カナ-ヴォンで出会った少年少女 No.1 Wales 

 

カナーヴォンの夕暮れ(素描)
お城の前を流れる川の浅瀬で貝(つぶ貝?)を採っている少年二人が寄ってきて、「あちらにもっと景色の良いところがある。もうすぐ夕暮れになるから。」と教えてくれたのがこの場所です。

 
1998年9月にウェールズを訪れました。スコットランドは5回目ですがウェールズは初めてでした。
目当てはMt.スノードンの登山鉄道で1泊だけのつもりでしたが、スノードンのあまりの雄大さ、素晴らしさ(360度+上下の大パノラマ)にペンザンスは今年に回すことにして、延泊しました。
カナーヴォン城をスケッチしていると、お城の前を流れる川の浅瀬で貝(つぶ貝?)を採っている少年二人が寄ってきて、「あちらにもっと景色の良いところがある。もうすぐ夕暮れになるから。」と教えてくれたのがこの場所です。(デジタルカメラの色合いが悪く、夕暮れの寂しさがうまく出ていませんが、今少しずつ油絵に仕上げています
20分位の間にどんどん暗くなってきたので描き上げて戻ると、まだ少年たちは貝を採っていました。場所を教えてくれたお礼を言うとまた寄ってきて、貝をくれると言うのですが食べ方がわからないのでせっかくの好意ですがあきらめました。しばらくお話をしてから別れましたが、橋を渡って振り返るとまだ手を振っていました。実に素直で純朴な少年たちです。大きな声で” See you Next year"とNextのところに力が入っていたような気がします。ひょっとしたら今年もあの少年たちに会いにウェールズに行くかもしれません。

夕食後ライトアップされたお城を川のほとりから描き始めると、城の階段に座っていた女の子5人が道路を挟んで話し掛けてきて、「そこで何してるの。」「見てのとおりスケッチしている。」というような感じで寄ってきました。年の頃15〜16歳というところでしょうか。一般にイギリスの女の子は田舎っぽい子が多いのですがウェールズの彼女らは5人とも美人です。しかし、夜の8時ごろ人気のない所でたむろしているのどうかなと思っていると、1時間位話をしていた後で(彼女らはとても好奇心が強く質問攻めに合い、あっという間に時が経って、結局スケッチは仕上がらなかった。)車に乗った少年たちが迎えにきて、走り去って行きました。どこも同じような光景です。 翌日、Mt.スノードンから帰って夕食後お城の前を歩いていると、口笛が鳴って彼女達がその晩もいました

1998年は9日間の旅でしたが、16枚のスケッチを描いた中から1枚をお送りします。


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