長崎旅行 1999年 春休み 第15号

Date: Sun, 04 Apr 1999 23:50:17 +0900

西海橋 1990年 悟 3歳 (再会橋) 1999年 悟 12歳 ハウステンボス 1999年 恭子 浩子 ?歳
4月1日から2泊3日で長崎ハウステンボスを中心に家族旅行に行って来ました。上の娘は留守番です。往復飛行機、ホテル、観光バス、ハウステンボス入場料などが全て入った価格で何と29,800円。内容も食事も申し分ありません。今までの価格は何だったのでしょうか?

  ちょうど9年前に家族全員(当時は親父が健在で女房の母親、子ども3人を含めて7人)で九州旅行をしました。当時の写真を持って行き、同じ場所で同じポーズをして写真を撮りましたが、子どもの成長に驚かされます。子どもだけでなく私も変わっています。

  ハウステンボスはゆったりと回れましたし、よくここまでこだわったものだと感心しました。チューリップが100万本咲いており、確かにきれいです。

しかし、翌日水前寺公園(東海道53次を再現)を見た後、両者の共通点を発見し、少しさみしい気持ちになりました。「共通点とは何か。結局本物のミニチュア、コピー、を見ているだけではないのか。ディズニーランドとの相違はオリジナルさ、ユニークさの有無ではないか。」ということです。所詮コピーはコピー。

  1日目には伊万里焼の伊万里に行きました。9年前は有田焼の有田に行きました。記憶は確かではありませんが、集落の至る所に(橋のたもとや公衆トイレ)焼き物が埋め込まれているのは同じです。伊万里は秀吉の朝鮮侵略の際に日本に連れ去られた子孫が鍋島藩により隔離された所とのことでした。てっきり司馬遼太郎の「故郷忘じがたく候」に出て来る集落かと思い、帰宅してから雑誌「選択3月号」の記事(小説の主人公のモデルとなった陶芸家が金大中大統領から韓国の文化勲章を受けたのを機会に小説と400年の歴史を紹介したもの)を確認したところ、「薩摩焼。鹿児島市から串野木へ向かう丘陵地帯に広がる戸数百個に満たない東市来野美山(「村そのものが名品である」)と判りました。小説はとても感動的なものですので、まだでしたら是非お勧めです。

伊万里は有田よりも風情があり、絵になる風景です。出来ればいつかゆっくりスケッチブックを持って訪れたいものです


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