
・なぜパピーウォーカーをやろうと思ったか
昔、私は犬が好きではありませんでした。
幼い頃、野良犬に思い切り追いかけられた事があり、それ以来犬は大嫌いでした。
なので、小学生くらいの子が一度は思う「犬が飼いたい・猫が飼いたい」とは一度も思った事がありませんでした。
けれど、小さな頃から私の家では金魚・インコ・十姉妹・・など、小動物は必ず何かしら飼っていました。特にインコ
は一度に何十匹もいたので、今でもインコは大好きです。
そんな犬嫌いだった私が何故、こんなにも犬好きになったのかというと・・。
きっかけは従妹の家で飼い始めたシーズーでした。
最初は小さなシーズーでさえ怖く、遊んで〜と側に寄ってくるだけで心臓ドキドキ・・。ほんとに怖かったです。
それが、回数を重ねるうち、段々と可愛く思えるようになりました。そばでぐっすりと眠って大きなイビキをかいてい
る姿が愛しく思えるようになりました。この頃私は高校生。
(高校2年の時も友人と野良犬に後をつけられて怖い思いをしました)
そして、犬に対する恐怖心がなくなって大学生になりました。
そこでディーナパパに出会いました。ディーナパパの家では犬を飼っていて、その子が本当に可愛いワンコで、私
はそのワンコが大好きになりました。名前はばなな。
ばななはMIX犬だけれども、顔もとっても可愛く、私にもすぐになついてくれたので、私はばななに会うのを楽しみ
に遊びに行ったものです。
そして、大学卒業後、就職して数年たってから私の家でも犬を飼い始めました。
我が家にやってきたのはMIX犬のももです。
ももは、毎月1回開かれている〈動物里親の会〉で、私の妹と弟が譲り受けてきた犬です。生後約2ヶ月の時でし
た。小さな子犬のももは本当に可愛らしく、家族みんながももにメロメロになりました。
その頃、丁度母が退院したばかりだったのですが、ももの世話をする事で早く元気にならなくては!と、
良い影響を与えてくれたように思います。
ももは某県で他の兄弟達と生まれましたが、母犬の飼い主さんが望んでいない間の出産だったらしく、
シェルターに兄弟達と共に捨てられる寸前の所を〈動物里親の会〉のボランティアの方に救われたという事でした。
その某県では、今でも町中に犬を捨てる為の箱が置いてあり、その中に入れられてしまったら、処分されてしまうら
しいのです。
今でも、その事を思い出すと、涙が出そうになります。我が家にやってきてホントに良かったねって思います。
(ももも思ってくれてると思います。)
そうして、ももにべったりの生活が始まったのですが、もも1歳を向かえた年に、私は結婚しました。
新居でも犬を飼いたかったのですが、結婚と同時に会社を立ち上げた事もあり、時間的にゆとりが持てなかった事
と、ディーナパパが犬を飼う事に反対していた為、犬を飼う事はあきらめていました。
ディーナパパも犬は大好きでしたが、死に目を見るのがつらいという事と、私に時間的なゆとりがあまりない事で
OKが出ていませんでした。
ただ、私的にはそう簡単にあきらめられるわけもなく、いつ犬を迎え入れてもいい様に、本はたくさん読みました。
もともと、本は好きで、犬の本も良く読んでいたのですが、この時は、犬を飼えない反動を本を読む事で抑えてい
たので、ものすごい集中力で読みまくっていたと自分でも思います。そんな本の中に、盲導犬関係の本がありま
した。最初は盲導犬ユーザーの方の著書から始まり、引退犬の本、訓練士さんの本、そしてパピーウォーカーさ
んの本。
盲導犬・パピーウォーカーという事を身近に感じ始めたのは、結婚間近の時です。
ディーナパパの会社の上司の方のお家へご挨拶に伺った時に、そこでパピー犬と出会いました。そこのお宅では
パピーウォーカーをされていたのです。そこで会ったパピーは2頭目で、1頭目のパピーは盲導犬として立派に働い
ているという事でした。私の中で、遠い存在だった〈盲導犬〉が身近に感じた瞬間でした。
(※つい先日、このパピーだった仔も盲導犬としてデビューしました!)
犬を飼いたいと思っても、私はペットショップで犬を「買う」事は絶対にしたくありませんでした。
飼うのならももを譲り受けた〈動物里親の会〉やその他の愛護団体のような所にいる犬を引き取りたいと思っていま
した。
でも、世の中の人のお役にも立てるパピーウォーカーをやってみたいとも思っていたので、
しばらくは、一生の家族としての犬を迎え入れるか、パピーウォーカーをするか悩みましたが・・・。
(といっても、ディーナパパのOKは出ていなかったので、あくまでも私の頭の中だけの話です)
そんな事を考えていたある日、日本盲導犬協会のHPでパピーウォーカー募集の文字を見つけました。
その文字を目にしたとたん、心臓バクバク・・。頭の中で「どうしよう・・どうしよう・・」
すぐにディーナパパにメールを送りました。今の私のこの気持ちをなんと言って伝えたら良いかわからず、ものすごく
高揚しながらメールを打ったのを覚えています。
すぐに、ディーナパパから電話がかかってきて、OKの返事をもらいました。ずっと犬を飼う事に反対していたディー
ナパパも、さすがに私の熱意に負けたのか?世の中の人のお役に立つことの出来るパピーウォーカーなら・・と賛
成してくれました。
そして、とんとん拍子に我が家のパピーウォーカーへの道がひらけて行ったのです・・・。


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