森脇さんの日記に出てくるアンプ入りマイクのことを書きましょう。これは昨年「秋月電子通商に面白いマイクユニットがあるよ」と森脇さんが教えてくれたものです。
試しに使ってみたら病みつきになって、これまで次々と少なくとも50個は買って今でもいじっている最中です。
なにしろ秋月のキットは安い代わりに説明書は必要最低限度のことしか書いてくれません。あれこれ電話で聞いてくるようなのは買うな!まだ早い!みたいなところがある。
小泉総理じゃないけれど万事自己責任でやらなくちゃならない。それだけに工夫の必要があって面白い品物が多いのです。
写真を見て下さい。左端は100円で買えるエレクトレット・コンデンサーマイクのユニット(直径10mm)。真ん中は200円の直径6mmのユニット。右端が今回御紹介のアンプ内蔵ユニットSPO103NC3−3です。
サイズを正確に書けば6.15×3.75×1.45(mm)となります。この小ささでアンプ内蔵とは驚くでしょう。時代の進歩をしみじみ感じます。値段は1個なら300円、2個で500円。
私は説明書を見た瞬間にはその数字が信じられませんでした。1.5V〜5.5Vの電源を繋いだときの出力が−28〜−18デシベルというのですから。
ダイナミックマイクの感度は普通−60〜70dBくらい。コンデンサーマイクで−50dBくらいです。
ここでこれまで紹介した2種類のマイクアンプのデータを見てみましょう。イーケイジャパンのNT−5は電源15Vのときの利得40dBとあります。標準的なコンデンサーマイクの出力をこのマイクアンプに通すと−50〜+40=−10dBにな
ります。
エスケイ電子のTW−141なら電源4〜14Vで47dBの利得が得られます。コンデンサーマイクを入れたときの出力は−50〜+47=−3dBですね。
マイクアンプを通して−3dBから−10dBに上がった信号を386とか380などのパワーアンプに入れてやると始めてヘッドホンなりスピーカーなりが鳴ってくれるわけです。
今回のアンプ入りマイクの出力が−28〜−18dBあると言うことはマイクアンプなしでもパワーアンプが半分くらいの音量で鳴ってくれると言うことです。
事実実用上十分な音量が得られました。トランジスター2個とかIC1個を必要とするマイクアンプが省略できるということは実に大きな福音です。
森脇さんの人工内耳とこのマイクユニットの相性が大変良いというレポートを読んで甚だ愉快でした。
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