温泉です。底は砂利のようです。
風呂の奥のほう行くと水面にプクプクと泡が上がっています。なんだこりゃ?
底を探ってみると底から泡が出ています。なんと底の砂利から温泉が沸いています。すごい!こんな温泉は初めてです。
でもその近くはちょっと熱いです。露天風呂は周りにはお湯にかかるほど草が生えています。ススキのようです。
いや〜、いい温泉ですね〜。人気が出るのは納得できます。
温泉を出て涼みます。敷地内は小さな川が流れていたり水車があったり水が豊富です。

駐車場に戻ると喫茶店がありました。鶴の茶舎です。アイスコーヒーを飲んで一服します。
後から来た客が店員になにやら聞いています。芋鍋がどうのこうの・・・。何?噂の芋鍋が食べられるのか?
温泉に入ってすっかり忘れていたのですが、ここの宿は温泉がもちろん有名なのですが芋鍋も有名です。
この喫茶店でも食べられるようです。店員さんに聞いてみるとこの店では12時過ぎから食べられるが、母屋に行けば今から食べられるそうです。
行ってみました。先ほどの受付の奥に本当の受付があります。さっそく山の芋鍋定食を予約しました。
部屋代を払うと部屋で食べられるそうです。払わないと休憩所みたいなところで食べるそうなので部屋代を払ってみました。部屋には午後3時までいていいらしいです。
通りから直接部屋に入ります。部屋はこれぞ昔の田舎の家って感じで囲炉裏もあります。

芋鍋は出来るのに30分くらいかかるそうです。のんびり待ちますか。
この部屋には他に誰もいないのでちょっと横になろう。やっぱり畳はいいですね〜。油断すると本気で寝そうです。
「○○さ〜ん」と自分の名前が呼ばれた気がしました。料理は係りの人により一人分ずつ運ばれてきます。予約時に名前を書いたので名前で呼ばれます。
ようやく山の芋鍋定食(岩魚付き)がきました。おお、うまそ〜!
メインの芋鍋のほかにきのこや山菜がついています。鍋は味噌仕立てで芋の団子や野菜が入っています。芋鍋、うまい!!
美味しくてお腹もいっぱい、大満足です。温泉だけで帰らなくて良かったです。是非、いつかは泊まってみたい宿ですね。
そして鶴の湯を後にしました。
県道127号を下って再び国道341号に入り北上します。
ハイスピードの道が続きます。トンネルの合間に秋扇湖が見えます。さらに進むと宝仙湖沿いに出ます。このダム湖は結構大きいです。
湖が終わると山が深くなってきます。標高が上がってくると有名な玉川温泉があります。
この温泉は前に寄ったことがあるのでスルーします。(ここの温泉はとてもいいです)
一番高いところ(名も無い峠)まで登ると当然下りになります。このあたりは大場谷地という湿原らしいです。
そしてさらに下っていきます。一度下ってから八幡平アスピーテラインに入り再び登っていきます。
景色が開けるとそこは大沼です。この辺りの道路わきにはモクモクと蒸気が出ているところがありました。火山地帯です。そしてそれは温泉地帯です。

道はさらに登っていきます。有名な後生掛温泉をスルーして少し行ってからアスピーテラインを左に折れ下っていくと「ふけの湯」がありました。
古い木造の建物です。この温泉に立寄ってみます。フロントで聞いてみると露天風呂にはこのまま歩いていくみたいです。
駐車場から見ると山の所々から蒸気が上がっているのが見えます。その方向に道が続いています。これが全部敷地なのでしょうか?

砂利道を行くとまず女性専用の露天風呂があります。その先に男湯がありました。と言っても大自然の中にちょっと壁が立ってるだけです。
壁に回り込んでみると、何だこりゃ!?なんだこの温泉は!
ものすごく開放的、これぞ露天風呂という感じの露天風呂です。しかもそのすぐ後ろの地面から蒸気が立ち上っています。

こりゃすげえ〜!早速入ってみます。温泉はちょっと濁っています。温泉はその蒸気の方から木の管を伝って流れ込んでいます。温度はちょうどいいです。
なんだこの開放感は!気持ちいい〜〜。この辺りは1000m以上あるので晴れてますが空気はちょっと涼しいです。
すでに入っていたおじさんが2人が気軽に話しかけてきます。何話したか忘れましたが結構長い間3人で喋ってました。
その間他のお客は全然来ませんでした。3人で貸切状態でした。
もっと先に進むと混浴の露天風呂もあります。道端のすぐ脇では至るところで蒸気が噴出していたりボコボコと泥から泡が出ていたり、自然のすごさを感じます。

こんな温泉あるんですね。いや、恐れ入りました。やっぱり東北の温泉はすごいです。
母屋に戻ってしばらく涼んでから出発します。
アスピーテラインに戻りさらに登りっていきます。
標高が上がり辺りは高い木はほとんどなくなってきます。1500mくらいでしょうか。
登りきると見返り峠です。八幡平のほぼ真ん中です。レストハウスがあって大きな駐車場もあります。
駐車場の奥にある展望台に行ってみます。八幡平の雄大な景色がどこまでも続いていています。ちょっと雲に隠れそうですが遠くに岩手山が見えます。
ここは県境です。再び岩手県です。アスピーテラインを外れて県道318号(八幡平樹海ライン)に入ります。
峠からだんだんと下っていきます。この道はとても走りやすく景色もよく対向車もほとんど無くひたすら続くワインディングロードです。気持ちいい〜!!
岩手山の方向に向かって山の中腹を進んでいきます。やがて景色のいい場所がありました。岩手山が大きく見えます。

岩手山の山頂はちょっと雲がかかっています。どいてくれないかなあ。山麓は広大な樹海です。
この山は特徴のある形をしていますね。片側は富士山のようにきれいな斜面ですが反対側はデコボコと山脈が続きます。山頂の高さは2038.2mだそうです。
しばらく粘りましたが雲は取れませんでした。さらに下っていくと松川温泉への分かれ道があります。
松川温泉へも行ってみたかったんですが時間は16時。そろそろ盛岡に帰らないと待ち合わせに間に合わなくなってしまいます。
ここからは川沿いになります。車が増えてスピードが上がりません。ようやく県道23号に出ました。そして西へ向かいます。
水田の向こうに見えた岩手山がきれいだったので思わずバイクを停めて眺めました。いい景色ですね〜

そして大更で国道282号に入り南下します。この道は結構混んでいます。さっきまで忘れていた暑さをどっと感じました。
ダラダラと進みやっと国道4号に合流します。さらに南下して盛岡市街に戻ってきました。
今日は盛岡に住んでいる英哉に会う約束をしています。ホテルまで車で迎えに来てくれるとのことです。
英哉はバイト時代の友人です。たまに麻雀をやったり、思いつきで二人で北海道一周旅行をしたこともあります。(「北海道一周の旅、98」参照)
地元は埼玉の川口ですが仕事の都合でもう5年も盛岡に住んでいます。しかもこっちでちゃっかり嫁さんまでもらってどっぷり岩手県民してます。
約束の時間通りにホテル前に来てくれました。3年ぶりくらいに会ったでしょうか。デブってました。
奥さんを車で送る用事があるらしく一度自宅へ戻るそうです。車に乗り国道4号に出て南の方へ向かいました。
しばらく走ってお宅に到着しました。そして奥さんにご挨拶。奥さんとは以前に確か2回ほど東京で会った事があります(もちろん英哉も一緒に)。
部屋で少し時間調整をしてから3人で出発します。奥さんは友達と会うようでカラオケボックスへ向かいます。
カラオケボックスの駐車場でしばらく待つと友達夫婦がやってきました。友達夫婦は神奈川県に住んでいるらしくお盆休暇で帰省しているらしいです。
軽く挨拶を交わし奥さんと友達夫婦とお別れし、英哉と再び盛岡の中心に戻ります。
車をパーキングに入れ、私のリクエストである盛岡冷麺を食べに行きます。
案内してくれたのは「食道園」です。しかし有名店らしく長い行列が出来ていたので諦めます。次に第二リクエストのじゃじゃ麺を食べに行きます。
カワトクという聞いたことのないデパートの地下売り場へ連れて行かれました。そこには「白龍(パイロン)」という店がありました。有名らしいです。
しかしこの店も行列が出来ていたため諦めました。お盆の時期のせいかどこも混んでいますね。
とりあえず駐車場へ戻ることにしました。駐車場の近くまで来ると先ほどの「食道園」の待ち行列が若干減っていました。
列に並ぶことにしました。すると順調に列は進んで割と早く店に入ることができました。
お目当ての冷麺と英哉お勧めの極上ロースとカルビを頼みました。

ここのお店は盛岡冷麺は発祥の店らしいです。あまりいろいろな具が乗っていなく見た目はシンプルです。味もさっぱりとしていて美味しかったです。
肉の方はさすがにお勧めだけあってとても美味しいです。すると英哉はどっちがロースでどっちがカルビでしょう?となめた質問をしてきます。
いくら私でもそれくらいは分かりますよ。霜降りの方がカルビ、それよりちょっと赤みがかった方をロースと答えると、正解は逆だと言うのです。
そんなはずは無いだろうと近くにいた店員さんに聞いたところ、自分の答え不正解でした。ええ〜なんで?
しかも、肉はタレではなくて解いた卵をつけて食べます。絶対、変だよ。美味しいけど。しかも、いいと言ってるのに奢ってくれました。
店を出てお茶をしにファミレスへ行き、募る話を散々しました。相変わらず良く喋る奴です。
そしてまたホテルまで送ってもらい別れました。ご馳走様でした。
一人旅なんで基本的にはあまり話す機会も少ないのですが、今日は久々にたくさん喋りました。
これだけ歓迎してくれるとうれしいものです。今度は東京で会いましょう。
そして楽しかった5日目の夜も更けていきました。
本日の走行距離、204km。合計1657km。
- 8月16日
- 早くも6日目です。今日は仙台まで行きます。久々に曇ってます。
とりあえず途中まで高速で行きます。盛岡市街からすぐの盛岡ICから東北道に乗って一気に南下して一関ICで降ります。
国道342号を西に進みます。5kmほど行くと厳美渓という渓谷があります。
渓谷と言っても高い山や深い谷があるわけではありませんが、磐井川の両岸に奇岩が連なり国の天然記念物で且つ日本百景とされています。
とりあえず寄ってみます。川沿いの道を行くとつり橋が見えたのでバイクを停めて行ってみます。
つり橋の両岸には確かに奇岩が続いています。しかし曇っているせいか川があまりきれいに見えません。なんか流れもほとんど無く淀んだ感じです。

う〜ん、なんだここは?これで日本百景?気を取り直して土産屋が並ぶ天工橋の方に行ってみます。
この辺りは川岸がちょっと広くなっていて人も多いです。人が集まっているところを見ると、何か対岸からロープが張ってあります。何でしょうか?
ロープの先の建物に「カッ公だんご」と書かれています。あ!これ確かTVで見たことあります。

こちら側のザルに料金を入れて木槌で板をコンコンと鳴らすとザルはロープに引かれてスルスルと登っていきます。
すると今度は向こう側からスル〜とザルが戻ってきます。ザルの中にはカッ公だんご(郭公だんご)が入っています。
他人が食べているものを覗かしてもらいましたが、あんこ、ごま、みたらしの3本が入っていました。
食べたかったのですが1人じゃ食べきれなさそうなので諦めました。厳美渓はここが一番の見所みたいです。いまいちです。
先に進みます。国道342号を西へ行くと次第に山深くなってきます。
ここで、今にも雨が降り出しそうな空でしたがポツポツと降ってきました。真湯山荘という温泉の入口の屋根の下でちょっと考えます。
このまま進むか、ここの温泉に入って引き返すか。この先もっと標高上がるし雨も降るかなあ?でもここで引き返すのももったいないしな。むむむ・・・
多分、15分くらい悩んだ末、やっぱり行くしかないでしょ。と言うことで小雨の中を先に進みます。
本格的な山道になってきました。対向車は割と来ます。
標高が上がり気温はだいぶ低くなってきました。雲が低くたちこめ視界は悪いです。でも雨はポツポツ程度でそんなに降ってきません。
栗駒峠に到着しました。霧に包まれています。辺りは硫黄の臭いがします。峠を越えるとこの旅4回目の秋田県です。
少し秋田県側に入ったところに「栗駒山荘」があります。名前は山小屋のようですが建物は立派です。ここの温泉に入ることにしました。
建物は近代的です。こんな山奥なのに人がいっぱいいました。
風呂場はとても広く内風呂は大きなガラスによってとても開放的です。露天風呂も広いです。
晴れていれば遠くに鳥海山まで見えかなりいい景色らしいのですが、今日は霧でほとんど何も見えません。残念・・・
それでもちょっと冷えた体にはとても心地いいです。源泉からの湧出量は全国第2位だそうです。温泉は少し白く濁っています。
こんな立派な建物なのに冬季は閉鎖されるようです。いつか泊まってみたい宿ですね。
そして出発します。国道342号から栗駒道路に入り国道398号へ抜けます。この辺りも晴れていればいい景色なのでしょうね。
国道398号を北上し山道を下っていくと小安峡があります。この辺りは紅葉の時期がいいようです。
小安峡はスルーして先に進みます。山道が終わるとそこは稲庭うどんで有名な稲庭町です。当然食べます。
下調べは全くしていなかったのでとりあえず街道沿いを注意しながら走ります。
ところが、うどん製造という看板はあるのですが、うどんを食べられるお店が無いです。
すると唐突に、大行列のうどん店がありました。「佐藤養助本店」です。知らなかったですが稲庭うどんと言えば佐藤養助というくらい有名な店らしいです。
でもちょっとこの行列に並ぶほど時間はありません。もうちょっと探します。
少し道を戻ったところにあった「寛文五年堂」といううどん屋さんに入ってみました。でもよく見ると販売だけで食べることは出来ないさそうです。
店員さんに聞いてみたところやっぱり販売だけだそうなので、(佐藤養助店以外で)どこか食べられる店が無いか聞いてみました。
すると、こちらのお店のうどんを卸しているお店の地図をくれ丁寧に教えてくれました。なかなか感じのいい店員さんでした。
早速向かいます。教えてもらったのは「古四王」というお店です。国道398号を少し北上し路地に入ります。そのお店は川連漆器資料館の近くにありました。
がしかし、昼の営業は終わってしまったようでした。残念。実は「寛文五年堂」の店員さんも「まだギリギリやってると思う」と言っていました。
仕方なく、また国道398号を戻ります。もうどこでもいいので開いてたら入ります。で、あったのが「本舗稲庭堂」です。
飾りっけのあまりない割と大きなお店です。店内は結構混んでいましたが席は空いていました。
稲庭うどん天せいろを頼みました。混んでいるせいでだいぶ待たされました。

もしかして稲庭うどんというものを初めて食べます。それは想像していたものとまるで違いました。
いつものうどんよりだいぶ細くて腰があります。そしてツルツルして喉越しがいいです。これは美味しい。
製法は讃岐うどんなどのような手打ちとは違って手延べで作るそうです。手延べとは素麺やラーメンと同様に引っ張って作る方法です。
稲庭うどんとはこれを干したもののとこらしいです。蕎麦にしろうどんにしろ手打ちを無条件で好んでいましたが、乾麺も美味しいと言うことを思い知りました。
稲庭うどんの歴史は古く350年ほどで、当時は藩に献上するなど庶民の食べ物ではなく地元の人でさえなかなか食べられなかったそうです。
満足満足。そして出発します。
国道398号をしばらく進み十文字と言うところで国道13号に入り南下します。
この道は割りと栄えています。そして今度は国道108号(仙秋サンライン)に入りさらに南下します。
道はやがて山に入っていきますが道は広くて走りやすいです。この辺りは温泉が多く立ち寄りたいのですが、時間があまり無いのでお目当てのところを目指します。
長い鬼首トンネルを抜けると宮城県です。もう少し進むと鬼首温泉郷があります。
国道からそれて鬼首温泉の1つである吹上温泉を目指します。分かりにくい道を進みます。間歇泉がありました。
あれ?ここって昔来たことあるような・・・。確かバイトのメンバー(英哉もいた)で宮城に旅行に行った時に間歇泉を見たけど、ここだったのかな。
道の一番奥に吹上温泉の「峯雲閣」がありました。しかし、なんと立ち寄りは13時まで。やられた〜
広い滝壺の温泉に入れるということで来たのですが残念です。でもよく見ると「アブに注意」と書いてありました。アブはもうやだ。
国道108号に戻ります。荒雄湖沿いを過ぎると鳴子温泉です。この辺りはちょっと混んでいます。国道47号に入り西へ進みます。
昔一度行ったことがある鳴子峡へ再び行ってみました。ここは紅葉で有名な場所です。鳴子温泉からほどなく到着です。
大きな駐車場はガラガラで寂しげな感じでした。駐車場からの鳴子峡の景色はよくポスターなどで見るものと一緒でした。

そんな大した景色ではないのですが、紅葉の時期はいいのでしょうね。
国道47号をもうちょっと西へ行くと鳴子温泉郷の1つの中山平温泉があります。国道沿いにあった「しんとろの湯」に入ってみました。

国道沿いのせいか割と混んでいます。
温泉のpHは9.4でアルカリ性です。アルカリ性温泉特有のヌルヌルとした肌触りでうなぎの湯と呼ばれるそうです。露天風呂は無いようです。
施設の裏には源泉から温泉を運ぶ木の樋が見えます。温泉はこの樋で自然と冷やされちょうどいい温度になるようです。
夕方になってきました。休憩所でちょっと休んでから仙台を目指します。
国道47号を西に進みます。先ほど通った鳴子温泉街を通り過ぎ江合川に沿っていくと、広い平野になっていきます。
ひたすら平野を進み古川ICから東北道に入り南下します。そして仙台宮城ICで降りて国道48号の青葉山トンネルを抜けるともうそこは仙台市街です。
印刷してきた地図を頼りに本日のお宿「ホテルベルエア仙台」に到着しました。
地下の駐車場にバイクを停め荷物を部屋に運びます。なかなか広い部屋で満足です。
一服してから夕飯を食べに行きます。今日の夕飯は牛タン焼きと決めています。前回仙台に来たときは下調べ無しで入った店の牛タンはいまいちでした。
今回は失敗しないために、たまに仙台に出張するという英哉から情報を仕入れていました。それによると「太助」という店がお勧めらしいです。
ホテルからちょっと歩くとアーケードの入口がありそこを歩いていきます。
携帯電話の地図を見ながら進みます。しかしこのアーケードはやたら長いです。そして広いし人も多いですね。歩いているうちにお腹が減ってきました。
途中にも美味しそうな店がいくつかありました。アーケードの終わり辺りまで歩いたところに三越がありその逆側の路地に入ります。
多分この辺りなのですがお目当ての店が見当たりません。あれ?おかしいな。携帯の地図はこの辺りを指しています。
牛タン屋はあるのですが名前が違います。もう一度英哉に電話して聞いてみます。
やっぱりこの辺りのようです。あ、あった。でも閉まっています。まさか閉まっていると思わなかったので見過ごしていました。でも何で休みなんだ?
仕方ないのでアーケードを戻ります。どこでもいいから入ろうと思いつつ長〜いアーケードをまたもとの場所近くまで戻ってきてしまいました。
ちょうどそこにあった牛タン屋に入ってみました。その牛タン屋さんは「利休」というお店です。
なかなかきれいなお店で店員さんもキビキビしています。1人なので長いカウンター席に座ります。
目の前で若い店員さんが大きな網で大量の牛タンをひたすら焼いています。牛タン定食(1.5人前)を食べました。

うまい!牛タンうまい。テールスープもうまい。昔食べたのときの印象が悪かっただけにとても美味しく感じます。いや、実際に旨いと思います。
しかも1.5人前なのでボリュームたっぷりで大満足です。
後で知ったのですが「利休」って仙台中にたくさん支店がある超メジャー店だったのですね。ちなみにここは「サンモール一番町店」でした。
コンビニでご当地アイスのトルコ風アイスずんだ餅味を買って宿に戻りました。6日目も夜が更けてきました。

昨日までは暑くてつらいほどの良い天気、今日は雲り、そして明日はついに雨の予報です。
明日は天気によって行動を変えることになりそうです。なんとか天気がもってくれと祈りつつ眠ります。
本日の走行距離、342km。合計1999km。
8月17日
-
7日目です。願いをこめて窓のカーテンを開けると予報通り雨でした。
今日は福島県の会津若松で7泊目をする予定でした。でも福島県会津地方の天気予報は一日中雨です。回復の望みも薄そうです。
悩んだ末、予約していた「ホテル タカコー」に電話しキャンセルし、一日早く帰路につくことにしました。う〜ん、残念。
まあ福島県は割と近いのでロングツーリングじゃなくても行けるからいいか。
今回のツーリングで初めてレインウェアを着込みます。そして午前9時、出発します。
仙台宮城ICから東北道に入り一路東京を目指します。夏とはいえ雨天の走行はつらいですがひたすら走ります。
福島県を過ぎ栃木県まで来たあたりでようやく雨は上がりました。南下するほど天気は良くなり気温はどんどん上昇します。
埼玉県に入りました。昨日(2007年8月16日)、日本の最高気温40.9度を記録したのは、東北道から程近い熊谷市です。
多分今日もそれに近い気温になっていると思われます。殺人的な暑さです。
それでも黙々と走ります。東北道の終点浦和ICからそのまま首都高に入ります。渋滞を避けて湾岸線まで出て東京に入りました。
実家に寄って親に土産を渡してから川崎の我が家に到着したのは午後3時半でした。
ぐはぁ〜〜つかれた〜〜〜。エアコン涼しい〜最高〜!
本日の走行距離、410km。合計2409km。
エピローグ
-
こうして初めてのロングソロツーリングは無事に終了しました。
東北はやっぱりいいですね。どこも期待を外しませんでした。
いい温泉にもたくさん入り、旨いものもたくさん食べ、いい景色も見て、友達にも会えたし、かなり充実したツーリングになりました。
連日の暑さだけは予想外だったけど・・・。まあ日本国中のどこでも猛暑だったので仕方ないですね。
何度行ってもまだまだ他にも行きたい所があります。東北は是非また行きたいです。
そしてこの歳になってソロツーリング(一人旅)の良さがようやく分かった気がします。
今まで一人旅に行く気にならなかったのは、旨いもの食べたりいい景色見たりした時の感動を誰かと共有できない事が寂しいと思っていたからです。
でも、実際そんな風に思うことは意外にもほとんど無かったです。むしろ誰にも気を使わなくていいこの気楽さにいつの間にかハマっていました。
食べたい時に食べ、休みたい時に休み、走りたくなったら走り、景色が良いと思ったら写真撮って、疲れたら温泉入る、この自由さがいいですね〜。
複数でのツーリングは一人では味わえない楽しさがあり、ソロツーリングは一人でしか味わえない楽しさがありました。
新たな楽しさを知ってしまったので、しばらくはソロツーリングにハマるかもしれません。
ここまで読んでくれた人、どうもありがとう。
ではまた次のツーリングでお会いしましょう。さようなら。
おわり
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