LPジャケット

 ジミー・ロジャースの全曲集(CD)がドイツのベア・ファミリー社からボックスセットとして発売されている。同社のボックスセットには、分厚い解説ブックレットが添付されていて、読み物としても参考になる。また、オリジナルLPやSPなどのジャケットの写真も、マニアにとってはうれしいものである。
 ところが、ジミー・ロジャースの全曲集(BCD 15540)には、EP(4曲入り)など3枚のジャケット写真はあるが、LPは1点も掲載されていない。
 そこで、日本で発売されたものを含めて、全LPのジャケットを公開します。


Never No' Mo Blues
(Jimmie Rodgers
Memorial Album)
Train Whistle Blus My Rough &
Rowdy Ways
Jimmie The Kid
ジミー・ロジャースの最初のアルバム。私が買った3枚目のレコードで、中古屋で見つけた。この時からカントリーにのめり込んでいく。 貨物客車の中から操車場を見た、いかにも鉄道で生活していたジミー好みの写真がうれしい。
ジャケットの裏には「サム(thumb:親指)と呼ばれる有名な写真のイラストが描かれている。
「ジミーは病魔に冒されるまで、鉄道の中でRough and Rowdyに生活し働いていた」とライナー・ノートに書かれているように、ジミーを象徴したタイトルと絵である。 前のアルバムと同じようなモチーフの絵である。
全アルバムの中で唯一曲目解説が付いている。
Country Music
Hall Of Fame

The Short But
Brilliant Life Of
My Time Ain't Long 永遠のジミー・ロジャース
1961年3月に「名誉の殿堂」の最初のメンバーに選ばれたことにちなんだタイトル(1962年発売)。 前アルバムと同様に、アルバム名が曲名ではないが、ジミー自身をうまく表現していると思う。
(注)
最後のアルバム。A Short Time - A Great Carrerというサブタイトルで、「ジミーの音楽表現はフォスターとW.C.Handyの間に位置づけられる」と。 日本で発売されたベストもの。14曲しかないので、結局全部輸入盤を買ってしまった。どうしてこれだけそろえられたのか覚えていない。

(注) カーター・ファミリーとジミーは有名な1927年のラルフ・ピアのブリストル・セッションのオーディションを受けているが、このレコードで2組の「夢の競演」を聞いたときには、非常に感銘を受けたのを覚えている。