ペルー、ボリビア 2002
初めての南米大陸

2002年9月15日(日)〜26日(木)

カルカス野外コンサート

 9月20日。プーノから国境を越え,チチカカ湖を渡ってラパスに着いて、一風呂浴びてほっとしたところでフォルクローレ仲間のUちゃんと1年ぶりの再会。私はカルカスの野外コンサートに出かけた。その前に夕食をと思ったが時間がないのでタクシーに乗る。入り口でビスケットのようなものを買って夕食代わりとする。ホテルと夕食とのギャップが激しいが、
大体私が五つ星に泊まることが普段はあり得ない。彼女のおかげ。
会場に着くと軍服姿の兵隊が列を作っていてその間をチケットを見せて通る。何とも物々しい。
中に入ると、これまたすり鉢状の野外コンサート会場。Teatro al Aire Libre, 一万人くらいは入るだろうか。
8時から開演予定で7時30分ころ着いたが既に6割方満員。若い人が多い。他の人気ロックグループ目当てだろう。
司会者が盛んにムードを煽っている。二人の掛け合いだ。

 会場は石段状になっていて傾斜が急なため、かなり上からステージを見下ろす格好になる。
時々花火が打ちあがってムードが盛り上がる。いよいよ開演となり、初めはカルカス・ジュニアみたいなグループ二つほどがこれぞフォルクローレみたいなオーソドックスなフォルクローレを演奏していた。
いよいよカルカスかなと思っているとロックグループがその都度3回出て来た。腹が減ったのでハンバーガーらしきものを買って食べたら中身は大嫌いな鳥だった。暗くて見えない。
ロックグループの演奏が始まると回りの若い子がいっせいに立ち上がり、踊り出した。前が見えないのでみんな立ちあがることになり、やがて寒さしのぎに私も踊り始めた。
カルカスが登場したのは11時頃。時間も遅いし、ロックグループも終わったし、若い子はみんな帰るのかと思ったらとんでもない。これが本当のお目当てとばかりに一層の声援、全員総立ち。
 ノリの良い、アップテンポの曲が多いのは若い客に合わせるためか。最後はサヤ、そしてボリビア。
 演奏が終わって会場を出て、「さあタクシーがつかまるかな?」と思いきやアッサリとつかまった。
ごてるまではあっという間に着いた。再びシャワーを浴びてベッドに入り、5日ぶりに家に電話した。
しばらく自宅の電話番号を忘れていたが、チェックインの時に書いていて思い出した。局番が違っていた。
とにかく今日は良く動いた。高山病も1日で回復して良かった良かった。滅多に経験出来ない病気だけに貴重な体験だった。


 続く


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