青春学園中等部の体育祭もラストに近づいています

3種競技も玉入れを残すのみ!!




  
負けられない!



「次の次は玉入れだね。」(
「何かルールが少し違うって聞きましたよ?」(


「は〜い!説明するからレギュラー集合!!」

がパンパンと手を叩き全員を集合させる
どうやら男テニでも同じ事が行われているようだ

そしてが話し始める

「じゃあ私とで今回の玉入れを説明します。」

「まず今回は道具を使ってOKです。
 部活で使う物のみでね。」

「それぞれ使える道具が生徒会から指定されてて
 テニス部は『
ラケット』と言う事になりました。」



「でもボールはあの玉入れのフニャフニャ(?)したヤツだよね?」(

「そうだね。だから結構コツが要るかも」(

「難しそう。他には何か有るんですか?ルール」(


「どっかの部活の阻止も可能なの。」(


「阻止って邪魔して良いって事ですよね?」(

「そう。邪魔OKだけどそれにもルールが有るの」(

「何?ボールを隠すとか?」(

「違う、違う!!え〜っと投げたボールを指定された物で阻止するのはOK。
 ただし投げて
誰も手に持って無いボールのみ。」(


そしてアナウンスが流れる
続々といろんな部活の人が入場門に並ぶ


「女テニは阻止しにゃいとね!」(菊丸)
「でも野球部はバット使用許可出てるみたいっスよ?」(桃城)
「ボールがアレっスけどね。」(越前)

「え〜〜〜〜じぃぃ!」
「あっだにゃ!!」

女テニ陣も男テニ陣の隣りに並ぶ

「ウフフフフ・・・賞金3万円はすぐそこ!!」(

「1位は5点もらえるんだよね?」(

「今女テニは7点ですね。」(

「男テニは5点だよ。」(大石)

「野球部は6点だな。」(乾)

「女テニが現時点では1位なのかな?」(不二)

「そういうことだな。野球部が2位か」(手塚)

「次も女テニが1位で圧勝かな♪」(





そして入場行進
1人2つずつのボールを持つのだが
テニス部や野球部等のラケット等を持っている部活はボールを1つ持つ

サッカー部はゴールを周りに置き、阻止されるのを防ぐ
陸上部はスパイクでジャンプ力アップらしい(?)
かなりハチャメチャな状況だ



「よ――いっっ」

バンッと音が鳴り始まる
時間は1分30秒



頼んだっっ」

がそう言うと自分達の場所から3人が移動する

は野球部の阻止
が男テニの阻止だ


が女テニでは比較的ジャンプ力に長けている
投げられたボールを阻止するのには調度良い(はずである)

シングルス3人は自分達の籠にボールを上手く入れる
ラケットを使ってボールを入れる事にも慣れたようでカナリ入っている


「野球部かなり入ってるわね。」
っそんな事言わず阻止しなきゃ!!」
「あっそうだったわ」

野球部もバットを使える為結構入っている

もバットから放たれるボールをラケットではじき返す
しかしバットに当たらないようにそれなりに距離を置くので難しい



そしてチーム

「武のジャンプ力に勝てるかぁぁぁ」
、落ちついて」

どうやら桃城のジャンプ力で籠との距離を狭めラケットを使うので
かなり籠にボールがたまりつつある


「こうなったら・・・」
「こ・・こうなったら?」

がまた何か考えたようだ。


「うぉりゃっっ」

桃城がまた高くジャンプをする
に指示をするとが頷いた


「えいっ」

が桃城をめがけボールを数個ラケットで投げる

もちろん玉入れのボールなので全く痛くは無い



「えぇ?!せんぱ・・・・」

投げられたボールに気を取られていた桃城は籠にぶつかりそうになる


「武〜♪危ないよー」

その声で籠を見ると籠は桃城の顔の前

「危なっっ」


突然の出来事に桃城は顔の前の籠を手で押す
桃城は無事に着地







「桃っにゃにしてるんだよ?!」

菊丸が驚いた声を出す

「えっあっ?!」



桃城に押された籠は地面に落ち倒れている

つまり籠の中のボールは
全て落ちて出てしまっている状態だ


全て1からやり直し


「桃・・・・・・・・・」
「ふ・・不二先輩」

「(溜息)桃城。」
「ぶっぶちょっっ・・・・・・」

「桃、僕等に恨みでも?」
ニッコリ笑いながら目が笑っていない不二

「とっとにかく入れなおすにゃ!賞金っっ」(菊丸)
「そうだな。気を取り直してやるぞ」(大石)


「桃・・・後で覚えておいてねvvv」(不二)

「武、ご協力どーもvvv」(

超笑顔な2人
笑顔のオーラがどことなく似ている

「じゃぁこれくらいで女テニの方に行く?」(
「そうですね。向こうは3人ですから」(


はどうやら女テニの方に戻って来たようだ








「女バスと陸部が妙に阻止しに来てますよね?」
ボールを投げながら聞く

今女テニの籠付近で邪魔しに来ているのは女バス3人で陸部4人である
つまり7人。

しかもが帰ってきたもののが帰って来ていない。
なので阻止7人に対し女テニは5人しかいないのだ

ボールが籠に入るスピードが遅れる




「今戻りましたー!!!」(
「戻りました!!!」(


只今1分02秒経過。

「スピード上げるよ!!」
の声に全員頷く

すると女バスは全員ラストスパートのせいか自分達の籠へ戻る
陸上部も4人中2人が急いで戻る


全員無言でボールを入れまくる




「残り10秒」
アナウンスが流れる





「きゃ―――っっ先輩頑張ってくださぁぁぁい!!」


先輩っ頑張ってくださぁぁぁぁぁぁぁいっっ」

先輩可愛い〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」



声援を送るファンクラブの声
夢中に成り過ぎてあまりレギュラーの耳には届いていないようだ



ファイト―――――――――っう!!」
〜〜〜〜〜〜いけぇぇぇぇっ」

ちゃん負けるなぁぁぁぁぁっっっ」


――――――やれぇぇぇぇぇ!!!」







「5秒前」

女テニ陣は入れつづける




「女テニっ女テニっ女テニっ」

普通部員(?)からの声援も有る








「1、0、ボールを投げないでください。」




もう全員汗がかなり出ている




「それでは数を数えますので部長さんだけ立ってください。」

掛け声に合わせて部長がボールを投げて数える



「78、79、80っ」

そんなアナウンスが流れる中まだ数えつづけるのは女テニ、サッカー部、合唱部の3つ



「83、84・・サッカー部座りました。残ったのは女子テニス部と合唱部だけです。」



「なかなか合唱部強くないですか?」
こっそりと聞く

「盲点だったね」
も意外そうな目で合唱部の部長を見ている

「男テニにはのおかげで圧勝したけどね」(

「たしか―――…30何個かだったよね??」(

「それくらいだったわよ」(

「武に感謝ですね〜♪」(








「86,87・・・・あっ女子テニス部座りましたー。」







「えぇぇぇぇっっ?!」(

「合唱部に負けた?」(

「たしかに文化部は阻止されてる部なんてそんなになかったけど」(

の言うとおり盲点だったわね」(


が数え終わったので座る






「では玉入れの結果は1位合唱部、2位女子テニス部、3位サッカー部です。

 選手退場っっ」

















― 閉会式終了後 ―

「よっしゃぁぁぁぁぁぁぁ」

がそう言って大きくガッツポーズをする


「女テニ優勝っっ」(
「賞金ゲットォ!!」(


「先生。」
が顧問を呼びとめる

「賞金、自由に使用可能なんですよね?約束通り。」
「使って構わないよ。来年の部費アップも決定だし。」



「何に使う??」(
「うーん・・7人で打ち上げ?」(
「山分け?」(
「全員で出かけます?」(





すると全員顔を見合わせて声を揃えた



「14人で打ち上げしますかっっ」





すると男テニのレギュラー陣が来る

堀尾やらの3人も後ろに着いて来ていたが・・・



「女テニ1位だったな。」(大石)

「良かったな。」(手塚)

「おめでとう」(不二)

「凄いね、皆。」(河村)

「良いにゃ〜・・・」(菊丸)

「すげぇな、すげぇよ。」(桃城)

「おめでとうございます。」(海堂)

「おめでとーございます」(越前)

「流石だな。」(乾)




「ねぇっテニス部レギュラー14人で打ち上げしない?」

が代表して言う


「やったぁぁ!!!」(菊丸)
「マジっスか?!」(桃城)



一通りの片付けを終え一同は正門をくぐる



「これから行くんですか?」
が歩きながら聞く

「もちろんっ!!レストラン行こう!!!」(

「3万手に入ったんだからね〜」(

「どこのレストラン行くの?」(菊丸)

「1番近いあそこで良くない?」(

「何時ものあそこか。」(大石)

「それが良いよ!!」(






全員打ち上げへと向かう


空はまだ明るい













あとがき
かなり遅れてしまった連載
玉入れは分かり難かったですね。すいませんでしたっっ
次回の打ち上げ編にてこの連載を終了する予定です。
感想ありましたらお待ちしています!!
               byまゆ