Subject:第11号 ヨコハマ
Date: Sat, 27 Mar 1999 16:53:42 +0900



開港資料館 素描 赤レンガ倉庫(油彩 30号 初めての入選作)

スコットランドの話が続きましたので、ちょっと趣向を変えます。スコットランドが第二の故郷なら、横浜は第一の故郷です。「横浜」と言うより「ヨコハマ」あるいは「ハマ」と言う方がしっくりきます。

2枚の絵は”横浜開港記念会館”と”赤レンガ倉庫”です。赤レンガ倉庫は初めて描いた大きな絵で、30号です。全日本美術協会の公募展に初めて出品したもので我ながら気に入っているものです。2本の木が構図的には良くないのですが、初めての本格的な作品ですので直せないでいます。今思うとこれを超える絵が描けていないのではないだろうか?だとすると全然進歩していないのではないか?ビギナーズ・ラックのままではないか?そんな自己嫌悪に陥ります。テクニックなど何も知らずに、見たままを描いた時代を超えていないのではないか?

「横浜開港記念館」はスケッチですがこれも気に入っているものです。油絵にしたいのですがデッサンが難しく未だに手つかずです。これも描き始めのころのものですが、良くこんな難しいものを描いたものだと思います。 盲ヘビに怖じず。県庁の前を歩いていて、 「あ!これはいい。」これだけで早朝、県庁の門の横に座って描き始めていました。良く 見せよう。下手な絵を描くと恥ずかしい。・・・などとは全然考えませんでした。 パッと見て描き始めただけでした。あれこれ結果を先に考えると描けなくなってしまいます。どうせ下手なのだから、堂々と下手な絵を描こう、と少しずつ思うようになってきてやっと筆が進むようになりました。
今年はいい絵が描けそうな予感を感じます



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