'05.12.12
Bar RUINS 1st Anniversary & 誕生日記念1977年モルト会
今回の趣旨は私の生まれ年である1977年蒸留のモルト飲み比べを誕生月である12月に行うという企画です。
ついでに店(?)のだいたい一周年(適当)記念、忘年会、早めのクリスマスも兼ねて、
ちょいと贅沢にやろうかなどどいう適当なイベントです。
で、せっかくモルト会なので先日の自由が丘某Sでご一緒したモルト狂のO氏と、その会社の先輩であるT氏をお呼びして、
横浜某所でひっそりと行われました。
今回の企画のために1977年蒸留のモルトを3本と他にニューボトルを2本用意しました。
しかも、O氏から1977年モルトを誕生日プレゼントに1本頂くというなんともありがたいことに。
前置きはそこそこに今回飲んだボトルを飲んだ順番に紹介しましょう。
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まずは軽いジャブ程度に、キングスバリーからニューリリースとなったシングルカスクシリーズのモートラック16年から。 スペインの老舗シェリーメーカー「ヴァルデスピノ社」のシェリー樽で熟成。 通常、どこの会社のどんな樽で熟成しているかというのは公開されていないというお話を聞きましたが、このモートラックはヴァルデスピノ・ソレラ1842の樽で熟成。 私は綱島某Pで初めて頂いてからかなりのお気に入りです。極上の味とまではいかないものの大変おいしくコストパフォーマンスは秀逸です。 O氏、T氏とも好評を得られ私的にも嬉しかったです。 <ヴァルデスピノ社によるテイスティングノート> やや淡目の琥珀色。シェリー樽にしては最初のアタックがドライだが、非常に厚いボディ。フィニッシュに向けて樽香やドライフルーツのような甘さが際立ってくる。余韻も長い。 |
| 同じくキングスバリーのシングルカクスシリーズ、スプリングバンク11年。 初めはモートラックと同様のヴァルデスピノカスク熟成のラフロイグ14年を購入しようかと思っていたのですが、キャンベルタウンモルトが1本も持っていなかったので、スプリングバンクを購入しました。 抜栓ととも潮の香りが漂ってきました。11年らしい若々しさと、バンクの良さが良くでているボトルです。1〜2週間くらい経った方が、香り、味共に落ち着くのではとO氏のご意見通り、少し時間をかけてからグラスを鼻に近づけると注いだ時よりも少し角が取れて丸くなった感じがしました。モートラックと同様になかなかの佳酒だと思います。 |
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ここからは77年シリーズ飲み比べです。最初はシグナトリー社瓶詰めのハイランドパークです。 ラベルによると1977年4月8日蒸留、2002年2月19日にバットナンバー3793のリフィールバットより618本ボトリング。ボトルナンバーは147。度数は56.8度。 何ともいえない薄い色!購入の経緯はファークラスやマッカランなどの有名蒸留所のボトルをもっていないということと、後で紹介する2本がすでに閉鎖されているうえにマイナー蒸留所なもので、1本くらいは有名どころをと思い購入しました。 が、味の方はノーコメントで。というわけにはいかないので、一応偉そう書かせてもらいます。流石に24年熟成だけあって、熟成感だけは非常に有るのですが、無駄にボディーが厚いというか…。バランスが悪いっていうのはこういうことを言うんだろうなと。カスクストレングスだからよけい飲みにくいし、満場一致で駄目出しがでました。出だしの1本目から外すとは、イタタです。 |
| 気を取り直して次です。 ダグラスレイン社OMCのバンフ24年。1977年12月蒸留の2002年2月に306本ボトリングの24年物。 今回そろえた77年物3本の中で味を知っていて買ったのはこれだけです。1977年12月蒸留というまさに今回の企画のために有るようなボトルです。50度という度数が物足りなくも、56.8度のハイランドパークの後だけにちょうど良い度数で非常に落ち着いた1本です。ハチミツのようは甘さと、牧草っぽい酵母思わせるやさしい香りが心地良かったです。 そもそも綱島某Pで頂いた際に、77年12月蒸留なんて、「俺のために蒸留してくれてありがとう」状態で、今回の企画を思いつくきっかけにもなった思い入れの深い1本です。飲んだことがある故に、今回揃えた中では安全牌的な要素も含めての購入でしたが、大変美味しい1本でした。 |
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今回揃えた中で博打的要素が一番高かったのがこのケイデンヘッド社オーセンティックコレクションのノースポート24年。 1977年蒸留、シェリー熟成の2001年2月に294本ボトリングで57度。 自由が丘の時にも書きましたが、初めて飲んだモルトがケイデンヘッドのブルイックラディだったのでケイデンヘッドは非常に思い入れのあるボトラーズです。ですから1本はケイデンヘッドの物を買おうと候補にあげていました。シングルカスクだけに当たり外れがあるのを知っていての購入はそれなりに覚悟が必要ですね。 ちなみにO氏採点85点を頂きました(嬉)シェリー熟成らしい香りと熟成感が綱渡り的な繊細なバランスで保っているような感じがしました。加水してテイスティングはしていませんが、ちょいとバランスが崩れるかもしれません。 |
| O氏から誕生日プレゼント(本当にありがとうございます)として頂いたグレンモーレンジ(妙蓮寺じゃないよ)です。 化粧箱に書かれた1977の文字が何とも誇らしげじゃないですか〜!リミテッドボトリングの21年物。 元々モーレンジはボトラーズ物はほとんど見ませんが、この日唯一のオフィシャルボトルということになりました。オフィシャルならでは安定感と完成度といったところでしょうか。非常にまとまりのある味でした。 カスクが続いた後での43度という度数が最後に飲むのにちょうど良かったと思いました。飲んだ順番は結構適当でしたが、終わってみればしっかりと組み立てられた飲み方だったかもしれません。 |
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総評
いろんな意味で一番話題を提供してくれたのはハイランドパークでした。
ちなみにT氏は、フェイマスグラウスと先のハイランドパークで作ったスーパーハイボールを飲まれていました(笑)
バーボンやらカクテルも挟みつつ
私はというと夕飯なしで飲んで途中からはフラフラな状態で、
納得のいくもてなしができず、課題や反省点も多く残りましたが、
また来年も企画できたらと思います。
それまで頑張れ、俺の肝臓。
T氏のもくろみどおりに、今じゃすっかりモルトにはまりつつあります。