【 Sandy Denny : Like an Old Fashioned Waltz 】 《 ホームに戻る / Back to Home / Zpět na úvod 》 1973年1月〜5月にはアメリカ全土でツアーを行ない、ツアー中の5月5日〜7日にはアイランド・レコード / Island Records のアメリカでの発売元であるA&Mレコードのスタジオで4曲録音し、イギリスに戻り8月に残りを録音する. 1974年6月に発売.
メンバーは、 − サンディ・デニー (Sandy Denny、ヴォーカル、ピアノ、アコースティック・ギター)
− リチャード・トンプソン (Richard Thompson、ギター) 資料によりクレジットが異なっているが、明らかな間違いを除いて列挙してある.
前作までは必ず取り上げていたトラディッショナルやトラディッショナル・スタイル ("Fotheringay [Sandy Denny]"/ "A sailor's life [Trad.]" / "Matty Groves [Trad.]" / "The backs of the Nile" / "Blackwaterside [Trad.]" / "Quiet joys of brotherhood" [Trad. / Words by Richard Fariña]) が姿を消 し、 また 『Fairport Convention : Liege and Lief (LP/1969 → CD/1986 → CD+/2002)』 を除いては必ずカヴァーしていたボブ・ディラン / Bob Dylan ["I'll keep it with mine [Bob Dylan]" / "Si tu dois partir [Bob Dylan]" / "Percy's song [Bob Dylan]" / "Million dollar bash [Bob Dylan]" / "Too much of nothing [Bob Dylan]"/ "Down in the flood [Bob Dylan]" / "Tomorrow is a long time [Bob Dylan]"]のカヴァーがなく、ロックらしいのは "Dark the night" だけで、ジ・インク・スポッツ / The Ink Spots とデューク・エリントン / Duke Ellington の "Whispering grass" [Doris Fisher & Fred Fisher]、ファッツ・ウォーラー / Fats Waller やビリー・ホリデイ / Billie Holiday の "Until the real things comes along" を含めて、1930年代のアメリカン・スタンダードの雰囲気を出している.
サンディ・デニー / Sandy Denny はインタヴューで、「ロマンティックな気持ちだったので、旧いハリウッド映画の魔法を掴まえようとした」 と答えている.
A面
B面
10) At the end of the day (alternate take) [Sandy Denny] (06:28) ※アメリカ録音 | ||||
| ||||
|
A面 | |||
|
|
◇ |
|
1973年5月5日〜7日の間に、ロス・アンジェルスのA&Mスタジオで録音され、8月にロンドンでオーヴァー・ダビングされている. |
|
|
・ |
|
リチャード・トンプソン / Richard Thompson のファン・サイトのディスコグラフィー (Richard Thompson Discography) ではリチャード・トンプソン / Richard Thompson がリード・ギターで、『Sandy Denny : A Boxful of Treasures (4CD+CD/2004)』 の解説書ではジェリー・ドナヒュー / Jerry Donahue がリード・ギターと書かれている. |
|
|
◇ |
|
このLPのヴァージョンは、ほとんどのサンディ・デニー / Sandy Denny のベスト盤に収録されている. |
|
|
◇ |
|
1973年9月11日録音・25日放送のBBC (Sounds of the Seventies)はサンディ・デニー / Sandy Denny のヴォーカルとピアノ.テイプが残されていないとされていたが、次のCDに収録されるようになった. |
|
|
・ |
|
1973年11月14日録音・12月17日放送のBBC Sounds of the Seventies は、サンディ・デニー / Sandy Denny のヴォーカルとピアノにヒュー・バーンズ (Hughie Burns、電気ギター)、パット・ドナルドソン (Pat Donaldson、ベイス・ギター)、ウィリー・マレイ (Willie Murray、ドラムズ) が伴奏で、次のカセット・CDに収録されている. |
|
|
◇ |
|
第8'期フェアポート・コンヴェンション / Fairport Convention [08'] の世界ツアーにサンディ・デニー / Sandy Denny が同行した1974年2月のロス・アンジェルス / トルバトールでのライヴが、次のLP・CDに収録されている. |
|
|
・ |
|
1974年5月8日のニュー・ヨーク / マイ・ファーザーズ・プレイスでの第9期フェアポート・コンヴェンション / Fairport Convention [09] のライヴが、次のCDに収録されている. |
|
|
・ |
|
同じ月のデンヴァーでのライヴが、次のCDに収録されている. |
|
|
・ |
|
1974年のバーミンガム大学でのライヴが、次のヴィデオに収録 |
|
|
・ |
|
1975年2月5日の第9'期フェアポート・コンヴェンション / Fairport Convention [09'] のオスロでのライヴが、次のCDに収録されている. |
|
|
◇ |
|
最後のコンサートでは1曲目で演奏され、次のカセット・CDに収録されている. |
|
|
・ |
|
コンサートから21年を経て発売されたライヴ盤 『Sandy Denny : Gold Dust Live at The Royalty (CD/1998)』 では、アイランド・レコードに保存されていたテイプにトラブルがあり、フィル・パーマー / Phil Palmer とロブ・ヘンドリー / Rob Hendry のギターの替わりにジェリー・ドナヒュー / Jerry Donahue がギターを演奏・録音している. |
|
|
◇ |
|
スー・グローヴァー / Sue Clover は 『Sue Glover: Solo (LP/1976)』 でカヴァーしているが現品を確認できていない. |
|
|
・ |
|
カリン・ケルマン / Carin Kjellman がスウェーデン語に訳して 『Carin Kjellman : Carin Kjellman (LP/1985)』 でカヴァーしているが現品を確認できていない. |
|
|
・ |
|
リュニ・トレークレム / Lynni Treekrem は "Aleine" のタイトルでノルウェイ語に訳し 『Lynni Treekrem: Tusenfryd (CD/1994)』 でカヴァーしている. |
|
|
・ |
|
フィッシュ / Fish のカヴァーは、次のCDに収録されている. |
|
|
・ |
|
第14期フェアポート・コンヴェンション / Fairport Convention [14] はキャシー・レサーフ / Cathy LeSurf をリード・ヴォーカルに迎え1997年のクロップレディ・フェスティヴァル / Cropredy Festival でカヴァーしている. |
|
|
・ |
|
イアン・マシューズ / Ian Matthews は全曲がサンディ・デニー / Sandy Denny のカヴァーCDでカヴァーしている. |
|
|
・ |
|
日本の歌手ケイコ・ウォーカー / Keiko Walker のカヴァーは、次のCDに収録されている. |
|
|
・ |
|
ベス・ニールセン・チャップマン / Beth Neilsen Chapman
がリード・ヴォーカルとピアノで参加した第16期フェアポート・コンヴェンション / Fairport Convention [16]
は2005年のクロップレディ・フェスティヴァル / Cropredy Festival で演奏して、次のCDに収録されている. |
|
|
・ |
|
ベス・ニールセン・チャップマン / Beth Neilsen Chapman はデイヴ・ペグ / Dave Pegg の60歳誕生日コンサートで演奏して、次のCDに収録されている. |
|
|
・ |
|
ツー・デュオズ / 2duos のカヴァーが、次のCDに収録されている. |
|
2) Like an old fashioned waltz [Sandy Denny] (04:09) | |||
|
|
◇ |
|
1973年8月ロンドンで録音. |
|
|
・ |
|
2フレイズ目の "And violins play from behind garden walls" という歌詞のところからヴァイオリンの伴奏が始まるというお洒落なことをしている. |
|
|
◇ |
|
このLPのヴァージョンは、次のCDに収録されている. |
|
|
◇ |
|
別テイクでストリングスがないヴァージョンがある. |
|
|
◇ |
|
1973年9月11日録音・9月25日放送のBBC (Sounds of the Seventies)は、次のCDに収録されている. |
|
|
・ |
|
1973年11月14日録音・1974年1月6日放送の Bob Harris Show はテイプが残されていなくて詳細は不明. |
|
|
◇ |
|
第8'期フェアポート・コンヴェンション / Fairport Convention [08'] の世界ツアーにサンディ・デニー / Sandy Denny が同行した1974年2月のロス・アンジェルス / トルバトールでのライヴが海賊盤 『Fairport Convention : From Past archives (CD/1992)』 だけに収録されていたが、このLPの再々発売CDにボーナス・トラックで収録されるようになった.この演奏では、フェアポート・コンヴェンション / Fairport Convention の伴奏はなく、サンディ・デニー / Sandy Denny のピアノだけの伴奏. |
|
|
・ |
|
1974年5月8日のニュー・ヨーク / マイ・ファーザーズ・プレイスでの第9期フェアポート・コンヴェンション / Fairport Convention [09] のライヴが海賊盤 『Fairport Convention : My Father's Place (CD/2000)』 だけにしか収録されていない. |
|
|
・ |
|
同じ月のデンヴァーでのライヴが海賊盤 『Fairport Convention : Sandy's Lament (CD/1999)』 だけに収録されていたが、2002年に 『Fairport Convention : Before The Moon (2CD/2002)』 に収録されている |
|
|
◇ |
|
ベルギーのルートヴィヒ・ルイス・ニーフス / Louis Neefs が "Ik kan nooit zonder jou" のタイトルでオランダ語に訳してカヴァーし、次のLP・CDに収録されている. |
|
|
・ |
|
エミルー・ハリス / Emmylou Harris のカヴァーは、次のCDに収録されている. |
|
|
・ |
|
リュニ・トレークレム / Lynni Treekrem が "Rosan e rød" のタイトルでノルウェイ語に訳してカヴァーし、次のCDに収録されている. |
|
|
・ |
|
トゥーリド・ペデルセン / Turid Pedersen が "God Gammeldags Vals" のタイトルでノルウェイ語に訳してカヴァーし、次のCDに収録されている. |
|
|
・ |
|
リザ・オケイン / Lisa O'Kane のカヴァーは、次のCDに収録されている. |
|
|
・ |
|
ヴィッキ・クレイトン / Vikki Clayton は全曲がサンディ・デニー / Sandy Denny のカヴァーCDでカヴァーしている. |
|
3) Whispering grass [Doris Fisher & Fred Fisher] (03:56) | |||
|
|
◇ |
|
1973年8月ロンドンで録音. |
|
|
・ |
|
デューク・エリントンとジ・インク・スポッツ / The Ink Spots のスタンダード. |
|
|
・ |
|
ディズ・ディズレイ / Diz Disley とイアン・アーミット / Ian Armit はジャズ畑のミュージシャン.ザ・ペンタングル / The Pentangle のダニー・トンプソン / Danny Thompson とフェアポート・コンヴェンション / Fairport Convention のデイヴ・マタックス / Dave Mattacks も出身はジャズ畑. |
|
|
◇ |
|
このLPのヴァージョンは、フェアポート・コンヴェンション / Fairport Convention の編集盤とサンディ・デニー / Sandy Denny のベスト盤に収録されている. |
|
|
・ |
|
1973年11月14日録音・12月17日放送のBBC Sound of the Seventies は、サンディ・デニー / Sandy Denny のヴォーカルとピアノにヒュー・バーンズ (Hughie Burns、電気ギター)、パット・ドナルドソン (Pat Donaldson、ベイス・ギター)、ウィリー・マレイ (Willie Murray、ドラムズ) が伴奏で、次のカセット・CDに収録されている. |
|
4) Friends [Sandy Denny] (03:31) | |||
|
|
◇ |
|
1973年5月5日〜7日の間にロス・アンジェルスのA&Mスタジオで録音、もしくは、1973年8月にロンドンで録音. |
|
|
・ |
|
録音年月・場所については、クリントン・ヘイリン / Clinton Heylin さんの資料では5月にアメリカで、ジョー・ボイド / Joe Boyd とトレヴァー・ルーカス / Trevor Lucas が編集した追悼盤 『Sandy Denny : Who Knows Where The Time Goes? (4LP/1986 → 3CD/1991 → 3CD+CD/2009)』 では8月にロンドンとなっている. |
|
|
◇ |
|
このLPのヴァージョンは、サンディ・デニー / Sandy Denny のベスト盤に収録されている. |
|
5) Carnival [Sandy Denny] (05:44) | |||
|
|
◇ |
|
1973年8月にロンドンで録音. |
|
|
・ |
|
このLPのヴァージョンは、サンディ・デニー / Sandy Denny のベスト盤に収録されている. |
|
|
◇ |
|
1968年の自宅でのデモ録音 が残されている. |
|
||||
|
B面 | |||
|
|
◇ |
|
1973年8月ロンドンで録音. |
|
|
・ |
|
このアルバムでは、唯一アップ・テンポでロックらしい曲. |
|
|
◇ |
|
このLPのヴァージョンは、サンディ・デニー / Sandy Denny のベスト盤に収録されている. |
|
|
◇ |
|
BBCは1973年11月14日録音・12月17日放送の Sound of the Seventies で、サンディ・デニー / Sandy Denny のヴォーカルとピアノにヒュー・バーンズ (Hughie Burns、電気ギター)、パット・ドナルドソン (Pat Donaldson、ベイス・ギター)、ウィリー・マレイ (Willie Murray、ドラムズ) が伴奏. |
|
2) At the end of the day [Sandy Denny] (06:28) | |||
|
|
◇ |
|
1973年5月5日から7日の間、アメリカA&Mスタジオで録音. |
|
|
・ |
|
このLPのヴァージョンはこのLPだけにしか収録されていない. |
|
|
◇ |
|
別テイクでストリングズ抜きヴァージョン があり、このLPの再々発売盤ボーナス・トラック以外に次のカセット・CDに収録されている. |
|
|
◇ |
|
スーザン・カウシル / Susan Cowsill とエリック・ジョンソン / Eric Johnson によるカヴァーは 『Various Artists : True Voices (CD/1990)』 に収録されているが、現品は確認できていない. |
|
3) Until the real thing comes along [Sammy Cahn, Saul Chaplin & L.E. Freeman] (03:40) | |||
|
|
◇ |
|
1973年8月ロンドンで録音. |
|
|
・ |
|
ビリー・ホリデイ / Billie Holiday のヒット曲だが、サンディ・デニー / Sandy Denny は小さいときに聴いたファッツ・ウォーラー / Fats Waller の演奏が気に入っていたそうだ. |
|
|
◇ |
|
このLPのヴァージョンは、次のCDに収録されている. |
|
|
・ |
|
BBCは1973年11月14日録音・12月17日放送の Sound of the Seventies で、サンディ・デニー / Sandy Denny のヴォーカルとピアノにヒュー・バーンズ (Hughie Burns、電気ギター)、パット・ドナルドソン (Pat Donaldson、ベイス・ギター)、ウィリー・マレイ (Willie Murray、ドラムズ) の伴奏にブラスが加わっている. |
|
4) No end [Sandy Denny] (06:36) | |||
|
|
◇ |
|
1973年5月5日〜7日の間に、ロス・アンジェルスのA&Mスタジオで録音. |
|
|
・ |
|
このLPのヴァージョンは、次のCDに収録されている. |
|
|
◇ |
|
ヴォーカル、ピアノ、ベイス・ギター、ドラムズだけのヴァージョンの録音も確認はされているが未発表. |
|
|
◇ |
|
1972年12月3日にウォルサムストウ・アセンブリー・ホール / Walthamstow assembly Hall でのデモ でピアノの弾き語りがあり、このLPの再々発売盤ボーナス・トラック以外に次のカセット・CDに収録されている. |
|
|
◇ |
|
ヴィッキ・クレイトン / Vikki Clayton は全曲がサンディ・デニー / Sandy Denny のカヴァーCDでカヴァーしている. |
|
|
・ |
|
オランダの歌手リンデ・ニルランド / Linde Nijland は、全曲がサンディ・デニー / Sandy Denny のカヴァーCD (正規盤) でカヴァーしている. |
|
||||
|
ボーナス・トラック | |||
|
|
◇ |
|
B面2曲目 "At the end of the day [Sandy Denny]" の 別テイクで、ストリングスがオーヴァー・ダビングされなかったヴァージョン. |
|
|
・ |
|
このLPの再々発売盤ボーナス・トラック以外に、次のカセット・CDに収録されている. |
|
11) The King and Queen of England (demo) [Sandy Denny] (03:52) | |||
|
|
◇ |
|
1974年の自宅録音デモ. |
|
|
◇ |
|
次のカセット・CDに収録されている. |
|
12) Like an old fashioned waltz (live) [Sandy Denny] (03:55) | |||
|
|
◇ |
|
第8'期フェアポート・コンヴェンション / Fairport Convention [08'] の世界ツアーにサンディ・デニー / Sandy Denny が同行した1974年2月のロス・アンジェルス / トルバトールでのライヴ. |
|
|
・ |
|
フェアポート・コンヴェンション / Fairport Convention の伴奏はなく、サンディ・デニー / Sandy Denny のピアノだけの伴奏. |
|
|
◇ |
|
海賊盤 『Fairport Convention : From Past archives (CD/1992)』 だけに収録されていたが、このLPの再々発売CDにボーナス・トラックで収録されるようになった. |
|
13) No end (solo / alternate take) [Sandy Denny] (07:35) | |||
|
|
◇ |
|
B面4曲目 "No end [Sandy Denny]" の1972年12月3日にウォルサムストウ・アセンブリー・ホール / Walthamstow assembly Hall でのピアノの弾き語り. |
|
|
・ |
|
このLPの再々発売盤ボーナス・トラックのほかには、次のカセット・CDに収録されている. |
| ||||
ホームに戻る / Back to Home / Zpět na úvod 2010年1月19日訂正(A面とB面の曲目) |