川崎大師にお参りに行こう。

川崎大師ってお寺なの神社なの?だれをおまつりしているの、どんな御利益があるの、お参りの作法は、などなどわからない事が沢山。そんなあなたのお役に立てばとこのページを作りました。

         ←川崎大師平間寺HP(英語版)へのリンクです。


本堂川 崎 大 師(平間寺)                                                  今から880余年前の大治3年(1128)に平間兼乗という武士と高野山の尊賢上人が力を合わせて建立されたものが、現在の川崎大師平間寺です。真言宗智山派のお寺で、成田山新勝寺、高尾山薬王院とともに智山派「関東三山を形成しています。ご本尊は兼乗が夢告により大師の沖の海中より発見した「弘法大師」像です。このお像は、弘法大師(空海)が唐(中国)に在りしころ、皆が幸せになるようにと願いを込めて彫られたものと云われています。




弘法大師弘 法 大 師(空 海)                                                                     学校の歴史の授業を思い出してみてください。平安時代比叡山延暦寺を開いたのは最澄(伝教大師)、それでは高野山金剛峰寺を開いたのはだれでしょう?そう、答えは空海(弘法大師)です。現在、お大師様と言えば弘法大師を思いうかべる方が多いのではないのでしょうか。でも実は○○大師様は沢山いらっしゃるのです。偉いお坊さんに与えられた呼び名なのですね。さて、それでは弘法大師はどのような方だったのでしょう。


弘法大師(空海)は西暦774年讃岐国(現在の香川県)にお生まれになりました。幼名を真魚(まお)といいました。幼い頃から仏縁が深かったそうです。とても優秀で、都の大学に入学したのですが大学の学問では真理をつかむことはできないと感じ大学を中退してしまいました。そして真理を求める修行の日々が始まりました。804年4月正式に得度し、名を「空海」と改めました。そして唐(中国)に求法の旅にでるのです。805年6月、真言第七祖恵果阿闍梨(けいかあじゃり)と出会い密教のすべてを日本に持ち帰えられました。817年密教の道場として高野山開創に着手され、その後讃岐国多度郡の満濃池修築工事や庶民のための学校「綜芸種智院」を開かれました。また、全国に数々の弘法大師伝説を残されています。このように衆生済度のために尽くされた空海上人でしたが、835年3月21日、高野山にてご入定なされました。しかし、弘法大師は1200年を経た現在でも私たちの心の中に生き「南無大師遍照金剛」と唱えれば、いつでもお会いすることが出来るのです。お大師様とともにこの世界が少しでも良くなるよう努力してまいりましょう。



堂内どんな御利益があるの                                                  平間兼乗が42歳の厄年に夢告によりご本尊弘法大師のお像を発見したことから、厄除けのお大師様として有名です。厄年は男性25歳と42歳、女性19歳と33歳が本厄でその前後が前厄、後厄です。さらに男女とも還暦の年(60歳)も厄年となります。もちろん、お参りいただくだけでも良いのですが、お護摩札をいただくことをおすすめいたします。お護摩とは、梵語でホーマ(Homa)といい(焚く)(焼く)などの意味をもつことばで、仏の智慧の火を以って煩悩(苦の根元)を焼き尽くすことを表わします。ご本尊の宝前に設けられた護摩壇の周囲に香華をはじめ五穀、お供物をそなえ斎戒沐浴して心身を清めた導師(修行者)が中央の炉の中に護摩木を焼いて、弘法大師様のご供養をすることにはじまる、きわめて厳粛な真言密教の秘法です。お大師様の功徳と浄僧のお祈りする功徳、そして皆さんの信仰される清らかな心がひとつに溶け合い、厳しいお護摩の修法によってお加持された結晶がお護摩札です。このお護摩によって皆さんの煩悩を焼き清め、大厄を消除し、家内安全、商売繁盛、病気平癒、心願成就など開運の祈願がまっとうされますように、お祈り申し上げます。


お護摩の時間、ご祈祷料など詳しくは、川崎大師のHPをご覧下さい。

お遍路おまいりの作法                                                  さあ、川崎大師をお参りいたしましょう。
大師駅より表参道、仲見世を経て大山門の前に到着。
1.大山門より本堂に向かって一礼。
2.お水屋で身と心を清める。
3.香炉にてお線香を供える。
4.ご本堂にてお灯明を供える。
5.お賽銭をあげる。
6.合掌礼拝(日頃の感謝をこめ礼拝、なるべくお数珠を手に掛けて。) 
7.読経(般若心経やご宝号「南無大師遍照金剛」等をお唱えする。)
8.その他のお堂を参拝する。
9.本堂に一礼して大山門を出る。

*お護摩札をいただく場合は護摩受付で申し込みを済ませ3.・4.の後、本堂に上がり法要に参列する。(内陣のお参りができます。)
*あくまで参考ですのでご自分の良いと思われる方法で御参詣ください。
これで身も心もスッキリ頑張る力が湧いてくるはずです。


お参りをおえて大山門をでると、川崎大師タウンの商店街(約300店舗)のお店がみなさまのお越しをこころよりお待ち申し上げております。是非お立ち寄りください。

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