ジャンルを問わずCDで音楽を楽しんでいます。
現用システムは、リビングルームで使えるスペースが限られているのと、高音のなめらかさを追求した結果、全体の大きさに対するスピーカーシステムの割合が
どんどん低下しました。
単一ユニットでは最も帯域が広いといわれる
5cm徑のユニットを搭載した高さが25cmほどのスピーカシステムを作成して使用しています。
シングルコーンスピーカーは高域のレベルが相対的に高くなるため、フラットになるよう専用回路で補正しています。マイクロフォンとパソコン
上のソフトで特性を図りながら作成していますが、それまでにくらべてより客観的な基準で考えることができるようになりました。
現在改良中のアンプは、MT管(真空管)1本で出力は約1Wですが、充分な音量です。
各種の電磁ノイズが溢れる現代の生活の中で、新しい素材の出力トランスを使用することで充分な帯域を確保しつつ不要な成分を充分低下させた音声が再生さ
れるところが安心です。
上の写真でこちらを見ている人は、ジョルジュムスタキです。ずっと前にFMラジオの番組から録音して聞いていましたが、「フランスへ行きたしと思へども
フランスはあまりに遠し」
のような中途半端な感覚とともに、頭から離れない声の響きと旋律に引き込まれたのを思い出します。
ウィキペディアで見ると、8度来日しているそうですが、日本人感として『...能率のよさ、何が何でも時間を厳守すること、それらには何の魅力も感じな
い。...本物の親切がある』と書かれており、思わず笑ってしまいました。
後ろに見えているCDはメルセデスソーサ(1935-2009)のアルバムです。74歳で亡くなり、アルゼンチンでは国葬が行われましたが、マラドーナ
が棺の前でひざまずいてその死を悲しんだとのことです。2回の来日のどちらかのときに上野の東京文化会館のコンサートに行きました。
ボンボ(太鼓)を手に力強く静かに歌われた曲の数々にとても感動しました。独裁政権により夫を拷問で失い、フランスに亡命せざるを得ない時期に、フランス
から来日したことを後で知りました。
以下は最近よく聴く別の曲です。
Clannad のMacalla は1985年のアルバムですが、迫力のある演奏に圧倒されます。
下の3枚は
左から In Copenhagen: MATHIAS ALGOTSSON TRIO
エド・シグペンがドラムスを担当しています
rive gaucherio: celeso fonseca
重心の低いサウンドに癒されます
1969:
PINK MARTINI & SAORI YUKI
言うまでもなく、抜群の歌唱力に感動しました。
日本語とビッグバンドが違和感なく調和しています。
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