

ようこそ、子宮筋腫・子宮腺筋症を切らずに治療する・子宮動脈塞栓術
東京UAEセンターのホームページへ
1995年、フランスパリ大学のRavinaらが子宮動脈塞栓術(Uterine Artery Embolization : UAE )を子宮筋腫治療に応用した報告を受け、私たちも1998年にこの治療法を導入し14年目となりました。おかげさまで国内外約2000名の患者様に施行することができ本邦におきましても国際的にもトップクラスの症例数を誇っております。また本邦における第一例目の子宮動脈塞栓術後の正常妊娠・正常分娩を報告したのも私たちのグループです。また最近では40歳時にUAEを受けられた子宮腺筋症患者様が心配された癒着胎盤もなく42歳で無事出産されております。
子宮動脈塞栓術は脚の付け根にある大腿動脈からカテーテルという細い管を挿入して、エックス線透視を用い、子宮動脈まで挿入します。カテーテルは外径が1.3mmです。そこから塞栓物質という細かい粒子を注入します。塞栓物質は血流にのって子宮筋腫・子宮腺筋症を栄養する動脈を塞ぎます。左右の子宮動脈にこの操作を行ったらカテーテルを抜いて終了です。2時間程度の安静ののち24時間以内に歩行可能、48時間以内には退院できるほどに回復いたします。
デスクワークは1週間後、肉体労働、激しい運動は2週間後から可能なほど回復が早く、腹腔に癒着ができにくいというのが大きなメリットです。当然ですが腹部には手術の跡は残りません。
2009年のAmerican Journal of Obstetrics & GynecologyでもUAEの有効性、安全性が明確に述べられています。
適応が適切であればほとんどの子宮筋腫症例でUAE前にあった過多月経、月経痛、貧血、圧迫症状から開放されます。過多月経、月経痛は大部分がUAE後第1回目の月経時より改善されます。特に子宮腺筋症に対してUAEが奏効した場合は激烈な月経痛、過多月経から開放されUAEが治療の選択肢になり得ると考えております。これまでは子宮腺筋症に対するUAEの問題点として“UAE前に治療効果があるかないか”の判断がつきにくかったことがあげられますが、最近の研究により術前に有効な腺筋症かそうでないかの判断がつくようになってきました。
府中恵仁会病院/東京UAEセンターでは1.5テスラMRI装置にて女性骨盤の画像診断を行い、フラットパネル搭載の最新式血管造影装置でUAEを施行しており最小限の放射線被曝でのUAEが可能です。遠方よりの患者様にも負担にならないよう即日検査、即日診断をしております。撮影したMRI画像はモニターに表示され患者様には懇切丁寧に説明をしております。UAEの血管撮影所見もモニターにて説明しております。UAEに要した透視時間、被曝線量も当然ですがお伝えしております。今後も更なる研鑽を積み妥協をせず患者様に優しい最高峰のUAE診療を心がけていく所存でございます。また精査の上、子宮動脈塞栓術の適応がなかった場合でも子宮全摘術はもとより、腹腔鏡下手術、子宮鏡下手術、子宮腺筋症核出術の熟練施設への紹介をさせていただいております。
子宮動脈塞栓術に関する医学公開講座を定期的に開講し、子宮筋腫・子宮腺筋症に関する最新の情報を交えて皆様にわかりやすく解説しております。質問の時間も設けておりますので聴講していただければ幸いでございます。
東京UAEセンター 府中恵仁会病院放射線科 瀧 康紀
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