スカイ島にて(2) No.12
Date: Sat, 27 Mar 1999 16:54:24 +0900
 イラン系の二人と別れ夕食を取りにパブへ行く。18時頃。まだ客は少ない。(もともと人が少ない。)ビリヤードに似たスヌーカーというゲームをやっている二人がいた。
ゲームの途中で一人がよってきて話し掛ける。「日本に行ったことがある。バンドに入っていて、全国の高島屋を回った。・・・」というような内容だった。相棒はもう少し若い人でケルト語の先生。今晩ケルト語の集会があるから一緒に来ないか、などと誘われた。
クリントンに似ている。

 「あんたの相棒はクリントンに似ているね。」(私)
「そんなばかな。日本人の眼は細いから良く見えないんじゃないか。」(仮にゴアと名づけよう)
「そんなことはない。それより君たちスコットランド人はテレビがないんじゃないの?クリトン知ってる。」(私)
「よし。それじゃ賭けよう。次の客が来たらあんたの相棒がクリントンに似ているかどうか聞いてみようではないか。」(私)
「OK」・・・・

やがて、二人連れの男性が入って来る。一人は立派なあご髭を生やしている。早速、髭氏に話し掛ける。 「やあ今晩は。ところで、あのスヌーカーをやっている人だけど、    ” Don't you think he looks like famous American president? "」(私)、と聞くと嬉しそうにニコッと笑って、”Yes."「イエーース」と ”エ” に力が入って入たように思う。
ゴア氏に向かって、「ほら見ろ。似てるって言ってるぞ。」(私) 
さらに髭氏に向かって”And his name? "とたたみかけると、髭氏、一呼吸あって、
George Washington." と答えたので、店中大笑い。
さんざん飲んで別れ際に、「Mr.クリントンさようなら。」というと、「今度会う時はオフィシャル・トリップで」と言って握手。 翌朝、アーマデールからフェリーに乗りマレイグに渡る。船中、声をかける人がいて、見ると昨晩の George Washingtonの相棒でした。
さらに、船中で私のことを見ていたブロンドの女性(スイス人)がいて3日後にコッツウオルズで再会します。 5年前のことですが、書き出すとどんどん記憶がよみがえってきます。今日は雨の日曜日ということもあり、12号まで書いてしまいました。

  トップ