Uluru 物語 

(27 )2008年11月7 日 ウルル登頂


今日から二人加わり8人での走行となる。5時半に全員集合しUluruに向かう。写真を撮ったり、登り口を見つけるのに手間取ったりして時間がかかったが、全員登頂に挑戦。登り始めてすぐ傾斜がきつくなりその先に鉄の太い鎖があるが、そこまでたどつけなかった者3人。後からの解釈では「鎖までたどり着くのを難しくするために、わざと鎖を下まで作っていない。あそこまで行けない人はその先もっと大変だから、あそこでふるい落としているのだ。」と言うことになった。

実は私は途中までは快調に登って行き、他をどんどん引き離して行ったのだが、休憩するごとに呼吸が荒くなり勇気をもって撤退した。下に降りて見上げると頂上の90%地点まで登ったように見えて、「何だ! もう一頑張りだったのか!」と残念がっていたら後で「甘い甘い。あそこは三分の一くらいですよ。」と言われた。そこからが想像を絶する困難さだったらしい。8名中、降りてきた順にK,YT,Sの4名が登頂成功した。

Sさん談「強烈に風が吹いて飛ばされそう。手摺のチェーンが終わってからやや緩やかな登り斜面に入って約4kmくらい凹凸のあるなだらかな斜面を登ったり降りたり。途中に水溜りがありそれを避けながら歩く。T氏がおたまじゃくし発見。頂上に到着間際、にわかにかき曇り強烈な風が吹いてきて体が飛ばされそうになったが、何とか無事にたどり着いた。亡くなった3人が風に乗って天から舞い降りてきて我々を助けてくれたのではないかと思った。」

途中下山したPFAOの四人はしばらく散策やスケッチなどをして時を過ごした後、下山口に集まり4人の無事を祈りつつ待った。

次々と登頂を終えた人が降りて来て、写真を撮ってあげたり、言葉を交わしたりしたが、「途中で引き返しました。」と言うと「それは正解だったかも。」「風で飛ばされそうになって、マジ怖かった。」「もう二度と登りたくない。」という人がほとんどだった。

 

登頂4人組の中でKが一番先に下りて来た。彼の談「9割が日本人。VTRを撮ったら声が全部日本語。もうやんなっちゃった。」

大分間があってから3人が揃って下りて来て、登頂成功4人組を記念撮影。


Uluru全景

私が登った最高地点。
下の車が点のように見える。

登頂成功4人/Good Try 8人

風の谷のナウシカを思い出させる

Uluruに来て一度も登らぬ馬鹿。二度登る馬鹿。」

 

昼食後、なぜか先発組6人でKATAJUへ出かける。こちらは象が並んで寝ているところを連想させたりして、「風の谷」と言う名がついているがまさしく「風の谷のナウシカ」を連想させる。宮崎駿監督もここの風景を見てあの映画のヒントにしたのではなかろうか?


続く
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