色いろ話14 黄金郷

     

アテネオリンピックも終わり、たくさんの選手に、たくさんの感動を頂きました!
やっぱり、柔ちゃんはすごかった!あれだけの注目を浴びても、プレッシャーに
押しつぶされることもなく、有限実行、とはまさにこのこと。
いつもは笑顔で優しい雰囲気を漂わせながら、やる時は強い意志でやり遂げる
という彼女の姿は、私の理想です。
柔ちゃんのような、本当に芯の強い優しい女性になりたいものです。

また、惜しくも金メダルは逃したものの、やはり、浜口京子さんには、心を打たれました。
負けて悔しい気持ちも大きかったのではないかと思うのに、彼女のコメントは、
「金メダル以上のもの(喜びと感動)をえました」でした。
周りからは、あんなに金メダルを期待されていたのに、それに気負うことなく、
彼女の素直な人柄がよくあらたれた言葉に、とてもすがすがしいものを覚えました。
周りがどう思うかよりも、自分がどう思ったかっていうことが、大事だなぁと、
改めて実感するとともに、彼女の人柄がとても好きになりました。
「虹のふもとには黄金郷がある」とか「虹の最後に金のつぼを見つける」とか
いったりしますが、この言葉の本当の意味は、実際の金を見つけることではなく
そこに至るまでの、虹(いろいろなプロセスや思い)が本当に大切なものなんだよ
という意味。
ある意味、金メダルを取るよりも、あの素直な心境は、本当にかけがえのない黄金を
得たということでしょうね。
こういう人って、また今後も応援したくなるもの。
彼女にも、人徳を感じるなぁ。

オリンピックが終わると、ちょっと熱も冷めがちだけど、パラリンピックもすばらしかった。
これこそ、虹のふもとの黄金郷だね。
自分が同じ立場だったら、いきいきと生きるだけでも、自信がないけれど、本当に学ぶ
ことが多いです。健常者は、もっともっと頑張れるはずなのよね・・・

ちなみに、今年の日本のオリンピックのユニホームはケンゾーデザインでしたが、テーマは
Show Your Color 〜あなたらしさを見せて〜でした。
選手の皆さんは、自分色のいろいろな花を咲かせてくれたと思います。
あなたらしく、自分らしく、これからも、自分色のいろんな花を咲かせていきたいですね。