これによって、あなたは二十三通の手紙の変化を考えることができるだろう……。
『憂鬱症の解剖』第二部第二節第四項
といった、文字を組み合わせることはできない。愛情と恐怖でみたされていないような音節を、その言語のひとつでは神の力ある名前にほかならなぬ音節を、発音することは誰にもできない。話すことは、すなわち類語反復に落ちいることである。この無用で饒舌な書簡もすでに、無数の六角形のひとつの五段の三十冊中に存在している----その反論もまた存在している。(n数の可能な言語がおなじ語彙を使用する。そのあるものでは、図書館という記号には六角形の回廊の偏在する恒久的なシステムという正確な定義があるが、しかしその図書館は、パン、あるいはピラミッド、あるいは他のいかなるものでもあり得るし、それを定義している七つの単語はべつの意味を持っている。あなたはわたしを読んでいるが、果たして、わたしの言語を理解しているという確信があるだろうか?)dhcmrlchtdj