活動その19--- 2003.3.9 熊野神社内・稲荷社(神奈川県横浜市神奈川区 神奈川本町)

やっと来た。今回の稲荷紀行(いつから紀行になったのかい)は、ここを報告したいがために、ここまで頑張ってきました。

ここはJR京浜東北線・JR横浜線・東神奈川駅から横浜方面へ5分ほど歩いたところ。熊野神社です。横浜市が「歴史の道」というので旧東海道の至る所に看板を立てていて、その歴史散歩道沿いに、この熊野神社もあります。

何気なしに入ったこの熊野神社、神楽堂などもありました。
本殿の裏手を覗いてみると、ひっそりと、笹の緑を受けながら、稲荷社がありました。

 

 

ええ、いや、行ってみないと分かりませんが、この寂しさはなんなんでしょう。いや、さびしいだけなんじゃなくて、僕には威厳というか、すごく強いものを感じました。 


朽ちかけてゆく力と、彫られた時の威厳を残しつつ、朽ちた表情には底知れない力が満ちているように感じました。

それこそ、この稲荷を守り続けている、という眷属本来の役目を果たしている姿、恐さを感じました。稲荷探偵を始めて、このような気持ちを持つのは初めてでした。


お腹の下からのぞいているのは、子供の尻尾でしょうか。確認し忘れました。気のせいかもしれんが、右の眷属さまよりも美しさを感じる表情。


手前にある眷属さまの後ろのもの。
子供っぽさというか、若さを感じます。腕は浸食によって剥がれかけています。 しかし、細部までしっかりとした描写 力によって彫られた眷属さまであることは確かに思えます。きれいです。

 

こちらは生き生きとした表情です。じつはこういう眷属さまは、あまりない。眷属さまは無表情な彫刻が多い。一番手前で威張る威厳はないが、こういう眷属さまがいてもいい。高さは20センチほど。

 

社。ボロボロです。いや、これは相当古いと思います。ただ、土で造られているために、風化も早い。どのくらい前のものなのでしょう。おそらくは百年は間違いなく経っているでしょうね。

 

そして、そして社の裏には眷属さまの墓場が。
右の眷属さまの手元を見て下さい。十円玉が置かれたまま、このような事になっています。ひどく寂しいというか、悲しいような。。思わず、本当に無意識に、その中のひとつに手を伸ばしてしまいましたが、思いとどまりました。。
このような場所で放置されるなら、、、と無条件に思ってしまったのです。
今日も、明日も、ここの稲荷は、眷属さま達は役割を終えても、役割を遂げる最中でも、このようにしているのでしょう。時の流れ、どんどん、年々訪ねる人が少なくなる中、ここの社も、眷属さまも溶けていってしまうのだろうか。

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