色いろ話11 涙の色=クリアは、浄化と癒しの色

     

  

 先日あるテレビ番組で、涙を流すと、血中のストレスホルモン、コルチゾールが減少して、ストレスが緩和されて癒されるとか、NK(ナチュラルキラー)細胞が活性化されて、体の免疫力が高まる、というような内容を放送していました。
涙にも、いろいろな種類がありますから、上記のような作用を及ぼすには、感動の涙が一番いいのだとは思いますが、悲しい時や辛い時に流す涙も、何か洗い流してくれるような感じがして、泣いた後は、少しすっきりするってこと、ありますよね。

 私はここ数年、とっても涙腺が弱くなりました。歳のせい・・・と言われてしまうと、みもふたもないのですが、すっごいベタで、下手な芝居のドラマなんかでも、悲しい物語とかだったりすると、妙に感情移入してしまって思わず涙ぐんでしまったりすることもしばしば・・・
でも、実は、若い頃は逆だったんです。人前で涙を見せるのが苦手だったし、嫌だったので、くやしい時はもちろん、感動的な映画などを見ても、周りに人がいると、妙に自分を客観視してしまって泣けなかったのです。思えば、若い頃は、自分というものを確立するために、随分肩に力が入っていて、変な頑張りがあったんじゃないかなぁって思うんですよね・・・
 それが、いつの頃からか、思えば、割と、昔に比べ、自分らしく自由に生きられるようになって来た頃から、自然と涙もろくなっていったように思います。それは、まるで、今まで無理をして着ていた鎧を溶かしていくかのような感覚でした。
 特に、それを感じたのは、オーラソーマを勉強し始め、自分を見つめる機会が増えた頃からでした。 クリアな色、涙は浄化の作用があるんだなぁと、確信に変わっていったのです。自分を見つめると、見たくないことにも出くわしますし、正直、しんどいこともありますが、その過程で、私にとって涙は、大きな役割を果たしてくれていたと思います。例えば、見たくない部分では、まだ素直になれていないと、そのことについては直接泣けないのですが、人の話やドラマを見て、感情移入して涙を流していく中で、徐々に自分の中のしこりが、解放されていくのを感じたりするのです。これは、まさに、涙の浄化パワーだと思うのです。
でも、一人の時はいいのですが、 人前で自分のことを話す時や、友達の結婚式の時など、おさえたくても、コントロールすることができず、涙がぼろぼろあふれて、困っちゃうなんてことも、よくあったりして、その期間を乗り越えるまでが、ちょっと大変な感じもありましたが。。。
 最近は、おかげさまで、抱えていたしこりのようなものも軽くなったのか、涙があふれて困るなんてことは、なくなってきましたが、ちょっとした感動的なドラマや映画をみると、素直な本当にクリアな涙がよく出るようになった気がします。この涙はきっと、上記のテレビ番組で言っていたような、ストレスが緩和されて、癒されるクリアな涙なのでしょうね。

 オーラソーマ的にも、クリアな色は、文字通り、その状況をクリアにしてくれたり、クリーンにしてくれたり、といった意味があります。クリア/クリアのボトルは、浄化作用が強くて、中でも強力なボトルの一つだし、クリアな色のセラピスベイという香りのエッセンスも、場の雰囲気の浄化から、アンティークなものやパワーストーンなどの浄化、はたまた、幽霊の浄化など、やっぱり浄化に関わる強いパワーがあります。

 涙は、人間だったら誰しも流せる浄化のエッセンス。感動した時はもちろん、辛い時、悲しい時には、我慢しないで、思いっきり泣いてみるっていうのも、いいかもしれませんね。