【 名詞と形容詞の性と格 】

【 名詞の性 】

名詞は４性にわかれます．

男性名詞活動体 / Ma / Masculine animate / Mužský rod životný

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語尾が "子音" のものは基本的に男性名詞となります．男性名詞のうち生物に関する単語が活動体となります．

男性名詞非活動体 / Mi / Masculine inanimate / Mužský rod neživotný

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語尾が "子音" のもので、生物に関していない単語が非活動体となります．

女性名詞 / F / Feminine / Ženský rod

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語尾が "a, á" / "e, é, ě" の単語は女性名詞となります．

中性名詞 / N / Neuter / Střední rod

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語尾が "i, í, y, ý" / "o, ó" の単語は中性名詞となります．

不規則変化 / I / Irregular / Nepravidelné

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４性の規則とは異なる不規則変化をする名詞があります．

語尾が "u, ů" の単語は、人名・地名・外来語を除いてチェコ語にはありません．

名詞を修飾する形容詞は、名詞の性に応じて語尾変化をします．

日本語・英語ともに名詞に性はありません．

【 名詞と形容詞の格変化 】

名詞は文章の中の役割によって格変化をします．
名詞を修飾する形容詞は、名詞の格に応じて各変化をします．

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日本語の名詞は格変化をしません．形容詞は格変化とは異なった変化します．
英語の名詞は代名詞以外は格変化をしません．形容詞は格変化をしません．

【名詞格変化一覧 】

rok の複数は "1: rok-y" / "2: rok-ů" / "3: rok-ům" / "4,5: rrok-y" / "6: rok-ech" / "7: rok-y" が使われることもある

【 名詞の格変化 】 

第１格 （主格 / 基本形 / nominative / nominativ） は文章の主語・述語となる格です．

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Voda je dobrá. / Water is good. / 水はおいしい．
To je vlak. / This is a train. / これは電車です．
Vítězslav Novák je český hudební skladatel. / Vítězslav Novák is Czech music composer. / ヴィチェススラヴ・ノヴァークはチェコの作曲家です．

第２格 （生格 / 所有形 / genitive / genitiv） は所有・所属を表現し、修飾される単語の後ろに置きます．

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sklenice vody / a glass of water / 一杯の水
dirigent vlaku / conductor of a train / 電車の車掌
CD Vítězslava Nováka / a CD of Vítězslav Novák / ヴィチェススラヴ・ノヴァークのＣＤ

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チェコ語には冠詞・定冠詞がありません．

第３格 （与格 / 間接目的形 / dative / dativ） は間接的な目的、与えられる対象を表す格です．

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Dejte mi sklenici vody. / Give me a glass of water. / （わたしに） 水を一杯ください．
Hra Janovi hudba Vítězslava Nováka. / Play Jan a music of Vítězslav Novák. / ヤンにヴィチェススラヴ・ノヴァークの曲を演奏してください．

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日本語では一人称・二人称では間接目的語 （ わたしに / あなたに） が省略されるのが一般的です．

第４格 （対格 / 直接目的形 / accusative / akuzativ） は直接的な目的を表す格です．

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Piju vodu. / I drink water. / （ わたしは） 水を飲む．
Udělali vlak. / They made a train. / 彼らは電車を作った．
Hraju Vítězslav Novák. / I play Vítězslav Novák. / （ わたしは） ヴィチェススラヴ・ノヴァークを演奏する．

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チェコ語・日本語ともに主語が省略されるのが一般的です．

第５格 （呼格 / 呼掛け形 / vocative / vokativ） は呼びかけるときの格です．

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Pane Vítězslav Novák! / Mr. Vítězslav Novák! / ヴィチェススラヴ・ノヴァークさん！
Zrcadlo! Zrcadlo!  / Mirror! Mirror! / 鏡よ！鏡！

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人物以外に呼びかけるのは擬人化したときや詩的なときです．

第６格 （前置格 / 場所形 / locative / locative） は場所を表す格です．

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Spím doma. / I sleep at home. / （ わたしは） 家で寝る．
Jsem ve vlaku. / I am in a train. / （ わたしは） 電車のなかにいます．

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第６格 （前置格） はほとんどの場合に前置詞 のあとにつきます．

第７格 （造格 / 道具形 / instrumental / instrumentál） は手段を表す格です．

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Jedu autbusem. / I go by bus. / （ わたしは） バスで行きます．
Šel jsem vlakem. / I went by train. / （ わたしは） 電車で行った．

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第７格は強調するときに第１格のかわりに使われます．

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To je pes. / This is a dog. / これは犬です．
To je pesem. / This is the very dog. / これは犬です．

【 前置詞による名詞の格の規定 】

名詞が前置詞 のあとにつくときは、前置詞によって名詞の格が規定されます．

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第２格 （生格） をともなう前置詞

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Jdu do Prahy. / I go to Prague. / （ わたしは） プラハへ行きます．

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第３格 （予格） をともなう前置詞．

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Jdu k tobě. / I'm coming to you. / （ わたしは） あなたのところへ行きます．

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第４格 （対格） をともなう前置詞

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Jdete na nádraží? / Do you go to the station? / （あなたは） 駅に行きますか？

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第６格 （前置格） ともなう前置詞

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Čtu knihy na stůl. / I read a book on the table. / （ わたしは） テイブルで本を読みます．

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第７格 （造格） をともなう前置詞．

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Můj pes spí pod stolem. / My dog is sleeping under the table. / わたしの犬はテイブルの下で寝ています．

第１格 （主格） と第５格 （呼格） をともなう前置詞はありません．

形容詞は修飾する名詞の格に合わせて格変化します．

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