St.Ivesで鳥笛吹いて売上協力


   2000年9月19日(火) 雨も小降りになって来て、傘なしで歩けるようになってきたので、半島の先のまで歩くことにした。
途中、Chips & Fish(逆だった)の前で鳥笛を吹いている人がいた。1個1ポンド(170円)。安いのでためらわず買った。吹き方を教えてもらう。下を震わせるのがコツで、トロロロロとやるのだそうだ。結構難しい。「20分もやれば音が出るよ。」と言われて、半島の先のほうへ歩き出す。
カモメが手すりにとまっていたので吹いてみるがあまり反応はない。スコットランドの牛とは違うようだ。何とか音が出るようになった。 来た道を戻って先ほどの鳥笛おじさんに「ほら、吹けるようになったよ。(ホラではない)」と言うと、"Good"とかいって親指を立てる。彼はオーストラリア人。
二人で一緒に吹いていたら、徐々に人が集まってきて、中には孫の土産にとか言ってまとめ買いをするおばあちゃんも出てきた。一人で座って吹いているだけでは売れない。
「お。何か人が集まっているぞ。何だろう。お、笛だ。何だアイツは、変な日本人だ。お、結構楽しそうだな。お、みんな笑っている。何、1ポンド。安い。あの人も買っている。よし、自分も買ってみよう。」
 この「お、」という雰囲気を作り出すと自然に売れ出すのが大道商売のコツ。一旦楽しい雰囲気を作り上げれば黙っていても売れる。客が他の客に説明しだしたらもっと最高。(別にかつて大道でモノを売っていたわけではないが、人間の心理を考えればこんな所ではないかと想像される。)
UPした後で気付いたら、同じ格好だった。
右下に置いてあるのが商品の笛。2種類ある。
6個頂戴」・・・(右の人が左の写真を撮影してくれた)
 
という訳で楽しみながら売上に協力できた。二人で商売しようか、などと冗談を言いながら、別れる。

 また雨が降ってきた。今度は違う道を歩くと、もう裏道だろうがどこだろうがギャラリーだらけ。ペンザーンスでなくココにとまればよかったな。 さらに雨が強くなってきたので、セント・アイブスと別れることにして駅に向かう。途中にバスステーションがあったので時刻表を探しているところに、ペンザーンス行きのバスが来た。はなから、セント・マイケルズ・マウントに行くにはペンザーンスに戻ってから、と思ったので運転手(女性)に「セント・マイケルズ・マウントに行きたいので、ペンザーンスに行って・・・・」と聞いたら、「?セント・マイケルズ・マウントに行きたいの?それなら途中だよ。」と教えてくれた。 ラッキー。

UK2000シリーズ続


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