9月6日(水) 5日目
ソウル最初の朝。前日の夜中から雨が降り始め、残念ながら、宿を出発するときには、かなりの雨。本当は、市から遠く離れたところにでも行こうかと思っていましたが、市内でやりたいことも結構いろいろあったので、市内を歩くことにしました。
やりたいことといっても、結局、街を見てみたいって程度のことですけど...。
夕方、宿に戻ると、またまた面白い出会い。う〜ん、この宿、いいですなぁ。
切符を買いにソウル駅 |
おはようございっ!他の人と相部屋だし特に予定もないので目覚ましをかけずに起きたら8時ごろ。宿の宿泊者はどうしたものか、あたりは静か。なるほど、午前中はずっと寝てる人と、さっさと外出した人がいるようで、普通の時間に起きる人はいないのね。それにしても、雨がひどい。
仕方がないので、まずはソウル駅に行って、明日の釜山までの特急のチケットを買うことにする。そんで、そのまま、ソウルの市内をウロウロしようということに。せっかくソウルに来たことだし、ショッピングをしたいから、市場とか明洞(ミョンドン)に行こうかな。
まずは地下鉄でソウル駅へ。朝のソウルの地下鉄はやはり仕事に向かう人とかが乗ってて、日本の地下鉄と同じような光景が広がっていた。一回乗り換えてソウル駅に到着。早速切符売り場へ。
切符売り場は、あまり読めない韓国語と苦手な英語によると前売り用の売り場と当日用の売り場に分かれているようで、ちょっと迷ったけど、前売りの売り場に行くことができた。するとたくさんあるカウンターの一番左がわに外国人専用カウンターみたいのがあって、せっかくなのでそこを利用させてもらった。とはいえ、日本語でしゃべりかけるのはつまらないので、あらかじめメモ帳に買いたいチケットの列車名、時刻などを書いておいて、それを見せた。駅員さんがカチャカチャとコンピュータ端末を操作して、チケット発券。料金は特急で26000ウォンだから約2600円。安いぃ!あ、ただ、韓国の鉄道は曜日とかによって料金が変わるようなので、常にこの料金とは限りません。
さて、チケットを手にしたので、とりあえず、駅をあとにして、ショッピングに向かうことにする。それにしても、雨どうにかならないものかなぁ。ちょっと、弱まってきたけど。
地下鉄に乗って南大門に行こうかとも思ったけど、歩いてもそんなに遠くはないだろう..と地図をちょっとみて決め付け、歩き出す。やっぱり、旅行中は歩くのが一番!!
南大門市場でサングラス |
南大門市場(ナンデムンシジャン)についたのは、歩き出してから10数分たったころかなぁ、市場といっても別に区画があるわけではないので、少しずつお店が増えてきて、気づいたら店だらけという感じ。スポーツ用品や衣類、食品、メガネ屋が多いかなぁ、他にもいろいろあるけど、思いのほか「日本人向け」の店が多かったような気がする。あきらかに韓国人は買わないようなお土産用民芸品みたいなのを売ってる店がいっぱいあったし、道路には大きく日本語で「ようこそ、南大門市場へ」とかって書かれた横断幕がかかってた。
それにしても、この市場は、雨とともに記憶に残ってしまった。なにしろ、メインストリートは舗装されたコンクリート
道路だけど、路地に入ると凸凹(デコボコ)のある砂利道とかだから、水溜りがアチコチにあって、靴のなかにまで水が入ってしまって、気持ちわるぅ〜〜。旅行中のこういう記憶って、意外と鮮明に残ってしまう。
さて何を買おうか? うぅ〜む、そうだ、サングラス!
韓国に行ったら買おうと思ってたのだ。なぜかというと....、まぁ、普通のサングラスなら日本でもいいんだけど、「度のついたグラス」がほしい、でも日本では結構高い。ほら、たとえば夏の日差しの強い日の運転とか、スキーとか、目の良くない人ってやっぱりサングラスにも度がついてないと使えないんですねぇ、目の良かったときは気づかなかったんだけど。あ、ちなみに普通のメガネも韓国の方が断然安いですな。
問題は店員との会話。交通機関や宿の会話はカナリいい線いってたけど、「外国でメガネを買う」なんてシチュエーションは今までにないぞ。「ええぃ、いいや、店に入ればどうにかなるやぃ。」
店頭には「日本観光客歓迎」とかって書いてあるけど、案の定、日本語は通じない。いいんだ、いいんだ、こういうほうが旅行っぽくて。
なにも難しい話しをするわけじゃなし、目の前に商品があるんだから、会話なんてどうにかなるさ。まずは、なにも会話せずに商品を見ることに。すると、店員さんがいろいろなメガネをもってくるではないか!!でも、それはサングラスじゃないぞぃ、っというわけで、サングラスを指差してみる。すると、店員さんは、「あぁ、こっちね」と言ったかどうかはしらないが、サングラスを持ってきてくれた。
こうなれば、もう会話なんて簡単。見せられたのを片っ端から試してみて、「これじゃない」とか「うぅ〜ん」とかって顔をすればオッケー。そんで、まぁ、よさそうなのを2,3個に絞って、店員さんに「どれがいいかなぁ?」と顔で聞いてみる。ほーら通じた。「これ」といったかどうかは知らないが、1つを指差してくれた。
「オッケー、これにする。」と何語で言ったか忘れたが、とにかくそう伝えると、検眼の機械の前に案内されて、機械を覗(のぞ)くようにいわれ、覗いてみる。すると、はい終了、って感じで、度を調整したレンズを渡された。正直言って、メガネの度って、一瞬では良いのかどうか判断できないけど、まぁ、かけてて違和感ないし、よさそうだったので、オッケーというと、次は支払い。これが問題で、昨日出会った関西の人に言わせると、「値切らんとソンやで」ということなので、値切ってみることにする。そうは言っても、なんせ、関東地方に生まれ育った人間がそんな簡単に値切れるはずもない。70000ウォンと言われたのを60000ウォンにするのが精一杯。お互いにいい気持ちで値段交渉できるのもひとつの才能だなぁと思いました。
で、出来上がるまで「ハンシガン」と言われ、韓国語を勉強してて良かったと思いましたね、単に「1時間」って言ってただけなんです、これ。でも、なにもわからなかったらパニックになるところでした。
待ってる1時間の間に、食事をすることにしました。路地にはたくさんのお店があって、迷ってしまいましたが、呼び込みのちょっとおとなしい、感じのよさそうな店に入って、...なぜかつい一番安い韓国ののり巻きを注文してしまいました、2000ウォン。なかなかおいしかったです。
そんで、迷子になりそうになりながら、眼鏡屋にもどり、商品を受け取って、南大門をあとにしました。
郵便局ではがき、明洞でスターバックス |
海外旅行では、かならず行くのが郵便局。
なんとなく「外国の雰囲気を存分に味わえる場所」という感覚があるので。というわけで、旅行のときは、とにかく歩く。郵便局のなかでもとくに大きそうなところを地図で探して、ひたすら歩くことに。着いたのは、よく覚えてないが、中央郵便局のような大きい郵便局。早速、国際郵便用のはがきを買うことにする。こういうときの会話って、あとで考えると不思議なくらいに通じてしまう。2枚買って、1枚は家に送ることにする。
というわけで、次はどこかでコーヒーでも飲みながら、
本屋で辞典 |
賑やかな夜のソウル |
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