UAEの手技
血管造影室にて行います。大腿動脈と
呼ばれる足の付け根の動脈を針で刺し(穿刺)、カテーテルを挿入します。カテーテルの太さは約1.3mmです。挿入されたカテーテルをX線透視を見ながら、左右の子宮動脈に挿入します。子宮動脈にカテーテルが挿入されたら造影剤を注入し、確実に子宮動脈に挿入されていることを確認し、同時に子宮筋腫に分布する血管を把握します。次に塞栓物質を注入し、子宮筋腫に分布する血管が塞栓されたらカテーテルを抜いて終了します。施行時間は約15分、透視時間は約8.5分です。東京UAEセンターではフラットパネル搭載の最新型血管造影装置を導入しており最小限の被曝線量でUAEを施行しています。局所麻酔の
もとで施行していますので患者さんは意識があります。術者を含めてスタッフはしばしば患者さんに声をかけて、塞栓療法の進み具合を説明することもあります。尚、X線モニターを見たい患者さんには同時進行でお見せてしています。終了後は約2時間、大腿動脈の穿刺
部位を圧迫止血し、この間はベッド上で安静とします。翌日からは歩行が可能なほど回復し、通常24-48時間後には退院が可能です。UAE後約1週間で通常のデスクワークは可能、2週間後には運動、長期の旅行が可能です。大腿動脈の穿刺部の傷も2-3週間でわからなくなります。
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