腕時計


(25)ロンジン Cal.L990 自動巻

ロンジンはこれまでにも何本か紹介したが、L990と聞いて、ピンとくる方は相当の時計好きである。私

もさほど詳しくはないが、L990はロンジンが最後に製造した自動巻ムーブメントであり、ダブルバレル

方式とのこと。この時計は精度的にも良く。ロンジンがロンジン・ウォッチ製造3000万本を記念して

2001年に限定モデル「ロンジン990」を出し、栄えあるスイス・ウォッチ・オブ・ザ・イヤーを受賞

している。

 

 

(24)ピアジェ 自動巻

コレクションも上がりかと思い、しばらくアップをしない状態であったが、やはり病気は治らないよう

で、またもや気になる時計を入手した。それがPIAGETだ。時計好きな方ならピアジェというと、ダイ

ヤで宝飾されたドレスウォッチをイメージされるが、ビジネスウォッチもあるようだ。まがいものでは

?と思ったが、ムーブにもPIAGET刻印があったので、ほんもののようだ。私は内部に手を入れないの

で、中身の写真はお見せできないが、いつもの時計店でオーバーホールを依頼した際に見たが、ムーブ

はセイコーのものに似ていた。また、これとは別に、オークションサイトを探していたら、丁度良い尾

錠が出ていたので、これも手に入れた。コレクションに凝るとなかなか病気は治らないようである。

 

 

(23)パテックフィリップ ゴールデンイリプス Ref.5028 Cal.240/PS 自動巻

やっぱり私はパテックフリップが好きだ。時計のデザイン、精度、完成度とも最も優れている。その

ぶん値段もはる。ここに紹介するパテックは本道から少しはみ出したゴールデンイリプスシリーズの

ものだ。97年にリリースされたものだが、5000番の型番を付けており、比較的新しいものだ。しか

し、現在はディスコンになっているようだ。ゴールデンイリプスは見てのとおり楕円状のケースにな

っており、縦横比は黄金分割比をとっている(正確にはこの値ではないようだ)。ケースの材質はWG

になっている。(1)で紹介したカラトラバはON-Timeの仕事用、このゴールデンイリプスはOFF-

Timeの遊び用といった感じだ。私の性格上、秒単位が気になり、秒針のない時計は好きになれない。

このモデルは右斜め45度付近に秒針があり、おしゃれだ。自動巻ながら薄手である。現行のパテック

の自動巻キャリバーは2種類あり、一つは(1)で紹介したセンターローター方式(巻き上げを行う

ローターが時計中心で回転するタイプ)を採用する315系統と、もう一つはここに紹介するローター

が中心からずれ、基台に組み込まれているマイクロローター方式の240系統だ。パテックフリップが

好きだが、なかなかいくつも買える値段ではない(興味のある方は、時計雑誌か、大きなデパートに

いき、入りにくそうなコーナーにいって値段を見てみては)ので、そろそろコレクションも上がりか

な。

 

(22)エルジン 電波時計 FK-1161B

ここに紹介する時計はアナログではあるが機械式時計ではない。いわゆる電波時計である。いつも

の時計の時刻合わせ用として購入した。夜中の2時に電波を受信し、自動修正する。当然きわめて

正確である。また、価格が安い。これはこれで便利であり、重宝している。ブレスもチタン製で軽

い。夏の暑いときには汗がでるため、普段つけている皮ベルト時計の代わりとして利用している。

エルジンは米国の時計メーカーだ。国内ではよく新聞の通販で紹介されている。私はデジタルは好

きではないが、アナログ、いわゆる針式の時計はいろいろ試すのが好きだ。

 

 

(21)ジラール・ペルゴ シーホーク 手巻き

最近のジラール・ペルゴはフェラーリとコラボレートしたクロノグラフを出すなどスポーティーな

路線を敷いているようだ。アクティブな時計が好きな方は魅力が大きいことだと思う。私はどちか

というと、落ち着いたモデルが好みである。ここであげたシーホークは落ち着いたなかにも、赤い

秒針がエレガントさを出している。非常に薄いモデルである。いわゆるドレッシーな時計だ。なん

ども述べているが、いまの日本ではこのような時計がない、また製造する技術もなくなりつつある

ような気がしてならない。

 

 

(20)オメガ Cal.269 手巻き

(19)のコラムで述べた平ヒゲゼンマイの最高峰といわれているCal.269が入手できた。なかなか

見当たらず、あったとしても高価であり二の足を踏んでいたが、このほど納得できるものが入手でき

た。外見的に落ち着いたデザインで時間の経過を感じさせる。古き時代のオメガである。いつもの時

計技能士にお願いしオーバーホールを行っていただいた。時間は日差5秒程度と正確である。最近の

時計ではこのようなシンプルなものが見当たらない。あったとしてもシースルーバックで技術を誇示

している。本物はあるべき姿を保っているような気がする。

 

 

(19)オメガ シーマスター30 Cal.286 手巻き

ウェブの検索ツールを使ってオメガ286あるいはOMEGA286と入力して調べて欲しい。時計好き

の方なら説明するまでもないが、このキャリバー286はオメガの手巻きでの銘キャリバーとして名

高い。かつてスイスでニューシャテル天文台クロノメーターコンクールという競技会があり、オメ

ガは規格最大サイズの30mmキャリバーを開発した。その1963年大会で最高の精度記録を出した

のがこのキャリバー286とのこと。30mmキャリバーは構造から2つに大別され、一つはヒゲゼン

マイに平ヒゲを用いたタイプ、もう一方はブレゲヒゲを用いたタイプだ。平ヒゲは温度変化による

素材による影響を受けやすいため、精度が出しにくい。一方のブレゲヒゲはヒゲが2段の立体構造

となるため、製造しにくい反面、精度が得られやすい。平ヒゲではCal.269が最高峰、ブレゲヒゲ

ではここで上げるCal.286が最終形であり、最高峰との呼び声が高い。上の写真で見るように、非

常にシンプルなデザインだ。いわゆる大人の時計である。この時計も、私の自慢の時計の一つであ

る。

 

(18)ロンジン Cal.12.68Z 手巻き

この時計は(4)で紹介したロンジンと姉妹のような時計だ。この時計のキャリバーの方が古く

キャリバー開発年は1929年と古い。ムーブのシリアルナンバーからは、1948年製造と推測され

る。ダイヤルは経時変化によって、サーモンピンクに変色しており、若干スポットも出ている。

ムーブの歯車は錆もなくきれいな状態だ。精度も申し分ない。最近、このようなヴィンテージウ

ォッチの人気が高いようだ。最近出版された雑誌によれば、オリジナル、すなわち買ったときの

状態の重要性が問われている。古時計では、当時のカタログも残っておらずその真偽は難しい。

要は、その時計のバランスが良いかどうかにかかっている。また、その時計を所有者が気に入る

かが、最も大切だと思う。この時計はバランスからするとハンド(針)が若干短いような気がす

る。しかし、私としてはデザインも良く、気に入っている。古時計のコレクションは面白い。

 

 

(17)ミドー マルチフォート スーパーオートマチック 自動巻

数ヶ月前に大学の知り合いの教授を囲んだ会食があった。この先生もアンティークウォッチが好

きな方であり、そのとき金色のおしゃれな時計をしておられた。先生にお聞きしたところミドー

とのこと。なかなかいい時計と思い、オークションでこのミドーを入手した。このミドーはマル

チフォートといい、ミドーを成功に導いた時計のようだ。タフで正確な時計をミドーは目指した

ようである。ミドーは現在も存在し、マルチフォートシリーズは現在でも、デザインを新たにし

販売されている。さて、上に示すミドーは自動巻だが、古いタイプのもので、(3)で紹介した

シーマと同じ、ローターが反転するタイプの構造をとる。また、カレンダーもオリスの時計で有

名な、針でダイヤル外周の日付を指し示すポインターデートが備わっている。この時計もオーバー

ホールによって正確な時を示すよう復活した。

 

 

(16)ミネルバ INCABLOC 17RUBIS Cal.48 手巻き

これもミネルバのキャリバー48だ。上のミネルバをオークションで購入した直後、かなり安い値

段で同じオークションで出品されていた、癪に障るので購入したが、これが良かった。なぜかと

いうと同じミネルバでもキャリバーの材質が異なる。いつもの修理の方にいわせるとこちらの方

が新しいとのことである。まずは下の写真を見ていただきたい。

キャリバーの形は同じだが、浅い溝が切られている。また、全体にメッキがされているようだ。

歯車にはほとんど錆も見られず良い状態だ。精度も良好である。再度申し上げるが、この時計が

今後作られないのが残念でならない。また、だからこそ、良い古時計をコレクトする楽しみもあ

るといえるだろう。

 

 

(15)ミネルバ 17RUBIS Cal.48 手巻き

時計通の方ならミネルバのキャリバー48は有名だ。ものの本によると、スモールセカントが付く

タイプの商品名は「ピタゴラス」とある。この時計もずいぶんと時代がたっている。なぜ、この

キャリバーが有名かはその形にある。普段私は裏蓋を自分であけることはしないが、いつもの修

理屋でオーバーホールかてら、写真を撮らせていただいた。まずは下の写真をご覧ください。

この形は古い懐中時計に見られる。このキャリバー48の復刻版が数年前に売り出されたようであ

る。しかし、その後ミネルバ社はどこかの会社の資本を受けたか、身売りされたようで、現状は

休眠状態のようである。実に惜しいと思うのは、私だけではないだろう。もう一つこの時計で気

に入っているのはベルトである。このベルトは赤ワインの色そのものである。時計のダイヤルと

いい、古い時計の良さが出ている一本である。

 

 

(14)サルタナ クロノグラフ 17JEWELS 手巻き

どちらかというとシンプルな時計が好きな私だが、機械式のもちろんアンティークのクロノグラフ

を入手してみた。ムーブメントはエボーシュのランデロンから調達したようで、資料と照らすとカ

ムを用いた普及型のCal.148であることがわかる。写真で見られるように、いわゆる2つ目で、右

目はストップウォッチの積算で、左目は秒針になっている。センターの秒針はストップウォッチの

秒針で、側面右上の角型スイッチでスタート、右下でストップとリセットになっている。このよう

なコンプリケーションウォッチはとにかく部品数が多いために、修理代がばかにならない。また、

このようなアンティークでは部品にガタがきていることが多いため、カウンターの秒針がゼロ点に

戻らないことも多いようだ。いつも修理を行ってくれる技能士1級の方に言わせると、あまりおす

すめできないし、修理も難しいとのこと。でも、デザイン的にも良いですし、この時計には、音速

を図るテレメーターと、航空機などの速度を計測するタキメーターが付いているので、遊び心をく

すぐる。テレメーターを使うと雷が何キロ先にあるかがわかって面白い。

 

 

(13)スミス エンパイア 5JEWELS 手巻き

(6)で紹介したメーカーと同じ英国スミス製である。ケースはアルミ製であるため、軽量だ。石

数も5石と安価なものであることが分かる。ダイヤルはアイボリーでギョウシェ彫りの模様になっ

ている。あまり精度的にも良くないが、デザインが気に入っている。秒針の先が赤い矢印になって

いてモダンなデザインだと思う。いつも修理をお願いしているご主人に言わせると、このような時

計は買うなといわれた。だけど、けなげに動く姿がかわいい。これも時計好きの性なのであろう。

 

 

(12)カシオ スポーツ AQ-180W-1BJF クォーツ

これまで紹介した時計が機械式時計なのになぜ? という疑問が生ずるかもしれないが、ここで

紹介する時計は極めてコストパフォーマンスが高い。山と旅で紹介したサンフランシスコに行っ

た際、ローカルタイムとホームタイム、いわゆるGMT機能が欲しかったため、この時計を購入

した。とにかくすごくリーゾナブルな価格だ。私は針をローカルタイムに合わせ、この時計の機

能のワールドタイム機能で東京に合わせ現地で見ていた。また、この時計にはアラーム機能もあ

り、ストップウォッチ機能も備わっている。さらにはLEDライトもついており、海外旅行にこれ

ほど便利な腕時計はないだろう。まいった。時計が趣味の私だが、実用としてのデジタルウォッ

チの便利さをあらためて実感した。

 

 

(11)ロンジン オートマチック Cal.L22A 自動巻

ここで紹介するロンジンはロンジン初の両方向巻上げ式のムーブメントが搭載されている。ロン

ジンの歴史についてはリンクにあげた書籍に詳しく書かれているので、ご一読されたい。この時

計は落ち着いたデザインであり、また精度も高い。このような時計は最近でこそ再び出され始め

てきたが、若い人たちには人気がない。時計自体必要がなく、携帯電話で済むという極論まであ

る。いつも私の時計を直してくれる時計技能士1級の方に言わせると、時計の趣味は道楽という

が、道楽がわかる人が少なくなったとも嘆いておられる。機械式時計は腕の良い修理士がいては

じめて成り立つものである。

 

 

(10)オリス クラシック ref.633-7481-4561 自動巻

オリスは機械式腕時計ではリーゾナブル・プライスだ。ここにあげたクラシックは時計の中身

が表から一部で透けてみることができる。また、裏面は昨今はやりのシースルーである。カレ

ンダーは6時の位置にあるが少し小さい。この時計のムーブメントはエボーシュ(ムーブメン

ト専門メーカーのムーブメントのこと)メーカーETAETA 2824-2を使用している。この時

計は2001.5にデパートの時計店で新品を購入した。しかし、購入した時点で入荷後時間がた

っていたようなので、いまでは製造中止のはずだ。探せばいまでも比較的安い価格で、入手で

きると思う。

 

 

(9)セイコー グランドセイコー セルフデータ Cal.5722A Diashock 35jeweLS 手巻き

グランドセイコーは国内機械式時計の最高峰の腕時計といえる。当時の値段は知らないが、現在

の復刻版はとてつもなく高い。私はこの時計を自宅近くのアンティーク時計店で購入した。仕事

の関係でこの時計のふるさと諏訪のエプソン、当時の諏訪精工舎を訪問した際、この時計をはめ

ていった。酒の席で同社の社員の方数人にお見せしたが、それぞれ手にとってご覧になられ、現

在では同じものはできないだろうとのことであった。これも、機械加工、組み立てが全て自動制

御になり、微調整が必要となるこのような時計には対応できないからであろう。それからしばら

くして、グランドセイコーの復刻版が出されるようになった。セイコーのなかにはまだモノづく

りの大切さを分かる方がおられるようで、うれしい。日本の長野はいつまでも精密加工のふるさ

とであってほしいものだ。

 

 

(8)ラドー パープルホース 21JEWELS 手巻き

高校生のころだったと思う。母に無理をいってラドーの手巻きの腕時計を買ってもらったことを

憶えている。そのときのラドーは青いダイヤルに青、青緑、銀のラメがまぶされており、宇宙が

イメージされるものだった。その時計は潮干狩りにいって、胸ポケットにいれていたら、いつの

まにかなくなっていた。ふとしたことからネットを見ていたらラドーが出ていた。ダイヤルが黒

で、赤い竜の落とし子がデザインされている。シルバーハンド視認性も良い。カレンダーも赤字

で書かれており、デザイン的に優れている。

 

 

(7)オメガ シーマスター Cal.565 自動巻

シーマスターはオメガではコンステレーションとならび奏して有名な腕時計だ。Cal.565はシーマ

スターに搭載されることが多いようだ。カレンダー付きで、はじめてカレンダーの早送り機構がつ

いたモデルだ。通常の早送り機構は竜頭を一段だけ引き、竜頭を回転させるとカレンダー板が回転

する。しかし、この時計では竜頭を2段まで引き、2段と1段で竜頭を前後させることで1日づづ

動く機構になっている。これもビジネスウォッチでスーツに良く似合う。ダイヤルがアイボリーな

のが落ち着いた感じを出している。オーバーホールをしているが、極めて高い精度だ。バンドは非

純正だが、この時計に良くマッチしている。

 

 

(6)スミス デラックス 15JEWELS 手巻き

アンティーク時計としては最初に買った時計だ。ある質流れ屋のショーウインドウに飾ってあっ

た。それまではアンティーク時計の趣味はなく、クラシックカメラで写真をとる程度であった。

上の写真を見てわかるように、かなり昔のものだとはわかるが、そのデザインはモダンという言

葉がぴったりくる。いつものようにお金がなかったが、どうしても欲しくなり、家内を説得し、

お金を用意して入手した。時計の裏面に記念の文字が書かれている。どうやら英国電力会社の永

年勤続の記念品のようだ。時計の地金は9Kで渋い光沢をはなっている。インターネットショッ

プにスミスを扱う店があり、そこにスミスに関する店主のエッセイが書かれている。すごく良い

文なので、興味のある方は目を通してみてはいかがか…(出展はリンクへ)

 

 

(5)ロレックス オイスタースピードキング プレシジョン 手巻き

ロレックスというと最近ではエクスプローラーTやUが人気のようで、2030万の時計を20

の人が買い求めているようだ。確かに時計内部の歯車も丁寧に面取りされており、精度的にも良

いようだ。しかし、ロレックスだからといってオーバーホール代が他の時計より高いなどブラン

ドが先行しすぎているような気がしないでもない。どうも、自分が臍まがりのせいかもしれない。

けしてロレックスがきらいなわけではない。ここに上げるスピードキングは文字盤の焼けがアン

ティークぽさを主張している。竜頭もロレックスでよく知られる2段シールになっている。自分

では気にいっている1本だ。特にスーツにはこの時計のような小ぶりなボーイズサイズが似合う

ような気がする。

追記:先日、それまで順調に動いていたものが突如止まってしまった。いつものように、時計技

能士1級で神奈川県大会で優勝経験のある方に修理をお願いした。どうやらひげゼンマイが波打

っていて、これが触れて止まってしまったようである。ラグの間に刻印されている番号から推定

すると1939年製である。ヴィンテージウォッチは味わいはあるが、まあメンテナンスなしでは

精度は得られないと思った方が良い。修理のおかげで快調に動き出した。精度はいうことなし。

 

 

(4)ロンジン 18K Cal.12.68N 手巻き

ロンジンも歴史は古く、手元の書籍によれば1832年創業とある。時計に詳しい方はロンジンと

聞くとリンドバークの大西洋横断に持参したパイロットウォッチであることをお知りのことと

思う。ここ紹介するロンジンもツートンでモダンなデザインであるがアンティークの域に入っ

ている。キャリバーの番号をたどると1939年とある。いずれにしても1940年代であろう。写

真でおわかりいただけるようにベルトを取り付けるラグの部分が曲線を描き、アールデコを連

想させる。針(ハンド)は0.5mm程度の直線状のものを使用し、ダイヤル外周に秒間にも目盛

りが切られていて、精度の高さが伺える。ケースは18Kで今作るとするとかなり高価なものに

なろう。私の好きな1本である。

 

 

(3)シーマ オートマチック ウォータースポーツ 自動巻

時計にあまり興味のない方はシーマというと自動車のことかとお思いのことと思う。時計の

シーマは最近でもクォーツ時計を作っており、日本ではいまひとつの人気のようで1万円程

度で安売りされているようである。ここに紹介するシーマの時計は名称でわかるように自動

巻きであり、時計のなかでローターと呼ばれるゼンマイの巻上げのための回転子が通常のよ

うにフル回転せず、回転子が扇型をしてその両端にバネつきのストッパがついているタイプ

である。扇型のローターが両端のバネである範囲をいったりきたりしながらゼンマイが巻か

れる。フル回転ローターが登場する前のタイプだそうだ。上に示す時計はダイヤルの周囲に

秒表示が細かく切ってありいかにも精度が良さそうな感じがする。

 

 

(2)オメガ コンステレーションCal.504 自動巻

オメガ といえば特に日本人にとっては高度成長期における高級時計の代名詞のような存在

に思われる。ここにあげたコンステレーションはクロノメータとして高い精度を誇っている。

セイコーの技術者たちもオメガに追いつこう追い越そうとした話が残っている。時の正確さ

だけをいえばクォーツさらには電波時計が正確に違いない。だが、機械加工精度、素材の良

さからすれば、コンステレーションにはかなわないであろう。しかし、これだけの機械式時

計を組み立て、調整できる技能を保有する人はそう多くはない。昨今の機械式時計の人気か

ら、セイコーをはじめとした国内の時計メーカーでは、技能の伝承を行い始めたようである。

 

 

(1)パテックフィリップ  カラトラバRef.3802/200 Cal.315/130 自動巻

時計が趣味の人にとっては双六の上がりのような存在だと思う。パテックフィリップの歴史

は古く、スイス ジュネーブで1839年に創業している。パテックフリップのユーザーには

ビクトリア女王、文豪トルストイなどの著名人が名を連ねるようである。デザイン、品質が

良いばかりではなく、お値段の方もかなりのものだ。カラトラバはドレスウォッチの代表的

な存在だ。上に示すRef.3802/200は薄型で秒針、カレンダー付きであり、ビジネスマンに良

く似合うが、年端のゆかない者には浮いた感じに見える。腕時計が趣味の方はぜひ、一本手

に入れたい存在だ。

 

 

 

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