ペルー、ボリビア 2002
初めての南米大陸

2002年9月15日(日)〜26日(木)

チチカカ湖(琵琶湖の12倍)

再びオンボロバスに乗り、ガードレールのない坂道を、大きな音を立てて・・・ 途中このような崖の中腹に、転げ落ちたバスの残骸が放置してあって、不安感をあおっていた。
再びオンボロバスに乗り、ガードレールのない坂道を、大きな音を立てて走る。音は大きいが、バスが古いためか空気が薄いためか、あるいは両方か。上り坂になると急にスピードは落ちる。
それでも何台か追い越したり、たまには追い越されたり。
峠の途中の崖の中腹に、転げ落ちたバスの残骸が放置してあって、不安感をあおっていた。

  このあたりからはどこからでもチチカカ湖が見える。いや、ボリビアに入る前からずっと見えていたのだがどういう訳か写真を撮るのを忘れていた。
その理由はいくつかあって、国境越えの時の出国カード事件でそれどころではなかったこと、まだ高山病の後遺症が残っていたこと、景色があまりにゆったりしていてその中に自分が溶け込んでしまったこと、などだろうか。
 チチカカ湖は海抜3890Mに位置する。湖はどこも青いものだが、ここの水は特に青いような気がする。空が近いからだろうか。

途中休憩があって湖畔に下りる。石に腰を下ろしてサンポーニャやケーナを吹いていると、今度は子供ではなく若者が寄ってきて一緒に吹いたりお話をしたり。そのうちの一人が、「あのおじいさんはケーナの名人だ。」と言って呼びに行った。
「オライヤだよ。」と言いながらも吹き始めたが音が出ない。それもそのわけ。歯がほとんどない。
でもそのチャレンジに皆で拍手。大いに盛り上がった。

 
こんな小さな船でボリビアへ渡る
海軍の兵隊が3人くらい乗船
ボリビア側の船着場
バスは別の船で渡る
やがてバスはフェリー乗り場へ。見るからに小さなボートだが、これに乗って対岸へ渡る。湖を渡る風が心地よいが船外機の煙には閉口した。
風に吹かれてどんどん体調は回復してきた。


 続く


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