◆こちらでのアイディアがどの子にも合うというものではありません。あくまでも元気の場合の事例です。管理人が責任を負えるもの ではありません。必ず獣医師の先生とご相談なさってくださいね。 |
糖尿病お手当てアイディア |
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一口に「インシュリン(またはインスリン)」と言っても、その種類は多様です。作用の発現時間・持続時間など、症状に応じて使われます。元気は、PZI(プロタミン亜鉛イスジリン)という長い時間作用するタイプのインシュリンで血糖値をコントロールしていました(過去です)。![]() 現在('06.01)は、PZIは製造中止です。 元気の現在のインシュリンはランタスと言う長時間型のインシュリンです。 いくつかのタイプ別インシュリンを挙げると、 |
このうち、「中間型」「持続型」は基礎分泌に似た作用を狙ったもの、「超速効型」「速効型」は食後の追加分泌に似た作用、或いは高血糖が続き状態が悪く、先ずはその高いレベルを下げてあげたい時などに使います。 ランタスは多種類はありません。基本的に長時間作用型だとお考え下さい。 上記の『ノボリン』には多く作用の種類が別のものがあります。主治医の先生と、何が一番よいか、ご相談下さい。 |
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ランタス注オプチクリック300 持続型(長時間作用方)インシュリン。現在('06.1)、元気はコレでコントロールを続けている。多くの猫ちゃんは1日1回、もしくは2回の投与。インスリングラルギン(遺伝子組み替え)が有効成分。こちらもインシュリン抗体が作られにくいとされている。猫ちゃんに於いては、先ず、このインシュリン、或いはヒューマリン(ヒトインシュリン)から試してみることが多いとされている。インシュリンの結晶はとてもデリケートで壊れやすいので、こちらも間違っても乱雑に振ってはいけません!、そぉっと扱うこと。保存は冷蔵庫、ドアポケットなど動きのある部分に入れない。形状は人間が使用する際、カートリッジにセットする為のもの。 ![]() |
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プロタミン亜鉛イスジリン(プロタミンインスリン亜鉛水性懸濁注射液・PZI) 持続型(長時間作用方)インシュリン。現在、元気はコレでコントロールを続けている。多くの猫ちゃんは1日1回、もしくは2回の投与。ウシの膵臓から抽出したもの。インシュリン抗体が作られにくいとされている。揺らし混ぜると懸濁し白く濁る水性懸濁注射液なので、混ぜてから投与。猫ちゃんに於いては、先ず、このインシュリンから試してみることが多いとされている。インシュリンの結晶はとてもデリケートで壊れやすいので、間違っても乱雑に振ってはいけません!、そぉっと揺らして混ぜること。保存は冷蔵庫、ドアポケットなど動きのある部分に入れない。 |
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セミレンテイスジリン(無晶性インスリン亜鉛水性懸濁注射液) 準速攻型インシュリン。多くの猫ちゃんは、1日数回の投与が必要になる。元気はある期間、このインシュリンを使用。動物由来。こちらも水性懸濁注射液。元気はこのインシュリンには合わず、PZIに切り替える(戻す)ことになる。取り扱いはPZI同様。 |
ウシ・ブタ・ヒトなど由来のものがあります。その猫ちゃんによって、どのインシュリンに反応するかは違いますが、PZIによる初期治療が多いようです。理由は、反応する子が多いこと、そしてインシュリン抗体が作られにくく、作られてしまった場合には、別のインシュリンに切り替えやすいことが挙げられます。 |
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なお、ランタスに対する反応ですが、参考程度にあくまでも『元気の場合』としてグラフを掲載します。 PZIに於いては、緩やかな曲線だったのですが、ランタスに対しては、元気の血糖値は、逆さ台形、とでも言うのか、ドンと下がり、それをキープし、上がる時も、一気に上がります。 一見、理想的に見えますが、その裏には、低血糖の危険を孕んでいます。下がって、更にインシュリンが作用しもっと下がる事もあるのです。また、最初の下がりで低血糖になってしまう場合もあるので、その子、その子、ランタスに限らず、インシュリン投与に対して、どういうグラフを描くのかを把握する必要があります。 |
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よく「多飲多尿」という言葉を耳にすると思います。糖尿病の猫ちゃんは、とにかく喉が渇き飲水量が増え、おしっこの量と回数の激増が顕著です。これにより脱水症状を起こします。脱水症状が見られたら、すぐに適切な処置をしなければなりません(皮下補液・静脈点滴など)。 脱水症状の目安のひとつは、皮膚を引き上げてみて(可能であればねじるように)、その後の皮膚の「戻り」を見ることです。 健康な猫ちゃんでは、すっと元の皮膚の状態に戻りますが、脱水症状のある猫ちゃんの皮膚は、なかなかもとの状態に戻りません。 |
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私がおしっこスティックとよんでいる「尿検査試験紙」のことです。猫ちゃんの糖尿病では、モニター入院をしインシュリンの単位数や回数などを指導していただいた後、在宅でのインシュリンコントロールを始めますが、在宅で猫ちゃんの状態を知る手段は、見た目・飲水(量・回数)・排尿(量・回数)・食欲、そしてこのおしっこスティックを使う方法があります。 血糖値が高いことではなく、低いかどうかを知るための手段だと考えてください。あらかじめ病院より、「試験紙でどの色の場合はインシュリンを注射してはいけない」という指示を仰いでおきましょう。 おしっこを紙コップやおたまでキャッチし、試験紙につけます。つけてから一定の時間経過を正確に待ち(種類によって違います)結果をチェックします。 (↓'07.5更新) 尚、以下に挙げてある尿糖検査紙は、もう大分古いもので、現在は、例えば一番右端の『ウロピーS』一つをとっても、沢山の種類が出ています。こちらをご覧下さいませ。 http://homepage1.nifty.com/fmca/jigyou/koubai/topics_back/01_11/topi_06.html ご自身がどの検査紙を使っているかを知ってから使う必要があると思います。 ですので、スティックに出る結果が一体なんなのか?を解る為にも、箱丸ごとのご購入、或いは、お病院で空箱を頂いてくるのが宜しいかと思います。 又、糖だけをお知りになりたい場合、比較的簡易な項目測定が目的の物であれば、お近くの薬局・ドラッグストアで、比較的、普通に販売しています。 陳列されてない時は、販売員の方にお尋ねになるといいでしょう。 |
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BMテスト8−V 細菌・ペーハー・たんぱく質・ブドウ糖・ ケトン体・ウロビリノーゲン・ビリルビン・ 潜血・ヘモグロビンを測定できます。 ケトン体は糖尿病のよくない状態が 続くと出まい、大変危険です。 |
ダイアスティックス ブドウ糖検査用試験紙です。 |
ウロピーズS たんぱく質・ph・潜血を測定する 試験紙です。日田天領水を飲んで いる関係から、みんなちゃん、使って います。また、元気には炎症の心配 もあるので。 |
おしっこスティックで自宅にての検査のとき、また、お病院へおしっこを持参するために採尿する方法です。
勿論、紙コップで上手に出来ればオッケーですが、紙皿を使う方法もよいかもしれません。また、100円ショップなどでにゃんこちゃん専用に「おたま」を購入し、これを使うと、さらに上手におしっこがキャッチできます。 お病院へ持参するおしっこの入れ物は、私はジップのついた ビニールパック(厚手)の小サイズの物を使っています。 |
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